2020-11-02

川田文子 - Wikipedia 赤瓦の家―朝鮮から来た従軍慰安婦

川田文子 - Wikipedia

川田文子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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川田 文子(かわた ふみこ、1943年 - )は、日本ノンフィクション作家日本の戦争責任資料センター共同代表。戦争と女性の人権博物館呼びかけ人[1]

茨城県生まれ。早稲田大学文学部卒業。国際情報社勤務後、ノンフィクション作家となる。

日本の慰安婦問題をライフワークとし[2]日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団の支援組織である希望のたね基金[3]で顧問を務める[4]

2014年には第69周年光復節記念式典が民団大阪本部にて開催され講師として招かれ『河野談話と日本軍の「慰安婦」制度』を主題で講演が行った[5] 。

著書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「戦争と女性の人権博物館」日本建設委員会/WHR日本建設委呼びかけ人[1]
  2. ^ 女性に対する暴力撤廃国際デー記念シンポジウム in 京都 「労働・貧困・性暴力の鎖をきろう!」2011年11月27日(日)"発言者プロフィール" [2]
  3. ^ キボタネとは”. 希望のたね基金. 2020年9月2日閲覧。
  4. ^ 理事”. 希望のたね. 2020年9月2日閲覧。
  5. ^ http://www.mindan-osaka.org/kccbbs/news_viewbody.php?page=5&number=287&keyfield=&key=

赤瓦の家―朝鮮から来た従軍慰安婦 (日本語) 単行本 – 1987/2/1
川田 文子  (著)
5つ星のうち4.7    5個の評価


内容(「BOOK」データベースより)
沖縄のサトウキビ畑の片隅に、人目をさけてひっそりと暮らす朝鮮人女性―彼女を取材する中で、祖国を捨て、性をひさいで生きざるを得なかった、朝鮮人女性の悲劇と日本国家の無責任が明らかにされてゆく。長篇ノンフィクション。
登録情報
発売日 : 1987/2/1
単行本 : 266ページ
ISBN-13 : 978-4480812353
出版社 : 筑摩書房 (1987/2/1)

カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
田舎の隠居
5つ星のうち5.0 「慰安婦」と言う人間
2015年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「慰安婦」は、政治問題ではない。人間の問題だ。なぜなら、「慰安婦」とは魂を持った人間に他ならない。政治問題、社会問題として語られることが多い「慰安婦」について、日本語の第一次資料はまれだ。これは、一人の「慰安婦」が、日本の社会の中で歩まされた痛切な足跡の類まれな記録だ。
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秋風亭遊穂
5つ星のうち5.0 PTSDに苦しむ慰安婦制度被害者
2014年8月8日に日本でレビュー済み
朝鮮の工業化の進展に伴う、時代の変化のツケが農村に絶対的貧困という形でまわってきた。日本の植民地支配が増幅した結果である。
日本軍慰安婦制度は、こうした社会的背景をつくりだしながら、詐欺、甘言をもって「慰安婦」を集めていった。
戦後、彼女たちの不遇は続く。他の証言でもPTSDの症状が垣間見られるが、
"狂気のようなポンギさんの放浪は、死線すれすれの渡嘉敷島での体験と、異境へ来なければならなかった三十数年の、自らの境涯への、それこそ身も砕けんばかりの、激しい拒否反応ではなかったか。"と著者は論ずる。

"一日に何人もの兵隊を相手にしなければならなかった赤瓦の家よりも、民間の飲み屋にたまさかに訪れる客を相手にすることの方が辛かった"というポンギさんの言葉を見るとき、個人の力では振り払えない貧困の影、日本の植民地支配が残した負の遺産の大きさを感じるのである。
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忘れな草
5つ星のうち5.0 歴史の一部だと思う
2016年2月20日に日本でレビュー済み
とにかく感想が言葉にならないです。
朝鮮から連れられてきた女性たちは慰安婦に、男性たちは軍隊の雑用係(肉体労働)に・・・慰安婦が日本の軍隊に殺されることはないけど、男性労働者は何かあればすぐに処刑された。悲しい話ばかり登場する。

日本国内である沖縄にこういう慰安所が設置されていたこともショックですが、沖縄自体が悲しい歴史を背負っている土地なので、途中から、従軍慰安婦というテーマを越えて、どんどん辛くなってきます。
出稼ぎだと思ってやってきた女性たちが(中には少女たちも多かった)「性」を売るしかなかったのは事実ですが、「人間扱い」されていたことには少しほっとしました。特定の日本の将校との恋情もあったり、切なくて、悲しくて、読後の気持ちの持っていきようがありません。

でも、これもやっぱり歴史の一部。繰り返さないために、知らなくてはいけないと思う。
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skinheadmama
5つ星のうち4.0 目を背けてはならない、必要な記録
2014年6月8日に日本でレビュー済み
精神科医の宮地尚子さんの著書で紹介されており、興味をもって手に取った。
読んで明るい気持ちになる内容ではないが、どんな苛酷な状況下であれ、とにもかくにも生き抜いてきた女性たちの証言に「まだまだ頑張れる」という気持ちにさせられる。

従軍慰安婦の強制連行は事実かどうかを疑っている、極右的で挑発的なコメントをしている方。結構な数の賛同者を得ているようだが、大変不快で目障りである。
従軍慰安婦問題に関心があるから、本書にも興味を持つのだろうが、この人の否定的な意見に同意する程度の、下卑た野次馬根性しかもたない人間が多いのかと心底呆れてしまった。
細かい経緯は歴史の闇の中でうやむやになった部分も多いだろう。しかし、取材対象となった生き証人たちが存在する以上、何らかの形で非道は行われた、という見方に自分は立ちたい。

重いテーマを追う筆者の勇気と根気には敬服するが、欲をいえばもう少し元気の出る書き方をして欲しいので、星マイナス一つとする。
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菜の花ロード
5つ星のうち5.0 日本は誠実な態度で謝罪を貫くべき
2014年4月24日に日本でレビュー済み
日本人である前に1人の人間として、被害者に寄り添う思いで読ませていただきました。平凡な庶民が、悪魔のごとき行動をなす、残虐で悲惨な戦争を2度と起こしてはならないと痛感します。日本は、また、日本人はアジアの被害を与えた各国に、誠実なる謝罪を、何十年何百年かかろうと貫くしかないと思います。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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田舎の隠居
5つ星のうち5.0 「慰安婦」と言う人間
2015年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「慰安婦」は、政治問題ではない。人間の問題だ。なぜなら、「慰安婦」とは魂を持った人間に他ならない。政治問題、社会問題として語られることが多い「慰安婦」について、日本語の第一次資料はまれだ。これは、一人の「慰安婦」が、日本の社会の中で歩まされた痛切な足跡の類まれな記録だ。
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秋風亭遊穂
5つ星のうち5.0 PTSDに苦しむ慰安婦制度被害者
2014年8月8日に日本でレビュー済み
朝鮮の工業化の進展に伴う、時代の変化のツケが農村に絶対的貧困という形でまわってきた。日本の植民地支配が増幅した結果である。
日本軍慰安婦制度は、こうした社会的背景をつくりだしながら、詐欺、甘言をもって「慰安婦」を集めていった。
戦後、彼女たちの不遇は続く。他の証言でもPTSDの症状が垣間見られるが、
"狂気のようなポンギさんの放浪は、死線すれすれの渡嘉敷島での体験と、異境へ来なければならなかった三十数年の、自らの境涯への、それこそ身も砕けんばかりの、激しい拒否反応ではなかったか。"と著者は論ずる。

"一日に何人もの兵隊を相手にしなければならなかった赤瓦の家よりも、民間の飲み屋にたまさかに訪れる客を相手にすることの方が辛かった"というポンギさんの言葉を見るとき、個人の力では振り払えない貧困の影、日本の植民地支配が残した負の遺産の大きさを感じるのである。
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忘れな草
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とにかく感想が言葉にならないです。
朝鮮から連れられてきた女性たちは慰安婦に、男性たちは軍隊の雑用係(肉体労働)に・・・慰安婦が日本の軍隊に殺されることはないけど、男性労働者は何かあればすぐに処刑された。悲しい話ばかり登場する。

日本国内である沖縄にこういう慰安所が設置されていたこともショックですが、沖縄自体が悲しい歴史を背負っている土地なので、途中から、従軍慰安婦というテーマを越えて、どんどん辛くなってきます。
出稼ぎだと思ってやってきた女性たちが(中には少女たちも多かった)「性」を売るしかなかったのは事実ですが、「人間扱い」されていたことには少しほっとしました。特定の日本の将校との恋情もあったり、切なくて、悲しくて、読後の気持ちの持っていきようがありません。

でも、これもやっぱり歴史の一部。繰り返さないために、知らなくてはいけないと思う。
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skinheadmama
5つ星のうち4.0 目を背けてはならない、必要な記録
2014年6月8日に日本でレビュー済み
精神科医の宮地尚子さんの著書で紹介されており、興味をもって手に取った。
読んで明るい気持ちになる内容ではないが、どんな苛酷な状況下であれ、とにもかくにも生き抜いてきた女性たちの証言に「まだまだ頑張れる」という気持ちにさせられる。

従軍慰安婦の強制連行は事実かどうかを疑っている、極右的で挑発的なコメントをしている方。結構な数の賛同者を得ているようだが、大変不快で目障りである。
従軍慰安婦問題に関心があるから、本書にも興味を持つのだろうが、この人の否定的な意見に同意する程度の、下卑た野次馬根性しかもたない人間が多いのかと心底呆れてしまった。
細かい経緯は歴史の闇の中でうやむやになった部分も多いだろう。しかし、取材対象となった生き証人たちが存在する以上、何らかの形で非道は行われた、という見方に自分は立ちたい。

重いテーマを追う筆者の勇気と根気には敬服するが、欲をいえばもう少し元気の出る書き方をして欲しいので、星マイナス一つとする。
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5つ星のうち5.0 日本は誠実な態度で謝罪を貫くべき
2014年4月24日に日本でレビュー済み
日本人である前に1人の人間として、被害者に寄り添う思いで読ませていただきました。平凡な庶民が、悪魔のごとき行動をなす、残虐で悲惨な戦争を2度と起こしてはならないと痛感します。日本は、また、日本人はアジアの被害を与えた各国に、誠実なる謝罪を、何十年何百年かかろうと貫くしかないと思います。
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