2019-06-09

朝鮮出身の帳場人が見た 慰安婦の真実―文化人類学者が読み解く『慰安所日記』






朝鮮出身の帳場人が見た 慰安婦の真実―文化人類学者が読み解く『慰安所日記』 単行本(ソフトカバー) – 2017/11/23  崔 吉城 (著)

商品の説明

内容紹介

国家基本問題研究所
第五回「国基研日本研究 特別賞」受賞作


本当に「強制連行」「性奴隷」はあったのか!?
「悪魔の証明」といわれた難問に終止符を打つ
第一級史料から紐解いた著者渾身の書き下ろし! 

韓国で日本軍による朝鮮人女性強制連行の決定的資料とされた
『日本軍慰安所管理人の日記』の原典にあたり、その記述と内容を精査。



慰安婦から見る慰安業は、営業、商売であった。
つまり、売春業の出稼ぎであった。
朴氏の日記では、彼女たちがどう募集に応じてきたか、
いわゆる「強制連行」されてきたのかについては、一切言及されていない。
この日記には、そうした「強制連行」に繋がるような言葉すらない。


性的被害をもって問題とすることは、どの国、どの民族でも可能だ。
それは、性が人間にとって普遍的なものであり、人間の生存にかかわる問題であり、
恥と人権にかかわることだからである。
韓国が、セックスや貞操への倫理から相手を非難することは、
韓国自身のことを語ることに繋がっている。
つまり、それを詳しく論じることは、
いつか必ず本人に戻るブーメランのようなものなのである。
ただちに中止すべきであると言いたい。

(本文より)

出版社からのコメント

著者の崔教授が研究の対象にしているのは、戦時中、日本軍占領地
(ビルマ、シンガポール)で慰安所の帳場人をしていた朝鮮人、
朴氏が残した日記である。この日記は、『日本軍慰安所管理人の日記』と
いうタイトルで韓国で出版され、日本軍による朝鮮人女性強制連行の
決定的資料だとされている。

崔教授は戦後のバイアスのかかっていない日記原本にあたり、
朴氏の足跡を尋ねて現地調査も行っている。
崔教授のスタンスは明確だ。日韓の政治的な立場から意識して離れ、
あくまで学術的に、日記から客観的な情報を、可能な限り引き出そうと
いうものである。
引き出された情報は慰安婦に関するものにとどまらない。
崔教授は「日本植民地時代の朝鮮人の生活史を知る上で貴重なもの」とも述べている。

この日記を精読した崔教授によれば、
「そうした慰安婦の連行などに関する記述は一切ない」
「『強制連行』に繋がるような言葉すらない」ということであった。
そして、この日記が強制連行の証拠だという主張に対して、親日の日記を
反日に利用するのは矛盾している、と指摘している。

本書では「朝鮮人たちは当時、中国や東南アジアなどの日本軍占領地や前線地域で、
食堂や慰安所などの商売を営んでいた。当地において朝鮮人は、ビルマ、シンガポール、
インドネシアの東ティモールやスマトラ、マレーシア、タイ、ボルネオなどに
広くネットワークを持っており、慰安業以外にも食堂、料理屋、餅屋、製菓所、
豆腐屋、製油工場、写真館などを経営していた」という点も指摘されている。
日記には、このような日本軍占領地でのバイタリティあふれる朝鮮人事業主たちの
経済活動が、随所に描かれている。慰安所の経営も彼らの事業の一つであった。
(“性奴隷"を日本叩きの道具にする人達にとって不都合なことに、この日記に
登場する慰安所の経営者は皆朝鮮人である)。

この日記を書いた朴氏は、遠く離れた異国の地から、東方宮城に向かって遥拝し、
慰安婦とともに開戦記念式に参加して皇軍の武運長久、戦没将兵の冥福を祈る、
典型的な大日本帝国臣民であった。
崔教授は「日記全体の文脈からは、彼が日本の帝国主義に不満を持ち、
母国の独立を願う気持ちを持っていたとは、とうてい思えない」と述べている。
この日記には性奴隷はおろか、「虐げられた朝鮮人」の姿も見られないのである。

著者は韓国でタブーとされている米軍慰安婦について述べ、韓国メディアから
容赦ないバッシングを受けた。だが、そんな圧力に屈することなく、本書でも
学者として客観的な姿勢を貫いている。
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登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 224ページ
  • 出版社: ハート出版 (2017/11/23)






5つ星のうち 4.3 25件のカスタマーレビュー


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25件中1 - 10件目のレビューを表示

小川 政満

5つ星のうち5.0素晴らしい!2018年1月19日
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根拠のない批判・中傷には、いわれもない事実を積み上げて証明するしかない。
それを証明した本だと思う。
特別ではない日常として描かれている事実が実感として胸に迫る。

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Amazon カスタマー

5つ星のうち5.0著者の中正公立の姿勢、外国語で翻訳した方がいい2018年8月13日
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学者として当たり前の良心を「従軍慰安婦」をテーマに語ることは、難しいと思いました。著者が苦労していることも、よくわかります。著者がまだ10歳の時に受けた戦争体験が、著者の学問のテーマになっている。これと向き合うことは大変なことです。しかし、著者が決して屈することなしに、学者としてやるべき仕事を貫いたことに尊敬しています。できるだけ誠実に、史実に忠実に、そして自分の良心に忠実に。政治的に利用している一部の人間のおかげで、日中韓の喚起に無駄なこじれができていますが、この本が多国語に翻訳されて、その誤解が解消されることを切に願っています。
ごく一部の人たちのために、双方の国益に損失があってはいけないと思います。韓国語・中国語・英語他ぜひ翻訳され、日本が世界といい関係を築くための一冊となるといいと思います。

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石井靖夫

5つ星のうち5.0大方の日本人ならは解っていることでしょう。2017年11月29日
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余程の馬鹿でもない限り大方の日本人なら解っているのですからこの本こそ英語に翻訳されて世界中で読んでもらいたいです。どんなに良い本でも日本語だけの本では余り意味がないと思うのは自分だけでしょうか。翻訳のために必要なお金は寄付を募れはいいと思います。その時は自分も出来るだけ応援したいです。

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西根伸行

5つ星のうち4.0後世の為にぶれないこと2018年1月17日
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後世の為にぶれないこと 日本人として重要なことではないでしょか

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写楽人

5つ星のうち4.0真の歴史を調べるには2018年2月18日
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真の歴史を調べるには、それに利害関係の無い一般大衆の日記や資料が大切だと思います。その点、この本は良い本だと思います。
さらに、残りの部分も公開して欲しいと思います。

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本田順子

5つ星のうち4.0一応参考になりました2018年2月10日
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今、日韓の間で問題になっている慰安婦、韓国の方の著書なので興味がありましたが、戦前は日本でも親が女の子を業者に預けてお金を受け取ることが、頻繁に行われていたことを宮尾登美子の小説で初めて知りました。当然キーセン文化のあった韓国でも行われていたと思います。つまり商取引としての売春で、本人にとっては不当なことがまかり通っていたわけです。今現在は本人の意思で売春まがいのことがあると思いますが、
つまり戦前とは風潮が全く違うということです。現在の慰安婦騒動を見ると、大騒ぎをして日本を弾劾しているのは若い人が殆ど、戦前を知る老人は慰安婦と称される人以外は見当たらない・・というのは私の偏見でしょうか。つまり戦後の教育によって、「日本軍が若い子を無理やり戦地に連れてゆき、奴隷のように奉仕させた」が刷り込まれてしまったのでは?もしそれが本当なら80世代が一番知っているわけですから、先頭にたって日本を罵倒するのでは。  日本帝国だったころ純粋培養された世代として、本当に間違った教育の恐ろしさを知っているからこそ言える言葉なのかもしれませんが。日本が植民地にしたことは決して誉められたことではありませんが、これも背伸びをして欧米をまねたこと。但し欧米と違って日本と同等のレベルにしようと努力したことは間違いない。他の国のように収奪のみの植民地とは同等に扱ってほしくないのですが。私は旧満州で育ちましたので、中国、朝鮮の友人と机を並べておりました。彼女たちは頭もよく、優しい人が多かったので、今これを書いていて、懐かしく思い出されます。

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hf7549

5つ星のうち5.0韓国(朝鮮)は政治に慰安婦カードを使うべきでは無い。2018年9月13日
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この本は韓国人によって書かれた物で非常にめずらしい。 日本ははっきりと言うべきだ、慰安婦では無く商売女だったと。朝鮮の女衒が女を集めて軍と周りで商売をして居た、隊長、指令より良い金を稼いでいた、本国に送金までして居ることを考えても売春婦である。病気が怖いのでそこだけは軍が管理して居ただけである。  ベトナム戦争で韓国軍は何をしていたかはっきりして貰いたい。炭鉱で強制労働させられた、ともいっている、あれも出稼ぎに来ていたのだ、日本人の炭鉱夫も同じような過酷な労働強いられていたのだ、決して強制はしていない。日本ははっきり言うべきだ。

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waka

殿堂入りベスト50レビュアー
5つ星のうち5.0慰安婦は「性奴隷」でなかったことがよく分かる2017年12月2日
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著者の崔吉城氏は、2013年に韓国で出版された慰安所帳場人、朴氏の日記である「日本軍慰安所管理人の日記」の原本にあたり、1943年と1944年の2年分を熟読する。朴氏はこの2年間はビルマとシンガポールの慰安所で仕事をしており、崔吉城氏は、次のようなことを確認する。
・慰安婦には給与が支払われ、貯金や家に仕送りもしていた。
・慰安婦は、休みの日には自由に外出できた。
・産休を取る慰安婦もいれば、結婚退職する者もいた。また日本兵と慰安婦が結婚することもあった。
・師団から移転を命じられたが、慰安婦たちに反対され、行かなかった。

有名な慰安婦の文玉珠氏は、朴氏と同じ1942年7月10日に船でビルマに行っている。朴氏の日記と文玉珠氏の証言の内容とは、一致するところが多く、崔氏は合わせて読んでみた。
文玉珠氏は「食堂で働けばお金をたくさん貰える」という誘いに乗って、船に乗る。ビルマで文氏は将校たちに人気があり、宴会にたびたび呼ばれ、「チップが貰えるのが楽しみで、喜んで歌いに行った。」「週に1度か、月に2度は外出できた。」「ビルマは宝石がたくさん出るところなので、思い切ってダイヤモンドを買った。」「(野戦郵便局に)お金を500円預けた。生まれて初めての貯金だった。こんな大金が貯金できるなんて信じられないことだ。千円あれば大邱に小さな家が一軒買える。晴れがましくて、本当に嬉しかった。」といった描写が続く。
ある時、酔っぱらった下士官が来て、文氏が生理の最中だったので断ったところ、その下士官は日本刀で斬りつけてきた。「文玉珠は思わず刀を奪い、気がつくと反対にその下士官を刺していた。その下士官は死に、文玉珠は軍事裁判にかけられたが、正当防衛が認められ、無罪となった。」

慰安業は商売であり、慰安婦が「性奴隷」ではなかったことがよく分かる内容である。韓国では、日本軍による朝鮮人女性の強制動員の決定的資料だとされているらしいが、崔氏は、「この日記には慰安婦の募集の過程が書かれておらず、強制連行、軍が業者に強制して連れて行った、などということには一切触れていない。だから、この日記をもとにした『戦時動員の一環として組織的に強制連行を行った』という主張は、早すぎる結論である」と述べている。
また崔氏は、2002年に北朝鮮の平壌で開かれた北朝鮮主催の国際シンポジウムで、台湾の元慰安婦の体験談を聞いているが、その体験談でも、「看護婦の助手として、2年間の約束という口頭契約で働きに行ったが、そこは慰安所で、拒否することができなかった。前借金があるという理由で、お金をもらったことはなかった。軍人からチップをもらうことはあった。前借りした金を返してからは、軍人が払ったお金の一部が支払われるようになり、私はこれを軍事郵便貯金にして、総額で1800円くらい貯金した」とあり、売春の形になっていると述べている。
「日本政府には、賠償と謝罪を求めます」という元慰安婦の訴えが奇異に感じられる話ばかりだった。

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bluebeat

5つ星のうち5.0貯金や送金や旅行に里帰りも出来る奴隷って。2018年9月18日
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従軍慰安婦という朝日新聞の造語の始まりは賃金の未払いで、それがいつの間にか韓国の国を挙げてのお祭りで、性奴隷だたと史実化しようと歴史改ざんが進んでいるけれど、その風潮に風穴を開ける一冊。若い人にぜひ読んでほしい。
そろそろ日本人も本当のことを発信するべき時が来ているのでは。

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島 桂一郎

5つ星のうち3.0客観的な記述に徹している。2018年2月17日
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戦時中の現実を脚色なく,客観的に坦々と述べ,無駄もなく納得できました。

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