2023-06-03

戦争の記憶 コロンビア大学特別講義 学生との対話 (講談社現代新書) | キャロル・グラック |本 | 通販 | Amazon

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戦争の記憶 コロンビア大学特別講義 学生との対話 (講談社現代新書) 新書 – 学生カレンダー, 2019/7/17
キャロル・グラック (著)
4.1 5つ星のうち4.1 76個の評価

なぜ人々は戦争の歴史でいがみ合うのか。なぜ各国は戦争の歴史で争うのか――日本近代史の碩学が学生との対話を通じて「歴史」と「記憶」の意味を深く探っていく。ニューズウィーク日本版で大反響を呼んだコロンビア大学特別授業、待望の書籍化。

主な内容
「戦争の記憶」の語られ方/「歴史」と「記憶」の違いとは/変化する「共通の記憶」/それぞれの国で語られる「第二次世界大戦」/日系アメリカ人の物語が認知されるまで/「記憶の領域」には四つの種類が存在する/クロノポリティクス――現在が過去を変える/慰安婦問題が共通の記憶になるまで/誰が記憶に変化を起こしたか/記憶を動かす「政治的文脈」/戦争の記憶は、自国の都合のいい形につくられていく/アメリカが原爆を正当化する理由/自国の「悪い過去」にどう対処すべきか/過去と未来に対する個人の「責任」ほか
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本の長さ

200ページ
言語

日本語
出版社

講談社
発売日

2019/7/17
===




商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)
なぜ世界は戦争の歴史でいがみ合うのか。真実の歴史は存在するのか。日本近現代史の権威・米コロンビア大教授が各国の学生との対話を通じて「歴史」と「記憶」の意味を探っていく。「ニューズウィーク日本版」で大反響を呼んだ特別授業、待望の書籍化。
著者について
キャロル・グラック
キャロル・グラック CAROL GLUCK
コロンビア大学歴史学教授。1941年、アメリカ・ニュージャージー生まれ。ウェルズリー大学卒業。1977年、コロンビア大学で博士号取得。専門は日本近現代史・現代国際関係・歴史学と記憶。1996年アジア学会会長。2006年、旭日中綬章受章。著書に『歴史で考える』(岩波書店)。共著に『日本はどこへ行くのか』(講談社学術文庫)、『思想史としての現代日本』(岩波書店)などがある。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グラック,キャロル
コロンビア大学歴史学教授。1941年、アメリカ・ニュージャージー生まれ。ウェルズリー大学卒業。1977年、コロンビア大学で博士号取得。専門は日本近現代史・現代国際関係・歴史学と記憶。1996年アジア学会会長。2006年、旭日中綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2019/7/17)
発売日 ‏ : ‎ 2019/7/17
言語 ‏ : ‎ 日本語
新書 ‏ : ‎ 200ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4065154308
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4065154304
寸法 ‏ : ‎ 11.6 x 1 x 17.4 cmAmazon 売れ筋ランキング: - 220,756位本 (本の売れ筋ランキングを見る)- 457位世界史一般の本
- 734位歴史学 (本)
- 769位その他の歴史関連書籍カスタマーレビュー:
4.1 5つ星のうち4.1 76個の評価





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慰安婦問題 グラック教授 戦争の記憶 世界大戦 国民の物語 歴史と記憶 教授は日本 学生の発言 日本人学生 戦争の歴史 記憶は歴史 歴史歴史 視点 米国 韓国 事実 自国 謝罪 一方 分析

トップレビュー

上位レビュー、対象国: 日本


山路 敬介

5つ星のうち2.0 「記憶」と「歴史」を分けた点は評価するが・・・。2019年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 「コロンビア大学の歴史学教授」というと気の利いた保守派の人ならば、それだけでピンと来るものがあるだろう。
著者は姜尚中との共著もある人と言った方が、その立ち位置が分かりやすいかも知れない。

中国大陸における日本軍は「侵略」だったという点を留保する学生に対し、頭からそれを否定し、東京裁判史観を一歩も出ていない点は致し方ないが、強制性の意味を明らかにしないまま「日本は強制性を認めない」とする点にはいつもながらうんざりする。

あと書きで著者は「政治性を帯びた歴史研究」を忌避する旨を言うのだが、これもいかにも空々しく聞こえる。
一方で挺対恊のような「記憶を作ってきた団体」を評価してい、それは女性の権利や地位向上の観点からであるが、その事を隠れ蓑にした運動体の政治性には気づかぬフリをする狡さがある。

そもそも著者は「日本軍は12~13歳の少女を慰安婦にした」言っていたと記憶するが、その点はどうなったのか。

記憶がつくられていく過程を描いた点は評価できるが、そうならばそもそもその格好の材料は韓国だろう。

また、教授が「どうすれば(日本が)悪い歴史を認めるようになるか」という問いかけに、ディラン君が「悪い過去は認めるべきだが、一方で他国がその国を指さして指摘すると、それは同時に批判してる側が「自分たちは潔白だ」と言っている事になってしまう。批判する時には同じ基準を自分たちにも当てはめなければならない」と極めて重要な指摘をするのだが、そうした点に教授はまともに答えられない。

総じてグラック教授は日本を貶めるという危険を冒す事になっても、歴史家の使命(この場合は女性の人権の昂進)というものに重きを置く。多くのリベラルの歴史家と同じで、やはり傲慢であると言わざるを得ない。

19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

もんたな

5つ星のうち5.0 戦争の記憶2019年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史を、「何が起きたか」という歴史それ自身について論じるのではなく、後世の人がそれをどう解釈し、どう認識し、語っているのかという、今現在の出来事に対して焦点を当てて論じるという、ユニークな視点を持った本。
現在の「語り」は政治的な影響も受けるし、政治的に利用されることもあると指摘しているのはその通りだ。
最後に慰安婦の問題について日本人の学生が「私たちは感情的な出来事も感情的にならずに議論出来た」的なことを言っていたのが印象的だった。そのようにありたいものだ。

4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

アビシニアン

5つ星のうち5.0 角度を変えてみる2020年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
近隣諸国との軋轢も他国の視点から見ると、目から鱗、知らないことばかりだなあ、と思います。良著です

役に立ったレポート

Amazon カスタマー

5つ星のうち5.0 歴史認識の難しさと常なる検証だと思います。2019年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
改めて…自分自身の歴史認識を問い直しました。
彼女(著作者)の慧眼と努力に感謝します。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

南方熊猫

5つ星のうち5.0 世界史規模でのすぐれた分析2019年10月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで考えつかなかった世界史的規模の視点が大変勉強になった。特に「国民の物語」や、記憶は作られるし変化していく、というのが面白かった。今必要なのはこういう冷静な分析と議論だろう。キャロル・グラック教授に心から敬意を表する。(日本人学者でこのような分析をする人はいるのだろうか?それと、日本人学生の発言の多くが日本の歴史をあまり知らないようで、心もとない。)

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート


5つ星のうち1.0 「記憶の作用」という視点は興味深いのだが,,,,,2019年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それぞれの国は同じ戦争の歴史を「記憶」=「国民の物語」に基づいて理解している.この国民の物語の衝突が,政治的かつ感情的な敵対心を生んでいる.これに対処するために,他国の「記憶」を尊重しつつ,それぞれの記憶に「歴史」をもっと加えていく,という視点は,とても興味深く,大いに納得した.また,防衛史観と被虐史観の両者の絵解きも,不十分ながらも日本のこともよく勉強されていると感心した.

しかし,その「記憶」がどのように形成・変化されてきたのか(著者はクロノポリティクスと呼んでいて,これも大いに納得した),という点になると,大変お粗末で,一方的でがっかりする.
例えば,日本がドイツと違って過去に向き合っていないのは,自民党が長く続きすぎたからだとし,自民党が下野した年に河野談話が出たのがその証拠だという(実際には,河野談話は自民党政権時代).全部間違っているというつもりはないし,確かにそういう面はあるなと納得したところも多いのだが,とにかくこの人に「歴史」を語れる資格があるのだろうかと怪しんでしまうくらい,「記憶の形成の歴史」については説得力が弱い.

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

s.raymond

5つ星のうち2.0 科学的体裁を取るも実証できない先入観を基礎にした、日本のみに痛い内容!2019年7月19日に日本でレビュー済み

史実と人の記憶を研究している米国人学者が、学生たちとの対話の中で戦争の史実と人の記憶のズレを論じる体裁をとっている。初章と終章では、パールハーバーと原爆を取り上げているのは米国人らしいとも思えるが、個人的には、これはいわば体裁を整えるためのダミーで、隠されたメインテーマは第3章の慰安婦問題にあると窺えた。

参加学生は、中国人、韓国人、韓国系アメリカ人、日本人、カナダ人、米国人、インドネシア人からなるが、この対談の中で、いつまでも韓国が慰安婦問題を蒸し返し、米国に像など建て始めた理由について質問し、韓国人の女子学生が「日本の政治家が謝罪した後も謝罪を覆す失言をするから」と答えていた(すでにそういう理屈を知った上での質問と思える)。

そう答えさせた上で、対談の中ではなく章末の教授個人のまとめ文章で、<2015年12月の日韓合意は、最初から成功の見込みがなかった。今日の世界的基準からすると、日本の指導者は慰安婦制度の過ちを認めて。再び謝罪するように求められている…それを拒否したり否定したりすれば慰安婦の問題が国際社会でいっそうクローズアップされるだけだ>と断じている。また、<慰安婦増はますます増えるしかない>とも。
実験心理学の本場である米国では、人の記憶の70~80%は事実に対して曖昧で過誤が生じている、という記憶のメカニズムが証明されて久しいのに、その米国でこの教授はわざわざ歴史と記憶を絡めた主張をしていることから、科学的というより極めて政治的、思想的な意志のもとに学究に疎い一般人を誘導しようという心底が垣間見える。

読後の率直な感想では、中韓系による日本断罪がメインテーマであるが、それを糊塗するためにパールハーバー・原爆を利用しているだけとみた。おそらくバランスをとるために配置されたインドネシア人女性が過激な発言に流れることはなく最後に「今回の対談では民族主義的ナショナリズムが浮き彫りになったようです」と淡々と答えているのが印象的だった。

ただし、逆にこの本を読むことで中韓とりわけ韓国人が国際社会の中で、日本及び日本人攻撃をする場合の理屈と論法が明確になったことは良いことだと思うし、今後のカウンター対策にも繋がると考え☆2つとした。

85人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったレポート

Babel

5つ星のうち4.0 日本人の歴史認識の甘さを痛感させられた2019年8月11日に日本でレビュー済み

第二次世界大戦の歴史はいまだに現在形で存在している。それは過去の戦争の歴史を見る視点が国家間で違っていることからくるという。それぞれの国の記憶が複雑に絡み合いその立ち位置の違いによってその国の歴史を見る目が作られているからだ。グラック教授は歴史家として歴史を知るだけでなく、それぞれの社会がどのようにして自国の過去について共通の記憶を形成するのかを知ることが大事だという。
それを踏まえて、「国や社会、政治的背景がそれぞれ異なる学生たち」を集め、四つのテーマについて対話させ、その記憶がどこからきているのかを考えさせている。テーマは以下の四つ。

1.「歴史」とは何か、「記憶」とは何か

2.「戦争の記憶」はいかにして作られるのか

3.「慰安婦」の記憶

4.歴史への責任-記憶が現在に問いかけること

記憶が変化する直接的な理由は政治である。今まさに韓国と日本との間に起きている問題がそれだ。政治家やマスメディアが語る歴史が国民の記憶を凌駕し、戦争を知らない人たちの間でさえ敵対心や衝突、憎しみが生まれてしまう。

一般に人が学ぶ自国の歴史は、その国を中心に外の世界とを繋げる。一方向からの視点は時として誤った認識を生み出し、その理解のままに他国の歴史を学ぶことになる。こうした事態を避けるために必要なのは各視点から俯瞰的に見る力を養うことなのだろう。だがそのためには今現在の状況1つとってもあらゆる情報の中に身を置き、正しい分析で正確な事実を掴み取ることは至難の業である。
グラック教授のもとに集められた学生たちは少なくとも日本の一般的な学生より歴史知識が豊富で、自国のみならず各国の歴史についてもきちんと認識している。彼らは他者の意見もしっかりと聞き、その上で自身の歴史観を述べることができる。この学生たちの構図を今の世界にあてはめるならば戦争が起こる可能性も減るであろう。
まずは日本人としてやるべきは、若い人たちに歴史を暗記物として教えることをやめることだろう。

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