2022-09-23

日本と朝鮮半島2000年|ドキュメンタリー|DVD

日本と朝鮮半島2000年|ドキュメンタリー|DVD





日本と朝鮮半島2000年
商品番号:15655AA
販売価格 27,500円(税込)



朝鮮半島と日本はどのような関係を築いてきたのか。最新の学術的成果をもとに、古代から現代まで2000年の交流史を2年がかりで通覧する大型シリーズ。


★『日本と朝鮮半島2000年 DVD-BOX』は、通信販売専用の商品です。

古代から海を越えて密接に結びついてきた日本と朝鮮半島。仏教伝来、渡来人、朝鮮通信使など知られざる交流を古代から近世までを描く。
韓流ドラマで歴史に関心をもった方にもわかりやすく魅力的に見てもらうシリーズ。

韓流ブーム以後、民間交流が進んだ日本と韓国だが、いまなお歴史認識は大きな溝となっている。その溝を埋めようと、2002年以来、日韓両政府が主体となり、歴史共同研究プロジェクトが進められている。また、民間レベルでも歴史共通教材が次々と発表され、歴史を共有しようという努力が続けられている。朝鮮半島と日本はどのような関係を築いてきたのか。最新の学術的成果をもとに、古代から近代まで2000年の交流史を通覧する大型シリーズ。

【収録内容】
■第1回 『古代 人々は海峡を越えた』
第1回は「古代」。女優の笛木優子さんが、日韓の話題の発掘現場を訪ね、弥生時代の稲作の伝来、古墳時代の鉄を通した相互交流を明らかにする。また、近年注目される百済・王興寺の発掘の成果を紹介。仏教伝来の真相に迫る。さらに、高松塚古墳壁画・四神図に隠された東アジアの壮大な歴史を取材。日韓両国の研究者が海峡を越えた交流の実相を読み解いていく。

■第2回 『“任那日本府”の謎』
「任那日本府」の問題は、今なお日韓の間で議論を呼んでいる。『日本書紀』や、中国東北部の『広開土王碑文』の記述などによって、4世紀から6世紀にかけて、日本が「任那日本府」を通じて朝鮮半島南部を支配したと長らく考えられてきた。しかし、近年の研究や発掘調査によって、その関係性が見直されている。鉄をめぐる知られざる交流や、韓国で発見された日本特有の前方後円墳など、最新の研究成果をもとに、交流の実像に迫る。レポーターは比留間亮司。

■第3回 『仏教伝来 ~渡来人がもたらした飛鳥文化~』
2007年、韓国の古都プヨの王興寺跡から、約1400年前の金製の舎利容器が発見された。そこに刻まれた文字から、王興寺は577年に創建されたことが判明。日本最古の寺院・飛鳥寺とのかかわりが、にわかに注目された。さらに出土品や伽藍(がらん)の配置などから、2つの寺を結ぶ深いつながりが浮き彫りになった。最新の発掘成果をもとに、古代日本と朝鮮半島の仏教を軸にした知られざる交流を描く。レポーターは笛木優子。

■第4回 『そして“日本”がうまれた ~白村江の敗戦から律令国家へ~』
「倭」から「日本」へ国号を改めたのは、西暦700年ごろとされる。その背景には、東アジアの激動があった。近年の研究で、645年の大化改新(乙巳の変)は、朝鮮半島の国々や大国・唐との外交路線をめぐる対立から起きたと指摘されるようになっている。続く663年の白村江の戦いで唐に大敗北を喫し、国家存亡の危機感の中で改革が急ピッチで進められた。律令国家“日本”が誕生するまでを東アジア諸国との関係から読み解く。レポーターは大桃美代子。

■第5回 『日本海の道 ~幻の王国・渤海(ぼっかい)との交流~』

7世紀朝鮮半島の北に興った渤海(ぼっかい)。史書の記述は少なく、幻の王国と呼ばれてきた。近年ロシア沿海州で発掘調査が進み、日本との知られざる交流が明らかになってきた。727年、日本へ軍事支援を求めてやってきた渤海使。やがて経済・文化交流が発展。秋田や金沢では使節来訪の痕跡が見つかり、ロシアのクラスキノでも交流をうかがわせる発掘が相次いでいる。古代、日本海の交流を明らかにする。レポーターは杉浦友紀。

■第6回 『蒙古襲来の衝撃 ~三別抄と鎌倉幕府~』
13世紀後半、日本を揺るがした蒙古襲来。その3年前に朝鮮半島から救援を求める謎の国書が届いていた。送り主は、高麗王朝に反旗を翻し蒙古に徹底抗戦を唱えた軍事集団、三別抄。近年の研究で三別抄の激しい抵抗が日本攻撃を大幅に遅らせるなど、蒙古軍の敗因のひとつになったことがわかってきた。チンド(珍島)からの救援要請に、日本はどう応じたのか? 東アジア全体に視野を広げ、日本と朝鮮半島双方の視点から空前の危機を読み直す。レポーターは笹部佳子。

■第7回 『東シナ海の光と影 ~倭寇の実像を探る~』
14世紀、東シナ海にこつ然と現れ、朝鮮半島から中国沿岸を襲った日本の海賊・倭寇。韓国の水中発掘調査により、彼らが活動した東シナ海の姿が明らかになってきた。高麗王朝滅亡にも影響を与えた海の民は、どうして現れたのか? そして、いかなる運命をたどったのか? 日本と朝鮮半島の双方から謎に包まれた倭寇の実像に迫る。レポーターはユンソナ。

■第8回 『豊臣秀吉の朝鮮侵略』

豊臣秀吉が起こした文禄慶長の役(1592~1598年)は朝鮮半島では「壬辰倭乱」と呼ばれ、日本の侵略の出発点として刻まれている。この戦争は日本と朝鮮、2か国間の紛争だけではなく、中国・明を含めた「日・朝・中」東アジア社会を変動させた国際戦争でもあった。悲劇はなぜ起きたのか? 戦争の実態を描く。レポーターは大桃美代子。

■第9回 『朝鮮通信使 ~和解のために~』

豊臣秀吉の朝鮮出兵(イムジンウェラン・壬辰倭乱)で、断絶した日本と朝鮮との関係。しかし江戸時代には、長期の平和な関係が築かれることになる。大きな役割を果たしたのが「朝鮮通信使」である。朝鮮はなぜ恩しゅうを超えて日本と和を結ぶことに踏み切ったのか? 日本はどう朝鮮通信使を受け入れたのか? 憎悪と不信を乗り越え、平和で対等な関係を築き上げた朝鮮通信使の実情を、日韓両国の最新の研究をもとに明らかにする。レポーターは田月仙(チョン・ウォルソン)。

■第10回 『“脱亜”への道 ~江華島事件から日清戦争へ~』

江華島事件を機に朝鮮王朝を開国させた日本。その後、両国の連携により、欧米列強に立ち向かおうと考えた人々がいた。福澤諭吉とキム・オッキュン(金玉均)である。開化派の官僚・キムは、福沢の支援を受け、日本型の近代化を進め、宗主国・清に対抗しようとした。しかし、クーデターの失敗で挫折。福澤は「脱亜論」を発表する。江華島事件から日清戦争までの近代の関係を福沢諭吉とキム・オッキュンを軸に見ていく。レポーターは大桃美代子。

○2009年放送

*DVD全10枚/収録時間 890分/画面サイズ16:9/カラー

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ETV特集 シリーズ「日本と朝鮮半島2千年」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ETV特集 > ETV特集 シリーズ「日本と朝鮮半島2千年」
プロジェクトJAPAN > ETV特集 シリーズ「日本と朝鮮半島2千年」
ETV特集
シリーズ 「日本と朝鮮半島2000年」
ジャンル歴史番組
監督回によって異なる
出演者回によって異なる
製作
プロデューサー塩田純
放送
放送局NHK
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2009年4月26日- 2010年1月31日
放送時間89分
テンプレートを表示

ETV特集 シリーズ「日本と朝鮮半島2000年」(ETVとくしゅう シリーズ「にほんとちょうせんはんとうにせんねん」)は、NHKプロジェクトJAPANの企画の一つであり、ETV50(NHK教育テレビ50周年)の特別番組。『ETV特集』の枠内で、日本朝鮮半島の国々の歴史に焦点を当てた2009年度のシリーズ企画である。なおこのシリーズは、2010年度は『NHKスペシャル・シリーズ 日本と朝鮮半島』に引き継がれ、日本による朝鮮併合から現代に至るまでの歴史が取り上げられている。

朝鮮側研究者の史観に偏向した内容、と話題になった[1]

放送タイトル[編集]

  1. 「古代 人々は海峡を越えた」(2009年4月26日 22:00 - 23:29)
    古代から現代に至るまでの日本・朝鮮半島間の交流の歴史を辿るシリーズの第1回。高句麗高松塚古墳などを紹介する。
  2. 「“任那日本府”の謎」 (2009年5月31日放送)
    任那日本府の実態を探り、朝鮮半島南部とを取り巻く古代国家像に迫る。
  3. 「仏教伝来 渡来人がもたらした飛鳥文化」 (2009年6月28日放送)
    百済の古都扶余王興寺と、日本最古の寺院、飛鳥寺との関わりを探る。
  4. 「そして“日本”がうまれた~白村江の敗戦から律令国家へ~」 (2009年7月26日放送)
    の成立と朝鮮半島の軍事的緊張が、地方豪族の集合体である倭国から中央集権の律令国家“日本”へと変貌する契機になったという説を検証する。
  5. 「日本海への道 幻の王国・渤海との交流」 (2009年8月30日放送)
    ロシア沿海州に幻の王国渤海が存在した。日本と渤海との交流は東アジアの交流に大きな役割を果たした点について、クラスキノ遺跡から出土した土器や日本海沿岸部の調査から迫る。
  6. 「蒙古襲来の衝撃 三別抄と鎌倉幕府」(2009年9月27日放送)
  7. 「東シナ海の光と影 倭寇の実像を探る」(2009年10月25日放送)
  8. 「豊臣秀吉の朝鮮侵略」(2009年11月29日放送)
  9. 「朝鮮通信使 和解のために」(2009年12月27日放送)
  10. 「“脱亜”への道 江華島事件から日清戦争へ」(2010年1月31日放送)

出演者・外部リンク[編集]

「N」は、NHKアナウンサー。ナレーションは当初、高橋美鈴が担当することとなっていたが、放送期間中に妊娠して体調を崩したこともあり、中條誠子と『Nスペ』班メンバーだった礒野佑子が抜けた穴を埋め合わせる形となった。[2]
進行役リポーターナレーションリンク
プロジェクト
JAPAN
番組
1石澤典夫N笛木優子中條誠子N[3][4]
2比留間亮司N高橋美鈴N[5][6]
3笛木優子礒野佑子N[7][8]
4大桃美代子高橋美鈴N[9][10]
5杉浦友紀N[11][12]
6三宅民夫N笹部佳子礒野佑子N[13][14]
7ユンソナ윤손하中條誠子N[15][16]
8大桃美代子礒野佑子N[17][18]
9田月仙(チョン・ウォルソン、전월선中條誠子N[19][20]
10大桃美代子礒野佑子N[21][22]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 宮脇淳子 『朝鮮半島をめぐる歴史歪曲の舞台裏 韓流時代劇と朝鮮史の真実』扶桑社扶桑社新書〉、2020年4月30日、45頁。ISBN 978-4594084523
  2. ^ このシリーズを引き継いだ2010年度放送の『Nスペ』では、礒野が番組進行・ナレーションともにかかわる。
  3. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  4. ^ ETV特集 4月26日(日)
  5. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  6. ^ ETV特集 5月31日(日)
  7. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  8. ^ ETV特集 6月28日(日)
  9. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  10. ^ ETV特集 7月26日(日)
  11. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  12. ^ ETV特集 8月30日(日)
  13. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  14. ^ ETV特集 9月27日(日)
  15. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  16. ^ ETV特集 10月25日(日)
  17. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  18. ^ ETV特集 11月29日(日)
  19. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  20. ^ ETV特集 12月27日(日)
  21. ^ プロジェクトJAPAN:未来へのプレーバック。[番組ファイル]|NHK
  22. ^ ETV特集 1月31日(日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


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