2019-06-10

〈いのち〉は死なない | 小倉 紀蔵 |本 | 通販 | Amazon

〈いのち〉は死なない
小倉 紀蔵 |本 | 通販 | Amazon

商品の説明

内容紹介

人は、死んでも消え去らない。そのことを、私たちは経験的に知っているのではないだろうか? 韓国学者が、〈いのち〉のありかを探る哲学エッセイ。

『星の王子さま』や、悲劇の朝鮮詩人・尹東柱、哲学者ヒュームをひき、「世界をこころで見つめる」こと、死とは何かについて、若者にも届く平易な言葉で語る。

「さようなら」は、大切な人の思い出とふたたび、たのしい「こんにちは」をするためのプロセスです。

津波にさらわれた人たちは、消え去ってはいません。

思い出を語る人の言葉に「はっ」とする。写真を見て「あっ」と思う。

〈いのち〉をよみがえらせるために、気づきましょう。発見しましょう。

その人たちがどんな人だったか。どんなことに笑い、泣いて、何をいったか。

〈いのち〉は日々あたらしい。 (本文より)


内容(「BOOK」データベースより)

人は、死んでも消え去らない。そのことを、私たちは経験的に知っているのではないだろうか?韓国学者が、“いのち”のありかを探る哲学エッセイ。商品の説明をすべて表示する


登録情報

単行本: 196ページ



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目次



第1章 死んでゆく人に

「あっ」と気づくことが〈いのち〉
「わたし」は知覚像の束である
いまこのように見えていることには理由がある
〈ことかげ〉と〈たましひ〉
すべてはほろび、すべては永遠
〈こころ〉はからだのそとにも宿る
「さようなら」は「こんにちは」

第2章 わたしはどこにいる

このように感じ、考えていることが「わたし」
〈ことかげ〉は無数の他者によって生まれる
〈ことかげ〉の束が成り立つ場

第3章 〈いのち〉のかがやき

生命を嫌悪すること
自分にとって〈いのち〉となるもの
見つめあうこと

あとがき

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韓国、愛と思想の旅単行本
小倉 紀蔵
5つ星のうち 4.7 3
¥1,944



よもぎ姫

5つ星のうち5.0ゆっくり読みながら考えてみる2012年10月31日

頁をめくっては思いをめぐらせ、まためくっては別の感慨にとらわれる。なんて贅沢な読書の時間だろうと思った。
死者とはなにか。悼んだり悲しんだりする自分とは、どういう存在なのか。この哲学的な問いかけを、ものすごくシンプルな言葉で展開していく。
テーマは壮大だけれど、書かれているあれこれが個人的な記憶とつながっていくから、面白い。とくに大切な誰かを亡くした人には、この本のメッセージは大きな意味をもつのではないか。今後いろいろな経験をすることによって、この本の感じ方がまた変わっていくかもしれない。人生の折々に頁をひらきたい。じっくりゆっくり考えることの大切さを、忘れたくない。

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