『現代日本社会科学史序説――マルクス主義と近代主義 (叢書・現代の社会科学)』
庄司 興吉 19750520 法政大学出版局,260p.last update:20101211
■庄司 興吉 19750520 『現代日本社会科学史序説――マルクス主義と近代主義 (叢書・現代の社会科学)』,法政大学出版局,260p. ISBN-10:4588600052 ISBN-13:978-4588600050 \2100 [amazon]/[kinokuniya]※ mk17
■内容
■目次
はしがき
Ⅰ 日本社会科学史におけるマルクス主義と近代主義
はじめに
1 現代社会科学史における理論上の基本的対立
2 日本における現代社会科学史の成立
3 日本マルクス主義の日本資本主義分析
4 日本の近代主義と日本的近代化論
5 社会科学における戦前から戦後への転換
6 現代日本におけるマルクス主義と近代主義
Ⅱ 現代日本の社会科学と人間の問題
はじめに
1 戦前のマルクス主義と人間の問題
2 エートス論的近代主義の人間像
3 社会心理学的近代主義の人間論
4 全体主義と実存主義の人間論
5 戦後主体性論争と人間の問題
6 現代日本の社会科学と人間の問題
Ⅲ 現代日本における社会意識研究の発展
はじめに
1 ファシズム批判と社会意識研究
2 農村社会学と農民意識研究
3 労働者意識研究と産業社会学
4 社会心理学と社会意識研究
5 意識調査の普及と理論的問題
6 現代日本の社会意識状況
Ⅳ 現代日本社会科学史と現代社会学の位相
1 現代日本社会科学史の現代的意義
(1) 戦後民主主義の社会科学
(2) 近代の終焉と近代の超克
(3) 3つの代表的な思想形態
2 現代の歴史性と現代社会の理論
(1) 現代と歴史観の問題
(2) 現代と歴史社会学
(3) 現代社会論の陥穽
3 現代日本社会科学史における社会学の位置
(1) 実証主義あるいは農村社会学―福武直を中心として
(2) ヴェーバーから産業社会学へ―尾高邦雄を中心として
(3) 社会心理学あるいは社会心理学主義―清水幾太郎を中心として
(4) 行為と社会体系の一般理論あるいは社会学的機能主義
(5) 社会学におけるマルクス主義あるいはマルクス主義社会学
4 現代社会学の国際的および国民的状況
(1) 1960年代の地殻変動
(2) 70年代前半の日本社会学
(3) 80年代の社会学への展望
Ⅴ 補遺
1 唯物史観による総体的日本資本主義分析―平野義太郎『日本資本主義社会の機構』
2 システム理論とマルクス主義―C・W・チャーチマン『システム科学への挑戦』
3 社会心理学的分析と〈人間〉主義―見田宗助『現代日本の心情と論理』
4 スターリニズム研究と「工業化」―「産業社会」論―林道義『スターリニズムの歴史的根源』
5 論理実証主義の人間論の限界―T・ガイガー『イデオロギーと真理』
6 現代社会学の視座の転換のために―エドガール・モラン『オルレアンのうわさ』
7 <人間>実証主義的転回の意義と限界―G・フリードマン『力と知恵』
8 日本的社会心理学主義の歴史的意義―城戸浩太郎『社会意識の構造』
掲載紙誌および執筆事情
索引
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