2021-02-23

30年前のラムザイヤー論文を発見(2) 娼婦が「○○奴隷」ではなかったわけ: 「新しい歴史教科書をつくる会」東京支部の活動

30年前のラムザイヤー論文を発見(2) 娼婦が「○○奴隷」ではなかったわけ: 「新しい歴史教科書をつくる会」東京支部の活動

■ 資料

この論文の掲載されている雑誌は有料のようです。https://www.jstor.org/stable/764879?seq=1

■ 日本語訳

北大法学論集 = The Hokkaido Law Review > 第44巻 第3号 より
芸娼妓契約44(3)_p206-160.pdf

抜粋














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posted by 桜子 at 20:33| Comment(1) | ・つくる会CH

この記事へのコメント

「つくる会ch」ブログの第二話として、山本優美子さんが紹介されたラムザイヤー教授論文(1991年春、オックスフォード大学出版)を掲載していただいたのは、大変意義があると思います。
オックスフォード大学『Journal of Law , Economics & Organization』に掲載されたラ・教授の論文のタイトルは、
『Indentured Prostitution in Imperial Japan: Credible Commitments in Commercial Sex Industries』(帝国日本の年季奉公売春:信頼関係の売春業)
その右下に、小文字で、次の英語が書かれています。
I’m glad 
    we won a flower for a dollar
I’m mad 
    we lost a flower for a dollar

ラ・教授はその「前書き」で、次のように述べている。
>そんな風に受け止められているが、英語では意味はないが、それ以上に日本語(*)にも意味がないのだ。ところが、最初の二行に、ダジャレがある、つまり、”win”は “buy” 、“flower”は “girl”の意味にとれるではないか。すると、この歌はこんな風にもなるだろう。
I’m glad we bought a girl for one dollar.(1ドルで女の子が買えた、嬉しい)
(*)の日本語がローマ字で注記されている。日本語で綴れば、
「勝って 嬉しい 花一もんめ  敗けて 悔しい 花一もんめ・・・」<

 この歌は、昭和20年代、私が小学校の頃、近所の子供たちが路上で歌って遊んでいたものです。数名が横に一列に手を繫いで並び、同じように手を繋いだもう一列と向かい合い、この歌を皆で歌いながら、歩調を合わせ、前進、後退をくり返し、 ・・・の後、「誰それちゃんが欲しい、誰それチャンじゃわからん ○○ちゃんがほしい、XXちゃんが欲しい、そうだんしよう、ジャンケンポン アイコデショ ・・」などと歌うのです。地域差はあると思いますが、インターネットでは、西舘好子さんのNPO「日本子守唄協会」から引用した香川県のこのわらべ歌が収録されている。
こんな童歌を、ラ・教授は、どうして知ったのか? 情報源は日本人関係者しかいないであろう。

私は、ラ・論文の年次1991年とJapanに冠せられた、形容詞Imperial に注目します。
1989年1月、昭和天皇が薨御され、平成に改元された2年目の春です。
形容詞Imperialは、英国人の場合、例えば、『日英対照神社関係用語集』を監修した、日本に住み、日本の文化社会に精通したジョン・ブリーン元「京都国際日本文化研究所センター」教授(1953年生まれ、ケンブリッジ大学日本学科卒)のように、天皇の英語表記は、「EMPEROR」であると言明します。
日本人の抱く天皇感覚とは「違和感」がありますが、英国人の感覚では、オックスフォード大学のラ・教授の論文の副題として表記された「Imperial Japan」表現が腑に落ちるようです。

1988年、昭和天皇がご高齢のガンで闘病される昭和の末期、日本社会の進む方向にある方向性を与える政治力学が働いていたと推定される事象があります。
故中曽根康弘首相は、夙に、日本は「大統領制」が望ましいとする思考の持ち主でした。バブル景気が最高潮に達する中、1988年6月28日、「世界平和研究所」が設立されたのです。
 会長:中曽根康弘、理事長::佐藤謙(元大蔵官僚、防衛事務次官)、副会長:三村明夫(新任鉄会長)、副理事長:北畠隆生、谷内正太郎(経産省事務次官)、常勤理事:大河原良雄(元駐米大使)、中川幸次(公明党唐津市議)、研究本部長:北岡伸一(東大教授)
 この陣容に大統領制指向の会長、あるいはなぜ中川市議がいるのか? 後年親中姿勢がはっきりした北岡教授、親中路線の公明党市議、「世界平和研究所」こそ「幽霊の正体みたり枯れ尾花」ではないですか?(つづく)

この数年、創価学会池田大作氏の消息はまったく途絶えています。NHKが,「だいさくのし」(私には聞こえた)とスポット放送したのは、平成31年1月です。「世界平和研究所」は、その10日後位に、「中曽根世界平和研究所」(現在は「中曽根平和研究所」)に名称変更された。
中曽根康弘氏は、令和元年11月になくなった。中曽根氏の訃報は、即日・即刻、NHKはテレビで速報し、「国葬」、という言葉を使用した。誰の示唆で、「国葬」という言葉を使用したのかは不詳。
この件は、コロナ禍もありのびのびとなって、結局、当時の安倍首相と菅官房長官時代は「国葬」とはせず、菅首相となった令和2年11月、「偲ぶ会」として、元首相の事績を讃えられた。

今、静かになっている「日本学術会議」の改組の動向が注目される。GHQ指令後、今日まで、日本を共和制にしようとする共産主義者の「圧力」がかかっているとみるべき、と思います。その動きを根底で支えているのが、GHQの敷いた「日本学術会議」の左翼思考路線ではないですか?
文部科学省の元次官前川喜平氏は、中曽根元首相の娘婿だという事実を脇に置いて、現在の文部科学省の「左翼の伏魔殿」を理解することはできないのではないか?
1991年春、ラ・教授の論文の発表当時は、オックスフォード大学の論文の副題がいみじくも暗示しているように、「人身売買、1ドルで姓奴隷」を連想させるように、童歌の「替え歌」を提供した日本人がいたことを示しているのではないでしょうか?
カリフォルニアは、アメリカの共産党員の牙城です。英米学者の思惑がラ・教授の研究論文となったと思います。しかし、『Journal of Law , Economics & Organization』は、その名にふさわしく、純社会経済学的に分析しているのが、日本人には救いです。ラ・教授論文の冒頭には、ラ・教授の学者としての良心が現れているようです。客観的な論文です。
一方で、日本の純真な子供の「わらべ歌」を、下品な大人の「替え歌」にして提供した心の薄汚い日本人は、誰か?
雑誌の表紙に掲示された欧米学者に混じって、M.Nakasto,H.Motomuraの名前があり、協力した大学として、広島大学、一橋大学、東北大学、東京大学の名が挙がっている。
門山榮作

Posted by 門山榮作 at 2021年02月23日

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