2026-07-13

習近平研究: 支配体制と指導者の実像 : 鈴木 隆: Japanese Books

Amazon.co.jp: 習近平研究: 支配体制と指導者の実像 : 鈴木 隆: Japanese Books





習近平研究: 支配体制と指導者の実像
by 鈴木 隆 (Author) Format: Tankobon Hardcover
4.3 4.3 out of 5 stars (22)

●第37回アジア・太平洋賞大賞受賞●
習近平とは、どのような人物なのか? 彼が最高実力者となった軌跡を豊富な資料から明らかにし、中国共産党の支配、中国政治の本質に迫る画期的な論考。

★国分良成氏(前防衛大学校校長、慶應義塾大学名誉教授)推薦 >全文はこちら
世界に先駆け、習近平の権力掌握と政治哲学を徹底した資料読破によって跡づけた学術書がここに誕生した


【主要目次】
序章 「問題」としての習近平
一 本書の課題――「習近平時代の政治」の全体像の討究(最高指導者、支配体制、社会との関係)
二 時代状況と指導者に対する分析の視座
(1)転換期としての習近平時代――政治、経済、社会における「三つの終焉」
(2)習近平の「三つの顔」――官僚政治家、軍人政治家、地方指導者
三 習近平研究の動向、主な先行業績の紹介と批判的検討
(1)習近平像の変遷――凡庸、奸智、独裁
(2)近年の代表的研究の論旨とその批評
(3)先行研究の共通理解と本書で追究すべき主な論点
四 本書の特徴と独自性――分析、叙述、資料
(1)想定する主な読者層、分析と叙述の留意点
(2)本研究が依拠する主な資料群――「内部資料」と「同時代資料」
五 本書の構成と各章の概要


Ⅰ 習近平体制とはなにか

第一章 習近平時代の支配と中国の自由、民主主義の「現在地」――歴史発展と国際評価
はじめに
一 政治の思惟と行動にみる歴史的連続性――革命党、被害者意識と欠落感、歴史の復仇
(1)「屈辱の近代」の経験と記憶
(2)統治の規模と国家統合をめぐる困難
(3)不信と変革の対外関係認識
二 現代中国政治史における習近平体制の位置づけ
(1)毛沢東時代(1950~1970年代)
(2)広義の鄧小平時代――鄧小平、江沢民、胡錦濤(1980~2000年代)
(3)習近平時代(2010年代~現在)
三 習近平時代における支配の正統性と「デジタル・レーニン主義」の支配
(1)正統性認識の三本柱――「豊かさ」、「便利さ」、「偉大さ」
(2)コロナ禍を契機とする政治社会の変化
四 習近平時代の自由と民主主義
(1)「不自由」な中国と「自由」な台湾
(2)グッド・ガバナンスの全面後退
五 グローバルパワーとしての存在感と人権をめぐる国際対立
(1)香港と新疆ウイグル自治区の人権侵害
(2)覇権競争の焦点としての「中国的人権」
おわりに――中国の自由と民主主義の課題
(1)内部エネルギーの不足と政治社会の分断
(2)人間の安全保障と外部契機としての「自由台湾」

第二章 「労働者」と訣別する「前衛」――創立百周年を迎えた支配政党の組織実態
はじめに――世界有数の歴史の長さと組織の規模を誇るヘゲモニー政党
一 党員統計の特徴と分析の方法的限界、議論の前提
(1)分類項目の変更
(2)分類項目の内容の不分明
(3)党員リクルートの数値目標
二 習近平時代の党勢発展
(1)党員リクルートにおける「習近平時代」
(2)優先的入党対象の職業集団
(3)入党者の職業構成の変化
三 党員集団の組織構成の変化とその趨勢
(1)在籍党員の総数と各職業集団の伸び率
(2)党員集団の高齢化とジェンダー・ギャップ
(3)在籍党員の職業構成の変化
おわりに――「二重の裏切り」と中国における共産党の名存実亡

第三章 「お仲間」の政治学――ポスト社会主義、比較社会主義の習近平・中国とプーチン・ロシア
はじめに
一 ロシア型権威主義とプーチン体制――ロシア・ウクライナ戦争前の研究動向
(1)ロシア型権威主義の強さと弱さ――カラー革命の阻止とエリート周流の停滞
(2)体制イデオロギーとポピュリスト的指導スタイル
(3)権力継承の困難と指導者イメージの集合的記憶
二 ロシアのウクライナ侵攻をめぐる中国の学習状況――ロシア・ウクライナ戦争開始後の研究動向
(1)経済制裁
(2)認知戦、世論戦
(3)宇宙戦略、スターリンク
(4)エネルギー安全保障
(5)食糧安全保障
おわりに――米国とロシアによる中国挟撃の悪夢、中ロ指導者の相互不信


Ⅱ 習近平とはどのようなリーダーか――過去、現在、未来

第四章 〈支配体制の申し子〉の政治的来歴――最高指導者になるまでの歩み(1966~2012年)
はじめに――習近平の「過去」と中国政治の「未来」、中国政治研究の新たな可能性
一 資料と分析の視角、解釈の留意点
(1)職務履歴と資料状況、「同時代資料」の位置づけ
(2)集合的、制度的存在としての習近平――中国政治における指導者の「主体性」と「独自性」
二 政治論のなかの持続的要素――支配と指導スタイルの要点
(1)一党支配の堅持とエリート主義の政治的伝統
(2)普遍性への留保と「場」のもつ独自性の強調、現場・情報・調査の重視
(3)経済発展と思想統制の並進、「闘争」観念に基づく言論と学問の自由の否定
(4)政治腐敗による民心離反への警戒と「歴史の周期律」
(5)「圧力」型リーダーによる組織的緊張感の維持、選挙制度への不信
三 政治家としての成長と政治認識、政治行動の変遷――任地と職位に伴う変化と発展
(1)陝西時代(1969~1975年、15~22歳)――習近平の「革命」と「長征」
(2)北京時代(1975~1982年、22~28歳)――中越戦争への「従軍」
(3)正定時代(1982~1985年、28~31歳)――党幹部としてのキャリア形成の開始
(4)アモイ時代(1985~1988年、32~34歳)――改革開放の政治と体制内改革派の横顔
(5)寧徳時代(1988~1990年、34~36歳)――改革開放の〈影〉と天安門事件の衝撃
(6)福州時代(1990~1996年、36~42歳)――官僚政治家としての飛躍
(7)福建省党委員会時代(1996~2002年、42~49歳)――「国政進出」の挫折と中台関係危機
(8)浙江時代(2002~2007年、49~53歳)――国家的指導者としての基礎的完成
(9)上海時代(2007年、53~54歳)――創業の地でのトップリーダーへの決意
(10)党中央政治局常務委員、国家副主席、中央党校校長時代(2007~2012年、54~59歳)
――最高指導者の「原型」の完成
おわりに――リーダーとしての連続と断絶、地方指導者時代の「権力への意志」

第五章 中国共産党「領袖」考――政治文書の用例にみる指導者称号と個人独裁の問題
はじめに
一 「領袖」復活の兆しと個人崇拝の懸念
二 政治文書における「領袖」の使用状況とその政治的意味
(1)用例と使用頻度の変化
(2)党の政治、組織原則との関係――八回党大会における鄧小平の説明
(3)関連する政治的術語との関係――「核心」、「AをリーダーとするB」
三 「新時代」の政治的退行と党主席制の復活
おわりに――徘徊する「領袖」の亡霊

第六章 「語録の世界」と「闘争」の人――習近平、毛沢東、文化大革命の政治連関
はじめに――毛沢東なき中国の「毛沢東思想」と毛沢東思想
一 分析の方法と視角、解釈の留意点
(1)資料の選定
(2)個人の内的、外的世界とテキストとの関係
二 『毛沢東語録』と文化大革命期の政治社会
(1)『語録』の刊行経緯
(2)『語録』の学習と「語録の世界」
(3)『語録』のなかの毛沢東の教え
三 習近平のなかの毛沢東思想
(1)出版活動の模倣による「毛沢東並み」の権威追求
(2)和平演変、カラー革命への警戒と抑制
(3)自己体験に基づく革命継承者教育の重視
(4)「敢然と闘い、敢然と勝利せよ」
四 時代精神としての「闘争」
おわりに――習近平思想学習と「第三の晩年の誤り」

第七章 〈最高実力者〉の誕生――事件は会議室でも起こる(2015~2018年)
はじめに――リーダーの「権力への意志」、指導権強化のための闘い
一 中国政治研究と経営学のリーダーシップ論
(1)政治と企業経営
(2)経営学のリーダーシップ研究からみた中国の歴代指導者
二 〈最高実力者〉への勝負と飛躍
(1)権力闘争の制度的アリーナとしての「民主生活会」
(2)党中央政治局民主生活会(2015年12月)
(3)中央軍事委員会民主生活会(2016年1月、2017年2月)
おわりに――「定於一尊」の〈最高実力者〉への変貌、党主席制復活のヒント

第八章 〈中華民族の父〉を目指す習近平、あるいは「第二のブレジネフ」か「第二のプーチン」か
――権力、理念、リーダーシップ
はじめに
一 制度による集権、集権によるシステムの変革
(1)集権化の過程と第四期政権の可能性
(2)権力集中の客観的要請と習近平の主観的危機意識
(3)現代政治の「大統領制化」の趨勢
(4)個人集権の特徴――肩書と明文規定への執着、サブリーダーの心理的統制の制度化
二 「中華民族の偉大な復興」をめぐる習近平の政治的思惟
(1)政治認識の基本的特徴
(2)支配の要諦と追求すべき国家目標
三 「家族と個人の時代」における父権主義的リーダーシップ
(1)GDP一万ドル越えの政治社会――「和平演変」と「主観的能動性」の不活性
(2)格差是正による次世代国民の支持獲得
(3)「習近平チルドレン」育成の思想教化
(4)「中華民族の父」の指導スタイル
四 「習近平時代」の政治発展のゆくえ
(1)2030年代まで続く「習近平時代」
(2)二一回党大会での習近平の出処進退のシナリオ
おわりに――「習近平時代」における習近平個人と支配体制のリスク

第九章 台湾有事と「東アジア近代史の総決算」の可能性――台湾統一/併合をめぐる政治論
はじめに
一 習近平政権の台湾政策の特徴と論理
(1)中国ナショナリズムの強調と台湾の歴史的、政治的主体性の軽視
(2)「中華文化」に基づく擬似血縁共同体の論理と「天然」をめぐる対立
(3)単独行動主義の強化、「現状」をめぐる米国と中国の相克
(4)社会経済の各種優遇策による台湾人青年層の取り込み
(5)福建省を主な舞台とする「両岸融合発展」の経済、文化交流と人的往来の促進
(6)一国二制度による「台湾の香港化、中国化」の推進
二 「中華民族の偉大な復興」に対する台湾の意義
(1)中国ナショナリズムと「東西」対抗の政治的磁場――歴史の復仇と二一世紀の覇権競争
(2)一党支配に対する民主化リスクの震源地――一国二制度による台湾、香港の中国化
(3)シーパワー強化による覇権実現の橋頭堡――海軍力増強と海洋進出の積極化
(4)習近平の「個人独裁」と重要人事の特徴
三 台湾政策の「原風景」、認識の「古層」としての福建省時代
(1)官僚政治家としての栄達と台湾海峡危機――二人の「恩人」、李登輝と胡錦濤
(2)台湾政策の原型――擬似血縁集団と台湾特別区構想
(3)対台湾秘密工作――辜振甫など台湾各界要人への接近
(4)厳復と日清戦争をめぐる歴史認識と領域観念――海軍、台湾、沖縄・琉球
おわりに――「東アジア近代史の総決算」の可能性

終章 習近平時代の中国政治の将来、台湾問題をめぐる日本の政治戦略
一 習近平研究の暫定的な総括と補足
(1)習近平の個人集権と権力闘争勝利の要因
(2)「アマルガム」の指導者――独自性の追求と党内民主主義の放棄
(3)指導者要因による体制不安定化のリスク
二 権力の伝統に回帰する中国政治
(1)トップリーダーとサブリーダーの関係――君臣関係
(2)サブリーダー同士の関係――宮廷政治
(3)トップリーダーの権力継承――門閥と世襲
三 台湾海峡での紛争予防に向けた日本の政治戦略
(1)前提条件
(2)目標と基本方針
(3)実行策の要点

==
【著者】
鈴木 隆(すずき・たかし)
大東文化大学東洋研究所教授
1973年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程退学。博士(法学)。日本国際問題研究所研究員、愛知県立大学外国語学部准教授を経て2023年より現職。ロシア国立サンクトペテルブルグ大学訪問研究員などを歴任。著書は『中国共産党の支配と権力』(慶應義塾大学出版会、2012年。日本貿易振興機構アジア経済研究所より「第34回発展途上国研究奨励賞」を受賞)、『ユーラシアの自画像』(共著、PHP研究所、2023年)、『UP plus 習近平の中国』(共著、東京大学出版会、2022年)、『アジアの平和とガバナンス』(共著、有信堂高文社、2022年)、『ようこそ中華世界へ』(共著、昭和堂、2022年)ほか論文多数。

Product Details
Publisher ‏ : ‎ 東京大学出版会
Publication date ‏ : ‎ January 28, 2025
Language ‏ : ‎ Japanese
Print length ‏ : ‎ 648 pages
==
From Japan

美子
5.0 out of 5 stars 習近平とはどんな政治家なのだろうか
Reviewed in Japan on January 26, 2026
Format: PaperbackVerified Purchase
日本の総理大臣が中国が台湾を攻撃するいわゆる台湾有事の発生により、沖縄をはじめ日本列島が巻き添えを食って悲惨な事態になるかもしれないと発言した。このことは習近平政権下の中国の怒りが爆発し、日中関係が大悪化する懸念が広がっていくという見方がある。しかし本当に中国は台湾を武力攻撃し、中国足下に押し込めるようになるのか。大国中国の統治者習近平はそのような目論見を持ち、そのため如何なる行動を進行させているのか。このような習近平氏の人間像を、理論や好悪の創造力を離れて冷静に記述した書物は圧倒的なリアリズム観を持った日本人作家鈴木氏によって明白に示された。彼の詳細な満州事変以降の習近平像は、戦争にぶれるのではなく最有能な官僚として中国を支配する大政治家であり、マルクス主義の信奉者にして資本主義者と見まがうほどの強固な富裕大国の実現を継続拡大視しする人物であると示される。習近平という殆ど彼の内実を知らない多くの読者にこれほど圧巻の書はない。大著であるが、息をのむ面白さもあって、多くの読者が一気に読みくだしていくに違いない。日本の対岸にある大国との現在と未来を見定めるのにふさわしい優れた内容を持つ書物である。
Helpful
Report
Translate review to English

吉田幸吉
5.0 out of 5 stars 習近平研究の決定版である
Reviewed in Japan on February 27, 2025
Format: PaperbackVerified Purchase
謎のベールに包まれた習近平政権の実像をここまで詳細に分析した本があっただろうか。読むのにもちろん骨は折れるが、ページごとに発見がある。まさに習近平を知る上で必読の一冊だと感じた。
11 people found this helpful
Helpful
Report
Translate review to English

ブサイクなワンワン
5.0 out of 5 stars 間違いなく一流の現代中国の研究書
Reviewed in Japan on February 2, 2025
Format: PaperbackVerified Purchase
習近平体制及び習近平個人に焦点を当てた現代中国研究の専門書。本書は主に著者がこの数年ですでに発表した論文を加筆・修正したものではあるが、最新のデータが反映され、一部新たな書き下ろしも含まれている。習近平政権下の中国を理解する上で鍵となる各要素が深掘りされている。

本書では、何よりも一次文献の収集・分析を大切にしているように思われる。現代のことを分析する場合、各種の社会科学の理論を手がかりにした研究やジャーナリスティックな叙述に終始するものが多いが、入手できる一次資料を徹底的に読み込み、検証を行っている本書は類書とは一線を画しており、著者の研究者としての矜持も感じられる。また、単なる文献の整理・検証に留まらず、長年にわたる中国研究から得られた著者の知見に基づく分析も行われているので、とても読み応えがあった。個人的には第四章、第六章あたりは、他の中国研究者も取り組んでいないテーマであると思われ、非常に面白かった。

参考文献を含めると600ページを超え、お値段もそれなりにするが、専門家でなくても読む価値のある本だと思う。是非多くの人に手に取ってもらいたい。
32 people found this helpful
Helpful
Report
Translate review to English

榎戸 誠
5.0 out of 5 stars 習近平の頭の中が見えてきた
Reviewed in Japan on February 4, 2026
Format: Paperback
4㎝の厚さがある『習近平研究――支配体制と指導者の実像』(鈴木隆著、東京大学出版会)には、習近平という人物を知るための材料がぎっしりと詰まっています。

個人的に、とりわけ気になるのは、習近平は台湾問題にどう対処しようとしているのか、台湾問題に日本はどう対応すべきか――ということです。

●「いつ、どのように」は不明だが、習近平が最高権力者の地位に居続ける限り、いずれかの時点で、領土と主権をめぐる現状変更のための軍事行動を起こす可能性が高い。地方指導者時代以来、歴史への思い入れが殊のほか強い習近平は、「屈辱の近代」に由来する歴史の不名誉と欠落感を満たすために、それらの歴史的清算の意義ももつ台湾統一の不朽の業績をもって、民族の正史にみずからの名を残すことを切望していると思われる。

●それでは、東アジア全域への危機ドミノも懸念される台湾でも紛争を起こさせないため、日本がとるべき対策とはなにか。①中国に対し、台湾、米国、日本、韓国、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなど、米国とその同盟ネットワークによるアジア太平洋地域での抑止力の強化(軍備強化)は、習近平の政治目標のうち、台湾統一よりも上位にある「中華民族の偉大な復興」の挫折リスクを高めるであろう。②習近平にとって最大の懸念と脅威は、次世代の中国を担う若者たちの共産党体制からの政治的離反、ひいては、和平演変やカラー革命の平和的体制転換の実現である。これに対し日本側は、中国の若者たちの日本を含む自由民主主義社会への包摂を、以前よりもさらに積極的に進めることが肝要である。例えば、中国人青年層の日本での就労就学の奨励とそのための各種支援の強化、ならびに、日本での居住資格の緩和と国内管理態勢の厳格化をセットとする法制度の整備などが挙げられる。その目的は、中国での就職難や将来不安に悩む多くの中国青年の活力を、人口減少と人手不足に悩む日本経済の持続可能な発展に役立ててもらうとともに、日本社会での実際の暮らしと現実的利益の獲得を通じて、中国当局のプロパガンダによって誘導された、日本を含む「西側」に対する彼・彼女らの脅威認識や先入観を軽減することにある。これは、共産党体制の中国と、日本など民主主義諸国のどちらがより多くの中国人青年の賛同を得られるかという、支持獲得の競争にほかならない。③台湾海峡危機の連鎖リスクに関し、沖縄の人々への安心供与の重要性も忘れてはならない。
Customer image
3 people found this helpful
Helpful
Report
Translate review to English

StoryTeller
5.0 out of 5 stars 「大きな」タイトルに恥じない決定版
Reviewed in Japan on May 15, 2025
Format: Paperback
経済規模世界2位の大国で安定政権を築く習近平氏が、世界有数の権力を持つ人物だということは、好む好まざるに関わらず、厳然たる事実だ。習氏を深く理解することはそのまま、中国を、そして国際情勢を知ることに直結する。

「習近平研究」という大きなタイトルをつけるのは、研究者にとって勇気のいることだったと推察される。
ただ、本書はその大きさを裏切らない質量、そして熱量がある。まさしく現在までに出版された習氏をめぐる研究の決定版だろう。否応なく隣国の習氏と向き合う日本にとって、日本語で書かれたこのような大作の出現は幸運だと言っても良い。

徹底した1次資料、特に習氏の実際の発言へのこだわり、それを巡る著者の洞察がセットで、習氏の行動原理が明らかにされていく。それは、今後中国で起きること、起こりうることの道しるべの役割も果たしてくれるだろう。特に、いま彼が全国へ指示を飛ばす多くの概念が地方勤務、中でも福建省時代に既に形を表していたことは興味深く感じた。国家指導者になる前についての研究が足りてない、との著者の問題意識が貫かれ、他の研究との大きな差別化となっている。

厳しい言論統制下にある中国国内は今、習氏について語る言葉を(称賛以外は)持たない。一方で、国外では薄弱な根拠でその像を歪める無責任な言論が横行していることも事実だ。600ページを超える本書を手に取るまでのハードルは高いかも知れない。それでも、研究者であれ、企業人であれ、好学の人であれ、もし中国と習氏についてぶれのない信頼に足る像を持ちたいと思うならば、あえて「必読書」であると言いたい。
11 people found this helpful
Helpful
Report
Translate review to English

サム
1.0 out of 5 stars 結局、受け売りか⁉️
Reviewed in Japan on April 9, 2026
よくも、まあ、こんな無味乾燥な本が書けたものだ。
まったく読者のことを考えず、自身のことだけ、学術論文とはいえ、出版するからには一般読者のことも考えるべき。
この点、この本は0点。
前置きが長すぎるし、内容もOxford大学から出た習近平の本とは比べ物にならない。
Helpful
Report
Translate review to English

鄭天恩
1.0 out of 5 stars ゴミ作品。
Reviewed in Japan on April 13, 2025
Format: Paperback
私は台湾人です。この本を読む、私、ただ一つの感想がある:ゴミ。
はい、この本は正真正銘のゴミ。
鈴木さんは、”台湾有事を予防のため、日中台市民友好を促進は必要です。”
このくそ論点、台湾人は絶対反対!
4 people found this helpful
Helpful
Report
Translate review to English

===
From Japan

미코
5.0 out of 5 stars 시진핑이란 어떤 정치인일까
Reviewed in Japan on January 26, 2026
Format: PaperbackVerified Purchase
일본 총리대신이 중국이 대만을 공격하는 이른바 대만 유사의 발생으로 오키나와를 비롯해 일본 열도가 감싸를 먹어 비참한 사태가 될지도 모른다고 발언했다. 이는 시진핑 정권 아래 중국의 분노가 폭발하고 일중관계가 대악화될 우려가 퍼져 나간다는 견해가 있다. 하지만 정말 중국은 대만을 무력 공격해 중국 발밑에 밀어넣을 수 있을까. 대국중국의 통치자 시진핑은 그런 논의를 갖고, 그 때문에 어떤 행동을 진행시키고 있는가. 이런 시진헤이씨의 인간상을, 이론이나 호악의 창조력을 떠나 냉정하게 기술한 책은 압도적인 리얼리즘관을 가진 일본인 작가 스즈키씨에 의해 명백하게 나타났다. 그의 상세한 만주사변 이후의 시진평상은 전쟁에 흔들리는 것이 아니라 최유능한 관료로 중국을 지배하는 대정치가이며, 마르크스주의 신봉자로 하여 자본주의자로 보이는 만큼 견고한 부유대국의 실현을 계속 확대시하는 인물로 나타난다. 시진핑이라는 대부분의 내실을 모르는 많은 독자들에게 이만큼 압권의 책은 없다. 대저하지만, 숨을 쉬는 재미도 있어, 많은 독자가 단번에 읽어내는 것임에 틀림없다. 일본의 해안에 있는 대국과의 현재와 미래를 정하는 데 어울리는 뛰어난 내용을 가진 책이다.
Helpful
보고서
Translate review to English

요시다 유키요시
5.0 out of 5 stars 시진핑 연구의 결정판
Reviewed in Japan on February 27, 2025
Format: PaperbackVerified Purchase
수수께끼의 베일에 싸인 시진핑 정권의 실상을 여기까지 상세하게 분석한 책이 있었을까. 읽는데 물론 뼈는 부러지지만 페이지마다 발견이 있다. 바로 시진핑을 아는데 필독의 한 권이라고 느꼈다.
11 people found this helpful
Helpful
보고서
Translate review to English

부사이크한 원완
5.0 out of 5 stars 확실히 일류 현대 중국 연구서
Reviewed in Japan on February 2, 2025
Format: PaperbackVerified Purchase
시진핑 체제 및 시진핑 개인에 초점을 맞춘 현대 중국 연구 전문서. 이 책은 주로 저자가 지난 몇 년 동안 이미 발표한 논문을 가필·수정한 것이지만, 최신 데이터가 반영되어 일부 새로운 신작도 포함되어 있다. 시진핑 정권하의 중국을 이해하는데 있어서 열쇠가 되는 각 요소가 깊은 파고 있다.

본서에서는 무엇보다도 1차 문헌의 수집·분석을 소중히 하고 있는 것처럼 보인다. 현대를 분석하는 경우 각종 사회과학의 이론을 단서로 한 연구나 저널리틱한 서술에 종시하는 것이 많지만, 입수할 수 있는 1차 자료를 철저히 읽어 검증을 실시하고 있는 본서는 유서와는 일선을 획기하고 있어, 저자의 연구자로서의 교지도 느껴진다. 또, 단순한 문헌의 정리·검증에 머무르지 않고, 오랜 세월에 걸친 중국 연구로부터 얻어진 저자의 지견에 근거한 분석도 행해지고 있으므로, 매우 읽을 수 있었다. 개인적으로는 제4장, 제6장당은, 다른 중국 연구자도 임하고 있지 않은 테마라고 생각되어 매우 재미있었습니다.

참고문헌을 포함하면 600페이지를 넘어, 가격도 나름대로 하지만, 전문가가 아니어도 읽을 가치가 있는 책이라고 생각한다. 꼭 많은 사람들이 손에 들고 싶다.
32 people found this helpful
Helpful
보고서
Translate review to English

에노토 마코토
5.0 out of 5 stars 시진핑의 머리 속이 보였다.
Reviewed in Japan on February 4, 2026
Format: Paperback
4㎝의 두께가 있는 「시진핑 연구――지배 체제와 지도자의 실상」(스즈키 타카시카, 도쿄 대학 출판회)에는 시진핑이라는 인물을 알기 위한 재료가 가득 채워져 있습니다.

개인적으로, 특히 신경이 쓰이는 것은, 시진핑은 대만 문제에 어떻게 대처하려고 하고 있는지, 대만 문제에 일본은 어떻게 대응해야 하는가--라고 하는 것입니다.

● 「언제, 어떻게」는 불명하지만, 시진핑이 최고 권력자의 지위에 계속 있는 한, 어느 시점에서, 영토와 주권을 둘러싼 현상 변경을 위한 군사 행동을 일으킬 가능성이 높다. 지방 지도자 시대 이후, 역사에 대한 추억이 특히 강한 시진핑은, 「굴욕의 근대」에서 유래하는 역사의 불명예와 결락감을 채우기 위해서, 그 역사적 청산의 의의도 가지는 대만 통일의 불후의 업적을 가지고, 민족의 정사에 절실한 이름을 남긴다.

●그럼, 동아시아 전역에의 위기 도미노도 우려되는 대만에서도 분쟁을 일으키지 않기 때문에, 일본이 취해야 할 대책이란 무엇인가. ① 중국에 대해 대만, 미국, 일본, 한국, 영국, 호주, 뉴질랜드, 필리핀 등 미국과 그 동맹 네트워크에 의한 아시아 태평양 지역에서의 억지력 강화(군비 강화)는 시진핑의 정치 목표 중 대만 통일보다 상위에 있는 '중화민족의 위대한 부흥'의 좌절 위험. ② 시진핑에게 있어서 최대의 우려와 위협은 차세대 중국을 담당하는 젊은이들의 공산당 체제로부터의 정치적 이반, 나아가 평화연변과 컬러혁명의 평화적 체제 전환의 실현이다. 이에 대해 일본 측은 중국 젊은이들의 일본을 포함한 자유민주주의사회에 대한 포섭을 이전보다 더 적극적으로 진행하는 것이 중요하다. 예를 들면, 중국인 청년층의 일본에서의 취업취학의 장려와 이를 위한 각종 지원의 강화, 및 일본에서의 거주자격의 완화와 국내 관리태세의 엄격화를 세트로 하는 법제도의 정비 등을 들 수 있다. 그 목적은, 중국에서의 취업난이나 장래 불안에 고민하는 많은 중국 청년의 활력을, 인구 ​​감소와 인수 부족에 고민하는 일본 경제의 지속 가능한 발전에 도움을 받는 것과 동시에, 일본 사회에서의 실제 생활과 현실적 이익의 획득을 통해, 중국 당국의 선전에 의해 유도된, 일본을 포함한 「서쪽」에 대한 그·그녀 이는 공산당 체제의 중국과 일본 등 민주주의 제국 중 어느 것이 더 많은 중국인 청년의 찬동을 얻을 수 있을까 하는 지지획득의 경쟁일 뿐이다. ③대만해협위기의 연쇄위험에 관하여 오키나와 사람들에게 안심공여의 중요성도 잊어서는 안 된다.
고객 이미지
3 people found this helpful
Helpful
보고서
Translate review to English

StoryTeller
5.0 out of 5 stars '큰' 타이틀에 부끄러워하지 않는 결정판
Reviewed in Japan on May 15, 2025
Format: Paperback
경제규모 세계 2위의 대국에서 안정정권을 구축하는 시진핑씨가 세계 유수의 권력을 가진 인물이라는 것은 좋아하는 마음에 들지 않고 엄연한 사실이다. 시진씨를 깊게 이해하는 것은 그대로, 중국을, 그리고 국제 정세를 아는 것에 직결한다.

「시진핑 연구」라는 큰 타이틀을 붙이는 것은, 연구자에게 있어서 용기가 있는 것이었다고 추찰된다.
단, 본서는 그 크기를 배반하지 않는 질량, 그리고 열량이 있다. 바로 현재까지 출판된 시게씨를 둘러싼 연구의 결정판일 것이다. 부응없이 이웃 나라의 시게루씨와 마주하는 일본에 있어서, 일본어로 쓰여진 이러한 대작의 출현은 행운이라고 해도 좋다.

철저한 1차 자료, 특히 시게루씨의 실제 발언에 집착하고, 그것을 둘러싼 저자의 통찰이 세트로, 시게루씨의 행동 원리가 밝혀져 간다. 그것은 앞으로 중국에서 일어나는 일, 일어날 수 있는 길의 역할도 완수해 줄 것이다. 특히, 지금 그가 전국에 지시를 날리는 많은 개념이 지방근무, 그 중에서도 복건성 시대에 이미 형태를 나타내고 있었다는 것은 흥미롭게 느꼈다. 국가 지도자가 되기 전에 대한 연구가 부족하다는 저자의 문제 의식이 관철되어 다른 연구와의 큰 차별화가 되고 있다.

어려운 언론 통제하에 있는 중국 국내는 지금 시진씨에 대해 말하는 말을 (칭찬 이외는) 가지지 않는다. 한편, 국외에서는 희미한 근거로 그 상을 왜곡하는 무책임한 언론이 횡행하고 있는 것도 사실이다. 600페이지를 넘는 본서를 손에 들기까지의 장애물은 높을지도 모른다. 그래도, 연구자이든, 기업인이든, 호학의 사람이든, 만약 중국과 시진씨에 대해 흔들리지 않는 신뢰에 부족한 상을 갖고 싶다면, 굳이 「필독서」라고 말하고 싶다.
11 people found this helpful
Helpful
보고서
Translate review to English

1.0 out of 5 stars 결국, 수매인가⁉️
Reviewed in Japan on April 9, 2026
잘, 뭐, 이런 무미 건조한 책을 쓸 수 있는 것이다.
전혀 독자를 생각하지 않고, 자신의 것만, 학술 논문이라고는 해도, 출판하기 위해서는 일반 독자도 생각해야 한다.
이 점, 이 책은 0점.
앞두기가 너무 길고 내용도 Oxford 대학에서 나온 시진핑의 책과는 비교할 수 없다.
Helpful
보고서
Translate review to English

정천은
1.0 out of 5 stars 쓰레기 작품.
Reviewed in Japan on April 13, 2025
Format: Paperback
나는 대만인입니다. 이 책을 읽고, 나, 단지 하나의 인상이있다 : 쓰레기.
네, 이 책은 정 진정한 쓰레기.
스즈키씨는, “대만 유사를 예방하기 위해, 일중대 시민 우호를 촉진은 필요합니다.”
이 젠장 논점, 대만인은 절대 반대!
==

No comments: