2019-06-04

暗黒大陸 中国の真実 | ラルフ タウンゼント, Ralph Townsend, 田中 秀雄, 先田 賢紀智 |本 | 通販 | Amazon



暗黒大陸 中国の真実 | ラルフ タウンゼント, Ralph Townsend, 田中 秀雄, 先田 賢紀智 |本 | 通販 | Amazon




暗黒大陸 中国の真実 単行本 – 2007/9/1
ラルフ タウンゼント (著), Ralph Townsend (原著), & 2 その他

5つ星のうち 4.5 54件のカスタマーレビュー


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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

なぜ中国はトラブルメーカーになってしまうのか?―その答えはこの本に!中国と中国人の本質を70年以上前に鋭く見抜いていたアメリカ人外交官がいた。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

タウンゼント,ラルフ
1900‐1975。アングロサクソン系アメリカ人。コロンビア大学卒。新聞記者、コロンビア大学英文科教師を経て国務省に入る。1931年上海副領事として中国に渡る。満州事変に伴う第一次上海事変を体験。その後福建省の副領事として赴任。1933年初めに帰国。外交官を辞め、大学講師のかたわら著述と講演活動に専念。親日派の言論を展開したため、真珠湾攻撃後は1年間投獄される。5冊の著作すべてに極東アジアに関する鋭い知見を披露している

田中/秀雄
1952年福岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒。日本近現代史研究家。東亜連盟の流れをくむ石原莞爾平和思想研究会をはじめ、軍事史学会、戦略研究学会等の会員

先田/賢紀智
1955年鹿児島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。1980年より千葉県の県立高等学校英語科教諭。アメリカ、イギリス、中国、韓国、東南アジア諸国に渡り、近現代史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

単行本: 316ページ
出版社: 芙蓉書房出版; 普及版 (2007/9/1)
言語: 日本語
ISBN-10: 4829504072
ISBN-13: 978-4829504079
発売日: 2007/9/1
梱包サイズ: 19 x 13 x 2.6 cm
おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 54件のカスタマーレビュー
Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 18,042位 (本の売れ筋ランキングを見る)
8位 ─ 中国の地理・地域研究
840位 ─ 社会学概論


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目次 

第1章 光景
第2章 のどかな水田に隠された逆説
第3章 本当の中国人
第4章 中国的才能とその背景
第5章 進歩のない布教活動
第6章 宣教師の心
第7章 果てしない混乱
第8章 阿片
第9章 日本と中国人
第10章 アメリカ、極東、そして未来

-------------------

54件のカスタマーレビュー

5つ星のうち4.5
5つ星のうち4.5

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星4つ 15%
星3つ 3%
星2つ 2%
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54件中1 - 8件目のレビューを表示
トップレビュー

富士と桜

ベスト500レビュアー
5つ星のうち5.080年前と本質は変わっていない政治のない社会2017年2月17日
形式: 単行本Amazonで購入
著者ラルフ・タウンゼントは満州事変の年に米国の外交官として上海に赴任し、現地で調査した中国の民衆の姿、軍事・政治状況を帰国後に本書(原作)に著わした。
混沌とした当時の社会状況を詳細に書いているが、八十余年たった現在でもあまり変わっていないというのに驚かされる。また宣教師、外交官などによってもたらされた情報はきれいごとで偽装されて米国に伝わり、米国の政策、世論を誤らせたとしている。
余りにもひどい民情に呆れたのか、対照的に日本人については称賛している。「二人以上の共同作業が出来ない」と言っているのが大衆の姿を良く表しているようだ。専制国家による収奪、盗賊団による略奪の歴史は、共同体社会の形成が出来なかったのではないかとすら思える。
ただ中国人の芝居のうまさからくるアピールに西欧人はころりと騙され、日本人よりも最初のうちは好意を持たれると言っている。
巻末に訳者の田中秀雄氏が解説している。タウンゼントの中国に対する厳しい姿勢の反動なのか日本に対して擁護し、当時の米国の対中、対日政策を誤りとしており、国内にもリンドバーク大佐、ウェデマイヤー将軍など米国の参戦を批判した同志もいたことを挙げている。

17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ミラノ大根

5つ星のうち5.0変わらない面々2016年9月26日
形式: 単行本Amazonで購入
上から下まで私利私欲 一皮むけば文明的ふるまいのかけらもない人々、それを天使のように見せるんだから中国人とは恐ろしい人たちだと思う。嘘も本気で言えばすべて事実にすり替わる。力がある方がやりたい放題の総取りでみんな幸せに暮らしていると自己宣伝でコロッと騙される他人、大陸国家とは恐ろしいものである。

15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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らる〜

5つ星のうち5.0これ70年前の本だったの?2009年5月17日
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仕事でよく中国に行くのですが。どうもテレビで見る光景、新聞や雑誌で目にする状況が現実の私の眼に映るものと、とことんかけ離れていまして。疑問に思っていたところにこんな本と出合いました。まさにこれだよコレ。と思っていたらなんと70年も前のことって。今となんら変わりありません。これから中国人と付き合う人、この本の端から端までを頭に叩き込んでください。

252人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Avalon

VINEメンバー
5つ星のうち5.0中国とどう付き合っていくか?2012年10月17日
形式: 単行本Amazonで購入
尖閣列島の領土問題に端を発し、中国では反日の風潮が強まっています。
もはや、中国とは戦争をするか、敗北を認めるしか無いのでしょうか?

で、本書の登場となります。70年前に書かれた本ですが、読めば読むほど、
現在の中国から伝わってくる話と符号しており、恐ろしいぐらい変わっていません。
明らかに違うのは、第8章に記載さらた「阿片」の話ぐらい。宗教が禁止されている
中国にアメリカ人宣教師はいませんが、ビジネスマンは沢山いて、状況は似ています。

この本はアメリカ人が中国について書いた本ですが、日本人についての記述も
沢山あります。この本に書かれた内容について疑問を持たれた方は、まず、第9章の
「日本と中国人」について目を通されることをお勧めします。この本の日本に関する
記述が納得できれば、恐らくこの本の内容は正しいということになります。
日本人は物静かで、綺麗好き。約束は守るが、人見知りするし、陰気で暗い。とのことです。
(くたびれた博士の様だ。とも書かれています。) 日本人の様な中国人もいれば、
中国人の様な日本人もいる。でもアメリカ人が一般的な日本人に受ける印象の話です。
中国人の性格は、日本人と正反対である。としています。確かに言いえて妙。

で、その対中国政策ですが、以下を結論としています。
「つまり、今までの対中国政策は失敗だったと素直に認める以外ないのである。
金を貸せば、返してもらえないばかりか悪用される。学校や病院を建てたら、火を付けられる。
宣教師は宣教師で、いくら中国人の中に飛び込んで命がけで働いても、教え子に拷問され、虐殺
される。ただ外交援助するばかりで、何の罰則もなく甘い顔ばかりしてきたから、かえって
暴虐の限りを尽くしてきたのである。アメリカ人の究極の希望は世界平和である。そこで
極東にも平和を願うなら、アメリカはどういう姿勢をとるべきか。「君子危うきに近寄らず。」
きれいさっぱり足を洗った方がよい。思いやりも必要だが、それと同時に毅然とした態度で
主張すべきは堂々と主張すべきである、とうのが大人の考え方である。」

この結論ですが、宣教師をビジネスマン、アメリカを日本と言い換えると、ほぼ現在でも
通用する結論かと思います。なぜ、この結論に至ったかは、本書にてどうぞ。

ちなみに本書には「なぜ日米が戦争するに至ったか?」についても述べられていて、
歴史書、日本人論、中国人論、マスコミ論、など、一冊で様々な読み方ができます。

35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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本格派

5つ星のうち5.0史上最高の中国人解説書!2009年9月7日
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1933年という遠い昔に出版された著書である。現在は政治体制も経済状況も大きく変わったが、この本で語られる国民性、役人の姿がほとんどそっくりそのまま現在の中国に当てはまることに驚きを感じる。しかし実際にその通りなのである。

嘘を付く、他人を信じない、家族と仲間以外の命を何とも思わない、拷問好き、宗教を信じない、金がすべて、衛生観念が皆無、など中国人の特質を実に良く理解している。中国人が他の民族とあまりにも違い過ぎることには本当に驚かされる。違い過ぎるがゆえに、そして情報が少な過ぎるがゆえに、この本が書かれた当時も今も変わらず中国人のことを全く分かっていない人間が多いのであろう(日本の親中勢力しかり)。

使っていない間だけ、という条件で空き地を借りたが最後、塀で囲って自分のもののようにして一切返そうとはしない、という話などは尖閣諸島のミニチュア版のようなものであり、善意で譲ったが最後、力でねじ伏せられる以外には決して返還されるものではないということを日本の政治家はしっかりと認識してもらいたいものである。

もう1点、重要な事実が述べられている。
日中戦争前、アメリカは中国に大量の宣教師を送り込み、布教活動を熱心に行なっていたが、宗教に無関心の中国人にはのれんに腕押しで、布教に乗ってこない中国人のために衛生管理や農業の生産性向上などの生活改善指導とセットで信者を増やそうとしていたのだが、中国人は恩を仇で返すような仕打ちばかりを宣教師やアメリカに対して行なった。しかしそれでも宣教師たちは自分のやっていることの正しさを信じたくて、中国人を現実よりも好意的に評価してしまうのである。
そして、情報の少ない当時のこと、アメリカ政府も国民も、宣教師からの偏った情報によって親中国、反日の世論を形成したのである。
このことがアメリカが日本との戦争を望んだ一つの要因となった可能性がある、という貴重な情報を提供してくれた点でも非常に価値の高い本である。

144人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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PEK

5つ星のうち5.0お人好しの日本人は現代ふたたびスケープゴートにされるか?2012年11月7日
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 十九世紀前半、ある宣教師は驚くべき光景を目にする。車数台に生身の人間が積まれ、手の甲が釘で車に打ち付けられていた。役人は説明した。ある村で盗みがあった。全員捕まえればその中に犯人がいる。それで連行した、と。周りの中国人は誰もそれを不自然と思っていなかった。彼らは自国民である匪賊、盗賊、強盗、軍閥兵士、国民党軍兵士、役人から、略奪され、足を叩き切られ、虐殺され、強姦されていた。義和団事件や一九二六年の南京虐殺では外国人が標的になり、略奪、放火、射殺、負傷を負わせられ、強姦され、侮辱行為を加えられた。
 本書著者は、一九三一〜三年、上海と福建省で米副領事を勤めた。日米開戦後、日本擁護姿勢ゆえに米国で逮捕投獄される。中国人とは誰か?普遍性ある特徴は何か?彼がありのまま過激に書いたのは次の通りだ。残忍、平気で嘘をつく、敵の心を読み弱点に付け込む、他人を信用しない、責任感がない、金がすべての現実主義、口先だけの道徳、感謝をしない、宗教に精神性を求めない、恩を仇で返す、賄賂漬け、人類共通の人情がない、大義に殉ずる心がない。
 宣教師は不思議にも中国人に迎合した。中国人の暴虐に最も苦しんだのは他ならぬ宣教師なのに。ミッションスクール校舎は放火された。焼いたのは同僚中国人や教え子だ。中国に生涯を捧げた女性宣教師二人が「帝国主義者の手先」として拷問のうえ殺された。辛亥革命以降の二十一年間、カトリック宣教師だけで四十七人が殺害され、三二〇人が身代金目当てで逮捕され、うち三人が拘留中に死亡。本当の意味で何人が信者になったか。ある宣教師は息子に語った。「一人もいない。名目上は数千人もいたが、真の信者はたった一人もいない」と。
 二十世紀前半、なぜ世界は親中国、反日だったのか。著者は説明する。一つは、中国人が演技上手で同情を得る天才であり、英米の新聞を反日プロパガンダで狂奔させたからだ。二つ目は、中国を知る外国人、特に宣教師が母国に真実を伝えなかったからだ。中国人の真実と残虐性を知らせるとサポートが得られない。宣教活動中止だ。米国での情報源は宣教師である。中国にいる宣教師は圧倒的に多い。日本は清潔で発展していた。哀れを誘わない。対して中国はどん底だ。米国人は可哀想な方に愛着を持つ、と。スケープゴートにされた方は堪らない。お人好しの現代日本人は真実を知ろうとしない。同じ運命をたどるだろう。暗澹たる思いだ。

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トラネコ

5つ星のうち5.0日本人の中国観を正す!2011年5月27日
形式: 単行本Amazonで購入
この本は今から70年以上前に書かれた中国人の実情だが、その内容は現代中国人にそのまま当てはまる。同時に中国という国、その地に起こった各帝国の歴史的本質がわかる好著でもある。我々は「中国4000年の歴史」などと、日本に文明を伝えてくれた偉大な文明国であるかのように、マスコミや親中派文化人によって錯覚させられ、或いは外見上の特徴から親近感や共通性を抱きやすい。しかしながらそれらはまったく誤りである。中国という文明、中国人(漢人)という民族は我々日本人とは似ても似つかぬ、まったく異質な文明・民族であることが、この本で理解できる。特に中国にビジネスなどで暮らす人や近現代史を学ぶ人には、格好の中国および中国人理解の情報書といっても過言ではないだろう。この本は今後益々関係が強くなるであろう中国(人)を知るためにも一般国民はもとより、政治家や企業人は必読の書であると断言できる。この本によって少しでも多くの国民が、これまでのマスコミによって撒き散らされた「誤った中国観」を正されることを切に望むものである。

29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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パソ太郎

5つ星のうち5.0外務省官僚、進出企業の人等必須アイテム2013年12月12日
形式: 単行本Amazonで購入
中国人の行動様式や連綿と続く外国人排斥思考等が一朝一夕に成立したものでない事が良く判る外務省官僚(中国担当部署)や中国にこれから進出する企業等是非読んでおくべき書籍だと思います。
中国人は国民党であれ共産党であれ、その本質は何も変わらない事に気が付くとても良い書籍です。

11人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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『暗黒大陸中国の真実』抜粋(オロモルフ)■□■□■
http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/ankoku_tairiku.htm

◆◆◆ 1.まえがき ◆◆◆

 これは評判になった本ですが、外国を批判する本をよく読む人は必ず読むが、読まない人はなかなか読まない――という種類の本でもあります。
 そこで、少しでも多くの方に内容を知っていただきたいと、抜粋を連載しました。
 以下はその記録です。


◆◆◆ 2.書誌 ◆◆◆

◎ラルフ・タウンゼント(田中秀雄・先田賢紀智共訳)『暗黒大陸中国の真実』芙蓉書房出版(0407)

◎著者の略歴(この本より)
 アングロサクソン系アメリカ人。コロンビア大学卒。新聞記者、コロンビア大学英文科教師を経て国務省に入る。1931年上海副領事として中国に渡る。満洲事変に伴う第一次上海事変を体験。その後福建省の副領事として赴任。1933年初めに帰国。外交官を辞め、大学講師のかたわら著述と講演活動に専念。親日派の言論を展開したため、真珠湾攻撃後は1年間投獄される。5冊の著作すべてに極東アジアに関する鋭い知見を披露している。

(原著は1933年にアメリカで出版されましたが、その復刻が1997年に出ており、訳者はたぶん復刻を参考にしたのでしょう)
(ここにはありませんが、訳者のあとがきでは、戦後は共和党関係の仕事をしたらしい)

[この人とこの本の存在は、日本でも一部憂国の士には知られていたそうですが、翻訳が無かったので、一般の人が知るのは、これが最初です]

◎訳者紹介
 田中秀雄:――
 1952年福岡県生まれ。慶応大学文学部卒。日本近現代史研究家。著書に『映画に見る東アジアの近代』『国士・内田良平』など。
 先田賢紀智:――
 1955年鹿児島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。県立高校英語科教諭。近現代史を研究。著書に『インドネシア紀行』など。
(お二人とも、展転社から本を出すなど、保守系の論客としての活動を続けている人です)

◎読んだ感想
 読み出したらやめられない本です。
 大東亜戦争前のシナ大陸の実相を、実体験をもとに記しており、シナに甘い母国のアメリカへの忠告の書なのですが、その内容は、そっくりそのまま、現在の中国に当てはまり、また日本への忠告そのものになっております。
 ごく一部に、日本についての錯覚もあるようですが、じつに勉強になります。
 また、シナに甘いアメリカ宣教師への痛烈な批判は、現在の日本のマスコミにもそのまま通じます。

[オロモルフには、単純な感想以上の批評をする能力はありませんが、訳者のエッセイや書評や内容のサワリの部分について、連載します]


◆◆◆ 3.書評 ◆◆◆

◎宮崎正弘氏による書評(台湾の声より)
 本書は民族派、保守派にとって必読の資料的価値がある。
 ラルフ・タウンゼントという人物は以前から識者の間で知られていた。日本を擁護し、真珠湾攻撃直後に「反米活動」で逮捕され、一年間投獄されたアメリカの良心。タウンゼントは米国の上海領事館副領事から福建省で副領事をつとめたが、ジャーナリストでもあったので、観察が鋭く、汚染された河と汚い小舟しかない当時の中国を旅行した。
 訳者の田中氏らは、どうにかして日本人に忘れられた、このアメリカ外交官を顕彰しようとして処女作を手に入れ、多くの人の協力を得て、ここに訳出した。その功績や大である。
 この本は1933年の作品でタウンゼントが米国大使館上海副領事として、日々、かの猥雑なペテン師だらけの国で実際に目撃した出来事と、直接体験から考えに考えての中国人論を展開し、日本の経営する満洲こそ、中国人にとって天国ではないかと、その真実を報告しているのである。
「中国人はただ働けて束縛されずに生きられれば、どんな旗がはためこうとまったく気にしない。懐具合が良くて家族が無事でいればあとはどうでも良いのである」(280頁)。
 だから「満洲は中国人にとって天国」となった。
 事実、日本が経営した満洲の評判を聞いて数十万の漢族が入植した。学校は日本人より中国人のほうが多かった。
 元も清も、いや唐でさえ、異民族王朝である。吐番、大月氏、突厥、金と数え上げればきりがない異民族王朝が三百年つづこうとも、漢族は気にしなかった。
 著者の中国への学識が方々で生かされていて、しかも64年前の中国人の本質といまのそれとはまことに同一軌道をまわっている事態を、読者は感嘆と同時に体得するだろう。

[宮崎正弘氏は、中国問題のほか国際的な特許問題にも詳しい保守系の評論家として、著名な人です]
[台湾の声では、この本の宣伝に力を入れています]


◆◆◆ 4.翻訳者の言葉

◎なぜ『暗黒大陸中国の真実』を翻訳したのか(台湾の声より)
 田中秀雄(訳者)

 著者のラルフ・タウンゼントはほとんど日本では知られていない。しかし一度その経歴と人生を知るとほとんどの人は茫然としてしまうだろう。その行動の一貫性と数奇な運命に対してである。もっとも彼は戦前、敢然と日本を弁護し、ルーズベルト政権や中国を批判した親日派ジャーナリストとして、一部の外交専門家、言論界ではわりに知られていた。彼が忘れられたのは、日本の敗戦後である。ちょうど我々がGHQの思想統制と洗脳教育の中で、戦前一切のことを呪わしく思わされ、戦前の真実の姿を忘れさってしまったように、タウンゼントのことも忘れられていったのだ。

 しかしそのタウンゼントがGHQの職員たちの源流であるルーズベルト政権のニューディーラーたちを政権発足当時から批判し続けていたとすれば、読者はどう思われるだろう。

 彼はその著書の中で、ルーズベルト政権内部に巣食うコミンテルン勢力=彼言うところの「新自由主義」の危険性について、指摘していたのである。

 当然彼らは日本が中国大陸において共産主義と戦っている理由を理解しないわけで、真珠湾攻撃後、タウンゼントが反米活動の容疑で一年間牢獄生活をさせられるのは、いわばその言論活動の宿命ともいうべきものであった。

 また当然彼の思想は、戦後のGHQ占領体制を批判する立場にあるのだ。彼が今日よみがえるべき理由もここにある。

『暗黒大陸 中国の真実』は彼の処女作である。外交官としての彼中国の現地で見た生々しい赤裸々な中国人の実際の姿をルポしたものである。

 彼が見たのは貴重だ。排外活動で被害を受けているのは日本だけではない、アメリカもそうなのだということ、また当時の中国人と今の彼らがどう違い、似通っているか、なぜアメリカ人は中国を支持し、日本を非難したか、タウンゼントの慧眼から様々な示唆を読者は得られるに違いない。
(平成16年9月1日)

[これは本にある言葉ではなく、メルマガ・台湾の声にあった言葉です]

◎訳者のあとがきの一部
 ・・・・・
 日本の敗戦を彼(タウンゼント)がどう見ていたか、まだわからない。
 しかし、彼の著作は日本の敗退で起こる極東の混乱を予想しており、それは中国の共産政権樹立、朝鮮戦争の勃発という形で現実となった。
 彼の予言は的中したのである。
(彼は)戦後、日本人んは忘れられたまま、1975年に亡くなった。
 ・・・・・
 いずれにせよ、1930年代のアメリカ外交で日本寄りの態度を取り続けようとすることがいかに困難だったかは、マクマリー*やタウンゼントの体験によって知られよう。
(*元北京駐在公使で国務省と対立して外交官を辞めた人物)
 ・・・・・
 宣教師たちが中国でひどい目に遭っているのに、実際の本国への報告では中国に寛大で日本に厳しい見方をしている。
 このことが、昭和十年代にアメリカの対日世論が厳しくなっていく大きな流れの原因にもなっていたという事実がある。
 こうしたからくりの内幕も、タウンゼントの慧眼によって確かめ得るだろう。
 本書の最後に、1927年の国民党軍による南京虐殺事件に対して、南京在住の宣教師たちが国民党政府を非難した声明書が紹介されているが、そこに、1937年のいわゆる《南京事件》で、日本批判をしたマギー牧師の名前があることに注目されたい。
 彼のこの豹変の理由もまた、タウンゼントの観察から理解されることだろう。
 ・・・・・


◆◆◆ 5.著者と編纂者の言葉 ◆◆◆

◎著者タウンゼントによるまえがき(1933年)の一部
 最近の中国関連本には、ありのままの真実を伝える本が極めて少ない反面、感傷的、いわばお涙頂戴式の本があふれている。
 本書はありのままの真実を伝える本である。
 中国人のありのままの姿を伝えるのが本書の狙いであるから、読み進むうちに胃がムカムカきたら、それで所期の目的は果たせたと思う。
 中国で現在何が起こっているかを正確に調査したら、ほとんどが見るも恐ろしい、胸が悪くなるような結果しか出てこない。
 中国人の行動自体が恐ろしい、胸が悪くなるようなものだから当然である。

◎復刻本にあるウィリス・A・カートによるまえがき(1997年)の一部
 本書は、いわゆる共産主義時代の到来前に書かれている。
 この五十年間、中国の共産主義者は自国民を約一億人も殺害している。
 銃殺、縛り首、踏み殺し、引きずり殺し、殴り殺し、のこぎり挽き、切り刻み殺し、飢え死に等と、ありとあらゆる方法で殺してきたのである。
 なぜこのようなとてつもない数の人間を殺したのか。
 それはマルクス・レーニン主義の罪ではあるが、同時に中国文化そのものの罪でもある。
 なんとなれば、国民がその支配者に虫けら同然に殺され、虐待されてきたのが中国五千年の歴史であるからである。
 著者のタウンゼントはこう述べている。
「四億の民(今では世界人口の五分の一にあたる十億を超えるが)の苦悩と実態」と。
 しかし、好むと好まざるとにかかわらず、今日中国は世界の大国となり、将来も無視できぬ存在である。
 しかし中国はいつまで経っても中国であり、変わることは絶対ありえない。
 いくら我々が我々の国民の血税をつぎ込んで援助しても、中国が変わることはないのである。


◆◆◆ 6.本文の内容の抜粋 ◆◆◆

◎本文1『協調より反目を好み共同作業のできない中国人』
 ・・・・・
 中国人だけだと、なぜかうまくいかない。
 必要なものはすべて揃っている。
 しっかり監督すればちゃんと働く。
 仕事熱心で頭も良い。
 しかし致命的に欠けているものが二つある。
 それは正直と協調性である。
 しかもこの二つは直そうとしても直せないような感じがする。
 大人数の仕事となると中国人だけではうなくいかない。
 ・・・・・
 驚くほど裏切り者が多い。

◎本文の一部2『チップを多く渡してはいけない』
 ・・・・・
 車夫は見るからに哀れな姿をしている(もちろん演技が上手だからである)。
 そこでつい、チップを弾むことになる。
 すると逆に、「騙された」と大声を上げられる。
 また「この客は上海語がわからないな」と思うと、回りで見ている苦力仲間のウケを狙って怒鳴り散らす。
「余分に払うとは金勘定もできない間抜けだ」と思って怒鳴ったり泣きついたりして、さらにふんだくる。
 情け無用の世界である。
 こちらがチップを弾んで「雪の中、裸足でご苦労。少ないがこれで一杯やってくれ」と言っても信じられないのだ。
 試しに、ちょっと乗っただけで1ドルやってみた。
 1ドルといえば彼らにとって二日分の稼ぎである。
「騙された」と言って激怒しなかった車夫は一人しかいなかった。
 宣教師たちは「田舎には本当の気高い中国人がいる。チップを弾めば皆大喜びする」と言っているが、私はそういう爽やかな人には出会ったことがない。
 ・・・・・

[このエピソードは、ごく最近の日本での凶悪事件を想起させます。
 工事現場で働いていた中国人に、近くの親切な日本人がお茶やお菓子の差し入れをしました。すると、その中国人がその日本人の家に強盗に入って殺してしまいました。
「差し入れをするのだからきっと大金持ちだろうと思って強盗に入った」
 ――と言ったそうです。
 上のエピソードと根は同じですね。
 嗚呼、世界を知らない日本人!]

◎本文の一部3『人類共通の人情がない中国人』
 ・・・・・
 中国人は二人連れで舟旅をする・・・一人旅で病気になると・・・船頭は迷わず病人を川に投げ捨てるからである。
 ・・・・・
 悪いのは迷信であって船頭が悪いのではないかもしれない。が、違う。投げ捨てられそうな人を見て「可哀そう」という人は一人もいない。逆に、少し助けてやれば病気が治りそうな場合でさえ、誰も全く関心を示さないのである。
 車が倒れて人や馬が下敷きになるような事故がよく起こるが、野次馬ばかりで誰一人、助けようとしない。この冷淡さこそが中国人の典型のようである。

◎本文の一部4『中国人の特異性と残虐性』
 あるアメリカ人領事が目撃した話である。
 任地の揚子江上流でのことで、西洋人には信じられないことだが、中国人にはたいした事件ではないそうである。
 豚と中国人を満載したサンパンが岸近くで波に呑まれ転覆し、豚も人も投げ出された。
 岸で見ていた者は直ちに現場に漕ぎ出し、我先に豚を引き上げた。
 舟に泳ぎ着いた人間は、頭をかち割って殺し、天の恵み、とばかりに新鮮な豚肉を手にして意気揚々と引き上げ、後は何事もなかったかのようにいつもの暮らしが続いたという。
 ・・・・・
 最近のある戦闘で捕まえた敵方の将校の一団をどう殺そうかと議論になった。
 そして、ばらばらの釘を飲ませてやろうということになった。
 飲ませてから、効果観察のため整列させた。
 約二時間後に死亡したそうである。
(ある夕食会で中国のお偉方から聞いた自慢話)

◎本文の一部5『ユク神父の記録に残る、残忍極まりない話』
 ・・・・・
 ある日、通りを通る車から聞きなれない声がしたので、何事かと行ってみると車数台に生身の人間が積まれていた。
 近寄ってよく見ると手の甲を釘で突き刺され、車に打ち付けられているではないか。
 警備の役人に訳を尋ねたところ、「ある村で盗みがあり、(村の)全員捕まえたらその中に犯人がいるだろうと思って、連行して来た」そうである。
 それを聞いてユク神父は、「いくらなんでも全員の手を釘付けるのは酷かろう」と抗議をした。
 警備隊長が答えて曰く「たまたま捕り手が手錠を忘れたのです。こういう時はこれが一番ですよ」。
 そこで、「無罪の者を引き渡してくれないか」と頼んだ。
 隊長曰く、「承知いたしました。潔白が証明され次第釈放します」
 恐ろしいことに、この件で驚いているのは外国人のユク神父だけで、周りで見ていた中国人は誰も驚いていない。
 静謐な天子の国と言われる国で、(無実の者も全員)手の甲を釘で打ち抜いても、誰もそれを不自然だと思わないのである。

◎本文の一部6『本心から信者になった者はいない』
(ある宣教師医師が理想に燃えて中国に渡ったが、我慢できなくなって二年で帰国した。
 父親も宣教師だったので、その父のことを質問したところ、こう答えた。)
「なくなる直前、父はこう申しました。(信者になった中国人は)一人もいない。名目上は数千人もいたが、真の信者はたったの一人もいない、と」
 宣教師たちのご尽力にはまことに頭が下がる。
 人里離れた内陸部で、何度裏切られても辛抱強く勤める姿は「神々しい」ものであるが、もしかすると、単なる間抜けかもしれない。

◎本文の一部7『平気で嘘をつく』
 中国に長くいる英米人に、「中国人の性格で我々とは最も違うものを挙げてください」と訊いたら、ほぼ全員が躊躇なく「嘘つきです」と答えると思う。
 ・・・・・
 欧米では、嘘は憎悪や軽蔑と同じ響きをもつものであるが、中国語にはそういう語がない。
 必要がなかったからである。
 そこで、それに近い中国語を使って「嘘ではありませんか?」と言ったとしても、非難の意味はない。
 ましてや侮辱には全くならない。
 特別な意味のない言葉なのである。
 中国人の言動は誤魔化しとすっとぼけに満ちているが、暮らしているうちに、真意がわかるようになる。

[注:嘘という漢字の意味はシナ語と日本語で違います]

◎本文の一部8『敵の面子を潰すための自殺』
 ・・・・・
「嫌がらせ」もよくあることで、あの孔子ですら平気である。ある時、招かれざる客が来たので居留守を使った。
 諦めて客が帰ろうとするのを見て、孔子は窓辺に出て胡弓を弾いた。
「ああ、孔子様は私のことをこういう風に扱っていらっしゃるんだなあ」とわからせるためであったという。

[孔子が人格的に酷い人物だった事は、日本にはほとんど翻訳されてこなかったので、日本人は知らないのだそうです。人肉食も好きだったと言われています]

◎本文の一部9『幻影を抱かずに現実に立ち向かった宣教師』
 ・・・・・
 一九二七年から二八年、中国領土にいた八千人に上る外国人宣教師のうち五千人が退去させられている。
 どこへ退去したのか。
 日本である。
 しかし日本に避難したものの、日本人が好きになれない。
 可哀相な人間がいないからである。
 アメリカ人とは不思議なもので、可哀相だと思えない相手は好きになれない人種である。
 宣教師は特にこの傾向が強い。
 可哀相な人間を見ると、我が身の危険をも顧みず、救ってあげようという殉教精神がわき上がるのである。
 だから中国人は全く有り難い存在なのだ。
 ところが日本は、ドイツに似て、規律正しく、町は清潔で落ち着いている。
 これでは宣教師の出る幕がない。
 だから宣教師に好かれないのである。

[オロモルフも終戦時にそれを感じました。終戦時の日本人は可哀相だったのです!]

◎本文の一部10『虐殺されても中国人をかばう宣教師』
 ・・・・・
 福州を流れる川の上流でのこと。
 高齢のイギリス人宣教師が二人、追剥に捕まり「裁判され」、「帝国主義者」にされ、「残虐なる死刑」に処された。
 生涯を聖職者として現地住民のために捧げた二人に待っていたのは、体中を切り刻まれ、長時間悶え苦しみ殺されるという無惨な最期であった。
 当然ながら、中国国民党「政府」は何もしなかった。
 政策の一環であるから、助けるわけがない。
 ・・・・・
「馬鹿は死ななきゃ直らない」と言うが、何度騙され、何度殺されても直らないのが宣教師なのだ。
 ・・・・・
 どうしても殺せない相手には敬服し信服するのが中国人である。
 宣教師はこの辺のところを見逃してきた。
 何度死んでもわからない。

◎本文の一部11『巨額の援助を不満とする中国人』
 ・・・・・
 演技のうまい中国人にコロッと騙されているのである。
「期待していたアメリカ人に裏切られ失意のどん底に落とされた」と迫真の演技の中国人。
 「ああ、期待を裏切ってしまった」と反省するアメリカ人。
 行商だろうが苦力だろうが主演男優、女優になれる。
 ・・・・・

◎本文の一部12『民を思う指導者がいない』
 中国人に根本的に欠落しているのは「品格」である。
 それゆえに指導者が生まれず、風見鶏で、死ぬまで足の引っ張り合いをしている。
 だからアメリカ人に向かって「教育援助が足らない」と責め立てるのである(援助が足らないのではない。中国人の経営ミスで効果が上がらないのである)。
 何千といる学士様や修士様まで自分のことは棚に上げて、アメリカを非難している。

◎本文の一部13『自虐趣味のアメリカ人』
 調査委員会は、しつこいほど「柔軟性のある宣教師を中国に派遣するよう」主張している。どうも曖昧な物言いである。
「良かれ」と思ってやったことの「お返し」が侮辱、脅迫、人格否定である。
 それでも笑顔で絶えているのである。
 これ以上どうしろと言うのか。
 ・・・・・
 ここまで来ると自責、自虐趣味である。

[この宣教師の態度は、現在の政府マスコミの北京や韓国政府への態度と同じですね]

◎本文の一部14『混乱が絶える日は一日もない』
 中国では混乱が絶える日が一日もないが、人は良いが無知なアメリカ人報道関係者はきれい事ばかり言っている。
 中国に住んでいる人には信じられない記事ばかりである。
「目指すものが違うから戦う」ということは、中国ではありえない。
 目指すものは同じである。
 賄賂、略奪、何でも良い、ただ「金」である。
 ・・・・・
 この(一九三三年までの)二十二年間、身の危険を感じることが多くなった。
 いっそのこと兵隊になったほうがよい。
 兵隊なら食いっぱぐれはない。
 銃剣を振り回せば食糧調達は思いのまま。

◎本文の一部15『ビールの泡より早く消える愛国の士』
 彼らはアメリカ人をだますコツを知っている。
 ・・・・・
 アメリカ人は「国家統一のため、血判状を認め、統一戦線に合意する指導者たち」という記事にコロッとだまされてしまう。
 ・・・・・
 そもそも統一戦線合意の目的は「自分の縄張りを荒らされない」、ただそれだけである。

◎本文の一部16『世界史上類例のない中国の悲惨』
 これは世界史上類例のないことである。
 血の海に膝まで浸かり、村といわず町といわずことごとく絞られ荒らされ、死者、拷問、餓死者が毎年数百万もでるのに、何万という大学出の学士様は手をこまねいているだけで何もしない国。
 こういう国は世界のどこにもない。

◎本文の一部17『犠牲者は圧倒的に住民である』
 もちろん三百万もの人間が戦えば、多くの死者が出る。
 ところが、兵隊の死者はごく少ない。
(一九三一年の対共産党戦に関する楊将軍の報告)
 河西で、
 死者:    186000人
 難民の死者:2100000人
 ・・・・・
 数百万単位で人が死ぬことはざらにある。
 大洪水や大飢饉があると数百万単位で死者が出る。
 あの太平天国の乱(一八五一~六四年)では二千万人が消えた。
 この数字は外国人研究者がはじいた数字である。
 第一次世界大戦お戦死者数をはるかに超えている。

◎本文の一部18『命の恩人のイギリス人に感謝どころか非難する孫文』
 ・・・・・
 孫文の「三民主義」は中国人の聖書となっていて、・・・・・「三民主義こそ中国を導く精神的支柱」という虚構が定着している。
 ・・・・・
(孫文は)イギリスへ逃れたこともある。
 その時、中国政府の暗殺命令を受けた刺客に襲われ、危ういところでイギリス人に友人に助けてもらったが、その恩を忘れ、イギリス人の悪口を書き散らしている。

◎本文の一部18『大義に殉じる心がないから中国の混乱に終わりはない』
「いつになったら、どうしたら混乱は収まるのですか?」とよく聞かれる。
「気配すらない」これが答えである。
 ・・・・・
 何百年もの間、何十億という中国人が病に冒され苦しんで死んできたのに、「病は治るものだ」と暢気に構えているのである。
 ・・・・・
 だから、民衆が立ち上がって悪代官を追放しようということにはならないのである。

◎本文の一部19『世界を欺く中国政府』
 国際会議があるたびに「阿片撲滅に奮闘する中国」という記事しか読んだことのないアメリカ人は、大々的な阿片製造と消費の実態を知ったら「エーッ」と驚く。
 二年前、中国は国際査察に断固反対した。
 毎年春になると畑一面の白いケシの花が咲く。
 ・・・・・
(阿片禁止の法令が)発令の最中、春に収穫した阿片がせっせと中国中の市場に運ばれていた。
 ・・・・・
 さらに面白いことがある。
 ケシの栽培は州知事の命令である。
 命令で種が配られる。
 ・・・・・
 軍のやり口が見事。
 まず「違法」のお触れを無視し、阿片を栽培させる。
 いざ収穫期になると、「違法である」と言って百姓から金を巻き上げるのである。

◎本文の一部20『日本人と中国人』
 ・・・・・
 中国人と日本人は全く違う人間だが、アメリカ人には違いがわからない。
 地理的に近いから性格も似通っていると思っている。
 これほど大きな誤解はない。
 ・・・・・
 確かに、日本人と中国人は体つきがよく似ている。
 が、似ているのは体型だけで、性格は似ても似つかない。
 ・・・・・
 短い旅行でも違いがわかる。
 他人に対する態度が大きく違う。
 儲け話になると腰が低くなるのが中国人。
 日本は違う。
 自然に腰が低くなり、礼をもって接すること自体に喜びを見出している。
 例えば、通りを歩いていて、何かを落としたら誰かがサッと拾ってくれる。
 中国には、スラム街よりひどく、鵜の目鷹の目の連中が多い。
 ・・・・・
(しかし日本人は)アメリカ人の手本になるような行動を示してくれるのである。

◎本文の一部21『アメリカ人はなぜ日本人より中国人を好きになるのか』
 ・・・・・
 上流階級の日本人は「武士に二言はない」というサムライである。
 サムライとは名誉を重んじ、自らの言動に責任を持つ伝統を重んじる特権階級である。
 ・・・・・
 中国は全く別で、言葉の意味はころころ変わる。昔から嘘つき呼ばわりされても誰も侮辱だと思わない。
 そういえば、嘘とか嘘つきという言葉がない。

[中国では嘘という漢字に、日本人が言う「うそ」という意味はありません。むろん中国にも「うそ」に近い用語はたくさんありますが、日本人と決定的に違うのは、「恥ずかしいこと」「悪いこと」といった意味が無いことらしいです]

 先ほど、(アメリカ人は)ちょっとだけ付き合うと中国人が好きになる人が多いと言ったが、長らく付き合うと、圧倒的に日本人が好きになる。
 ・・・・・
(アメリカ人が)ちょっと滞在して中国人が好きになるのは、中国がどん底の国だからである。
 アメリカ人は可哀想な人に愛着を持つのである。
 もう一つの理由は、日本がアメリカの安全を脅かす存在だからである。

◎本文の一部22『ペテン師たちの排外運動』
 中国人は世界に冠たる詐欺師、ペテン師である。
 アメリカ人に略奪から人殺しまで何でもしながら、責任逃れだけは上手である。
 国全体が乱れていようが構わない。

◎本文の一部23『柳条湖の鉄道爆破』
(公使が本国に送った報告書は間違っているとして)
 在中米英の官民の大勢はこうである。
「・・・我々が何年もこうあるべきだと言っていたことを日本がやってくれた」
「頼むぞ、日本軍。徹底的にやっつけてくれ」

◎本文の一部24『軍艦を盾に賠償金を取った田村総領事』
(以下大意)
 昭和七年の上海事変の直前のこと。
 福州でも収奪目的の学生秘密結社がたくさんあり、ある日本人教師夫妻が脅されていた。
 そこで日本の田村総領事は、福州当局や警察に警備を依頼した。
 中国人の顔を立てたのである。
 ところが、警備にあたった中国兵は、ある日とつぜん姿を消し、日本人夫婦はたちまち殺されてしまった。
 グルになっていたとしか思えない。
 田村総領事は「これは重大な過失である。遺族に五万ドルの賠償金を払うべきだ」とした。
 ところが中国当局は言を左右してまともな返事をしない。
 そこで田村総領事は、日本海軍に打電して軍艦を向けてくれと頼み、それを中国側に話した。
 そうしたら急に五万ドルを持ってきた。
 ・・・・・
 日本海軍は実際に来た。
 中国人には田村式が一番である。
 それ以後、福州では日本人殺害や反日行動がピタリと止んだ。
 日本人は最高の扱いを受けるようになった。

[総理も大臣もマスコミも見習ってほしいですね]

◎本文の一部25『満州国は三千万の中国人には天国である』
 それに比べ、日本が支配する満州国はどうであろうか。
 ・・・・・
 あそこに暮らす約三千万人の中国人には満州国は天国である。
 中国の領土保全・門戸開放・機会均等等を説いたいわゆる「九カ国条約」が結ばれてから十年、一体全体、誰かの役に立ったか。

◎本文の一部26『楽しい借金の踏み倒し』
 中国人に融資返済を求めるのは、まるで戦争の賠償金を取り立てるようで実に愉快である。
 借りる時は「耳を揃えてお返しします」と借用証書をだす。
 貸す側も利益を当て込んで、喜んで融資する。
 ところが、返済期限になると何やかやと難癖を付ける。
 加えて契約を反故にするような事態が起こる。
 昔からある中国の手である。

◎本文の一部27『毅然とした態度をとれ』
 典型的な中国人評を紹介しよう。
「『礼には礼で答える』という精神が全くない」
 これである。
 ・・・・・
 ある国が中国に優しく接したとする。
 そういう優しさが理解できないから、これ幸いとばかりにその国の人間を標的にする。
 遭難者が近くまで泳いできても誰も助けない国である。
 ・・・・・
 こういう国との付き合いを誰が望もうか。

◎本文の一部28『千変万化の交渉術』
「どことなく怖い」。
 これがすべての中国人に持つ第一印象である。
 ・・・・・シロアリの大群に食われるような怖さ、絶えず見張られているような陰湿な怖さである・・・・・。
 一日たりとも油断できない。
 もう一つどうしようもないことがある。
 中国人には「ノー」の意味がわからない。
 例えば、入学希望者に「残念ながら入学できません」とお断りしても承知しない。
 何日でも何週間でもやって来る。
 ・・・・・
 いくら負けても涼しい顔。
 十九世紀、中国の領土保全を定めた九カ国条約のはるか前のことだが、痺れを切らしたイギリスとフランスにこてんぱんにやられたことがあった。
 また一九〇〇年、義和団が蜂起し、北京を包囲した時は日米英等の連合軍に鎮圧された。
 しかし、いくら負けても涼しい顔をするのが中国人。
 ・・・・・
 同情を得る天才である。
 これを承知して交渉に当たらなければならない。
 ・・・・・
 目的のためには手段を選ばず。
 ・・・・・
 上から下まで、自分のことしか考えず、何でもかんでも分捕ろうとする人間である。
 ・・・・・
 史上最強の征服王・ジンギス・カーンまで手玉に取った中国人である。
 単純なアメリカ人など物の数ではない。

◎本文の一部29『中国外交の危険性』
 セオドア・ルーズベルト大統領は「アメリカの中国化」という言葉をよく使った。
 中国人にすぐ同情するアメリカの世論のことを言ったのである。
 ・・・・・彼の判断は正しかった。
 中国人は、いわゆるアメリカ人的考えをまともの受け入れないが、アメリカ人はお涙頂戴の中国人の嘘八百話を、まるで福音書の如く信じているのである。

◎本文の一部30『中国問題は日本にとって死活問題』
 日本経済はアジア大陸にかかっている。
 アメリカは広く世界を相手に貿易を行い、その上国内資源が豊富であるから大したことはない。
 ところが、日本にとってアジア大陸はまさに命綱である。
 こう考えて初めて、日本の怒りが理解できるのである。
 ・・・・・
 日本の主張はこうである。
「列強は『領土保全・門戸開放・機会均等』を厳守するよう日本に迫った。しかるに中国には何も言わない。日本に協力するよう、中国に言わない」と。
 アメリカとイギリスの肝いりでできた門戸開放政策のおかげで国土を切り取られなかった中国は、恩を仇で返すことが多すぎる。

◎本文の一部31『誇張されすぎる日本脅威論』
 しかし忘れてはいけない。
 国際紛争の原因は双方にあるのである。
「日本人は戦う覚悟はいつでもできてはいるが、挑発されるのでなければ戦わない」ということが、日本人と長く付き合ってみればよくわかる。
 ・・・・・
(日本の)この三十年の外交は世界に類を見ないほど言行一致している。

◎本文の一部32『アジアの問題児は中国』
 結論を述べよう。
 アジア問題の本質はなにか。
 それは、時代の流れに逆らう中国人の頑迷さである。
 問題の本質はここにあるのであるが、「それとてたいした問題ではない」と、中国に居を構えるアメリカ人は言っている。
 期待しすぎてはいけない。
 現在の権益を保持できればそれで十分である。
 ・・・・・
 誰もが異口同音に『中国人の裁判いかかったら最後、まともな裁きを絶対期待できない』と話していた。
 そして、でたらめ裁判の例を山ほど聞かされた。

[このあたりの記述では、南京事件などで中国人がアメリカ人にいかに酷い仕打ちをして生首を並べても、アメリカ宣教師が中国人を弁護すると、宣教師を批判しています。また別の箇所で、酷いことをする中国人を弁護し、紳士的な日本人を嫌うアメリカ宣教師のことが記されています]

◎本文の一部33『パール・バックの偽善』
 ところで、あのパール・バックは南京虐殺の時、南京から夫と日本へ避難し、日本で「平和ってほんとに良いものですね」と書いている。
 ところが去年・・・・・殺人・略奪の収まった南京に戻ったときのことを、「驚いたことにみだらな落書きが一つもないではありませんか」と書いて中国人を持ち上げている。
[略奪にはげんでいるときに落書きなどしてはいられない――と、パール・バックを批判する文章]
 ・・・・・
 中国人を絶賛するパール・バックが書いていないものがある。
 あの時、南京では何が起こっていたか。
 中国兵は笑いながらイギリス領事をその庭先で撃ち殺した。
 無抵抗のアメリカ人も一人、同様になぶり殺しにした。
 ・・・・・邸に逃げ込んだ五十人の外国人に、雨あられと弾丸を浴びせた。
 ・・・・・
 こういうことを、パール・バックは一切書いていないのである。

◎本文の一部34『事実を見て対中国政策の誤りを認めよ』
 つまり、今までの対中国政策は失敗だったと素直に認める以外ないのである。
 金を貸せば、返してもらえないばかりか悪用される。
 学校や病院を建てたら、火をつけられる。
 宣教師は宣教師で、いくら中国人の中に飛び込んで命がけで働いても、教え子に拷問され虐殺されている。
 ただ外交援助するばかりで、何の罰則もなく甘い顔ばかりしてきたから、かえって暴虐の限りを尽くしてきたのである。


◆◆◆ 7.むすび ◆◆◆

 タウンゼントの主張はこれで終わりです。
 すべての日本人が、中国人の真の姿を正しく認識したうえで、お付き合いしてほしいものです。


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歴史から何も学ばない日本人ーー『暗黒大陸中国の真実』より






ここに興味深い一冊の本がある。20世紀初頭の中国社会の実情をアメリカ人外交官の目から描いた『暗黒大陸中国の真実』(ラルフ・タウンゼント/芙蓉書房出版2004)だ。この本を読んでいると一種の既視感にとらわれてくる。ここに描かれているのは、ずる賢い中国人に何度騙されても懲りないお人好しのアメリカ人の姿なのだが、奇妙にもそれが現在の日本人の姿と完全にだぶってみえるからだ。

たとえば、この一節である。

「ミッションスクールで学べるだけ学んで、めでたく卒業すると、キリスト教とは全く無関係の世界に就職する。民間企業だろうが公務員だろうが、盗賊であろうが、とにかく儲かりそうな仕事だったら何でもいい。それはそれで仕方がないが、『これぞ中国人』ということがある。ミッションスクールでお世話になったにもかかわらず、いつのまにか「反米』になってしまう。『これぞ中国人である』」。

当時アメリカの援助によって多くのミッションスクールがつくられたが、その学費は非常に安かった。つまり中国人学生にとってみれば、アメリカの援助のもと質の高い教育をただ同然で受けることができたわけである。ところが、中国人はそのことに対して何の恩義も感じない。それどころか、恩を仇で返すだけだったと著者は非難しているのだ。

またこんなくだりもある。

「病人やけが人を誰も助けない国。人が溺れても誰も助け舟を出さない国。腐敗役人が幅を利かす国。法に訴える事が出来ず、意趣返しの自殺が絶えない国。」

これについては、似たような事件が最近中国であったことを思い出す人も多いのではないだろうか。

さらにこんな一節がある。

「知識層は安全な外国の租界に居を構え、海外に亡命し、天使様のあふれる愛だの慈悲だのと暢気な詩をひねくり出したり、文章を書き散らかしている。嘘、現実逃避である。鈍感で誠意がなく、悪いところを認めようとしない。認めることこそ立ち直りへの一歩である。」

「誠意がなく、悪いところを認めようとしない」というくだりは、いまの多くの日本人が抱いているいわゆる「反省しない」中国人というイメージとまさにうりふたつである。

次はアヘン問題に関する記述だ。著者は中国人がアヘン漬けになった原因として、外国にももちろん一端の責任はあるかもしれないが、真の原因は中国人にあるといってこう非難する。

「中毒になるかならないかは、その国の民族性や歴史伝統によるものである。なぜなら古代にギリシャにも阿片はあったし、地中海諸国に阿片が入って数百年前になるが、中国人のようにこれに飛びつくことはなかった。(中略)『阿片中毒になったのは外国人が持ち込んだからだ』と言うが、全くの的外れである。アメリカの禁酒法が守られなかったのはカナダ人やメキシコ人の密輸者のせいだろうか。馬鹿も休み休み言ってもらいたい。」

こう述べた後、阿片の取り締まり問題をめぐって中国が国際社会を騙していることを糾弾する。

「もちろん各国が中国のペテンに引っかかってはいない。英米は領事館から入る情報を交換している。(中略)ところが、これが国際会議のおかしなところだが、いくらわかっていても、立ち上がって中国人のスポークスマンに「大嘘つき」と言うわけにはいかない。毎度ながら、これが中国人のご自慢の騙しのテクニックである。『参加国の中には、中華帝国には、今ひとつ正確さが足りないのではないか、と発言した国もあった』と記事になっても、読者は何のことかわからず、『議論があるということは双方に良い点もあれば悪い点もあるのであろう。些細な誤解はいずれ解けるさ』とくらいにしか考えない。」


これを読んで、南京事件をめぐる議論を思い出した人も多いのではないだろうか。

「国際会議では遠慮がちに事実関係を述べるより、嘘でも何でも堂々と主張した方が勝ちである。中国人の『はったり』には誰も敵わない。『我が国では阿片のアの字もございません』と宣って平然としている。ケシ畑が住宅地まで迫ってくるのを何千人もの外国人に目撃され、証拠写真が山ほど送りつけられているのに、である。」


いかがであろう。これなどは南京事件をめぐる中国側のなりふりかまわぬ議論とまさにそっくりではないか。ようするに証拠があってもなくても、声の大きい方が勝ちだというのが中国人の考え方なのである。

日本人からすれば、こうした手口はなんとも幼稚で卑怯かつみっともないのだが、そうはいってもいまの国際社会においては、こうした中国側のやり方も残念ながら一定の成果をあげていることは銘記しておくべきだろう。

著者は重ねてこういう。

「中国人は世界に冠たる詐欺師、ペテン師である。アメリカ人に略奪から人殺しまで何でもしながら、責任逃れだけは上手である。(中略)問題が頻発すると、権力者は外国に責任転嫁するばかりである。食料を強奪する帝国主義国打倒に全力を尽くせ」と、来る日も来る日も張り紙をし、ビラを撒いて煽動しているのは、何を隠そう中国政府自身である。そして暴動が起こると、「当局は一切責任ございません」とするのを茶番と言わず何と言おうか。」

毎日のように反日ドラマを垂れ流し、学校では反日教育を行っていながら、いったん反日暴動が起こると、自分らはさも暴徒を押しとどめる理性に満ちた正義の味方であるかのようにふるまう現在の中国共産党政府。ここにはそうしたふるまいがいまにはじまったことではないことがあきらかにされている。

最後にこの一節。これも戦前の話というより、つい最近の話といっても誰も疑わないだろう。

「(中国は)契約、条約を守る気持ちは全くない。それはそれでしようがないが、困ったことに、それと知りながら、各国は国際儀礼に則って中国の指導者を主権国家の政府代表として扱っている」

この本は、その序文にもあるように人種的偏見をあおるという理由でアメリカ国内でも長い間発禁となっていたいわくつきの本である。それだけに、過激と思えるような表現もたしかに散見できる。なかにはあきらかな事実誤認やたんなる偏見といってよいような箇所もないわけではない。しかし、一定レベル以上中国のことを知る人であれば、ここに描かれていることのほとんどが事実、もしくはきわめて「ありそうな」話であることに異論はないであろう。

もちろん、だからといって中国人すべてがそうだというつもりはない。対立する相手グループにレッテルを貼り、いっぱひとからげにするそうしたやり方は、プロパガンダにおける心理的な落とし穴であり、「だから中国人は○○だ」という言い方をしてしまったら、せっかくひとつの洗脳から脱却できたのに、今度は反対方向の洗脳にとらわれてしまうことになるからだ。

それをわかった上でなおこういわせていただきたい。

この本を読むと、中国人および中国政府が80年前からまったく変わっていないし、進歩もしていないことがわかる、と。

まったく進歩のない中国人というのも恐るべき存在だが、しかし歴史から何も学ばない日本人(そしてアメリカ人も)というのも、それ以上に「恐るべき」滑稽な存在といわざるをえない。

いま80年前とそっくり同じような状況が再現されつつある。そして日本も中国も、そしてアメリカもまた以前とまったく同じ轍を踏みはじめていることに、はたして何人の人が気づいているのだろうか。


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