2020-04-04

朴裕河 『韓国ナショナリズムの起源』 「한국 민족주의의 기원」

朴裕河
11 hrs ·



『韓国ナショナリズムの起源』が今日刊行され出ました。20年前に出した「反日ナショナリズムを超えて」(日本版は2005年)の文庫本です。タイトルを変え、長い序文を新たに書きました。
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以下、序文からすこし抜粋しておきます。
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「そして、タイトルを『韓国ナショナリズムの起源』に直すことになりました。本質的なものと考えられている韓國の(対日)ナショナリズムが冷戦崩壊後のものであること、現在に続く日本を媒介としたナショナリズムが、あくまでもそれまでの(朴正煕式=帝国日本式)民族主義教育と新たな日本観に基づくものであること、そしてそうした流れはいつかは変る、との意味を込めてのことです。「起源」をみつめることで現在への理解が深まることを願います。」

 「もっとも、起源が一過性のものになるには、正しい情報と、自分と他者を理解しようとする努力が必要です。そういう意味でこの本が日本の方々にも普遍的な話として受け止められ、「他者との出会い方」として受け止められることを願っています。」

「このように考えてわたしはこの本を出すことにしました。私は『反日種族主義』の趣旨(日本に関わる韓国の認識が必ずしも正しくないとの指摘)や内容の一部にいくらか賛同しますが、「種族主義」という言葉で表そうとした韓国民族主義の分析には賛同しないし、何よりもその言葉が含む自己卑下にも賛同できません。」

「現在の日韓関係をだめにしているのはまさにこうした両極端の考えや態度とわたしは考えます。つまり、温情主義もまた裏返した差別主義でしかなく、必然的に甘えを許すことになります。そうした関係は当然ながら平等で健康な関係を作れません。」

「日韓の「非対称性」のことは実はこうした帝国主義的温情主義者たちがよく口にすることです。しかし、「非対称性」をいつまでも維持させてしまうのは、ほかならないそうした温情主義です。この本で示した様々なことを「植民地トラウマ」によるものと考えていいなら、そうしたトラウマからの恢復を妨害しているのは差別主義者だけではないのです。」

「差別主義や温情主義によく見られるのは、他者を単純化してしまうことです。人間は自分さえも今日と明日とで変るかもしれない複雑な存在です。しかし、こうした態度はそうしたことを見ないのです。そこにあるのは目の前にある他者を不変・一色の者と考える態度のみです。」
번역 보기

"그리고 제목을 「한국 민족주의의 기원」에 고치게되었습니다. 본질적인 것으로 간주되는 한국의 (대일) 내셔널리즘이 냉전 붕괴 후 것임을 현재에 이은 일본을 매개 한 내셔널리즘이 어디 까지나 지금까지의 (박정희 식 = 제국 일본식) 민족주의 교육과 새로운 일본 관에 근거하는 것, 그리고 그러한 흐름은 언젠가는 변하는, 그리고 의미를 담고있는 것입니다 "기원"을 바라 보는 것으로 현재에 대한 이해가 깊어지기를 바랍니다. 」 

「무엇보다, 기원이 일과성의 것이 될 올바른 정보와 자신과 타인을 이해하려는 노력이 필요합니다. 그런 의미에서 이 책이 일본 분들도 보편적 인 이야기로 받아 들여지고 "다른 사람과의 만남 방 '으로 받아 들여지는 것을 바라고 있습니다. "

"이렇게 생각 나는 이 책을 내기로했습니다. 나는 '반일 종족주의'의 취지 (일본에 관한 한국의 인식이 반드시 옳지 않다고 지적)와 내용의 일부에 약간 동참 하지만 "종족주의 '라는 말로 나타내고 자 한 한국 민족주의의 분석에 동의하지 않으며, 무엇보다 그 말이 포함 자기 비하에 동참 할 수 없습니다. "

"현재의 한일 관계를 망쳐있는 것은 바로 이러한 양극단의 생각과 태도와 저는 생각합니다. 즉, 온정주의도 다시 뒤집은 차별 주의자 일뿐 필연적으로 응석을 용서하게 있습니다. 이러한 관계는 당연히 평등하고 건강한 관계를 만들 수 없습니다. "

"한일의 '비대칭 성'의 것은 사실 이러한 제국 주의적 온정 주의자들이 자주 입에하는 것입니다. 그러나 '비대칭 성'을 언제 까지나 유지시켜 버리는 것은 다름없는 그런 온정주의입니다. 이 책에 나와있는 다양한 것을 '식민지 트라우마'에 의한 것이라고 생각하고 좋다면 그런 트라우마에서 恢復을 방해하는 것은 차별뿐만 아닙니다. "

"차별과 온정주의에 흔히 볼 수있는 것은 타인을 단순화 해 버리는 것입니다. 인간은 자신조차도 오늘과 내일과에서 변하는지도 모른다 복잡한 존재입니다.하지만 이런 태도는 그런 거 를 보지 않을 것입니다. 거기에있는 것은 눈앞에있는 다른 사람을 불변 · 일색 사람과 생각 태도뿐입니다. "




韓国ナショナリズムの起源 (河出文庫)

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韓国ナショナリズムの起源 (河出文庫)
韓国ナショナリズムの起源 (河出文庫)




内容紹介

『帝国の慰安婦』の著者!
高橋源一郎=解説!

「日本」を通してナショナリズムが本格的に台頭し始めた1990年代の韓国を冷静に鋭く分析した作品。
反日や嫌韓の論議が騒がしい近年、ベストセラー『帝国の慰安婦』の著者が、
20年前に韓国で刊行した原本に「今」を問いなおす日本語版序文を新たに入れて文庫化。
日韓問題を、「他者との出会い方」という視点から考え直す画期的な一冊。

日韓問題にうんざりしている読者のために、そして日韓問題の深みにはまらないために、
私たちは『反日種族主義』のような本質主義を乗り超えて「他者との出会い方」をもっと真剣に考えたい。




目次

二〇年後の長い序文(2020年)
韓国語版 序文(2000年)

第1章うたうナショナリズム
1 「鉄杭」事件を考える

「名山の脳天」に鉄杭
事実と史実、そして真実と伝説
帝国主義の本質を見失った「民族の精気抹殺」論
「正される」歴史とつくられる歴史

2破壊と喪失の間——旧朝鮮総督府庁舎の取り壊し
抑圧される身体イメージ
取り壊しが物語るもの
未来をゆがめる過去の隠蔽
真の自尊心と「民族の精気」のために

3 「歴史」か「小説」か——李寧煕『うたう歴史』
「わが民族の優秀さを立証する」論理
「日鮮同祖論」——親日から反日へ
「他者」不在の他者論

4 「日本には学ぶべきものが何もない」という言説
フェミニストの女性差別
異なることは罪ではない
屈折した被害者意識としての怒り
「正常」という考え方
大工になりたい子供たち
日本糾弾と一九九〇年代

5韓国人の「必読の小説」——金辰明の反日小説
『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』の侵略性
あおられた怒り
醜い日本人と格好いい韓国人
行方不明の「精神文化」——旧朝鮮総督府庁舎を取り壊して三年
韓国人必読の書
想像力の解放と想像力の貧しさ

6教授たちの日韓方程式
「生まれつき」侵略的という日本観
農耕民族と騎馬民族

7慎教授の反日レトリック
収奪か近代化か
独島(竹島)問題——「日本は喜び勇んで」のレトリック
漁業協定担当者の話

第2章侵略する日本と利己的な日本人

1 「日本文化は卑しい」

「卑しい」文化からの侵略
日本映画の解禁と韓国映画の躍進
遠い国としての日本
文明の本質——移動と交流

2 「日本の謝罪」をめぐって
会談のたびに反省と謝罪があった
「妄言が飛び出すと元の木阿弥」
韓国は謝罪したのか

3 「日本は南北統一を望んでいない」という言説
「国家」という求心体
野望と歪曲

第3章表象としての日本人

1日本人と創造性

再創造としての模倣

2日本は「刀の国」か
「刀=暴力=性」という図式
武の国と文の国

3 「技術」をめぐる考え方
技術移転をめぐって

4 「日本人は残忍」という言説
残忍さは日本に限らない
「いじめ」は日本から輸入されたのか
「冷たい」日本人

5 「裏表」と「狡猾」
韓国人も中国人も狡猾だった一〇〇年前
「島国」日本をどう見るべきか

6日本観の原型『菊と刀』を批判する

7日本文学を語る——『雪国』から大江健三郎まで

経済は時に文化を引っ張る
大江健三郎の「想像力」
「他者」「暴力」との向き合い方
『雪国』の二〇年後

8日本文学を語る——「世界文学」の条件
「韓国文学は日本に立ち遅れていない」という主張
安部公房の衝撃
韓国文学が世界的レベルに遅れているとしたら

第4章ナショナリズムとは何か

1拡張主義のナショナリズム

「進出」なのか「侵略」なのか
民族主義が守るもの
排他性の起源
心の傷から回復するために

2文学とナショナリズム
母国語を支える文学
金芝河の「民族精神」回復運動
民族の「固有性」について
檀君神話を考える

3アイデンティティとは何か
民族意識の起源とアイデンティティ
個人として生きる
愛国心とは何か

4歴史とは何か
美化される歴史
箕子朝鮮の歴史と天皇の歴史
理由を考えない教育

5誇りとは何か
民族意識とハングル
選ばれるべき伝統
伝統になるまで
つくられる「文化」
自尊心について

6過去であり続ける日本
開かれた心を求めて
「強大国」でなく「お隣さん」の日本と
エピローグ 243

解説 朴裕河さんの声  高橋源一郎

著者について



【著者】朴裕河(パク・ユハ)
ソウル生まれ。世宗大学国際学部教授。慶応大学文学部卒業後、早稲田大学大学院で日本近代文学を専攻。
文学研究者としての仕事の傍ら日韓の間で起こっているさまざまな問題について考えてきた。
著書に『和解のために』『ナショナル・アイデンティティとジェンダー』『引揚げ文学論序説』『帝国の慰安婦』など多数。

【訳者】安宇植(アン・ウシク)
1931—2015年。東京生まれ。桜美林大学名誉教授。
著書に『評伝 金史良』、『天皇制と朝鮮人』など、訳書に尹興吉『エミ』『黄昏の家』、李文烈『ひとの子 神に挑む者』、申京淑『離れ部屋』など。

登録情報

  • 文庫: 352ページ




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