2020-09-05

崔吉城 私は日本に来て抵抗感を持つことがいくつかあったが

 

私は日本に来て抵抗感を持つことがいくつかあったが、その中の二つを挙げてみる。日本人の謙虚ということである。褒められると「いえいえ、そんな」と無条件否的な反応を見せること。自己紹介でも高学歴などの話はさける。私が何を研究しており、何に関心があるという最小限のことも自慢に聞こえやすいと言う。自己アピールは控えめにする。もちろん<良い朝>と挨拶をしても必ずしも良い朝でない場合があるので、ある程度の言語的次元を超えて日本文化と言える。人からの称賛を否定するほど謙虚であるべきだろうか。
もう一つは会議はすべて根回しをすること。準備のためでもあるが、事前に結論を決めて会議をそのような方向に導くことである。会議は単なる形式や儀式にすぎない。多くの会議が熱っぽい議論をしても結論は事前の決定どうりに終わる。その良い例が政治家たちの会議だ。昨日、自民党では首相候補の選定方式を長く議論した。派閥が権力を握るためにあらかじめ決められた結論に至るまでショー的な時間が長かった。長い、熱い論争であればあるほどいい。結論がすでに決まっているからである。希薄な民主主義である。このようなものも日本的日本文化である。昨日私の文に山路先生が日本式のこんなことに否定的に触れて下さった。
 내가 일본에 와서 저항감을 가지는 것이 몇 가지 있었는데 그 중 두 가지를 들어본다. 일본인의 겸양이라는 것이다. 칭찬을 받으면 무조건 부정하는 반응을 보이는 것이다. 물론 자기 소개라도 조금이라도 학력 등을 말하면 안 된다. 내가 무엇을 연구하고 관심이 있다는 최소한의 것도 자랑으로 들리기 쉽기 때문에 말해서는 안된다. 물론 <좋은 아침>이라고 인사를 해도 좋은 아침이 아닌 경우가 있는 정도의 언어적 차원을 넘어서 일본문화라고 할 수 있다. 남의 칭찬을 부정할 정도로 겸손해야 되는가.
또 하나는 모든 회의는 사전 협상을 하는 것이다. 준비를 위한 것이기도 하지만 미리 결론을 정하여 회의를 그런 방향으로 몰고 가는 것이다. 회의는 한 형식이나 의식에 불과하다. 많은 회의가 열띤 논의를 해도 결론은 사전 협상으로 정해져 있다. 결국 사전 협의 소인수의 결정이나 결심으로 끝나는 것이다. 그것이 심한 경우가 정치가들이 하는 회의이다. 어제 자민당에서는 총리후보를 선정하는 방식을 길게 논의하였다. 파벌들이 권력을 장악하기 위해 미리 만들어진 결론으로 가기 위한 쇼적인 시간이 길었다. 길 수록 열띤 논쟁일 수록 좋다. 결론은 이미 정해져 있기 때문이다. 희얀한 민주주의이다. 이런 것이 일본적 일본 문화이다. 어제 나의 글에 야마지선생이 일본식 이런 문제 지적에 찬동하여 주었다.
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You, Soon Ae Choi, Bongsik Kim and 82 others
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  • 崔先生:「根回し」は江戸時代からの「村寄り合い」の伝統を、いまだに引きずっている慣習です。現在、その慣習は政治家とともに、大学教授会が引き継いでいます。口ではカッコよく、進歩的な言動をしながら、根っこは前近代的。笑ってしまう事柄ですが、それが現状なら、どうしようもないことです。なるようにしか、ならないということでしょうか。日本の大学教授の無自覚さは、崔先生の観たとおりです。水面下での同調志向。「みんなで渡れば怖くない」、「みんなもやっていることじゃないか」、そして今回のコロナ騒動での「同調行動」(禁止命令もないのに秩序を守ったこと)、江戸の民が、目の前に現れたら、「おお、わが民族よ!我が子孫よ!」と大喝采したことでしょう。私はニヒリスト、協調性はゼロですから、気にしないでお読みください。
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    • 「わが民族よ!」などと言う言葉を使いますかねぇ~~~~。
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    • これは修辞法の問題です。
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    • これは、修正法がお留守になっています。強調性は、旺盛なようですね(*´∀`*)。
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      • 3 d
  • でも、それでは、日本という国、いつまでも変わらないではありませんか。ある時、元東工大の先生から、「日本って、良い国でしょう」と言われました。私、なんって言って良いかわかりませんでした。
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    • 歴史は100年、200年のスパンで見ていく必要がありましょう。現在のわれわれにとって、100年単位で過去との対話をすることが肝要です
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      • 3 d
    • 他者を忖度するのでは無くて、自分を忖度させたい方なのでしょう(*´∀`*)。
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      • 3 d
  • 私の中にも、この感覚ありです。モヤモヤした 嫌な されど 離しがたい 私の根っ子にもはびこるもの。
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  • <私はニヒリスト、協調性はゼロ>では決してないジェントルな学者です。
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    • 3 d
    • 社交性のないオラのこと。コロナ自粛は楽しかった。ただ、家にこもって長文の論文が書けて満足でした。
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      • 3 d
  • おはようございます😃
    私は、若い頃に比べて還暦を過ぎた頃から日本人とは、「他者を建前と本音トーク」を使い分て会話に引き込み、さらりと自分の意見を聞いてくださいと狡かしく感じています😂
    他国の議会で、時折見かける「殴り合いの白熱した民主主義⁉️」は、とても耐えられませんが😱
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    • 3 d
    •  民主主義は、自分たちが勝手に名付けた「衆愚政治」の別名では無いのでしょうか。消化不良に、終わっていませんか。
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  • 日本でも50年ほど前は「乱闘国会」が何度も新聞沙汰になりました。ドイツ人はこれを見て、日本の国会は「Kinder Garden」と言ってました。同じ頃韓国の農村では道端で、口論の末、殴り合いをしているのを見ました。今の日本では見られませんが、これって日本社会が進歩したのではなく、大人になったのでもなく、去勢された状態に置かれたからではないですかーーいろいろな意味で。台湾の「乱闘国会」は事実のようですが、全体の一面だけが報道されているのでは。もっと白熱した与野党の攻防が台湾ではあります。
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    • [kindergarten揶揄したドイツが独裁ヒトラーを出した]。何と呼べばいいか?。
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    • 坂 実雄saka jhitsuo
       洒落臭い「写楽才」、何処かをマネしたのではありませんか。だから「同盟」を結んだ。「同名」でしょう。多くの文学者が、「どの様に写楽」為たか、「おっさんどうする」等のドイツ作品がありました。 大いに笑いましょう。
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  • 先の謙虚、、良くわかります、、しかし面倒く感じられる時が、、同じ事、人に何かを差し上げる時、、お口に、、粗末な物ですが、、粗末な物を人にあげたら、、旨くも無い物を、、失礼ですよ、、私は、一番美味しい物ですから、、差し上げる物をその時どき、一番最高の評価を
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  • 上記のように、私は考え方を変えています、、決して粗末な物は人には差し上げません、、🙇謙虚、出しゃばらない、日本人のよいところ、かなぁ、、皆がそう言う考えなら、、しかし時代がかわり、もう通用し無いようなきがしますが、、、😥
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    • 2 d
    • つまり日本では嫉妬が一番怖いということになるのでしょう。朝鮮通信使は日本人が怖いのは復讐する民族だという。日本の古い伝統でしょう。
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  • 根回しは、きわめて日本的な環境の中でつくられてきた意思決定の方法で、閉じた合理性を持っている。理解できない部分もあるし、よろしくない部分もあるが、よい面もある。権能的に最上位の者が意思決定を行い、その意思決定に責任を持つ、フォロアーはそれに従う。あるいは会議において意見を戦わせ賛否を問い、多数に従う--根回しは、こういう合理性とは別ものだろうと思う。根回しは皆が同じ結論の自己決定を行うことを促す説得のプロセスです。誰かや多数者の決定に従うということではなく、自分が意思決定に関与したという自覚を促す。
    1990年代に日本型経営の功罪が話題になっていた時期、トップダウンは決定がフォロアーに浸透しにくく、その決定に従わない者、その決定に真面目に取り組まない者を出しがちだが、日本型の意思決定は決断がとても遅いが、トップダウン型の欠点はないといわれました。意思決定が遅いのは、根回しを行うせいですよね。
    西洋型の会議を通じた意思決定を是とする立場からは、根回しは非常にアンフェアな感じもしますが、これは日本社会が長い時間かけて培ってきた独自の合議のスタイルなんだろうなと思います。
    日本人は普通に違和感なく根回し的行動をとる。そういう習い性になっている。ただ、その根回しの対象から外れた時、すごい疎外感を味わいますよね。
    1990年代のバブルがはじけた後、意思決定が緩慢な日本型は激烈な非難の対象になりました。意思決定すべき者や会議が意思決定をせず、まず根回しに走るため、意思決定が遅くタイミングを逸するといったことです。また、誰も意思決定の結果に対して責任をとらない。責任の所在が明確でないと言った問題です。
    その時、根回し文化も批判の対象になりました。
    しかし、その後リバウンドと言いますか、根回しの再評価の動きも生じましたね。決定がなぜ周知徹底し、その決定に沿ったチームワーク、決定に従った行動と成果の質が高いかといった面で、根回しの効用が再評価されたということです。根回しのせいで、その決定に関与したという自覚を持ってしまうせいで、誰かに言われたことではなく自分で決めたことだからと考える面が出てくるのでしょうね。
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    • 日中戦争の始まりはなし崩しですが、太平洋戦争の開戦と終戦の意思決定は、同じように根回しを含んだ、極めて日本的な意思決定だったと思います。だれが意思決定を行ったかわからないぐらい、雰囲気を醸成していくことから始めました。終戦の根回しは1944年ぐらいから始まっていた感じがありますね。鈴木貫太郎内閣の組閣工作そのものが根回し工作でしたから。
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    • なるほど。考えてみれば国連のロビー活動も根回しですね。アメリカ大統領選挙も、候補選びでは事前の「裏取引」も必要ではないですか。票集めの時は、どうしても根回し、説得、協力依頼が事前に行われるのでしょう。でも、その説得工作と、日本の終戦時の意思決定方法は同じですか。言うところの「同調行動」が出てきているのでは。やはり、「根回し」は、アメリカ的な自己主張の強い文化とは違った、独特の日本文化だと思います。良いか悪いか別として。悪い面はこの方式では、イノベーションができにくくなります。規格外れの発想から、イノベーションは起こるからです。
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  • 民主主義とは[独裁者を出さないシステム]との事。
     その点.現在の日本は健全ではないだろうか?。安倍.菅の流れは。
     石破の流れは[独裁者を出す]感がある。周囲が石破を独裁者に建てるのでは?と。
     戦前のドイツは打算でヒトラーを立てて独裁者にした。日本は軍隊に恐怖して軍事独裁にした。
     安倍~菅を出す周囲の人々は健全ではないか。石破の周囲には危うさを感じる。
     自信高慢を打ち出す独裁。周囲に押し出される謙虚。根回しがどの階層で行われるか?
     終戦工作は貴族的な人達によって行われ。開戦工作は野心的な人達によって行われた。
     根回しが[どの階層]で行われるか?。それによって運命が決まると言えます。
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    • 1 d
  •  反対する勇気を持てず、時は熟した「今こそ良い子ぶろう」、マルクスは言いました「さすがに貴族だから破廉恥なマネが出来た」画に描いたような、類比です。大いに笑おう。
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