2024-08-16

韓国現代史の深層 「反日種族主義」という 虚構を衝く | 金 東椿, 李 泳采, 佐相 洋子 |本 | 通販 | Amazon

韓国現代史の深層 「反日種族主義」という 虚構を衝く | 金 東椿, 李 泳采, 佐相 洋子 |本 | 通販 | Amazon  

김동춘







韓国現代史の深層 「反日種族主義」という 虚構を衝く 単行本 – 2020/4/16
金 東椿 (著), 李 泳采 (監修), 佐相 洋子 (翻訳)
3.4 5つ星のうち3.4 12個の評価

気鋭の韓国の社会学者による、日本における『反日種族主義』批判の書

解説・李泳采(恵泉女学園大学大学院教授)
韓国現代史の連続性と断絶性、その原因と背景を緻密に分析して明らかにした本が今までにあっただろうか

日本でもベストセラー(?)となっている『反日種族主義』の問題点を根本的なところから批判的に検討する本『韓国現代史の深層―「反日種族主義」という 虚構を衝く』(金東椿著、梨の木舎出版)が翻訳出版されました。

著者の金東椿先生は、盧武鉉政権当時、真実和解委員会の常任理事として、韓国過去事清算をリードしてきた知識人です。文在寅政権に入って、なぜ改革が限界に直面していたのか、今日(4月15日)の韓国総選挙で市民社会は何を目指しているのか、「反日種族主義」の根本的な問題点はどこにあるのだろうか、韓国現代史の深層を根本から取り直している貴重な著作です。
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著者について
著者 金東椿(キム・ドンチュン)
1959年、慶尚北道生まれ。社会学者。ソウル大学大学院で社会学博士学位を取得。『経済と社会』編集委員長、参与連帯政策委員長、真実和解のための過去事整理委員会常任委員などを歴任。現在聖公会大学社会学部教授。
日本で読める著作としては、『近代の影―現代韓国社会論―』(青木書店)、『朝鮮戦争の社会史』(平凡社)がある。

翻訳 佐相洋子(さそう・ようこ)
東京都出身。慶応義塾大学文学部史学科卒業。恵泉女学園大学大学院平和学研究科修士課程修了。
翻訳に『韓国・独裁のための時代』(彩流社)がある。

解説・監訳 李泳采(イ・ヨンチェ)
1971年韓国生まれ。恵泉女学園大学大学院教授。
著書に、『なるほど!これが韓国か』(朝日新聞社)、『韓流が伝える現代韓国』(梨の木舎)、『犠牲の死を問う』(梨の木舎)、『東アジアのフィールドを歩く―女子大学生がみた日中韓の素顔』(梨の木舎)『今、朝鮮半島は何を問いかけるのか』(彩流社)など。


登録情報
出版社 ‏ : ‎ 梨の木舎 (2020/4/16)
発売日 ‏ : ‎ 2020/4/16
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 350ページ
紹介
気鋭の韓国の社会学者による、日本における『反日種族主義』批判の書

解説・李泳采(恵泉女学園大学大学院教授)
韓国現代史の連続性と断絶性、その原因と背景を緻密に分析して明らかにした本が今までにあっただろうか?

日本でもベストセラー(?)となっている『反日種族主義』の問題点を根本的なところから批判的に検討する本『韓国現代史の深層―「反日種族主義」という 虚構を衝く』(金東椿著、梨の木舎出版)が翻訳出版されました。

著者の金東椿先生は、盧武鉉政権当時、真実和解委員会の常任理事として、韓国過去事清算をリードしてきた知識人です。文在寅政権に入って、なぜ改革が限界に直面していたのか、今日(4月15日)の韓国総選挙で市民社会は何を目指しているのか、「反日種族主義」の根本的な問題点はどこにあるのだろうか、韓国現代史の深層を根本から取り直している貴重な著作です。
목차
추천의 글 | 신영복.따루 살미넨
들어가며

1부. 백성은 나라를 잃고, 나라는 주인을 잃고: 식민지와 분단

독립과 개화의 딜레마
tag 안중근 / 윤치호 / 러일전쟁
조선 근대화와 해방의 두 갈래 길
tag 공산주의 / 기독교
다시 8.15의 성격을 묻다
tag 광복절 / 건국절 / 분단 / 신탁통치
대한민국 보수의 기원
tag 미군정 / 한민당 / 친일경찰
왜 국가보안법은 헌법 위에 군림해왔나?
tag 정부수립 / 좌익숙청 / 국보법

2부. ‘자유세계’의 최전선: 국가 종교가 된 반공.친미

6.25한국전쟁이 남긴 것들
tag 제한전쟁 / 폭격 / 반공국가
월남자들이 만든 대한민국?
tag 신천학살 / 반공주의 / 선교기적
반공이 국시가 된 이유
tag 자유당 / 부정선거 / 김창룡
한미 관계는 외교 관계?
tag 혈맹 / 주한미군 / 전작권
왜 일본은 사과하지 않을까?
tag 과거사 / 청구권 / 한일협정

3부. 싸우면서 일하고, 일하면서 싸워라: 근대화의 그늘

부활하는 식민통치 박정희의 유신과 그 이후
tag 만주인맥 / 유신헌법 / 공안통치
교육 천국과 교육 지옥
tag 가족 / 학력간판 / 교육폭발
왜 대한민국은 ‘재벌공화국’이 되었나?
tag 대북경쟁 / 재벌형성 / 노동탄압
위대한 민주화운동, 왜 절반만 성공했는가?
tag 민주화운동 / 세계화 / 신자유주의

마치며

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目次
1章 民衆は国を失い、国は主人を失って———植民地と分断…………… 17
2章 「自由世界」の最前線———国家宗教になった反共・親米…………… 109
3章 闘いながら働いて、働きながら闘え——近代化の影…………… 209
◉日本語版への補論――日本における『反日種族主義』旋風を批判する。
1.かれらは公に「親日派」を宣言した…
2.種族主義とは何か
3.「植民地征服」は「恩寵」である、について
4.重要な事実の隠蔽
5.朝鮮戦争の火種
◉解説 李泳采…………… 335
「反日種族主義」の虚構を越えて――
過去への懺悔と新時代への決意があるというなら、誰もが読まねばならない
  李泳采(恵泉女学園大学教授)
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感想・レビュー3
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ネタバレ
ミネチュ
ミネチュ
大韓民国の1945~2015を著者 金東椿の視点でまとめた本+反日種族主義への批判という構成になっています。 この本の主張(大韓民国の1945~2015の部分)を私が一言でまとめるとするなら、「日帝(大日本帝国、あるいは日本帝国主義)は1945年に日本では消滅したが、大韓民国として生き残っていた」です。少なくとも民主化以前の大韓民国とは日帝そのもの!大韓民国建国から朴槿恵時代までの現代史を知るにはとても良い本です。しかし補論の「日本における『反日種族主義』旋風を批判する」は読んでも全く頷けない主張でした。
ナイス★2
コメント(0)
2020/11/23
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Kazuhiro Okamoto
Kazuhiro Okamoto
「深層」というタイトルどおり、深い内容だった。韓国の保守派以外の人たちの考え方を代弁していると思う。「反日種族主義」を読んだときは、韓国という国の民主主義を「反日種族」たちから守るための闘いの本という位置づけだと思ったが、こちらの本を読むと「反日種族」とは、保守派たちから進歩派に対するレッテル貼りで、そんなものは存在しないという。寧ろ、保守派は米国や日本などと協力して南北統一を阻む勢力という主張。日本は日露戦争後に韓国を併合し、それが元で今も南北が分断されたままということで、日米とは離れていく印象。
ナイス★18
コメント(0)
2020/11/01
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まさやん510
まさやん510
韓国現代史を丹念に振り返り、現在の韓国における様々な問題(財閥の問題や政権の腐敗等)の原因が、韓国の成立過程や近代化の過程において、植民地の過去が清算されないまま、米国主導のサンフランシスコ体制、日帝末期植民地ファシズムに協力した勢力がそのまま維持されていることにあることを鋭く指摘している。 日本語版への補論「日本における『反日種族主義』旋風を批判する」も、問題点を端的に指摘し、「『反日種族主義』は虚構だ」とハッキリ言い切っていて良い。
ナイス★1
コメント(0)
2020/08/04

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トップレビュー

上位レビュー、対象国: 日本


カッパ

5つ星のうち5.0 反日種族主義の本質が分かる2020年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
反日種族主義とはどういうものか、その本質が歴史的、経済的、思想的に理解できる本である。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

Ken

5つ星のうち1.0 学者が書いた本とは思えないほど、個人の主観のみで書かれています。2020年10月7日に日本でレビュー済み

「たられば」の繰り返しです。「日本がこうしていなければ、韓国はこうはならなかった。日本のせいだ。」という内容が、ひたすら書かれています。挙句の果てには「朝鮮南北戦争が起こったのは日本のせいだ。」とのこと。あきれ果てました。

56人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

常に眠い人

5つ星のうち5.0 安倍以降の自民党政治は韓国戦後政治と双子2021年11月7日に日本でレビュー済み

第二次安倍政権以降に特に顕著な、韓国右派と不思議なほどに似通った自民党政治の世界観を理解するために、非常に良い本です。

この本は、韓国右派の政治観の形成やその独裁、民主派弾圧、民主化の歴史をなぞるものです。

認識している人はまだ少ないと思いますが、近年の自民党政治は、韓国右派の影響がこれまでになく強まっています。

強すぎる反共ワードで野党を攻撃したり、知識人をすぐに共産圏スパイと認定したり、一部メディアを異様に敵視したり、自民党の言い分はおどろおどろしく、日本で日常生活を送る中では出てこない発想が多く、私はまずそこにビックリして関心を持ち始めました。調べていくうちに、李承晩、朴正煕、全斗煥が独裁者として強権をふるっていた時代の韓国右派と、そっくりそのままということに気づきました。

そのうち、自民党の右派的要素は、韓国右派系の団体関与のもとに形成されているのではないかと仮説を持つようになりました。

よく見てみると、国家公安委員長が統一教会シンパ議員の指定席であったり、安倍晋三元首相が統一教会系UPFの集会にメッセージを送ったり、櫻井よしこ氏が韓国国家情報院と通じてることが韓国MBCのスクープになったり、自民党シンパが統一教会系世界日報の紙面に常日頃登場したり引用していたり、実際に韓国右派系団体の繋がりがたくさん確認できます。夫婦別姓反対、中国敵視、ウイグル問題の優先順位の高さなど、最近の自民党の言い分の、出所やキャンペーンの担い手を辿ると、これら韓国保守系と親しい人脈に帰着していることも、仮説への確信を強めました。

この本は、韓国右派のおどろおどろしい価値観が、朝鮮戦争に由来し、冷戦時代に固まったものであると解説してくれます。

それにしても、彼ら韓国右派は、なぜこれほどまで日本の自民党や世論に関わろうとするのでしょうか。

もちろんわかりませんが、大統領文在寅含む民衆派に逆らい、反共に路線を戻そうと目論む権力闘争の一環なのだろうと想像できます。国内の政治闘争のついでに、日本の右派にアクセスしていたところ、韓国より何十倍も大きな成功を収めたという感じだと思います。

韓国民衆は反共独裁に抵抗し続けた結果、金大中や盧武鉉、文在寅といった民衆派リーダーを自ら選んできました。一方、日本はずっと反共という国是を崩さず、今では終戦直後の日本と韓国が、入れ替わってしまったかのような状態になってしまいました。

この本では、戦後の韓国で反共独裁を取り仕切ってきたのは、日本統治時代に特高や警察で働いてた公務員や、あるいは北朝鮮から逃れてきたキリスト教牧師らと指摘しています。こういう指摘は徹頭徹尾、韓国人としての自己反省であり、日本が悪いとか、たらればを書いて責めてると思ってしまうのは、読む人の心が歪んでるとしか思えません。

この本で槍玉に挙げられるのは、主に韓国人です。大統領たちのほかは、金昌龍、崔聖模、呉制道、張都暎、張錫潤、韓景職、文鮮明、尹致暎などの行為が論じられています。また、自国利益以外頭になく、弱者韓国に無関心で無知な強者アメリカに対する失望は感じられます。でも結局、そんなアメリカの機嫌取りに執着し続ける指導層への怒りがいちばん大きいわけです。

日本時代の統治や歴史認識や領土を巡る対立は、本書では単なる背景情報にしか過ぎません(主題であるかのようにレビューする日本右派の片思いぶりに、狂気か操作のどちらかを感じる)。日本人が出てくるのは、吉田茂が朝鮮戦争を(経済復興の)「天の恵み」と言ったことや、岸信介、笹川良一、瀬島龍三が、日本における親韓派として、韓国右派と協力関係にあった点で触れられるくらいです。

さらに本文から抜粋しましょう。

>われわれは、独島を自分たちの領土だと言い張る日本に憤慨する前に、敗戦国日本の上に君臨して東アジアの国際秩序の枠を作った米国、そして8・15以降日帝残滓の清算をせず、内戦へと突入したわれわれ民族の愚かさを振り返らなければならない

> 韓国が解放、すなわち「自由」を手に入れることができなかったことは、自身の問題、自身の利益を「自分の頭」で判断して決定できない精神的に不安定な存在だということである。

>今、南北の現実には資本主義近代国家体制のすべての光と影が集約されている。われわれは、韓国の問題を通して世界が経験する苦痛が何であるかを知ることができる。そして、韓国の問題をしっかり見ていくと、世界の問題の解決の糸口を見つけることができる。

こういった語り口が自己反省以外の何者であるのか。

日本が韓国に恨まれている、という一方的な片思いにも近い、くだらない低評価レビューは、読んでるからどうかすらわからない言いがかりです。この本のテーマは、日本統治時代などではありません。韓国現代史を支配し続ける根本原理、反共です。

先に変なレビューを書いた人は、もう反共マインドがインストールされて、本質的に韓国の自国批判である反共批判、米国批判を、日本批判と区別できないのでしょう。それか、何かの理由でデマを広げてでも、この本に書いてあるようなことを日本人に読んで欲しくない人でしょうね。

本書は、韓国右派と双子の存在といえる、第二次安倍政権以降の自民党政治を理解するための必読書だと思います。読む人は少ないと思いますが、オススメです。

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