2025-10-24

千年たっても変わらない人間の本質 日本古典に学ぶ知恵と勇気 | 日本最大級のオーディオブック配信サービス audiobook.jp

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千年たっても変わらない人間の本質 日本古典に学ぶ知恵と勇気
著者山口仲美

出版社 幻冬舎
ナレーター北林きく子

再生時間 08:30:55

添付資料 あり(7)

出版日 2024/5/29

販売開始日 2025/6/28

トラック数 22

作品紹介

実は性格が悪かった『竹取物語』のかぐや姫。夫への独占欲と嫉妬心にもがき苦しんだ『蜻蛉日記』の作者。華やかな女性遍歴ののち、人間の業に苦しみ、中年男性として成熟していく光源氏。『大鏡』が描く、胆力があり薄情な権力者・藤原道長。「どのみち死ぬなら、やってみる」というチャレンジ精神を思い起こさせてくれる『今昔物語集』の人々。人間の姿を生き生きと描き、千年たってもまったく色褪せることのない平安時代の文学作品は、現代の私たちに役立つ知恵と勇気の宝庫だ!
今をよく生きるための古典文学入門。

トラック

#タイトル再生時間
1はじめに00:02:33
2断り続ける裏には秘密が潜む―『竹取物語』00:26:02
3失恋の痛手をうけて死ぬ―『伊勢物語』00:18:49
4「目には目を」は、緊張関係をもたらす―『蜻蛉日記』(1)00:25:52
5諦念のもたらす安らぎ―『蜻蛉日記』(2)00:22:00
6愛した人を忘れられない時―『大和物語』00:15:29
7琴の音は、何を引き起こすか?―『うつほ物語』00:31:35
8いじめる人って、どんな性格?―『落窪物語』00:31:33
9新ジャンルは、どのようにして生まれるのか?―『枕草子』00:21:18
10いい夫婦関係を保つには―『源氏物語』(1)00:34:38
11夫婦関係に亀裂が入る―『源氏物語』(2)00:29:30
12相手の密通を背負って生きる―『源氏物語』(3)00:30:31
13二人の男に揺れると、どうなる?―『源氏物語』(4)00:32:50
14危うい恋を実らせる方法―『和泉式部日記』00:25:02
15変人お姫様のまっとうな考え方―『堤中納言物語』00:21:25
16権力を手中に収める資質とは―『大鏡』00:31:21
17出会いによって人生が転換する―『今昔物語集』(1)00:26:15
18信じ合い機転を利かせて生還する―『今昔物語集』(2)00:15:37
19勇気を出して正体を見定める―『今昔物語集』(3)00:18:01
20どのみち死ぬなら、やってみる―『今昔物語集』(4)00:19:54
21リーダーは部下を奮い立たせる―『今昔物語集』(5)00:24:43
22あとがき00:05:57
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千年たっても変わらない人間の本質 日本古典に学ぶ知恵と勇気 (幻冬舎新書)
by 山口仲美 (Author)  Format: Kindle Edition
3.8 3.8 out of 5 stars   (8)

Print length 270 pages 
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About the Author
一九四三年生まれ。日本語学者。お茶の水女子大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。文学博士。埼玉大学名誉教授。文化功労者。古典語から現代語までの日本語の歴史を研究。
とくに『犬は「びよ」と鳴いていた』(光文社)、『ちんちん千鳥のなく声は』(大修館書店)など、擬音語・擬態語の歴史的研究は、高く評価されている。論文「源氏物語の比喩表現と作者(上)(下)」で日本古典文学会賞、『平安文学の文体の研究』(明治書院)で金田一京助博士記念賞、『日本語の歴史』(岩波書店)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。ほかに『日本語が消滅する』(幻冬舎)など多数の著書がある。また、「日本語に関する独創的な研究」が評価され、二〇二二年に日本学賞を受賞。二〇〇八年紫綬褒章、二〇一六年瑞宝中綬章を受章。
Product Details
Publisher ‏ : ‎ 幻冬舎 (May 29, 2024)

Word Wise ‏ : ‎ Not Enabled
Print length ‏ : ‎ 270 pages
Amazon Bestseller: #260,842 in Kindle Store (See Top 100 in Kindle Store)
#210 in Gentosha Shinsho
#5,816 in Essays (Japanese Books)
#7,304 in Modern & Contemporary Japanese Essays
Customer Reviews: 3.8 3.8 out of 5 stars   (8)

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感想・レビュー7
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ネタバレ
ねこ
ねこ
古典が苦手な私。蜻蛉日記(かげろう)も読み方が分かりませんでした。お恥ずかしい…。本書は有名どころの平安時代の12作品を、時代背景、現代古典での評価、ストーリー、エッセンス、原文と現代語訳の比較、現代人に役立つ事柄、など盛りだくさん。そして読みやすい。大和物語の148段、元貧乏夫婦がこのままでは2人とも死んでしまう。夫の勧めで泣く泣く女性だけ都に行き再婚し結構な身分になった。しかし元夫を忘れられず会いに行く。元妻は元夫をなんとか見つけだし、お互い認識したが現状は変えられず、大泣きする。そこで終わり。切ない
ナイス★86
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2025/08/25
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ナンピン13
ナンピン13
教訓だったり愛憎劇だったり物語の面白さは変わらないんだと思い知らされる。旦那があてつけに妻の待つ家を堂々と素通りして別の愛人宅に行って対面を潰すっていう、その時代ならではのやり取りがいとおかし。大和物語のハッピーともバッドとも言い切れないけど切ない後味が最高に好き。
ナイス★2
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2025/05/19
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タイトルでおもしろそうと思い、図書館で借りました。勝手に笑える本だと思い込んでいたのでそれコミではじめの1/3程はおもしろいとは思えず、失敗したなと。ですが枕草子からグッと引き込まれました。読み終わった後の感想は「おもしろかった」です。好みの本を探すのにも、深掘りするのにもおすすめです。
ナイス★4
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2025/02/02
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snowbird
snowbird
audible にて。
ナイス★1
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2024/11/24
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jackbdc
jackbdc
ネタバレ千年前の古典に今と同じような人間関係、男女の性愛のみならず、家族や友人知人の人間関係が綴られていると知る。私たちとおんなじなんだと思えば俄然親近感が湧く。古文や歴史の授業を聞く態度も少しは前向きになるかも。千年前どころか古代縄文石器時代も含めて同じような悲喜こもごもがあったと考えるのが相当なのかな。もったいないと思ったのは、古典に綴られるテーマや舞台にどうしても偏りが大きいということ。世の中には金持ちの奥座敷での色恋沙汰は若干食傷気味。その時代ならではの瑞々しいエピソードに触れてみたいという気持ちがある。
ナイス★11
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2024/11/20
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みのくま
みのくま
本書のコンセプトは平安文学から現代人が人生哲学を学ぼうという感じだが、あまり成功しているとは言えないのではないか。ただその代わり、著者の平安文学の解説はとても学びが多く面白い。特に「竹取物語」の乱暴な文体や「蜻蛉日記」の巻が進むにつれ著者である藤原道綱母の心境変化についての解説、「うつほ物語」の荒々しくも豪快なストーリーテリング、「源氏物語」における紫の上の振る舞いの特異性や「今昔物語集」にみえるプレ武士道への言及も大変興味深い。他方で、人生哲学ではなく平安文学のキャラ表象は、何か現代に通じるものを感じる
ナイス★7
コメント(1)
2024/11/05
どちらかというと「今も昔もかわらない人間の本質に迫る」というよりは、個々文学のポイントやキャラクターの解説といった印象を受けますね。解説本としてはとてもおもしろいと思います。

ナイス★1
02/02 19:30
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まる
まる
古典って案外面白そうだ。

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