2021-04-01

Amazon. 金日成の秘密教示―対日・対南工作、衝撃の新事実: 金 東赫, るり子, 久保田, 東赫, 金: 本

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金日成の秘密教示―対日・対南工作、衝撃の新事実 Tankobon Hardcover – December 1, 2004
by 金 東赫  (著, 原著), 久保田 るり子 (編集)
4.7 out of 5 stars    3 ratings
255 pages

内容(「BOOK」データベースより)
「日本人拉致」も「核開発」も大韓航空機爆破事件をはじめ、数々の「テロ事件」もすべて金日成の指示によるものだった!北朝鮮の政策を決定してきた非公開文書「金日成秘密教示」を元幹部工作員が日本に向けて初めて公開する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
金/東赫
元北朝鮮指導核心班工作員。現在は韓国に帰順している

久保田/るり子
成蹊大学経済学部卒。1975年、産経新聞入社。『夕刊フジ』を経て、1987年、韓国延世大学語学堂留学。その後東京本社外信部勤務、防衛庁防衛研究所一般課程で安全保障問題を研修後、東京本社政治部、外信部デスクを経て、2003年7月よりソウル支局特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Product Details
Publisher : 産経新聞ニュースサービス (December 1, 2004)
Publication date : December 1, 2004
Language : Japanese
Tankobon Hardcover : 255 pages


Customer reviews
4.7 out of 5 stars
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閑居人
HALL OF FAME
5.0 out of 5 stars 1969年12月、朝鮮総連活動家が漏らした一言
Reviewed in Japan on March 19, 2011
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「70年安保」で大学が揺れていたとき、1969年12月、私の知人A氏には、忘れがたい思い出があると言う。
木枯らしの吹き荒れる寒い日だった。偶然、半年ぶりに、A氏たちはP君に再会した。彼は、在日朝鮮人で法律家を目指していたが、過激な「朝鮮総連活動家」になっているという風評もあった。しかし、早速駅前の飲み屋で軽くやろうという相談がまとまった。
酒が進んでいくうちに、突然、話の脈絡と別に、P君が次のようなことを言ったのだという。
「戦前は、日本人が朝鮮人を強制連行したんだよな。だから、戦後は、朝鮮人が、日本人を連行する番なんだ」一瞬、その場が凍り付いた。彼は「しまった!」という表情で明らかに動揺していた。未来社から「朝鮮人強制連行の記録」という本は発刊されていた。しかし、その内容の真偽は不明で、留保しながら聞く話だった。このときの彼の言葉と表情は、A氏たちの中にどこまでも残った。
1970年代から「アベック行方不明事件」が頻発した。A氏は、P君の言葉を思い出していた。だが、彼は、すでに消息を絶っていた。
この本のp145には、金日成の秘密教示として「日本人を相手にした抱き込み工作や、必要があるなら拉致工作もできる」とある。日付は、1969年11月である。彼は、学習組の一員として当然この「秘密教示」を受ける立場にあっただろう。
アジアでは、「冷戦」は終わっていない。油断すれば、日本という国家は滅びていくとA氏は語る。
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informationhunter2
4.0 out of 5 stars 拉致問題の本質が見えてくる
Reviewed in Japan on January 12, 2005
北朝鮮の対日工作の指針となった金日成の一般教示や秘密教示が系統的に紹介され、日本人拉致問題の本質が見えてきます。
特定失踪者とか、巷間流されているような手当たり次第の「日本人狩」などではなく、1970年代に対南革命工作が行き詰まった挙句に考え出された苦肉の策であったようです。
昨年暮れにテレビ東京の特番・ザ真相でも紹介されたように、よど号事件とも繋がっていると思われます。
金正日の後継者として金正哲が浮上している中、後継体系擁立に関する教示も興味深いです。
ただ、惜しむべきは、金日成の秘密教示を暴露した「指導核心班工作員」金東赫の正体がいま一つ不明なことです。
大物脱北者であることはわかりますが、情報源の「指導核心班工作員」なる聞き慣れない職責がいかなるものなのか、いまだにクエスチョンマークです。
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まさ
5.0 out of 5 stars 今の北朝鮮対応の根っこと今後のアジアのあり方を考えるのに最高
Reviewed in Japan on January 11, 2005
こんな情報を公にしていいのだろうか。
そう考えてしまうような衝撃的な内容です。朝鮮半島問題の日本の第一人者である久保田るり子さんがまとめているだけあって、内容は細部に渡り、分析もするどく明確。
編集とはいえ、久保田さんは実名で出版することにかなりリスクを負っているのではないでしょうか。それだけ衝撃的な、北朝鮮にとってはダメージの大きな情報公開です。
この本は北朝鮮のみならず、半世紀以上にわたる世界の動きが北朝鮮の戦略から見えてきます。拉致問題でいま皆の目が北朝鮮に向いていますが、根の深いところがわかるので、拉致に関心がある人はもちろんですが、今後のアジアのあり方、その中の日本のあり方を考える上で教養を深めたい人にお奨めですね。
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