2019-09-07

慰安婦報道「捏造」の真実




――検証・植村裁判単行本(ソフトカバー) – 2018/12/5
植村裁判取材チーム (著)

5つ星のうち3.8 6件のカスタマーレビュー

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内容紹介

誰が、何を、「捏造」したのか
法廷で明かされた“保守派論客"の杜撰な言論
櫻井よしこ・西岡力が事実を歪曲し、世論をミスリードした慰安婦問題

◆目次◆
1 問われる「慰安婦報道」とジャーナリズム
2 個人攻撃の標的にされた「小さなスクープ」
3 櫻井よしこが世界に広げた「虚構」は崩れた
4 西岡力は自身の証拠改変と「捏造」を認めた
5 櫻井と西岡の主張を突き崩した尋問場面 

6 「真実」は不問にされ、「事実」は置き去りにされた
7 植村裁判札幌訴訟判決 判決要旨(2018年11月9日)
「事実」をめぐる論戦はまだ続く

出版社からのコメント

「捏造」を言い立て、目に余る個人攻撃に走った当人たちが「捏造」を行っていた……
大論争を巻き起こした慰安婦報道問題をめぐる名誉毀損訴訟、迫真の法廷ドキュメント!
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登録情報

単行本(ソフトカバー): 120ページ
出版社: 花伝社 (2018/12/5)
言語: 日本語
ISBN-10: 4763408739
ISBN-13: 978-4763408730
発売日: 2018/12/5


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6件のカスタマーレビュー

5つ星のうち3.8
5つ星のうち3.8
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6件中1 - 6件目のレビューを表示
トップレビュー

風の邑人

5つ星のうち5.0デタラメとウソとデマを可視化した貴重な記録2018年12月10日
Amazonで購入
 右派論客の巨頭、櫻井よしこ氏と西岡力氏を徹底的に批判している。両氏をここまで堂々と論破している本は初めてではないか。両氏が植村氏の記事について書いたことや言ったことにはデタラメやウソがたくさんある、ということがこと細かに書かれている。それらは初めて知ったことが多く、驚いた。副題に「検証植村裁判」とあるので、植村隆氏が敗訴した札幌地裁判決の批判を期待して買い求めた本ではあるが、予期せぬ収穫があった、というのが正直な気持ちだ。
 櫻井氏のデタラメのきわめつけは、元慰安婦の金学順さんの訴状に書かれていないことをもっともらしく強調して、金さんは人身売買で売られた売春婦なのだから植村氏の記事は捏造だ、と決めつける仕掛けとしたこと。西岡氏の最大のウソは、韓国紙の記事の引用の中に自分で創作した文章を忍び込ませて、同じように人身売買説を巧みに喧伝したこと。その結果、植村氏を貶められ、人格と人生を傷つけられた。ふたりの手口は同じだ。となると、これは論評に値しないデタラメとかウソではなく、政治的な意図をもったデマにほかならない、とさえ思えてきた。
 本書の半分近くを費やして収録されている尋問記録は、ふたりのデタラメやウソが敏腕弁護士によって崩されていく展開がスリリングでおもしろい。意外性をもった法廷ドラマを思わせる。その内容も含め、本書の1章から6章まですべてが、市民には難解で縁遠い裁判を可視化してくれた、という意味でも価値があると思った。


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大薗良子

5つ星のうち5.0朝日新聞廃刊しろ!2019年1月30日
Amazonで購入
朝日新聞の嘘から始まった慰安婦、日本を貶める朝日新聞を廃刊にしたい。吉田証言は信憑性0なのに、堂々と大手新聞が歴史を捏造した。日本人は忘れない。吉田清治という方の出自も明確でない。もう亡くなられてるから、何も言えない
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2019年6月5日
Amazonで購入
植村裁判の様子がとても分かりやすい。慰安婦報道を捏造だとした桜井よしこさんや西岡力さんらの取材の杜撰さや、基本的な事実認識の誤りの多さなどが、弁護士による尋問で明らかになる過程が詳しく書かれていた。
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2018年12月6日
判決要旨によると、櫻井の主張は植村の社会的評価を低下させるとし、名誉棄損の事実自体は認めている。しかし、櫻井が植村の記事を事実ではないと信じるに足る相当の理由があり、かつ櫻井の主張が公益を図る目的であった場合は、違法性が阻却されるとして、植村側の請求を棄却した。
注意しなければならないのは、植村が捏造記者だと認定された訳ではないという事だ。むしろ、櫻井が主張する、金学順が親に売り飛ばされて慰安婦になったとする事実は、真実と認めるのが困難である、と退けている程である。また、本書の約半分のページを費やして、櫻井、西岡の本人尋問を取り上げているが、その中で彼女らは自らが行った捏造を認めているのである。どちらが間違っているかは一目瞭然である。
それにしても、公益性があればデマを流すのも認められるというのでは、言論が成り立たなくなるではないか。デマを流し、広めるのは簡単だが、それに逐一反論するのは非常に煩雑であり、デマを流す側がどう考えても有利だからである。慰安婦問題でなかったとしても、こういった判決が出るのは理解に苦しむ。原告植村には是非とも最後まで戦い抜いてほしいものだ。
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2019年6月23日
櫻井氏の言論が「杜撰」であったのなら、なぜ櫻井氏が「勝訴」出来たの?
判決文読んだけど、櫻井氏の完全勝利で、植村氏の主張は全部否定されてますよ。

追記
同じ内容の告訴を西岡力氏にもしていたが、判決が出て植村氏が敗訴した。
二つの裁判が行われて当然裁判官も異なる(札幌地裁と東京地裁ですからね)。そして争う内容は同じ。
それで二人の裁判官がほぼ同じ判決を出した意味は非常に大きい。跳ねっ返りの裁判官が出した判決ではないと言えますからね。
植村氏は、既に、申し開きの出来ない状況にあると言えましょう。

櫻井氏が主張するように、「言論に対しては言論を持って対抗すべき」を植村氏が行っていれば、ここまで追い詰められなかったと思うが、裁判に打って出た植村氏は大きく深い墓穴を自ら掘ったと言える。
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2019年4月29日
もともと慰安婦強制連行の元になったのは戦時中の朝鮮半島の一部で流れていた
女子挺身隊(勤労挺身隊)にするという軍の命令で連れて行かれた女性が慰安婦にされている というデマで、1973年に千田夏光という作家がそのことを「従軍慰安婦」という著書で 日本でも紹介しています。

1980年代に入ってから、この話を利用して売名を目論んだ吉田清治という人物が慰安婦狩り証言をはじめたのですが、元慰安婦の証言や証拠といったものが全く無かったので 話自体は有名でしたが、信憑性には疑問が持たれているような状況でした。

そんな中で植村隆氏が1991年にはじめて元慰安婦の証言を得ることに成功したのですが その時に彼女のことを、女子挺身隊の名で戦場に連行されて売春行為を強いられたと説明したために これがきっかけで軍令による慰安婦強制連行や吉田清治氏の証言は被害者の実在する事実であるという話に なってしまい、慰安婦強制連行デマを広げるきっかけになったわけです。

私は当時高校生でしたが、政治問題に興味があったので吉田清治氏の証言は知っていたもののやはり詐話師ではないかと疑っていたのですが、朝日新聞に書かれた植村氏の記事を読んで吉田氏の慰安婦狩り証言は本当だったのかと驚いたのを今でも覚えています。

しかしその後、この元慰安婦は植村氏の義母が役員を務める団体が日本政府に戦後補償を求めて 起こした裁判の原告として加わるのですが、そのときの訴状や他の場所での証言を見ても どこにも女子挺身隊の名で戦場に連行されたなど軍人による強制連行を思わせるものはなく 当初は一貫して(キーセンの元締めである)養父に「そこへ行けば金儲けができる」と説得されて 慰安所のある集落に連れて行かれたと述べていたことから、植村氏の記事は捏造であったと
非難をされるようになったわけです。

千田夏光氏の著書や吉田清治氏の証言のおかげで、戦時下の朝鮮半島では女子挺身隊にするという軍令で 強制連行された女性が慰安婦にされていたという話が真偽不明ながらもある程度知れ渡っている状況の中で 大手新聞社が元慰安婦に取材することに成功したが、彼女は女子挺身隊の名で戦場に連行されたと 証言しているなどと記事にすればどういうことになるのかなど誰でも想像がつくと思いますし 実際に私をはじめ大勢の人間が植村氏の記事が原因で慰安婦強制連行を
事実だと思い込んでしまったのですが、植村氏はなぜ養父に説得されて慰安所に連れて行かれたとい 証言をそのまま記事にせず、女子挺身隊の名で戦場に連行されたという話に書き変えたのか その理由を知りたかったのですが、植村氏はそれについて納得できる説明が全くできていません。

植村氏の記事以前に日本のマスコミで女子挺身隊という言葉が出てきたのは千田夏光氏の著書を元に 女子挺身隊(勤労挺身隊)にするという命令で連れて行かれた女性が慰安婦にされていたという話があると 紹介された記事くらいで、慰安婦=女子挺身隊の意味で使われていたなどという事実はありませんし また、韓国では慰安婦のことを女子挺身隊と呼んでいるので女子挺身隊という言葉を使ったという反論にしても 植村氏の記事は日本の新聞に日本語で書かれたものであるにも関わらず、唐突に女子挺身隊という 韓国の言葉を混ぜるのはおかしいですし、タイトルや他の部分では慰安婦という言葉をそのまま使っているのに
連行されたという部分でだけ慰安婦を女子挺身隊という言葉に変えたのも不自然です。
これでは千田夏光氏の著書や吉田清治氏の証言に摺り寄せる目的で女子挺身隊の名で戦場に連行されたと 書いたにも関わらず、非難を受けたので後付けの言い訳をしていると指摘されても仕方ないのではないでしょうか。

一方で植村氏と弁護士側は捏造記事を書いたのはむしろ櫻井氏の側だと主張していますが 櫻井氏が訴状に書かれていると勘違いをした元慰安婦が継父からキーセンの元締めである養父に40円で 売られたという話は本人が何度も述べていることで、私も当時図書館で読んだ慰安婦の証言集に書かれていたのを 覚えていますし、訴状にある親にキーセンの学校に行かされたという記述とも矛盾しませんので この話自体はソース元を勘違いしただけで捏造には当たらないと思います。
また、訴状の記述ではその養父が「そこへ行けば金儲けができる」と説得してわざわざ遠方の中国にある 慰安所のある集落に彼女を連れて行き、養父とはそこで別れたということになっていますし 彼女自身は慰安婦にされるということを知らなかったようですので この状況では身売り以外の解釈のしようはないので、櫻井氏が元慰安婦が身売りされたという話を 捏造したというのは無理があると思います。

櫻井氏は前述の40円で売られたという話を週刊宝石から引用したそうですが、植村氏側は同誌には 元慰安婦が食堂で軍人に拉致されたという証言がのっているにも関わらず櫻井氏が無視したと糾弾していますが この話は慰安婦強制連行デマが広がってから元慰安婦が突然言い出したことで、養父に連れて行かれたという
訴状にも書かれている当初の証言とも大きく食い違っていますので、慰安婦問題の研究家の間でも信憑性が 無いという見方をされています。元慰安婦の証言について様々な検証が行われた後で 信憑性がないとされている証言を取り上げないのはジャーナリストとして当たり前の対応ですし これを非難するのはおかしいのではないでしょうか。

いずれにせよ植村氏の記事が捏造であると非難されているのは養父に説得されて連れて行かれたという証言を 女子挺身隊の名で戦場に連行されたと書き変えたことが原因ですし、櫻井氏が元慰安婦が40円で身売りされたと いう話を訴状に書かれていたと勘違いしたことは植村氏に対する評価には何の影響もないことです。これが原因で脅迫を受けるようになったという植村氏の主張は被害妄想が強すぎるように感じます。

また植村氏は自分だけが捏造記者だと非難されることに納得ができていないようですが 読売新聞が千田夏光氏の著書をもとに女子挺身隊の名で連行された女性が慰安婦にされていたという話があると 記事にしたことや、産経新聞が植村氏の記事を元に元慰安婦を強制連行被害者だと紹介したこと、あるいは多くのマスコミが吉田清治氏の証言を事実として報じたこと、強制連行デマが広がって以降
自分も強制連行の被害者であると嘘の証言をする人間が出てきたのですが、それをそのまま報道したことなどは ソースのある話をそのまま報じたところ、ソース元が間違っていたというだけの話なので あくまでも誤報でしかありませんし、慰安婦問題の研究が進んでいない時代であれば検証も難しく こういった誤報をそのまま報じてしまったマスコミがあったのも仕方の無かった部分もあると思います。
ところが植村氏は実際に取材をして元慰安婦の証言を得ているにも関わらず、養父に説得されて連れて行かれたという 証言を女子挺身隊の名で戦場に連行されたと書き変え、ソース元と違う内容を報じたことから 捏造であると非難をされているわけです。

少なくとも慰安婦問題を報じたマスコミの中でこういった行為を行った人間は植村氏一人しかおりませんし それが極めて重大な結果をもたらしたのですから、植村氏だけが責められるのも当然の結果だと思います。
朝日新聞憎しで叩かれているわけでも、自分がスケープゴートに使われたわけでもなく、あくまでも自身の行為が 原因で槍玉に挙げられているということをしっかり理解するべきです。

もしも自分は捏造記者ではないと言い張るのであれば、千田夏光氏の著書や吉田清治氏の証言のおかげで 女子挺身隊にするという軍令で強制連行された女性が慰安婦にされていたという話がある中で、元慰安婦の 養父に説得されて連れて行かれたという証言を女子挺身隊の名で戦場に連行されたと書き変えた理由は何なのか、自身の記事がきっかけで慰安婦強制連行デマが広がったにも関わらず、訂正記事を出さずに放置したのは なぜなのかについてきちんと納得の行く説明をするべきですし、それができないのであれば裁判に勝つことも 自分へのバッシングがやむこともないのではないかと思います。
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