2025-12-22

伊藤仁斎「童子問」に学ぶ | 渡部昇一

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伊藤仁斎「童子問」に学ぶ 単行本 – 2015/12/25
渡部昇一 (著)
4.5 5つ星のうち4.5 (10)


伊藤仁斎は江戸時代前期に門弟三千人を抱えた大儒学者である。

渡部昇一氏は、仁斎が当時の他の儒者と違うのは
「朱子学を究め尽くしてから孔子の道を歩いたことだ」と言う。

江戸幕府の官学にもなっていた朱子学は理屈っぽく難解極まりないものだったが、
それだけに学者たちは有り難がっていた。それに対して仁斎は「難しいことをいうのは偽物で、
そんなものは必要ない」と喝破した。なぜ必要ないのか、
それを師と弟子との問答形式で表したものが『童子問』だった。

本書の前半はその『童子問』を読み解く。
「学問の要点とはなんでしょうか?」
「孔子の仁とは?」
「なぜ仁が最も重要とされるのですか?」
「師を求める方法を教えてください」
「朱子の王道と孔子の王道の違いは?」

こうした弟子の質問に仁斎が答えるのだが、仁斎の孔孟や朱子に対する姿勢が語られ興味尽きない。

後半はさまざまなエピソードを交えながら仁斎の素顔に迫る。仁斎の孔子を彷彿とさせるような生き方、
その教えを読めば、仁斎、その人の魅力に大いに刮目することだろう。

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tapiokat
5つ星のうち5.0 哲学
2022年12月3日に日本でレビュー済み
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西暦0年前後にこのレベルの哲学があったことに感銘
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シュタイナー好き
5つ星のうち5.0 訳が美しい。倫理書簡集の訳もお願いします
2022年8月15日に日本でレビュー済み
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セネカの文章はもともとが美しいのですが、それをいっそう際立たせるような美しい丁寧な訳で非常に読みやすいです。
この訳者には是非セネカの「倫理書簡集」の訳も手がけて頂きたいです。
訳者の方並びに光文社古典文庫の皆様どうかお願いします。
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あわ
5つ星のうち5.0 全人類必読!現代にこそ必要
2021年12月11日に日本でレビュー済み
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セネカの生きていた時代でも「人生は短い」という感じがあったんですね。

今なんかスマホいじってたら爆速で1日が終わっちゃいます。
昔よりももっと人生が短く感じる時代だと思います。

2000年も残っているということは、2000年残されるだけの価値があったということです。
できるだけ若いうちに読んでおきたい1冊です。
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りか
5つ星のうち5.0 賢者になりきれない人の弱さに寄り添った実践哲学入門書
2022年3月15日に日本でレビュー済み
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『人生の短さについて』『母ヘルウィアへのなぐさめ』『心の安定について』の3篇が収録。

悲しみに打ち克つには学問を享受せよ。シンプルな暮らしを心得よ。怠惰と休息は異なる。
自分の人生を歩むことの大切さを説いた名作。

訳も解説も丁寧で詠みやすい。
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 先に解説読んだほうが良い
2021年12月28日に日本でレビュー済み
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時間の使い方と心の安定は誰もが悩んだことがあると思います。
この本は2000年前に同じ悩みを持ってた人にセネカがあてた手紙の話です。

人生の短さでは、どんな事に時間をさくべきか、暇な時間と閑暇な時間の違い、などが書かれていて、現代人にも良いアドバイスになると思います。
仕事辞めればいいとか、本を読めとか、そんな安直な話ではないです。

先に翻訳者の解説を読んでから、本文読んだ方が理解もしやすくていいと思います
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carvy
5つ星のうち5.0 2000年前の人が書いた、今まさに読まれるべき一冊
2021年3月6日に日本でレビュー済み
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非常に有益でした。
まず、この本は「古代人」や「神話のような世界の登場人物」なんかじゃなく、2000年前を我々と同じように少しだけ我々よりも理性的に生きた、紛れもない一人の人間が書いた一冊です。

心に残ったフレーズを挙げます。
 
現在という時は、きわめて短い。なぜなら現在は常に動いていてすばやく流れていくからだ。それは到着する前に消えてしまう。そして、天空や星々と同じように決して遅れることもない。多忙な人間の関心は、この現在というときにしか向かない。ところがそれならあまりに短いので、掴み取ることができないのである。そして、そのような現在でさえ、たくさんの雑事に気を散らかしている彼らからは、奪い去られてしまうのだ。
(エリック•ドルフィーのWhen music is over, it's gone in the air. You can never capture it againと同じ響きを感じたのは私だけでしょうか)

また、

人生は、われわれに、すべての時代と交流することを許してくれる。ならば、われわれはこの儚い時間の移ろいから離れよう。そして、全霊をかたむけて、過去という時間に向き合うのだ。過去は無限で永遠であり、われわれよりも優れた人たちと過ごすことのできる時間なのだから。

不安定であるはずの「未来」に過度の過信を置くのではなく、あふれる過去の叡智とまじわることで捉え所のない「現在」、「今を生きる」ことによって現在という短い瞬間が、無限に広がっていくことになる、とセネカは語ります。

セネカの時代が知り得た「過去」とは500年程度でしょうか。我々にはさらにセネカにとっての「現在」以後の2000年もの積み重ねがあり、テクノロジーの進歩を享受しています。そう考えると、セネカの言葉の重みに圧倒されます。

後の二編もそれぞれ素晴らしかったので触れたいところもありますが、長くなるので言及しません。
もっと多くの人がこの一冊に救われてもよいのではないだろうか、そんな風に思えてなりません。
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おさらぎ
5つ星のうち5.0 心の平安を保ちながら活動した哲人政治家の金言
2020年4月29日に日本でレビュー済み
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今の自分は疫病の緊急事態宣言下の連休で仕事から一時離れ、時間を持て余す状況だが、仕事をしている間は、そのことでいろいろと頭を巡らし、合間に私事についても心配りをする。

街を行きかう人々はスマートフォンを片手に、なにやら心を奪われているように見えるが、自分とて、ひとたびインターネットを覗けば、さまざまな情報に神経をすり減らしていることを否めない。

世事に忙しい人でも、時には自分に向き合う閑暇な時間をもつべきだ、とセネカは教える。その時間を活かすには、先々のことに思いを巡らすよりは、過去を振り返ったほうがよい、という。未来は不確定だが、過去は変わる心配はないのだからと。

世の中や、自分が仕事や勉強で積み重ねて来たこと、などの来し方を省みることをすすめている。現代人なら、歴史書や偉人の伝記、語録のようなものを味わって読むことも含まれるかも知れない。

ストア派の哲人が拠り所にするのは天地自然の理法ともいうべきロゴスである。人はロゴスの分子である自分の理性を活用して、道理を見極めて自分の心の安らぎを乱すものを遠ざけ、自分の思いのままにならないことに執着しないことをモットーとする。

順境に舞い上がらず、逆境でも静かに受け止めて精進を続け、自分の理性的な内面を守り、天地自然の道理に随うことで心の平安を得ることが大切なのだ、という。ストア哲学は齢を重ねると、心に沁みてくるようだ。

セネカのこの書は、以前、岩波文庫でも読んだことがあるが光文社古典新訳文庫はより読みやすく、また巻末の解説も懇切に書かれているところがよい。
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 最高の人生訓
2021年9月2日に日本でレビュー済み
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とても現代的です。
何度も読み返しています。
笑える箇所も多く、サクサクと読める古典です。
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Amazon カスタマー
5つ星のうち5.0 読みやすかった!
2022年3月23日に日本でレビュー済み
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最後の解説がよりセネカさんの面白さを教えてくれたと思います!
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Thanks
5つ星のうち2.0 「知識人」が陥った偏狭さ
2022年1月23日に日本でレビュー済み
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神や世界に関して高尚な思索にふける時間のみに価値があり、実務的な仕事にあくせくしているのは時間の無駄であるというのがセネカの考えであるようです。
実際、この「人生の短さについて」という一篇は、食糧管理官という重責に就いている親類に対して、そんな仕事は辞めて閑暇な生活を送るべきだとセネカが強く勧めている手紙です。
しかし、社会的な重責を全うすることに人生を捧げるのも価値のある生き方ではないでしょうか。セネカが食べるパンも、誰かが作り、管理し、運んできてくれたものです。
全体的に、著者は「知識人」としての自分の生き方を絶対視する傾向があり、偏狭な価値観に陥っているように見えました。「荷物を運ぶには、歩みの遅い家畜のほうが、血統の良い馬よりも適している」という一文に、著者の差別的な思想を感じます。奴隷制度に支えられた古代ローマ人らしい考えなのかもしれません。
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