折られた花: 日本軍「慰安婦」とされたオランダ人女性たちの声 Kindle版
マルゲリート・ハーマー (著), 村岡崇光 (翻訳)
Snapped Flower (Japanese Edition) Kindle Edition
Kindle $10.98
5つ星のうち4.3 10個の評価
商品の説明
内容紹介
一本の色あでやかな花が
つぼみを開こうとしていた
その心を陽の光のほうに向けて
生きるために
生きたかったのだ......
でも、花は血のように赤い太陽に折られてしまった
永久に折られてしまった。
(本書「第1章 エルナの人生」より)
第二次世界大戦中、日本軍により強制的に「従軍慰安婦」とされたオランダ人女性たちがいた。その凄惨な体験は彼女たちのその後の人生に深い傷あとを残した。こうして恥辱と沈黙の半世紀が過ぎたが、ついに彼女たちは語りはじめる――
すべての日本人に聴いてほしい、折られた花々の声。
【目次より】
日本の読者のみなさんへ
はじめに
第1章 エルナの人生
第2章 日本軍強制売春
第3章 マルタの人生
第4章 リアの人生
第5章 リアの行方不明の子を探す
第6章 エレン、ベッツィ、ティネケ
第7章 ルイーズ......とアンナのこと
第8章 抑留所の外で捕えられた女性たち
第9章 バタビア臨時軍法会議
第10章 日本軍強制売春の被害者に対する国際的支援
第11章 ノールチェの人生
第12章 PICNの働きを振り返って
おわりに――両親と私自身のこと
【著 者】
マルゲリート・ハーマー(Marguerite Hamer-Monod de Froideville)
1941年、旧オランダ領東インド(現インドネシア)スラバヤ生まれ。第二次世界大戦後オランダに引き揚げる。ロッテルダムのリセウム卒業後、ライデン大学でオランダ法を専攻、アムステルダムの自由大学法学部でも刑法、犯罪学、児童法を学び、1972年卒業。オランダ対日道義補償財団職員ならびにオランダ事業実施委員会代表などを歴任。
内容(「BOOK」データベースより)
第二次世界大戦中、日本軍により強制的に「従軍慰安婦」とされたオランダ人女性たちがいた。その凄惨な体験は彼女たちのその後の人生に深い傷あとを残した。こうして恥奪と沈黙の半世紀が過ぎたが、ついに彼女たちは語りはじめる―すべての日本人に聴いてほしい、折られた花々の声。
商品の説明をすべて表示する
----------------
10件のカスタマーレビュー
トップレビュー
nazoo
5つ星のうち5.0 旧日本軍が犯した「従軍慰安婦」の罪から目を背けてはならない2015年11月13日
形式: 単行本Amazonで購入
旧日本軍に性奴隷とされた「従軍慰安婦」の問題は、中国や韓国との問題だけでなく、旧日本軍が支配していたインドネシアでも行われていました。旧日本軍の捕虜となって収容所に入れらえたオランダ人女性が、強制的に日本軍の性奴隷にされた問題は、国際的にも認知され、裁判でも判決が出されています。それにも関わらず、この問題を知らない日本人が多いことは大問題です。旧日本軍が行った性奴隷=強制的従軍慰安婦制度の罪を、日本政府も、また自分も含めて日本人自身、もっと深刻に受け止め、和解のための努力をしていかなければならないと自戒させられます。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
犬のお母さん
5つ星のうち5.0 映画『主戦場』と一緒に押さえておきたい一冊2019年10月3日
形式: 単行本
とても学びの多い一冊でした。前半の元慰安婦達の体験記を読むのはとても辛かったです。
日本将校に連れ去られた元慰安婦の子供を捜索するのに美智子皇后が協力した話や、安倍総理が慰安婦の存在を否定して国際社会から糾弾された話など全く知らなかった話がたくさん詰まってました。
本を読まずにビジネス右翼の話ばかり信じて『慰安婦=売春婦』などと宣ってる方々にも是非読んでいただきたい一冊です。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 義務教育で伝えるべき内容2019年9月6日
形式: Kindle版
ほんの数十年前に日本が、周辺の国々に暴虐の限りを尽くしたことを、この国では全く伝えず、こともあろうに、無かったと被害者を攻め立てる。戦後直ぐに責任を逃れるため関係書類を焼き払った。そんな国で真実を知るためには、この本のように、当事者の声、世界の国々の動きである。この本に出会えて本当によかった。知るべき内容を知ることが出来ました。本当にありがとうございます。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
文福茶釜
5つ星のうち5.0 多くの日本人に読んで欲しい本2014年4月8日
形式: 単行本Amazonで購入
著者は1941年に旧オランダ領東インド(現インドネシア)に生まれた人で、オランダに戻った後、大学で法律や犯罪学などを学びました。彼女は当時、慰安婦としては幼過ぎたため、日本軍による強制連行を免れました。このような経歴を持つ人だから、元慰安婦の女性達も心を許して調査に応じたようです。
過酷な経験談は読むのが辛い程ですが、日本人としては過去の真実の闇を知らなければいけないと思い、読みました。
翻訳に若干疑問があったので出版元に問い合わせましたが、まだ回答がありません。
35人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
candela2
5つ星のうち5.0 戦争は人を狂わせる2014年9月3日
形式: 単行本Amazonで購入
この本に書かれていることは本当にあったことだと思う。日本人として恥ずかしい、腹立たしい思いに駆られた。
被害者は皆少女たちで、野獣となった兵隊たちに蹂躙され、戦後の人生を狂わされた人たちである。「男性」の本能のままに
品物扱いされ、戦争が終わってやっと家に帰っても、家族に理解してもらえず「日本人相手の売春婦」とののしられた女性もいた。
獣のように処女たちを犯した将校、兵隊も普段は極普通の人だったに違いない。よき夫、よき父親だったと思う。彼らを狂わせたのは
戦争と言う化け物だ。そして明らかに日本の軍隊や警察がこれに関与している。
河野談話、村山元首相の声明、橋本龍太郎元首相の謝罪文、を読み直した。天皇ご夫妻がオランダを訪問されたとき
美智子皇后は同胞の恥ずべき行為を謝罪され、被害者の行方不明の子供を捜すことに出来る限りのことをしましょうと約束
されたそうだ。
最近「慰安婦」問題で朝日新聞のポカが報道されたことについて、ある女性政治家が「日本の名誉を回復する」といきまいていたが
その言葉を美智子皇后の前で吐けますか?
日本人としてやりきれない思いに突き落とされた著書だった。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
fjjun
5つ星のうち4.0 慰安婦問題に直視2014年3月8日
形式: Kindle版Amazonで購入
慰安婦問題が少し理解できた。歴史的事実に目を背けることはできない。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
旅する韃靼人
5つ星のうち5.0 まず、読んでみる本2014年11月7日
形式: 単行本
旧日本軍がインドネシア在住のオランダ人婦女子(10代前半も含めて)を慰安婦として強制売春をさせた事件(いわゆる、白馬事件)の被害者の証言を綴った本です。
内容はあまりに酷いので、ここでは触れませんが、英語でComfort womenと検索してみると、旧日本軍が占領したアジア地区全土で強制売春をさせていた情報が沢山でてきます。日本の一部の人が、全くの出鱈目だと主張しても、見識を疑われるだけで、海外では信じないでしょうね。
昭和天皇が戦後初めて訪欧した際に、オランダで車に卵を投げられる事件がありました。オランダとは江戸時代もずっと交流があった友好国だと思っていて、違和感を感じていたのですが、本書を読んで氷解しました。
こうした事件、被害を受けた人がまず名乗り出ない、加害者(慰安所利用者も含めて)は戦犯で裁かれるのを恐れて沈黙を守ってきたのが、今日の状況を作っているのは否めないでしょう。
ちなみに、首謀した将校・軍医は戦後B級戦犯で死刑になっています。唯一の救いは、ジュネーブ条約に違反していると言って止めさせた日本人将校がいた事です。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立ったコメント 違反を報告
小保方ファン
5つ星のうち1.0 自分たちは?2014年6月3日
形式: Kindle版Amazonで購入
自分たちは植民地の支配者としてどのような生活をしていたのか疑問に思う、ただそれだけ? この70年ほど前新大陸ではまだ奴隷制度が存在していた。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
No comments:
Post a Comment