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4.2 out of 5 stars
イザベラ・バードの日本紀行 (上) (講談社学術文庫 1871)
byイザベラ・バード
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From Japan
samelaa
5.0 out of 5 stars 情景が目に浮かびます
Reviewed in Japan on May 7, 2026
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
日本人とは違う視点から見た日本の風俗はやっぱり面白い。
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Amazon カスタマー
4.0 out of 5 stars 読みごたえあります
Reviewed in Japan on May 17, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
素敵な探検家です。
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サワピー
5.0 out of 5 stars 読むべき本です
Reviewed in Japan on March 21, 2026
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
非常におもしろ内容であった。
日本人の宗教観を短期間にかつ的確に理解し、キリスト教が広く布教されることはないだろうと結論している。
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myuusagi
3.0 out of 5 stars 差別的な罵り言葉が気になる
Reviewed in Japan on December 19, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
当時の日本の実情を外国人の眼から描いているということで、とても興味深いのですが、全てのことを罵らないと済まない性格の人(英国人に多い批判的精神の人)のようで、読んでいてだんだん苦しくなってきます。ということで、三分の一くらい読んだところで、ギブアップしました。
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みずさん
5.0 out of 5 stars 明治初頭の平民の生活が赤裸々に報告されています。
Reviewed in Japan on December 3, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
著者が明治11年に来日し、東京から日光、山形、秋田、青森、函館、そして内浦湾沿いに平取まで旅した記録です。習俗、文化、食事などなど、ドラマや映画で見る時代劇とは大きな違いが明らかになります。真の平民の生活を知る上で貴重な報告になっています。
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NAO
4.0 out of 5 stars 興味があったので買いました。
Reviewed in Japan on December 22, 2023
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
当時の日本が垣間見えました。
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草庵
5.0 out of 5 stars 外国人から見た日本
Reviewed in Japan on September 27, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
外国人の見た維新後の日本を良く観察して居ますね。
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MOTOグッチ
5.0 out of 5 stars 日本人としての誇りと責任を感じる
Reviewed in Japan on March 26, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
貧しくても優しく、真面目で、正しく生きる明治時代の日本人を感じることが出来る素晴らしい本です
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あ
2.0 out of 5 stars あくまで日記
Reviewed in Japan on May 4, 2026
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日記なので特に何かが起こるわけでは無いので淡々と読むものかなと思う
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yoiyoi
3.0 out of 5 stars 日本人が絶対に読むべき本
Reviewed in Japan on August 2, 2025
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
日本人が絶対に読むべき本です。日本人であることに誇りが持てます。
通訳の伊藤なる人物の学習意欲の凄さも素晴らしいのですが、車夫たちの仕事の様子は大変素晴らしく、現代の大手運送会社や宅急便の仕事でも十分に通じます。
教育も十分でないような下層の車夫たちですら、これ程の民度の高さ。驚きでした。
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pollux
5.0 out of 5 stars 明治初期の日本、日本人についての客観的な理解が出来る貴重な本
Reviewed in Japan on June 4, 2025
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日本、日本人らしさ、貧しさ、自然の美しさが淡々と事実に基づいて記されており、とても貴重な旅行記です。今の日本、日本人が知るべきことが溢れています。多くの方々に読んで頂きたい良書です。
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バクラツ五郎
4.0 out of 5 stars 興味深いです
Reviewed in Japan on July 9, 2023
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
当時は今以上に東洋人に対して差別的だったんだろうと思うが、著者は正にそうで所々に批判的な表現が出てくる。客観的な視点でのものならいいのだが、問題なのが個人的な好き嫌いで嫌味な表現をくっつけているところ、まあ所詮はそうなるのだろうが。興味深く読ませて頂いたが不愉快な気分にもさせられる。同じ西洋人に対して記述してある箇所とは明らかに違う。ところで、当時日本に住んでいた中国人についての記述もあるが今と同じだなという印象。不思議なことに著者にとっては日本人よりいい印象があったようだ。
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Kindleユーザーたかし
5.0 out of 5 stars 日本の外国人から見た紀行と歴史の忠実性が最高
Reviewed in Japan on June 20, 2024
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明治時代の日本を日本人が表現するより、客観的で面白い
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ゐづ
3.0 out of 5 stars 友達に勧められて
Reviewed in Japan on July 17, 2023
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
友達に勧められて買いました。
時間がたっぷりある時に読もうと思います。
サラッと読める内容ではありませんでした💦
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Dr K
5.0 out of 5 stars ふるさと再発見!
Reviewed in Japan on September 6, 2023
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
前から気になっていた紀行文です。
五年ぶりに東北の故郷と周辺地を旅しました。
その折、観光案内のドライバーの方が、絶景地で〈東洋のアルカディア〉というコトバを発したのです。•••もう読まないわけには。
145年前のニッポン紀行、筆者の冒険者魂が甦ってきます‼︎
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まはじょ
4.0 out of 5 stars 百年以上前の24h???
Reviewed in Japan on March 29, 2021
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
当時の日本の様子が辛口に愛情たっぷりで描かれているとおもいます。ただ、イザベラ女子がアクティブ過ぎて「え~~~マジ???」と思うようなハードな道中を土砂降りもモロともせずに徒歩と馬で日本の田舎を駆け抜けていきます。まだ上巻を読み終わったところですがテレビドラマの「24h」を見た後のような疲労感(笑)地図と照らし合わせてじっくりとイザベラ女子を追いかけながら読んだらもっと面白いカモ・・・ビックリの連続でもっと疲労感???(笑)
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Midogonpapa
1.0 out of 5 stars 人種差別が当然の時代に書かれた率直な本
Reviewed in Japan on March 23, 2025
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とても率直に書いているので、日本人が醜いというようなことが何回も何回も出てくる。
途中で心が折れてしまいました。
まあ、これが当時の白人の嘘偽りのない感覚だったんだろうとは思うけど。
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キヨちゃん
3.0 out of 5 stars 私の知らない昔の日本が!
Reviewed in Japan on July 5, 2021
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
あの時代に外国人 それも女性が一人で(通訳の男子が同行)日本の僻地を歩いて旅した紀行文。現代に生きる私には想像もつかない情景に驚かされた。昔の本の翻訳書故のそこに使われている単語(訳語)には少々違和感を感じてしまうところが多々ある。本文は作者が妹に宛てた手紙文を本にしたようなので感想文的になっており、小説を読むような感じでは進めないので繰り返し読まないと理解できない。又昔の文化を知らないと日本人でも国語辞典を引かないと分からない。そういうところも逆に面白いかもしれない。
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ボーン・ウイナー
5.0 out of 5 stars いまから140年前、イギリス人女性が未開に近い日本の東北地方の旅をした
Reviewed in Japan on September 9, 2019
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
1878年、今から約140年前(日本の明治維新に当たる)5月に日本に上陸、陸路で単独青森までたどり着く(上巻)までのお話。
友人知己から、欧州にはまだ知られていない日本の東北地方を女性が単独で旅行する危険性を説くものもいたが
敢然として旅行に出発したイザベラバードの勇気に敬服する。
しかし、青森まで3か月かけてたどり着いてから振り返ってみれば、どんな山間僻地に行こうが、結局日本人によって泥棒・強盗‣山賊・詐欺などの危険な目に一度も会わなかった。このとうじの世界の未開地に比べれば、いかに日本人に道徳教育が行き届いていたか、驚くべきことである。
江戸から北に向かい、最初の経由地、粕壁(現在の春日部、私の現在家がある)では、旅館のみすぼらしさ、部屋には蚤や蚊の大群がいることなどで、恐れをなしたが、旅を進めるうちに、途中で購入したのかイギリスから持ってきたのか、折りたたみ式簡易ベッドや宿屋の蚊帳(かや)を使うことでなんとか攻撃を避けるようになってきた。
彼女の印象はどこの宿場町をへ行っても、民家は灰色で屋根は粗末な板葺き、町全体が陰気な灰色という表現が何度も出てくる。しかし、そこに住む人たちは彼女に親切に接してくれたことだ。
通訳兼雑用係として雇った伊藤という若い男は、非常な勉強家で、彼女と旅をしているうちにドンドン英語が上達した。また、この男に全財産を預けても安全であったことにも驚く。
例外的に彼女が褒めちぎっていたのが日光の金谷家で、そこの主人は家族などは人品骨柄卑しからず、彼女も感心している。これが、現在の日光、金谷ホテルの前進と思われる。
5月から8月にかけて、梅雨もあったろうし猛暑の日々、特に絶え間なく豪雨に悩まされながら、馬を借り人力車を雇い艱難辛苦、ずぶ濡れのドロドロになりながら旅を続けて上巻での目的地青森にたどり着く。
当時、山間にすんでいた日本人は、男はふんどし一丁の丸裸、女性も上半身裸であったが、初めて見る外国人にも礼節をもって接していたことが良く分かる。
結局、彼女は日本人の良さ、風景の美しさを認めながら旅をしたわけではあるが、この日本人という民族にキリスト教の恩寵が届いてないことを嘆いたりしている。
時々の上から目線も気にはなるが、これだけ明治維新の日本人の間に単身分け入った旅行記はまさに貴重な記録であると思う。
下巻を読むのが楽しみになってきた。
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TH
4.0 out of 5 stars 結構面白い
Reviewed in Japan on November 2, 2018
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明治初期と今に共通する日本人の特性、正確には1人のイギリス人女性が日本人の特性と当時考えたもので今に残っているもの、これを知って面白く感じた。具体的にそれは何だ、といわれると簡潔に言うのが難しいのだが、標語として言えるものというより感覚的なものである。外人の女を見るためワイワイ集まってくるがおとなしいとか、勘定をごまかすことは少ないとか。
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Amazon カスタマー
3.0 out of 5 stars 訳が…酷い
Reviewed in Japan on August 25, 2019
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
内容はとても興味深く面白い。
しかし、日本語訳が酷い。
辞書引いて訳しましたレベル…
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Amazon カスタマー
3.0 out of 5 stars 文書表現がひどい
Reviewed in Japan on December 25, 2019
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
上下間とも購入し読ませてもらいました。
内容自体は興味深く面白かったですが、翻訳の文書表現がとても分かり辛く、何度も読み返すことが多かったです。
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東京住人のレオナルド
3.0 out of 5 stars 昔の日本
Reviewed in Japan on July 27, 2020
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世界的視点の中で、日本人の道徳心は十分高かったことがわかりました。
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街の投資家
4.0 out of 5 stars 明治初期の空気感が活き活きと味わえる
Reviewed in Japan on April 20, 2014
Verified Purchase
興味深かった点を幾つか
・当時既に、日本の治安は大変良かった
・日本の均質性。地域による差異よりもむしろ均質性に驚いている。
・田舎と都市との格差が激しい。田舎は大変に不衛生。
・仏教が既に形式化していて、信仰心は大変に薄くなっている。
信仰に関しては、書中に何度も記述があるが、江戸時代を通じて仏教が宗教としての力を無くしていた点は興味深い。日本人の信仰心はこの150年ほどそれほど変化していないのが分かる。むしろ、イギリス人である著者のキリスト教についての思い入れが強い事の方が驚きだった。この150年に変化が大きかったのは、英国人のキリスト教観の方なのかもしれない。
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焼きそば
4.0 out of 5 stars 海外の人が見た日本の姿がよくわかる
Reviewed in Japan on July 6, 2016
Verified Purchase
期待通りの内容で、良く明治初期の日本の実態が描かれており、面白い作品です。
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dontacos
5.0 out of 5 stars イギリス女性の本音トークが面白い!
Reviewed in Japan on September 12, 2019
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
なにぶん昔の著作なので、改行がほとんどなく文字が多いので、通勤と昼休みだけではなかなか読み進めることが出来ず、まだ半分ですが、読むこと自体は苦痛ではなく、著者の率直な表現が面白いのでサクサク読めます。「醜い」とか「ぶ男」などという言葉が度々出てきますが、著者は決して日本人に対して差別や偏見の念を持っているわけではない。「こちらの人はとても親切で丁重なのですから、外国人が彼らに対して親切あるいは丁重に接しないとすれば、本当に失礼です」と、とても公正に日本人を見ているのが分かります。「日本の強烈な悪臭」などと言ってはいますが、その代表が「たくあん」なので、数々の悪評は「個人の感想」を率直に述べていると思うと、読んでいて微笑ましくなります。従者の通訳に対しても、「アメリカ式の下品なことば」などと評しているところは、ダージリン様を想起させます(繰り返しますが、著者はイギリス女性です)。漫画の方はまだ読んでいませんが、この様子だと期待できそうなので、文庫本を読み終わったら読んでみようと思います。
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zigeunerweisen
4.0 out of 5 stars 興味深い明治期庶民の暮らしぶり
Reviewed in Japan on June 19, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
明治初期の日本の地方の有様がよく描かれています。「不潔」「醜い」「貧しい」「未開人」といった、現代の出版物では使用禁止かとも思われる赤裸々な表現がいたるところに登場します。文明国をアピールすべく庶民の身だしなみや行動について種々の規制を課した帝都東京においてさえ、紀田順一郎『東京の下層社会』に描写されるような有様であったことを想起すれば、東北や蝦夷(北海道)の庶民の暮らしぶりはおして知るべしである。夏場の男や子供はほとんど裸体での生活であったこと、農村部では女性でさえ上半身露出という身なりで家事や野良仕事をしていたこと知ることができる。まさに「着の身着のまま」の暮らしぶりであり、就寝時に着替えることも衣類を洗濯をすることもなく、シラミが跋扈する床に仕事着のまま横になるという日常であったから皮膚病が蔓延していたようである。本書を読むと、映画やテレビの時代劇に登場する小奇麗で清潔感のある庶民などはフィクショナルな描写にすぎないことがわかる。そうした暮らしぶりでありながら、外国人女性に対する好奇心はすさまじく、宿をとったバード女史を一目見るべく大勢の男たちが隣家の屋根にのぼったため屋根が崩落した、という珍エピソードも披露されている。しかも、貧しいながらも役人や庶民は金銭に潔癖であり、外国人女性の無知につけ込むことがなかった、など興味深い日本印象記が披露されている。この記述から、シュリーマンの訪日記にも、「賄賂を要求する清国役人と一文たりとも賄賂を受け取らない日本の幕府役人」という対比論があったことを思い出した。バード女史の旅行そのものが相当な強行軍であったこともあり、上下二巻本ながら訪問先それぞれに関する描写は必ずしも十分でないこと、また同じような記述が延々と続くことから、精読志向の読者は途中で辟易とするかもしれない。適当に飛ばし読みすることをお薦めしたい。
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Amazon カスタマー
1.0 out of 5 stars 途中で読むのが嫌になった
Reviewed in Japan on February 19, 2022
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
当時の日本を外国人はどう見たか?と興味があって読み始めたが、読み進める度に嫌気がさして途中で止めています。 英国の特権階級と思っている人が地方の村を未開人に対する嘲笑として、自分の姉妹に宛た手紙や日記とはいえ必ずと言っていいほど書いている。産業革命が早かっただけでしょとかツッコミながらなので気分が悪くなるのでもういいです。 翻訳者も最初に断っているけど。 ただ、実直さや地域ぐるみで子供は大事され笑顔だとも。返って精神的に殺伐した国の人なのかな?
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seiji-S
3.0 out of 5 stars 期待以上でも、以下でもない。
Reviewed in Japan on October 1, 2015
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
広く知られている紀行本である。内容は期待以上によくこうも詳細に観察した、調べたと感心させられる明治初期の東北の人々の生活を、平易な文章で、描いている。難をいえば訳文で、内容を正確に伝えようとするあまり、日本語としてやや不完全なものとなったきらいがある。要すれば、直訳文調というか、もとの英文をほうふつさせる訳文となっている。
全体の分量からして上下巻に分けたのはやむをえないとしても、地図などがないので、著者の足取りをたどるのが、難しい。また、通常ある訳者の「解説」がないのもさびしい。
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幻灯機
4.0 out of 5 stars すごい旅行家です
Reviewed in Japan on March 12, 2013
Verified Purchase
『日本奥地紀行』として邦訳されていたものの完全版。ちょっと説明過多になる時もあるけれど貴重な記録であり、この時代(明治11年)に西洋人女性でありながら蚤や人々の好奇の目に悩まされながらも東京から新潟経由で青森まで到達するのがこの上巻。
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yamachan
5.0 out of 5 stars 明治の始めに、女性が日本旅行とは
Reviewed in Japan on July 23, 2017
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
イギリス人女性の勇気と、細かいところを見聞きしたバイタリティーと
文章表現力に、ただただ感心しました。
見た目を書いたのでしょうが、身体が小さい、貧弱と・・・、ちょっと気に
なりましたが。
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喋々
4.0 out of 5 stars 良かった
Reviewed in Japan on May 28, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
面白かった。爲になった。當時の日本の事が生で判り日本人は読むべき。
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中斉 英紀
5.0 out of 5 stars NAME_NOT_RETURNED
Reviewed in Japan on March 25, 2018
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
図書館で上巻を借りて最初の部分と言っていい程度を読みました。これは時間がかかりそうと購入しました。当時の様子が、かなり詳しく記述されていて、購入したことに満足しています。当時の日本人は、現代よりも、なお一層好奇心旺盛であったようです。著者は、記載内容を書こうとする人はそうなのでしょうか、やはり、極めて客観的な見方ができたようで、感心します。むろん、民族差による嫌悪感、現在よりも強いと思われる宗教観なども、明確に記述されていて、その是非はともかく、どのような観点で紀行をしたかが分かり、好結果につながっていると思います。まだ、上巻を読み終えた程度ですが、買ってよかったと思っています。私の無知で、どうような広範な見地で見た当時の様子を記した日本人の書物を知らないことも、本書を購入した動機の一つです。
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matt
3.0 out of 5 stars 明治初期の時代がわかる貴重な本です
Reviewed in Japan on April 17, 2016
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
イザベラ・バードの日本語版が出ているとは知らなったので、大変満足しています。この本は外国の女性が客観的に書いてあることが肝です。特に写生画が挿入されており明治初期の時代がわかる貴重な本だと思います。
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はなぽん
5.0 out of 5 stars 確かな目
Reviewed in Japan on April 10, 2017
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
明治10年当時の日本の姿が非常にリアルに描写されています。著者に150年後の日本はこんなに変わったよ、ともう一度日本一周に招待したいくらいの気持ちになります。江戸時代がまだ残っていた当時の日本は、インフラの道路もなく、家中に飛び回るノミや蚊に悩まされながらよくぞ旅を続けたものと驚嘆します。続く下巻では、蝦夷地のアイヌの人々の純朴さに感動しながら生活の細部を描写してます。文明人としての矜持がところどころ現れます。日本が当時、欧米文明を物質の面にのみとらわれ、科学技術の成果の背後にプロテスタンティズムなどの精神にあることを、宗教を忘れた日本の”教養人”を残念に思っていたことは非常に正鵠をついた観察と思います。
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Amazon カスタマー
4.0 out of 5 stars >>不思議なことに著者にとっては日本人よりいい印象があったようだ。
Reviewed in Japan on September 23, 2024
Format: Paperback Bunko
イギリス人として、中国のアヘン戦争での贖罪。
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Kindleのお客様
5.0 out of 5 stars この女性のバイタリティには驚きだ
Reviewed in Japan on June 2, 2016
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
ここ数年外国人の観光客が増加していてネットでその印象を見たりするが、150年前に外国人が見た印象とほとんど変わりないということに驚かされる。道路にはごみひとつおちていないとか、田んぼや畑の雑草はきれいにかられてまるで庭のようだとか、物乞いをする浮浪者は見当たらないなど、いまの観光客が発する印象とほとんど変わりないのだ。確かに都会を一歩でると蚤や蚊に悩まされ、不潔な農民の様子など表現は厳しいが、本当にそうであったのだろうと想像できる。明治維新から十数年しかたっていない時代に東京、京都など大都会はいざしらず東北のまだ知られていない地域に女一人で旅行するとは、なんと好奇心の強いひとなんだと感心しました。下巻も購入して読みたいと思います。
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カラダン
5.0 out of 5 stars 日本人が日本を理解するために
Reviewed in Japan on February 12, 2016
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
日本人が日本人を知るのに興味深い一冊。
東日本と蝦夷が中心ですが、当時のキリスト教文明の視点から見た日本人の姿がありのままに描かれています。
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やすねこ
3.0 out of 5 stars ちょっと飽きました
Reviewed in Japan on March 5, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
最初は面白い!と思って読んでいたのですが、だんだん説明文書が長いことにいらいら…物語小説を読むような気持ちで読んでいたのが悪かったかも。
実際の旅行の報告の手紙を本にしているので、当時の様子を知る資料本+外国人女性の未開の土地への旅行記、と考えるといいと思います。
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井上三夫
3.0 out of 5 stars 当地を通ったので、興味をもった。
Reviewed in Japan on September 21, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
明治時代の外人さんから見た日本の様子がうかがえて、興味深かった
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 日本の精神ルーツ
Reviewed in Japan on September 18, 2015
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
明治維新の日本の状況が、客観的に理解できた。未開が好む作者と本人思っている都会性のギャップが面白い。
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ブッチー
5.0 out of 5 stars 読書感
Reviewed in Japan on November 30, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
上下巻合わせて一気に読みました。
明治初期の日本の地方事情(蝦夷等)が体感できたようで興味深く読みました。
蚤の国 蚊の国 が明治の日本の国だったようで残念な情報が載ってました。
宿泊場所が各地にあったことも分かりました。
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極楽蜻蛉
5.0 out of 5 stars 面白い
Reviewed in Japan on June 30, 2015
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
幕末からの日本の事が、冷静な目で見られていて面白く読みました。
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としさん
5.0 out of 5 stars イッキニ読んだ
Reviewed in Japan on July 24, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
朝鮮紀行と平行して読みました。
明治から連綿とまだ日本人の精神は続いていると感じました。
戦国時代のザビエルの書いている話と一緒に読めばまた興味深いです。
またぜひ朝鮮紀行と比較して読めば面白いです。
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スマイルズ
5.0 out of 5 stars 知的好奇心を満足させてくれる良書
Reviewed in Japan on September 8, 2014
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
こんな時代もあったんだなぁと素直に知的好奇心を満足させてくれる内容。ただ、僻地の人の生活は今からは想像を絶するたぐいのもので、信州や新潟辺りの人は、読まないほうがいいかもw
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落合巡査
5.0 out of 5 stars J-waveの
Reviewed in Japan on November 19, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
夜の番組、三谷幸喜と清水ミチコの番組の枠でやってたので、興味を持って購入。
上・下ともに購入したがこれは当たり!個人的にはなんとか由美さん著の「冨士屋ホテル物語」とかで、
イザベラ・バード女史のことを知ってたから余計に引き込まれた。
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もぐ
5.0 out of 5 stars 貴重な観察眼
Reviewed in Japan on March 19, 2012
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
著者は牧師の娘であるためか、どうしても宗教の違いからの嘆きや誤解も書いてある。さらに出会った人々について(実際汚かったのだろうけど)不潔、汚い、醜い、といった正直な感想の内容もあるので、そこが気になる方には読み進むのは厳しいかもしれない。
しかし当時ほとんど情報のない日本の未開の地へ、女性一人で乗り込む度胸があるだけあり、本人はできるだけ好き嫌いだけでない姿勢を保とうとしており、日本人への敬意も忘れないよう心がけているので、そんなに不快には感じない。
むしろ女性ならではの、当時の日本人の服装やしぐさなどの細かい点までの観察眼には驚嘆する。結婚式や葬式について、ここまで仔細に記録されてるものは他にあるのだろうか?
当時を調べる上で大変貴重な本だと思う。
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那須トラダムス
2.0 out of 5 stars 翻訳の出来が?
Reviewed in Japan on December 2, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
原文の内容が判りませんので、何とも言えませんが、翻訳文が良くありませんね。
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hinoeuma
5.0 out of 5 stars 西洋人女性の視点
Reviewed in Japan on June 1, 2013
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
明治維新から間もない時期に、イギリス人のインテリおばさんが通訳兼従者1名を伴い東京から日光・会津・新潟経由で東北地方を旅した際の妹に送った手紙をまとめた紀行文です。当時の東北地方は蚤や蚊など衛生状態と食事事情があまりよろしくなかったことが随所に書かれていますが、日本人の勤勉性、治安の良さ、景色の良さは非常に高く評価されており、非常に興味深く読むことができます。著者は当然にキリスト教徒であり、日本も文明化のためには当然キリスト教化すべきと思っていたようですが、この旅を通じてキリスト教が最良の宗教ではないことに気づかされ、日本が独自の文明化を遂げつつあることを発見している点は注目できます。仏教を偶像崇拝と表現し、宗教として理解していない点は当時の西洋人らしさでしょうか。読みきってすぐに下巻の購入を決めました。著者直筆と思われる精緻な挿絵も興味深いです。
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ゴードンコメッツ
5.0 out of 5 stars ものすごく面白い
Reviewed in Japan on November 16, 2012
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
いろんな日本人が明治のことを書くけど、この外人の書く本にはかなわない。当時の生活・風習などが生き生きと写実されています。
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ブック・ダイバー
3.0 out of 5 stars タフなおばさんイザベラ・バード
Reviewed in Japan on September 4, 2018
Format: Paperback Bunko
おなじみタフなイザベラおばさんのハードで愉快な日本旅行記です。明治維新から数年しか経っておらず、まだまだ
江戸の風俗が色濃く残り、もはや現代の我々から見れば、外国人のイザベラ・バードさんの当時の感想に近いものを抱く
ところもあり興味深いものとなっています。それに加えてイザベラおばさんの素直で冷徹な目と緻密な観察や審美眼、
女性らしさ、そして決して忘ないユーモアなどが本書を読ませます。
日本人への理解が徐々に深まるにつれて、キリスト教徒でもない日本人が一体なぜキリスト教の教えと共通する様な正しい
生き方をしているのか、と自身敬虔なクリスチャンでありながら教会に対する疑問の様なもの(もちろん、弁解らしき記述で
バランスを取っていますが)まで抱いてしまう箇所などは非常に面白いです。
内容と筆致は申し分ないですが、この翻訳版の評価を3つ ★ にした理由は一部の誤訳です。よく文庫本の、特に社会科学系
の翻訳に多い、語学の専門家でもない学者が自分のゼミ生に下請けに出した様な稚拙で日本語にすらなっていない恥知らずな
インチキ翻訳に比べれば、専門の翻訳家による訳なので遥かに優れていますが、それでも人間が行う翻訳である以上、翻訳本の
宿命である誤訳を免れる事はできない様です。
訳者を責めるつもりは毛頭無く、蝦夷の勇払の場面で half an hour を「一時間半」と訳しているご愛敬などは、むしろ出版社が
キチンとチェックしていれば無かったでしょう。しかし、原書を読んで大笑いしたニセ歯磨き粉についての英国人らしいユーモアが
probably を訳せていない事で台無しになっている点などはやはり残念でした。文庫本とは言え、いい値段なので誤訳のチェックは
して欲しいところです。
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Amazon_太郎
4.0 out of 5 stars 100年以上も前の日本の様子が客観的に描かれている
Reviewed in Japan on November 12, 2020
Format: Paperback Bunko
模写や、江戸時代の雰囲気が抜けきらない時代の
生活などが垣間見える。
当時の西洋の文明から見た、東洋の庶民の生活が垣間みえる、
旅の記録として面白い作品だと思います。
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Amazon カスタマー
5.0 out of 5 stars 日本人が明治時代の生活を学ぶための本
Reviewed in Japan on July 5, 2018
Format: Paperback Bunko
前書きで妹への手紙形式としているが、実際に行く先々から手紙として送っていたわけではない。
道幅や周辺情報などリアルタイムでは知りえない細かな情報が帰国後に出版に際して
他の資料などを照合しながら保完されまとめて編纂された報告書のようなものである。
イザベラバード研究者の第一人者・金坂清則氏の著書で詳しい解説がなされているが
数年前の岩倉使節団とのギブアンドテイク的な関係も含めた、駐日公使パークスの主導による、日英共同の
国家的なプロジェクトの実行者として、既に旅行作家としてある程度の評価と名声を得ていた彼女が選ばれた。
両国間の政治や外交機密に関わるような部分は言及できないのだろうで結果的に女性の一人旅という体裁をとっているが
ルートも事前に綿密に計算されたもので、行く先で他の英国人やお雇い外国人がいる拠点を中継しながら
出発から帰着まで綿密に用意されたバックアップの末に行われている。
よって物見遊山の旅行記とは言い難く、私情を徹底的に排しており、遠征を行った武官の報告書のような体をなしている。
なんら色を付けず情報を羅列しているだけの文章は 旅行記を期待した読者には、やや退屈かもしれない。
言い換えれば、現代人が知りえない当時の生活様式、文化、インフラなどありとあらゆることを徹底的に学ぶことができる。
なんら脚色ない、文字通り生きた記録なので 日本人が明治時代を学ぶための本、と言えるだろう。
ついでに土地勘に馴染みのない関西人には地理関係がさっぱりわからないので、関東人のほうが楽しめる。
全体のルートや地理関係を理解しながら読み進めるには解説本の「イザベラバードを歩く」も併読する必要がある。
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koncha
4.0 out of 5 stars 上巻、下巻を通じた感想。とても勉強になる。
Reviewed in Japan on March 9, 2020
Format: Paperback Bunko
上下巻合わせて読むのに1ヶ月以上費やしたと思います。少し読んではすぐに引っかかってWebでイザベラが尋ねた場所や風習に付いて調べたり。おかげで本に書かれていることの何倍も勉強になりました。この本を読む前に朝鮮紀行を読み、当時の朝鮮半島の様子や日本との比較、日本人がどう思われていたのか、客観的な事実として知ることができたので、その比較の意味でも本書を読まないといけないと思いました。ただ最初は、予備知識が無い西洋人が見た当時の日本を見る目は、未来人としての現代人の視点と共通しているのでは無いかと思い、タイムスリップしてイザベラと一緒に旅をするつもりでいたのですが、その期待は裏切られました。まず第一に本書がイザベラの病弱の妹に読ませるために書かれた物で、客観的な紀行と違ってイザベラが感じたことを物語を妹の聞かせる様に強調して書いている節があること。当時の日本人の男は小男で醜く汚い。まるでおとぎの国でゴブリンにでも出会った様な印象。また、横浜港や洋風建築の役所、洋服を来た官僚や警官などは、西洋の物真似、偽物として徹底的にこき下ろします。一方で、日光で世話になった金谷家の建物や家族の一人一人、それに日光の様子は手放しで褒めまくっています。日光から先はずっと東北の日本海側、山中を通って青森に到るのですが、その長い旅の様子は概ね、貧しく汚い農村で勤勉に働く日本の醜男たちとノミの大群との戦い。それに雨で氾濫した川とぬかるみの中の苦しい旅。たまに祭りの様子や裕福な家の女性のしなやかさと、子供たちが大事にされている様子。ただ、現在でも発展していると言えないそう言った街や村でも、中央政府のしょっちゅう変わるお達しが到達し、守られていることと、子供たちへの教育が行われていること、人々が勤勉で盗みを働いたり人を騙したりしないことが書かれています。これらの経緯は正直とても長く、日本人に取っては退屈な部分だと思います。その比較的退屈な状態で上巻が終わりますが、下巻に入ると北海道に到達し、圧巻のアイヌとの出会いと暮らしの記述が始まります。ただ、大和民族に抑圧割れた未開の少数民族を擁護する立場から書かれていて、視点は必ずしも客観的では無い。それでも他に残された文献が無いことにも触れられていて、史料としても貴重な物だと思います。この中にアイヌに残る源義経の伝説と義経を祭る祭殿の記述があり、初めて義経が東北で死なず生き延びて北海道に辿り着きアイヌの神の様な存在になったと言う伝説があることを知りました。
イザベラは、世界の色々な地域を単独で旅をしていて、その好奇心や博学には驚かされます。植物や文化、技術だけでなく政治体制や国際情勢に対しても知識、見識が豊富です。本編は全体を通じて必ずしも客観的では無いものの、イザベラの博学を通じて比較論的に当時の日本を客観的に知ることは十分可能だと思います。そして下巻の最後のまとめで、経験なキリスト教徒であり、キリスト教が広まることを正とする中で、日本が無宗教(当時は廃仏毀釈のなかで仏教が廃れていた)でキリスト教が広がっていないにも関わらず、どの国よりも清く正しい精神性を国民が保っていることに驚愕を覚えると共に、キリスト教布教のあり方にも疑問を呈しているのが印象的です。ただ日本に西洋の科学技術や政治・経済が急速に入り込む中で、物質主義が広がり精神性が失われることを強く心配しており、長い日本での旅を通じて深めた日本への愛情を強く感じました。
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Penguinbanana
2.0 out of 5 stars 近代化初期の日本の実情を伝える記録
Reviewed in Japan on October 27, 2017
Format: Paperback Bunko
イギリスの著名な旅行家イザベラ・バードが1878年の5月から12月にかけて日本各地を旅行した際の、詳細な記録である。
上巻の行程は、横浜に上陸、日光から新潟、山形、青森と北日本を陸路で辿り、青森から船で北海道に渡ろうとするところまでである。
内容は、精細だが即物的で膨大な観察結果の記録であって、旅の旅情を綴った紀行文のようなジャンルの本ではない。
序文に言うように、西洋人がまだ足を踏み入れたことのないルートや地域に実際に行き、当時の西欧に流布していた風聞を打ち破って正確な報告を西洋にもたらすことを、目的としている。
そのため、途上で体験した出来事や接した人々の様子の他に、訪れた地方の人口や生産力、統治の状況などの客観的なデータを、丹念に調査して記載している。
紀行文ではなく偵察将校の報告書でも読んでいるような印象になる。
特徴的なことは、現地の人達とラポールを取ることをしないことである。だから現地の風俗や習慣や思考が著者にとって奇妙に映ったとしても、それを成立させている気候風土や歴史や気質といった背景の中に必然性を探すような考察をしない。
従って、能とか伊勢神宮などを見ても、そこに型や様式観を感得する事ができない。一時的な旅行者に理解できない意味があるかもしれないと考えるような慎重さも伺えない。
当時の日本の状態を一面に於いて具体的かつ詳細に記載しており、近代化初期の日本の実情を伝える記録としてなら、一定の存在意義があるのかもしれない。
イザベラ・バード『イザベラ・バードの日本紀行 (上)』時岡敬子訳
講談社学術文庫 1871
2008年4月10日 第1刷発行
2009年2月19日 第5刷発行
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sanjunio
4.0 out of 5 stars 外国人が始めて踏み入れた未開の東北。旅程の困難さと、想像以上の人々の貧しさに驚きます。
Reviewed in Japan on October 3, 2014
Format: Paperback Bunko
1878年といえば、明治になってから10年目。とはいえ、西南戦争があったり大久保利通の暗殺事件があったりまだまだ明治維新が色濃く残っていた時代です。
そんな時代に、イギリスの女性旅行家であるイザベル・バードさんが、日本の中でも最も未開の東北の奥地と蝦夷地(北海道)を旅行した記録の上巻です。
イザベルは当時47歳ですから、その好奇心の強さとバイタリティーに驚かされます。当然列車や自動車などはないわけで、旅行はもっぱら徒歩と馬です。お供に通訳兼ガイドの伊藤という日本人を連れていますが、彼のことは頼りになるとは言っているものの、キリスト教嫌いを公言しており、キリスト教なしでは日本の未来はないと信じているイザベルさんとの微妙な関係もおもしろいです。
旅のルートは、東京から日光へ訪れます。そしてそこから、新潟、秋田、そして青森へ進んでいきます。そこで描かれる日本人たちの生活があまりにも貧しく、非文明的なのには同じ日本人ながら驚かされました。彼らは自分の同胞なのに、まるでイザベラさんと同じ文明社会に生きている自分が、未開の外国人の描写を見ているようです。
どうやらどこへいっても蚤と蚊に襲われ、宿にはプライバシーなどなく、はじめて見る西洋人の女性に野次馬がたかり、障子に穴をあけて覗かれたり、そうでなければドンちゃん騒ぎと、毎日クタクタになるほどの旅なのに安眠も出来ずによくやれたものだと思います。
しかもどうやら特別に悪天候に見舞われたらしく、ずぶぬれになったり馬からはじき落とされたり、土石流で村の木造の橋のほとんど全てが流されたりと読んでいて痛々しくなるような旅路が描かれています。
貧しいながらも日本人のことは勤勉で普段は物静かであり、子供は非常に可愛がられ、かつ、よく躾けられていると観察する一方、物質欲が強く、平気で人をだますと嘆きます。お酒やコンデンスミルクを買うと、ときどきニセモノや混ぜ物をつかまされたようです。
このへんは、今の日本人が中国人に対して感じている思いに似ています。別に日本人、中国人に関わらず、人間というのは生活に困窮すると自分以外のことはどうでも良くなるものだということです。さらに貧困や実らぬ愛のせいで自殺する人が非常に多いともしています。
下巻からはいよいよ蝦夷入りです。
また、イザベラさんは、日本への旅行の後、朝鮮にも旅行しており機会があればそちらの旅行記も読んでみたいものです。
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陽太郎
3.0 out of 5 stars 明治初期日本庶民の暮らし
Reviewed in Japan on January 18, 2017
Format: Paperback Bunko
著者は有名な女流旅行作家とのことですが、約140年前の作品ということもあり、文章が読みにくく上下巻で900ページ以上のボリュームを読み通すのには苦労しました。
内容的には、これまで私が読んだ歴史物は武士視点が多かったので庶民、しかも地方の暮らしぶりを細かく描写している点は非常に興味深く素晴らしいものがあります。
しかしこの作者は本当に旅行作家なのか?と思うくらい「暑い」「かゆい」「服が濡れた」「つかれた」「飯がひどい」「宿が汚い」などなどかなり不平不満を言い続けながら死にそうに旅行をしています(それも面白いのですが!)。
また、50歳近いイギリス女性の目で日本庶民のいい点も悪い点もかなり率直に描写されているので、最近流行りの日本礼賛本のつもりで読んでしまうとかなり期待外れでしょう。
幕末から10年ちょっとしか経っていないのに外国人女性が無事に旅をすることができたということはすごいことだと思います。
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だいすけ
5.0 out of 5 stars 日本人として感謝
Reviewed in Japan on May 2, 2017
Format: Paperback Bunko
とても楽しく読むことができました。周りがどんちゃん騒ぎする中で宿泊する場面は、思はず吹き出してしまいました。著者はイギリス人女性ですが、維新後間もない当時の日本人を敵視をせず、恐れもせず、蔑ぎもせず、そして著者自身をも客観的に眺めながら進められていく叙述に引き込まれていきます。悪路と蚤と野次馬に煩わせながら旅路を続けていく著者の熱意に驚かされるとともに、当時の日本を書き残してくれた外国人がいたことに日本人として感謝の気持ちが湧いて来ます。男女を問わず当時の人々が裸同然で過ごしていること(著者が訪れた時期が夏の暑い時期というのもありますが)、また様々な奇異な迷信にについてなどは、当時の日本人では当たり前のこと過ぎて書き記すことはなかったでしょう。当時の日本が、イギリス人女性が1人で旅をするのに全く危険がなかったこと、人々がこどもをとても大事にしていること、貧しい中で人々が真摯に生きていること、乞食がいないことなど、今の日本人に通ずる誇れる部分を感じることができます。悪路を進みながらこれだけの質、量の記述とイラストを一体いつ書いたのだろうと思います。本当に感謝です。
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harucat
4.0 out of 5 stars 訳が良いのか読みやすい
Reviewed in Japan on September 15, 2014
Format: Paperback Bunko
訳が良いのか、読みやすいです。
バードの視点は、現代人の視点のように思えるので
自分が昔の日本を旅しているかのように、臨場感が感じられます。
バードの感想は、時に毒舌で、その分、敬意・感動が描写があれば、日本人として嬉しいです。
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まるこ
5.0 out of 5 stars 完全版にして、この読みやすさ
Reviewed in Japan on July 20, 2008
Format: Paperback Bunko
普及版を訳した「日本奥地紀行」も面白かったが、
それに比べて、とにかく読みやすい。
「奥地紀行」の何倍ものページ数だが、
苦も無く読み進めることができた。
訳者のセンスが伺える熟慮された訳。
普及版にはない部分として、日本の文化・風俗について
多大なページを割き、詳細な描写をしている。
あらためて、イザベラ・バードという人の
人並み外れた情熱・探究心に乾杯。
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桃栗3年柿8年
5.0 out of 5 stars 勇気ある冒険記
Reviewed in Japan on March 12, 2011
Format: Paperback Bunko
初めは平凡社版と平行して読んでいたが通訳の伊藤を雇う場面など平凡社版は講談社版に比べ省略されている部分も多く講談社版を読み通すことにした。
時は明治初期。最初は旅行記と思っていた。東京から日光まではそう思えたが日光から北日本に向かうに従い、たった数キロ先のことすら地図や情報すらなく手探りの状態となる。当時は地元の日本人すら隣の区域のことすら不案内だったことに驚かされる。清潔さについても今の日本でこそ何処へ行っても清潔かもしれないが当時は衛生が悪かったようで何処に行っても大概は蚤やシラミに悩まされ、しばしば旅館の不潔さに閉口したと筆者は嘆いている。
又、当時の一級品だったイギリス製高級品の偽装品などにとんでもない成分をいれた飲み物やクリーム、石鹸などあらゆるものに日本の粗悪なまがい物が多いことを嘆いており日本もかつてはこういう粗悪な偽装品が多く存在していたのだと認識させられる。昨今騒がれている中国製偽装品についても特定の国の悪行というよりも貧しい国特有の現象なのではと思わされる。
各地の風光明媚な場所には素直に賞賛を与え同時につまらないと思った場所にははっきりとその旨を書いているがこの年は洪水を伴うような大雨が多かったようで天気が良ければまた違う感想を持ったかもしれないとも述べている。同時によくここまで調べ上げたかと思うほど日本人の慣習や宗教、生活全般に到るまで詳細に述べられていて大変貴重な当時の史料ともなっている。
北日本のど田舎を行くほどに道は道でなくなり天気もひどい年だったようでずぶぬれ、泥まみれになりながらぬかるみで最悪の道や洪水の川を九死に一生を得るような危うさで乗り越える。そんな目にあっても旅を断念せずに行く様はこの人は旅行家と言うには足りず冒険家というにふさわしい胆力と強い意志の人物と感心した。明治初期の田舎地方には苦言も多いが人々の場所や環境によっては清潔好きで礼儀正しく優しい点などは日本各地に多々見られる良い点として褒めている。特に
安全という点では女性の一人旅は危険を伴うのにどこの国よりも安全に旅ができると褒め称えている。
ついに北海道へ渡りイギリスの北の海に面したヨークシャー出身の彼女は荒波のぶつかる音や北風が故郷のようで心地良いと語り達成感と共に英国聖公会牧師館にて鍵のかかる部屋でベッドに休めることに無上のうれしさを感じつつこの巻を終えている。
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IwatobiPenguin
4.0 out of 5 stars まあ、西洋人ことにイギリス人の外国に対する感じ方はこんなものなのでしょうね。
Reviewed in Japan on August 4, 2014
かなりステレオタイプ化された視点で、観察しているのが目立ちます。
当時の人としては、標準的なものかもしれません。
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Dr Mugemu CLL闘病中
5.0 out of 5 stars 追補
Reviewed in Japan on May 28, 2012
Format: Paperback Bunko
ほとんどの方がレビューされていますので 少しだけ付け加えると、明治十一年にイザベラ・バードは旅行をされているのですが その10年後1888年に福島県の磐梯山が大噴火をしています。
山体の三分の二が吹き飛ぶ大爆発で 磐梯山は今の姿になったわけですが 噴火前の数少ない写真が掲載されています。
綺麗なコニーデ型の富士山のような山だったのですね。富士山噴火と喧しいですが 明治21年にモデルケースになる大噴火が起きた事を日本人として知らなさ過ぎかもしれません。
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ぺれそそ
5.0 out of 5 stars 鉄人旅行家が強靱な知性と感性でバーチャル体験させてくれる、江戸期の日本
Reviewed in Japan on September 7, 2009
Format: Paperback Bunko
外国の、近代的な生活インフラが未整備な地域を、長い期間
自由旅行した経験のある人には、バード女史のものの見方が、
いかにフェアで、理性的で、温かいかが良く分かると思います。
人々の生活ぶりの不潔さや、学のない貧しい農民の無気力な様子を
批判的に描く際の筆致は容赦ないですが、彼女の旅の過酷さを考えたとき、
積み重なっていく疲弊の中で現地社会への公平な視線を維持することが、
どんなに強い意志を必要とするかは、似た環境に身を置いたことの
ある人でないと、理解しにくいかもしれない。
著者はビクトリア朝英国の女性旅行家ですが、完成された近代人。
その知性と感性は、強靱でありながら、市民社会に育まれたまっとうなのもの。
現代に生きる私がタイムトラベルして、江戸期そのままの暮らしぶりが遺る
明治初頭の東北地方を旅しても、見るもの聞くものに、彼女とほとんど
同じような驚きや感動、嫌悪感を感じるに違いない、と思います。
そういう意味で、この本は「バーチャル江戸体験」のためのテキストと
しても、至上の作品だと思います。
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永遠のチャレンジャー
5.0 out of 5 stars 前人未踏の内陸旅行には赤裸々な驚きと好悪の反応が満ち溢れていた!
Reviewed in Japan on May 29, 2009
Format: Paperback Bunko
明治十一年(1878年)、新政府の要人=大久保利通が暗殺された直後の五月に、英国人女性旅行家イザベラ・バードが来日した。彼女は日本人従者(兼通訳)を雇い入れ、粕壁〜日光〜鬼怒川〜会津若松〜新潟〜山形〜秋田〜青森〜函館(蝦夷)という日本縦走の大冒険旅行を敢行する。
ピエール・ロチによる日光参詣に先立つこと七年前。西洋人女性初の日本内陸部走破が成就されたとは驚きだ!七つの海を征服した大英帝国のジョン・ブル魂は女性にも宿るのか?おまけに、3か月超の長旅を終えて帰京したイザベラは、秋には京都〜伊勢神宮〜大津琵琶湖まで畿内を巡り廻っているのだ。す、凄すぎる…。
騒音と悪臭、無遠慮な視線、蚤と蚊の来襲、大雨による増水に悩まされつつ、簡易ベッド持参の旅上で著者イザベラは故国の妹宛に手紙を認め続ける。手紙ベースの旅行記の全訳が出たお蔭で、百三十年後の日本人たる私が一読者として彼女の大冒険旅行を追体験できて非常に幸運に思える。
幸運といえば、イザベラ自身も幸運に恵まれた。一昔前の幕末期であったら異人嫌いの狂信的なサムライからどんな危難を受けたか判らない。そもそも封建領地内を異国人が自由に旅行できた筈が無い。ご維新による中央集権国家の成立が、彼女の大冒険旅行を実現させる基盤となった。
また、滞在歴の長い英国公使ハリー・パークスやヘボン(ヘプバーン)博士など日本通の先人は、具体的な旅情報に繋がらなくとも、日本とは如何なる伝統国家であり日本人はどんな東洋民族なのか、イザベラにとって貴重な忠告と助言、支援協力を与えた。
鋭い観察眼で日本の印象を綴った記述には、旅行見聞への赤裸々な驚きと好悪の反応に満ちている。侘しい宿屋での食事に閉口しつつも、葬式や結婚式に顔を出したり、いろはガルタに打ち興じる子供たちにお菓子をあげるなど村々で素朴な交流を続ける。とりわけ、蝦夷地に暮らすアイヌ人たちの生活ぶりを目の当たりにしたイザベラの記録は、貴重な文化習俗資料になっている。
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寅夫
5.0 out of 5 stars 『日本奥地紀行』の完全版。下巻の早期刊行が望まれる。
Reviewed in Japan on April 29, 2008
Format: Paperback Bunko
明治11年の夏(6月〜9月)に東京から日光を経て新潟へ抜け、山形、秋田、青森を通り北海道へと旅をしたイギリス人女性による日本奥地の見聞録。平凡社から出ていた『日本奥地紀行』は初版からいくつかの箇所が省略された1885年の普及版の翻訳でしたが、こちらは省略前の1880年初版の翻訳です。
まだ江戸時代の生活が残る明治初期の日本の田舎の原風景や人びとの素朴な生活が、険しい山道や粗末な食べ物、蚤や蚊に悩まされる旅の苦労とともに、外国人の新鮮な目を通して生き生きと描かれています。
上巻では函館到着までの部分が収録されていますが、それ以降の北海道アイヌ人たちの生活を描いた部分は下巻に回されていますので、早期に発行してほしいものです(できれば上下巻同時発行してほしかった)。
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海月
5.0 out of 5 stars 冷静な明治日本評価
Reviewed in Japan on August 16, 2010
Format: Paperback Bunko
英国人女性イザベラ・バードは世界中を巡った旅行者。
彼女が1878年に東京函館の間の旅をした記録。
この時期の東北の様子が興味深く読める。
暴力沙汰は一度も無く、礼儀正しい人々を褒め称えている。
しかし決して賞賛ばかりしている本でもなく、時には辛辣な物言いもする。
明治維新から10年。旅行記として純粋に面白かった。
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C. L.
5.0 out of 5 stars 物は全て粗末であったが貧しくはなかった日本
Reviewed in Japan on March 2, 2013
明治11年の日本が分かる。深い緑、息の飲むような美しい田や里山、礼儀正しく外国人に興味津々の日本人、子守する少女、屈託の無い子供笑い顔、自然100%であるがゆえにノミなどに皮膚をやられる皮膚病も。何もなくても人々は貧しくはなかった。徳川300年は極めて良い時代だったと認識を新たにしました。従者の伊藤に対する微妙な評価も面白かった。彼はどうやってそんなに英語が上手になったのかしら?
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Ryutet
5.0 out of 5 stars 客観的な視点で描かれた良書
Reviewed in Japan on July 26, 2008
Format: Paperback Bunko
イザベラ・バードは明治時代の旅行家で、当時はまだ海外に知られていなかった地域を旅行した方です。本書は、ほとんど知られていなかった東北、北海道を旅した時に記した手紙を収録しています。彼女にとって、「未開」だった地を歩むこと自体、すごく勇敢な方だと思います。
文章を読んで好感を持てたのは、先入観を持たず客観的な目線で描かれている点です。そのため、明治時代の日本の様子を抵抗感なく理解することができます。
また、当時の日本人の考えが現在でも生きている部分もあるように感じた箇所もあり感心しました。例えば、知識人層の宗教観は現代の日本人の宗教観(無宗教であることがよいとする考え)に引き継がれていますね。それ以外にも興味を引く部分が多くあるので、おすすめです。
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えどがわのさっくん
5.0 out of 5 stars とても貴重な話を数多く私たちに教えてくれる
Reviewed in Japan on January 17, 2010
Format: Paperback Bunko
イザベラ・バードが日本にやってきたのは、彼女が47歳のときだったというから、驚きだ。日本人の若者が一人通訳として同行したものの、婦人一人で、外国人にとっては前人未踏の明治初期の未開の日本を踏破したのだから…。
彼女は、北は東北から北海道、西は関西地方までを見聞し、外国人独特の写実的な観察眼で、こと細やかに記録に書き留めた。本書は、当時の日本の各地域の人々の暮らしぶりや、そこから透けて見える人々の考え方・世相などに至るまで、多くのことを、極めてリアルに私たちに語り継いでくれている。
興味をひくエピソードはたくさんあるけれど、ひとつ変ったところでは、彼女が北海道の奥地を訪れた折に、アイヌの人々が源義経を英雄として代々語り継ぎ「義経神社」と呼ぶお堂を礼拝していたことを彼らから直に聞きとった話。史書によれば、義経は、藤原泰衡の裏切りによって東北で討死したことになっているが、実際には、北海道に逃れてアイヌの人々とともに余生を暮らしたのだろうか…。
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スズメいか
5.0 out of 5 stars 縦と横に広がる
Reviewed in Japan on December 1, 2008
Format: Paperback Bunko
バードが滞在した場所に、実際自分も住んでいたことがあったり、バードが見た同じ建物を時間を超えて自分も目にしたりしていて、不思議な感覚に陥りながら読みました。当時の不衛生な暮らしぶりや、病気の蔓延状況にバードのげんなりする様子が目に浮かぶようでしたが、蚤が飛びまわる布団とか、バードについてまわるやじうまとか、宿屋でどんちゃん騒ぎする人々の様子には、思わず笑ってしまいました。
紀行文って場所と時間の両方を伝えるものなんだなって、この本を読んで改めて感じました。
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アマゾンカスタマー
1.0 out of 5 stars 翻訳が酷すぎる。不愉快で、読むのを途中でやめました。
Reviewed in Japan on October 17, 2018
Format: Paperback BunkoVerified Purchase
朝鮮紀行も含めて、日本紀行を全部購入しましたが、翻訳がひどい。誤訳、文法的間違いが多く、品性に欠ける。
歴史、科学の知識が乏しいのでは?
記入された地図も粗く不親切。
京都大学教授、金坂清則先生翻訳の単行本を新たに購入しました。立派な学者の方の誠実、緻密、品性豊かな翻訳、そして、全冊に詳しい注釈と詳しく、解りやすい地図がついており、読み易かったです。やや高価ですが、購入して良かったです。
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