朝鮮日本人妻の現状｜朝鮮日本人妻家族の会｜note

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朝鮮日本人妻の現状
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朝鮮日本人妻家族の会
2020/05/09 13:41
筆者:朝鮮日本人妻家族の会(@nihonjintuma)

私は、朝鮮民主主義人民共和国に叔母がいるといのは、おぼろげながらに認識していました。しかし、母は朝鮮にいる姉のことを詳しく話すことは、ありませんでした。私は、日本で生まれ5人兄妹の次男で40歳となります。毎日の日常が当たり前に過ぎて行く中で、突然に朝鮮の叔母の存在が身近になりました。

□朝鮮へ行けることに

長年、朝鮮取材をされているジャーナリストの方のおかげで2018年6月、2019年7月に訪朝し叔母やその家族に会うことができました。

愛した在日朝鮮の男性と海を渡り力強く朝鮮で生きた姉と、日本でたくましく子供5人を育てあげた妹が朝鮮にて再開することができたのです。

姉妹は、60年ぶりの再開を果たしました。




□朝鮮日本人妻・残留日本人の方々の思い

朝鮮の叔母(以下、愛子叔母)は、咸興市に住み日本人妻や残留日本人の方を中心とした「咸興虹の会」を発足し長年、朝鮮国内で活動されていました。炭鉱労働者への食材や物資を送るボランティアや日本人同士で集まり会をしたりと、長年の功績により朝鮮労働党からも認められた存在となっていました。

そんな愛子叔母さんや、他の日本人妻、残留日本人の方々ともお会いし話すことができました。みなさんの共通した思いが

①日本のふるさとへ一度で、いいから戻り家族と会いたい
②日本の家族が眠るお墓へ、お墓参りがしたい
ということでした。しかし、現状は厳しい現状であります。

□なぜ、厳しい現状であるのか(私、個人的な見解です)

朝鮮民主主義人民共和国と日本は現在、国交がありません。日本は、朝鮮に対して独自制裁を緩めていません。そもそもが、朝鮮人の日本入国は現在できないのです。しかし、愛子叔母さんの場合、日本にも戸籍が残っており二重国籍の状態です。

現在、朝鮮日本人妻と日本の親族間での手紙のやりとりも途絶えている現状。朝鮮日本人妻の方や残留日本人の方から日本の親族の住所を聞け「生きているか、亡くなっているかだけでも知りたい」との熱い思いを託され、日本国内の親族の方、何家族ともお会いしお話しも聞けています。しかし、日本の親族は手答えは芳しくありませんでした。詳細は控えますが、そのような現状を知り私は行動しようと決心しました。

このようなことから、現実は厳しく長い険しい道のりであることを、まざまざと示されたのです。



朝鮮日本人妻・残留日本人のみなさんは、高齢となっています。日本での兄妹達も高齢です。当事者達には、時間がない！今すぐ行動していかなければならない、強く実感している状況です。
私は、単純に朝鮮の家族とも交流していきたいだけなのです。







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朝鮮で暮らす日本人妻の、日本での家族の一人です。朝鮮と日本が対話が行える日を実現し、家族同士が気兼ねなく交流できる日が来ることを願います。
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