


それでも、日本人は「戦争」を選んだ 単行本(ソフトカバー) – 2009/7/29
加藤 陽子 (著)
4.4 5つ星のうち4.4 (1,146)
かつて、普通のよき日本人が「もう戦争しかない」と思った。
世界最高の頭脳たちが「やむなし」と決断した。
世界を絶望の淵に追いやりながら、戦争はきまじめともいうべき相貌をたたえて起こり続けた。
その論理を直視できなければ、かたちを変えて戦争は起こり続ける。
だからいま、高校生と考える戦争史講座。
日清戦争から太平洋戦争まで。講義のなかで、戦争を生きる。
*
生徒さんには、自分が作戦計画の立案者であったなら、自分が満州移民として送り出される立場であったならなどと授業のなかで考えてもらいました。講義の間だけ戦争を生きてもらいました。
そうするためには、時々の戦争の根源的な特徴、時々の戦争が地域秩序や国家や社会に与えた影響や変化を簡潔に明解にまとめる必要が生じます。その成果がこの本です。……本書「はじめに」より
◆日本だけでなく、世界の人々がなにを考え、どのような道を選択したのか、 かつての人々が残した言葉をたどりながら、詳しく鮮やかに紐解いてゆきます。縦横無尽に「戦争」を考え抜く。歴史の面白さ・迫力に圧倒される5日間の講義録◆
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対象商品: それでも、日本人は「戦争」を選んだ
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戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗
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中高生講義本シリーズ 日本近現代史 国際政治 法学 デザイン 生命学
内容 かつて日本は、世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。より良き道を選べなかったのはなぜか。日本近現代史の最前線。 平和を訴えても、「悪」を排除しても、戦争はなくならない。「紛争屋」が高校生に語る、日本人と戦争のこれから。 追いつめられた、たった一人を守るもの。それが法とデモクラシーの基なんだ。映画を観たり戯曲を読んだりのあと、中高生との対話がはじまる。さぁ、本当の勉強をはじめよう。 みんなのためのデザインから、一人ひとりのためのデザインへ。Suicaの改札機、美しい義足。 人間と新しい技術の関係を考えつづけてきたデザイナーが中高生に語る、 物づくりの根幹とこれから。 世界の果てを探究する生物学者が、高校生と対話し、生命という「とびっきり大きな問題」に挑む。驚くべき知見とサイエンスの迫力に満ちた、熱いセッションの記録。
商品の説明
著者について
1960年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。
89年、東京大学大学院博士課程修了。山梨大学助教授、スタンフォード大学フーバー研究所訪問研究員などを経て現職。
専攻は日本近現代史。主な著書に『徴兵制と近代日本』(吉川弘文館)、『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書)、『戦争の論理』(勁草書房)、『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書)などがある。
登録情報
出版社 : 朝日出版社 (2009/7/29)
発売日 : 2009/7/29
言語 : 日本語
単行本(ソフトカバー) : 416ページ
ISBN-10 : 4255004854
ISBN-13 : 978-4255004853
寸法 : 18.8 x 13 x 2.2 cm
Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 14,277位 (本の売れ筋ランキングを見る)戦記・体験記 - 5位
東洋史 - 6位
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カスタマーレビュー:
4.4 5つ星のうち4.4 (1,146)
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お客様のご意見
お客様はこの歴史書について、以下のように評価しています: 内容については、よき研究成果の教材として高く評価されており、高校生向けの対話形式で分かりやすく説明されていると好評です。また、日本近代史を知る上で有益だと感じています。 歴史学の魅力や面白さも高く評価され、序章で歴史を学ぶことの面白さを語り、個々の史実を深く掘り下げた論述形式で解説されています。 一方で、内容に不足があると指摘する声もあります。 全体的に、良書であると評価されていますが、一部のお客様は「本だけではいけない」という意見があります。 一方で、心理的影響に関しては意見が分かれているようです。
お客様の投稿に基づきAIで生成されたものです。カスタマーレビューは、お客様自身による感想や意見であり、Amazon.co.jpの見解を示すものではありません
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上位レビュー、対象国: 日本
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あ
5つ星のうち5.0 どう生きるべきか考えるために歴史を振り返ろう2025年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
世界情勢が激動している現代だからこそ、歴史を冷静に振り返り分析してこれからどのような道を進むべきなのかしっかり考える必要があると思います。空気に流されて過ちを犯さないためにも。そのために役立つ良書だと思いますの
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ブーちゃん
5つ星のうち4.0 良かった2025年9月25日に日本でレビュー済み
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最初は、分からずお薦め本で見て読みましたが、とても良かったです。
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冬川 亘
5つ星のうち5.0 我が日本軍国主義の戦略的敗北2025年8月17日に日本でレビュー済み
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小林秀雄賞受賞作だが、これほど独創を感じる日本の歴史書は稀である。中国国民党政権下の二人の戦略家、汪兆銘と宋子文の戦略によって米ソ両大国が中国問題に引きずり込まれ、日本軍国主義が見事に敗北へと導かれ、そして二人の予想通り、国民党政権は共産党政権に敗北する。それでも中国の独立は確保された。
著者はあいにくアメリカと日本の事情にうといようだが(学究の徒としては当然か)ケネディ暗殺からアメリカを理解し始めた小生としては今ではアメリカ建国の父たちが怪物の出現を懸念していたことを知っている。バーンスタインやアシモフもそれを予想していただろう。アシモフのロボットとは人工国家アメリカの比喩である。日本について言えば、東条英機がまたどこからか出現してもおかしくない。これは吉田茂の罪である。不遇なエリートもしくは超難関校の超秀才に警戒せよ。かれらは不可能なことをやろうとする。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 日本の近現代史を本質的に知りたいなら思想の左右を問わず読むべき2024年11月2日に日本でレビュー済み
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日本の近現代史を本質的に知りたいなら思想の左右を問わず読むべき本です。
近代史上の各種のターニングポイントで政府がとった選択肢の意味が背景事情と共によく分かります。
また、この本を読むことで国家のインテリジェンスについての知見を深めることができます。
国家防衛の要としてのインテリジェンスのノウハウを忘れつつある日本の官僚・政治家にこそ、熟読してほしい1冊です。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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大林啓一郎
5つ星のうち3.0 良い本です。2025年1月4日に日本でレビュー済み
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字が細かく読みにくい。歳を取ってくると読む気を失せる。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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金太郎
5つ星のうち5.0 国民は、懲りずにまた選び始めている。自民党政府・財界に騙されて…2024年9月18日に日本でレビュー済み
フォーマット: 単行本(ソフトカバー)Amazonで購入
全て気に入った。
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ぶっちゃ-
5つ星のうち4.0 関連書籍と一緒に…2024年12月31日に日本でレビュー済み
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正直、講義内容を書物にした為なのか、話がまとまっていないので読みにくいと思った。
なので、ノートにまとめたり、ネットや他の書物で調べたりしながらゆっくりと読み進めました。
この本は答えが載っている本ではなく、疑問を持たせ、自分でその先は調べて考えなさいと問いかける本です。
そして、それは現代の日本人としてでなく未来の日本を考える日本人として必要な問いだと思います。
最後に読み終わって振り返ってみると、この頃の日本の空気と、今の日本の(と言うか世界の)空気が何となく似ているな(行き詰まった経済とブロック経済、どこか遠くに感じるところで行われる紛争や戦争…)と感じます。
それでも戦争を選ばない様にするにはどうすれば良いか、ちゃんと考えたいと思います。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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