有志舎
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有志舎の1月新刊はお休みですが、来月2月の新刊は、
飯倉江里衣さん（神戸女子大学）著『満洲国軍朝鮮人の植民地解放前後史―日本植民地下の軍事経験と韓国軍への連続性―』（本体価格6800円＋税）です。
帝国日本がつくった満洲国軍に入り、日本の侵略戦争・植民地支配に積極的に協力した朝鮮人軍人はたくさんいます。
朴正熙・元韓国大統領を筆頭に、朝鮮戦争の「英雄」と讃えられた白善燁、朴正熙軍事独裁政権下で国務総理を務めた丁一權など。彼らはいずれも日本敗戦後には韓国軍で将校となり、民間人を弾圧・殺害して、後に戦後韓国における軍事独裁政権の中枢を占めました。
本書は、満洲国軍での朝鮮人の軍事経験が戦後の韓国軍にどのように引き継がれたのかを問い、韓国における「親日派」問題とは何なのか、その歴史の深刻さを浮き彫りにしていきます。
帝国日本の負の遺産と戦後韓国の軍事独裁政権との関係を知ることで、逆にそれを今、必死に剔抉しようとしている現代韓国政治・社会への目も拓かれていきます。
2月下旬の刊行予定です。
なお、表紙カバー写真は試作段階のものですので不鮮明ですが、お許しください。
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42李昇燁, Takabayashi Toshiyuki and 40 others
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