2019-10-18

東学農民戦争と日本 中塚 明 (著), 井上 勝生 (著), 朴 孟 洙 (著)





東学農民戦争と日本 – 2013/6/12
中塚 明 (著), 井上 勝生 (著), 朴 孟 洙 (著)

5つ星のうち4.6
  8件のカスタマーレビュー



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8件中1 - 8件目のレビューを表示

大豆

5つ星のうち5.0知らなかった2019年4月14日
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東学党の乱は朝鮮王朝に対して起きたものと理解していたので、第二次蜂起が日本に対して行われ、日本軍が虐殺を行ったことも全然知らなかった。

虐殺の指示を受けた現場指揮官も、命令した井上馨も長州出身で、蛤御門から西南戦争まで戦い続けた(殺し続けた)人だったというのが印象的。

本とは別の話だが、この種の荒廃した精神的風土が関東大震災の虐殺や最終的には南京まで、ずっと繋がってしまっているのだと思う。


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日朝の厳しい過去が現在に2018年8月18日
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朝鮮に対するかつての植民地支配に至る状況がリアルに見ることができました。
現在の日韓のあり方、日朝のあり方を考えると当時の日本政府と何ら変わらないことが見えてきます。

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ようちゃん

5つ星のうち5.0
韓国民衆の力を見た!!!2019年6月8日
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韓国の民衆が、市民団体(参与連帯)のもと、170万人規模のデモを組織して朴槿惠政権を退陣に追い込んだルーツをこの本で見たような気がした。

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江湖人

5つ星のうち5.0
日清戦争の深層2015年10月25日
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日清戦争の真相を知る上で必読の書だと思った。日本では東学の乱というふうに反乱軍であるかのように言われてきたが、実は、崔済愚を創始者とする人間尊厳の哲学・宗教に根を持つ農民たちの民主化独立運動であったことが分かる。日本軍は、日清戦争の勢いに乗じてこれを弾圧、殲滅した。農民たちは農具しか持たず、しかし日本軍はライフル銃で一斉殺戮した。この負の日本近代史を直視せずして日本と韓国の歴史的和解は始まらないと思う。大陸に軍事進出することををもって日本の防衛とする山田方谷、吉田松陰らの国粋主義的武士道の自己批判が必要だ。

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はたのたけし

5つ星のうち4.0歴史の真実に触れる2013年12月18日
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現代の日本人にほとんど知られていない歴史の真実を知ることができました。

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maha-rao

5つ星のうち4.0
第五章 東学農民と現代韓国(朴 孟洙教授執筆)は直に読むべき2014年9月19日

先行のレビューに要領よく纏められているが、第五章 東学農民と現代韓国(朴 孟洙教授執筆)は直に読むべき。

#検定済み高校日本史教科書の甲午農民戦争の記述にこうある。
(山川出版社版)日清戦争と三国干渉:天津条約の締結後、朝鮮に対する影響力の拡大をめざす日本政府は、軍事力の増強 [注記①] につとめるとともに、清国の軍事力を背景に日本の経済進出に抵抗する朝鮮政府との対立を強めた。[注記②]
 1894(明治27年)、朝鮮で東学の信徒を中心に減税と排日を要求する農民の反乱(甲午農民戦争、東学の乱)[注記③] が起こると、清国は朝鮮政府の要請を受けて出兵するとともに、天津条約に従ってこれを日本に通知し、日本もこれに対抗して出兵した。農民軍はこれをみて急ぎ朝鮮政府と和解したが、日清両国は朝鮮の内政改革をめぐって対立を深め、交戦状態に入った。
[注記②] 1889 (明治22)年から翌年にかけて、朝鮮の地方官は大豆などの穀物の輸出を禁じた(防穀令)。これに対し、日本政府は同例を廃止させたうえで、禁輸中の損害賠償を要求し、1893 (明治26) 年に最後通牒を突きつけてその要求を実現した。
*この教科書は「農民軍」がその後どうなったか記載がない。
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(東京書籍版)日清戦争:1894(明治27年)、西洋の宗教に対抗しようとする宗教(東学)を信仰する団体を中心に、朝鮮国内の腐敗の一掃と外国人の排斥をめざして、朝鮮南部一帯で民族主義的な農民の蜂起(甲午農民戦争)が起こった。このため朝鮮政府の依頼で清が援軍を派遣すると日本も清に対抗して出兵した。
   しかし、蜂起の収束後も日本軍は駐留をつづけ、朝鮮の内政改革をめぐり日清両国は対立を深めた。
*この教科書では「清が援軍を派遣すると、日本も清に対抗して出兵」と「蜂起の収束」の関係が不明である。

日本にとって朝鮮の「内政改革」(=傀儡政権による間接支配)は明治初年からの国策であり、日清戦争後1896(明治29)年の親ロシア派によるクーデターがなければ、実質的支配(→植民地化)が進む筈だった。朝鮮国内の軍事力は傀儡政権樹立の障碍であり、農民軍殲滅は実効支配の前提をなすものだった。

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モチヅキ

VINEメンバー
5つ星のうち5.0
北大で放置されていた人骨から始まった共同研究の成果2014年5月7日

 本書は1929年生まれの日朝関係史研究者、1945年生まれの幕末・維新・東学農民戦争研究者、1955年韓国生まれの東学研究者が2013年に刊行した本である。日清戦争は東学農民戦争を機に朝鮮に出兵した日本軍が、農民と朝鮮政府の和睦後に、清に戦争を仕掛けるために、清韓宗属からの朝鮮の自立を口実にしながら、朝鮮王宮を占領することから始まった。この東学農民戦争とは、誰でも自分の中に天主を存在させうるという平等思想、外国の侵略を防ぎ国の悪政を是正するという民族主義・民本主義思想、終末論による改革思想、富者と貧者の相互扶助思想を説く東学の農民軍が、もともとは朝鮮政府に対して行った戦いであったが、日本軍による王宮占領後、第一次蜂起を上回る規模で日本軍に抵抗した。農民軍は日本軍の兵站線をゲリラ攻撃したが、これに対して日本軍は朝鮮が交戦国ではなかったにもかかわらず、農民軍の皆殺し作戦を指令し、ロシアの介入を防ぐために南西方面に三中隊を増派して三路包囲殲滅作戦を実行に移した。東学農民軍は武装と組織力で日本軍に劣っていたため、数万名と見られる日清戦争最多の戦死者を出し(日本軍陣中日誌によれば、拷問・焼殺も多かったようだ)、その後の朝鮮での義兵闘争の先駆となったが、日本軍の後備第十九大隊の戦死者は戦病死者を除けば1名で済んだようだ。ただし、この東学農民戦争の事実自体を隠蔽したい日本軍は、朝鮮王宮占領事件の史実改竄と同様、この戦争での戦死者の記録も清との戦争での戦死にすり替えて記録していた。韓国では独立後、独裁政権が民族主義の意図からこの戦争の記憶を権威主義的に利用したが、民主化運動と共に東学の思想自体が再評価され、堅実な研究と新たな形での記憶が進んでいる。著者たちは堅実な史料調査と現地調査を通じて、以上のことを明らかにしている。

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野原ひろし

5つ星のうち4.0/
2013年8月23日

 ブックレットに毛が生えた程度の体裁ですが、中身の重
さがズシンと来ます。日清戦争のきっかけになった日本
軍の朝鮮王宮占領が、日本側の謀略であったという話
しは聞いていました。
さらにその後の東学党蜂起の鎮圧
が、このような殲滅戦として展開されたというのは、もう
驚きとしか言いようがありませんでした。
しかも本書によ
れば、陸軍はその事実を隠蔽し戦史を書き換えてしまっ
たというではないですか。共著者のひとり井上勝生氏が、
当該戦の戦死者の記録を当時の地方新聞の記事を辿っ
て明らかにしたものですから、まず間違いのないものでし
ょう。//
 その上で、同じ共著者の朴孟珠氏はこう言います。
 「自国の恥、『過去の負の遺産』は、自国の人々によっ
て清算されるのが一番望ましいと思います。戦後六五年
が過ぎた今日、日本の各地から『過去の負の遺産』を清
算しようとする運動がますます高まっていくことを願って
います。」//

 この言葉をどう受け取るかは、それぞれが自らの胸に
相談して決めるしかないでしょう。ただ、その結果どうい
う立場に立つにせよ、『図書新聞』第3122号の本書書評
(評者・河田宏)は参考になるので読んでおいた方がよい
と思います。//
 最後にもうひとりの共著者中塚明のことにもふれてお
きます。昔、20代のわたしが朝鮮史をほんの少しかじっ
た時、この人の名を何度も見かけたと記憶します。地道
な研究活動とネットワークづくり、現在も続けられている
のですね。頭が下がる思いがしました。//


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띠 惹句 충격적이었습니다. // 2013 년 8 월 23 일 

소책자에 털이 난 정도의 모양이지만, 내용물의 무게 사가 즈신로옵니다. 
청일 전쟁의 계기가 된 일본군의 조선 왕궁 점령이 일본 측의 모략 이었다는 얘기는 들었습니다. 그 다음의 동학 당 봉기의 진압이 이러한 섬멸전으로 전개되었다는 것은 다른 놀라움과 밖에 말할 수 없었습니다. 
게다가 책에 의해 레버 육군은 그 사실을 은폐 전사를 고쳐 써 버렸다고 것이 잖아요. 공동 저자 중 한명 이노우에 勝生 씨가 그 전 전사자의 기록을 당시 지방 신문의 기사를 걷고 밝혔다 것이므로 우선 틀림없는 것이 었 죠. // 

그 위에 같은 공동 저자 朴孟珠 씨는 이렇게 말합니다. "자국의 수치"과거의 부정적인 유산 '은 자국의 사람들에 의해 청산하는 것이 가장 바람직하다고 생각합니다. 전후 60 다섯 년이 지난 오늘 일본 각지에서 "과거의 부정적인 유산 '을 청산하려는 움직임이 점점 높아질 것으로 기대하고 있습니다. "//

이 말을 어떻게 받아 들일지는 각각 자신의 가슴에 상담하여 결정할 수 밖에 없을 것입니다. 
단지, 그 결과 어떻게 말한다 입장에 서게하라 '도서 신문」제 3122 호의 책 서평 (비평가 · 카와다 히로시)가 도움이되기 때문에 읽어 두는 것이 좋다고 생각합니다. // 

마지막으로 또 하나의 공동 저자 나카츠 카 아키라의에도 접해 두십시오. 옛날 20 대 내가 조선사를 조금 갉아 때,이 사람의 이름을 여러 번 보인 것으로 기억합니다. 꾸준한 연구 활동 및 네트워크 구축, 현재도 계속되고있는군요. 머리가 수그러 생각이 들었습니다. //
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