2018-01-08

日本、南北会談を牽制 8日に日韓高官協議「譲歩認めない」 米とは圧力路線再確認 - 産経ニュース

日本、南北会談を牽制 8日に日韓高官協議「譲歩認めない」 米とは圧力路線再確認 - 産経ニュース


日本、南北会談を牽制 8日に日韓高官協議「譲歩認めない」 米とは圧力路線再確認

菅義偉官房長官

 日本政府は南北高官級会談の開催が決まったことについて、韓国が北朝鮮に一方的に譲歩しないよう働きかける構えだ。5日には日米高官協議でこうした方針を確認した一方、南北会談前日の8日にはソウルで日韓高官協議を行い、人道支援など対北朝鮮制裁の足並みを乱すような動きに反対する立場を改めて伝える。

 菅義偉官房長官は5日の記者会見で、南北会談や平昌五輪期間中の米韓軍事演習見送りについて「日米韓で政策のすりあわせを行っている。圧力を最大限高めていく方針に変わりない」と述べ、平静に受け止める姿勢を示した。

 ただ、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は5日、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表と電話で会談し、対北圧力緩和につながるような譲歩は認められないとの立場を確認した。

 金杉氏は8日にソウルで韓国外務省の金容吉(キム・ヨンギル)東北アジア局長らに同様の考えを伝える。金杉氏のソウル訪問は昨年末から調整が進められていた。「北朝鮮が年明けに対話攻勢に出て、文在寅(ムン・ジェイン)政権が応じることは想定できた」(政府高官)ためで、その場合は韓国にクギを刺す必要があると判断していた。

 外務省幹部は5日、北朝鮮が平昌五輪参加の見返りに制裁緩和や人道支援を求める可能性があるとの見通しを示した上で「五輪参加や離散家族問題などの南北問題に口を挟む権利はないが、カネにからむ協力は認められない」と強調した。

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