2025-08-14

大日本いじめ帝国 戦場・学校・銃後にはびこる暴力 -荻上チキ/栗原俊雄 著|単行本|中央公論新社

大日本いじめ帝国 戦場・学校・銃後にはびこる暴力 -荻上チキ/栗原俊雄 著|単行本|中央公論新社


大日本いじめ帝国戦場・学校・銃後にはびこる暴力

荻上チキ/栗原俊雄 著

戦時下、いじめは大量生産されていた。全裸での身体検査、牢獄のごとき学童疎開、自殺率世界一位の日本軍……「女子と女子を向かい合わせて、往復ビンタを食らわせた」「犬の鳴き声を出して班内を回るのだ」「何が戦死なものか。彼は殴り殺されたのです」最新のいじめ研究があぶりだす、戦時下の暴力と現代日本の課題。数多くの証言と時代背景を整理し、陰惨さの実相に迫る。
書誌データ初版刊行日2025/7/8
判型四六判
ページ数224ページ
定価1870円(10%税込)
ISBNコードISBN978-4-12-005928-5

出版社内容情報
戦時下、いじめは大量生産されていた。
全裸での身体検査、牢獄のごとき学童疎開、自殺率世界一位の日本軍……
「女子と女子を向かい合わせて、往復ビンタを食らわせた」
「犬の鳴き声を出して班内を回るのだ」
「何が戦死なものか。彼は殴り殺されたのです」
最新のいじめ研究があぶりだす、戦時下の暴力と現代日本の課題。
数多くの証言と時代背景を整理し、陰惨さの実相に迫る。


【目次】


内容説明
戦時下、いじめは大量生産されていた。兵士、子ども、銃後の人々は、いかなる差別・暴力に晒されたのか。「犬の鳴き声を出して班内を回るのだ」「女子と女子を向かい合わせて、往復ビンタを食らわせた」「何が戦死なものか。彼は殴り殺されたのです」証言者たちの実体験と時代背景を整理し、陰惨さの実相に迫る。最新のいじめ研究があぶりだす、戦時下の暴力と現代日本の課題。

目次
1章 学校
2章 疎開
3章 銃後生活―婦人会・隣組
4章 徴兵
5章 軍隊生活
6章 勤労動員
7章 植民地差別と引き揚げ
8章 抑留
9章 戦後
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About the Author

荻上チキ(おぎうえ・ちき)
1981年生れ。評論家。ラジオ番組「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)パーソナリティ。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表理事。社会調査支援機構チキラボ所長。「荻上チキ・Session-22」にて、2015年度、16年度とギャラクシー賞を受賞(DJパーソナリティ賞およびラジオ部門大賞)。著書に『いじめを生む教室』『もう一人、誰かを好きになったとき―ポリアモリーのリアル―』『社会問題のつくり方 困った世界を直すには?』など、共著に「みらいめがね」シリーズ、『不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画』などがある。

栗原俊雄 (くりはら・としお)
1967年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、同大学院修士課程修了。96年毎日新聞入社。2020年専門記者(日本近現代史、戦後補償史)。著書に『特攻―戦争と日本人』『東京大空襲の戦後史』『戦争の教訓 為政者は間違え、代償は庶民が払う』『硫黄島に眠る戦没者 見捨てられた兵士たちの戦後史』『戦後補償裁判 民間人たちの終わらない「戦争」』などがある。

Product Details

  • Publisher ‏ : ‎ 中央公論新社 (July 8, 2025)
  • Publication date ‏ : ‎ July 8, 2025
  • Language ‏ : ‎ Japanese
  • Tankobon Hardcover ‏ : ‎ 224 pages

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荻上チキ・コラム 共著『大日本いじめ帝国~戦場・学校・銃後にはびこる暴力』について

『荻上チキ・Session』TBSラジオ
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Aug 13, 2025  荻上チキ・Session~発信型ニュース・プロジェクト Podcast
荻上チキ&栗原俊雄・共著「大日本いじめ帝国~戦場・学校・銃後にはびこる暴力 (https://www.chuko.co.jp/tanko/2025/07...) 」について
(2025年8月13日(水)ニュースコーナーDaily News Sessionより)

https://www.youtube.com/watch?v=wFwlmliZIpU&list=PLZOVrZMCWcnJiOP3XRd2lA3cBaOdbSz9p&index=4
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Transcript


TBS
ポッドキャスト。
さて、今は8月、え、戦後80年の迎えた
8月ということになっております。
で、このタイミングで色々な言葉がね、あの、この戦没者であるとか、それからアジア太平洋戦争に対して向けられるということがあったりをします。
ただその言葉の中でやはり長年違和感を
抱き続けているのが例えば英霊という言葉
であるとかそれから平和について考える際
に酒の対戦で尊い犠牲がたくさんあったと
いうような表現をとりわけ政治家であると
か政府が使うことがあのいろんなことの
隠蔽やいろんなことをまい隠してしまう
言葉になってるということが気になります
ね。
あの、私は、あの、先日、え、第日本いじめ帝国という本を毎日新聞の栗原俊さんとの協助で、え、出版しました。
はい。
このはあのアジア戦争の及び戦後において、え、様々な場所、例えば
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であるとか、それから、ま、軍隊であるとか、あるいは疎会先や学校であるとか、職場であるとか、職民地であるとか、ま、あるいは欲流先、え、そして戦後の様々な社会の中でどういったいじめあるいは暴力などの事案があったのかということを、ま、資料と共に整理をしながら解説をするというものだったんです。
[音楽]
で、そうした資料の中では実際に軍隊の中
などで、ま、激しいがあり、そのいじめに
よって亡くなったという人の証言、人に
関する証言やあるいはそのいじめを行って
いたことによって、むしろいじめを行って
た子参兵や常が、え、逆に復讐によって
殺されたという、ま、そうした事例という
のもいくつか紹介してるんですね。はい。
で、例えば英霊であるとか尊い犠牲という言葉の中にはこうした様々な死というものが追い隠されてしまったり、あいは紛れ込ませたりしていて、あらゆるが何か不費的な必要なそして何かの役に立ったかのような、え、死として語るということがあったりするわけです。
しかしそういったような状況を生み出していた、え、政治の責任というものを追い隠してしまい、美にすることによって個別の実態というものを、ま、これまた目をつぶってしまうというそうしたような現説というものに注意しなくてはいけないという風に思いますね。
はい。
大日本じめ帝国の中ではいくつかの資料に基づいて証言を紹介してるんですが、
麻新聞社が出版した女たちの太平洋戦争という本の中で義光さんという方が語られていた、え、証言の
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つ。え、これも本に紹介してるんですね。
その中ではこういった記述というのがあり
ます。日本の旧軍隊は外国人に対しても
進興先でを重ねたが上官の部下に対する
番行もひどかった。で、例えば消頭なので
、え、商頭の後で便所に行って判内に帰る
と待ち構えていた上頭兵が小頭後に便所に
行くとは何事だと拳でほをしこたま殴られ
た。殴られるために目から火が散った。
で、こういった様々なところで暴力がはびこっていたということを語られていて、ある内の
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人はこういうためにあったと語られています。内の
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人は骨折内臓破裂を起こして直後入院し、
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週間後に亡くなった。それをどのように処置されたかは知もない。おそらく占師ということになっただろうが、そのことで反省した様子は全くなかった。私もは晴れっぱなしだったし、体の節が痛まない日はなかった。
よく鬼畜米と聞かされてきたが、軍隊の
上官こそまさに鬼畜だったと思うという
証言があるんですね。ま、こうした1つ1
つ例えばあの戦地での病子であるとか様々
な先でのいじめであるとかいじめの先に
追いやられた自殺であるとかこうしての
ことなども一括りに語ってしまうというま
、そうしたこと自体もまた大きな暴力的
構造だという風に思うんですね。戦争で何
があったのかということ。
誠実に語ること、このことがそれぞれの亡くなった事情を抱える方に対する現代の、ま、丁寧な向き合いの
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つだということになると思うんです。総者証言をさらにこれからもついていくということ、これからも共有していくということがさらに大事だなという風に考えています。


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