Kindle (Digital)
¥1,320 (13pt)
Available instantly
Paperback
¥1,650 (50pt)
Other Used, New, Collectible from ¥1,650

Read sample
Follow the author
茂木 弘道茂木 弘道
Follow
反日レイシズムの狂気 ジャパンズ・ホロコーストの正体を暴く Tankobon Hardcover – April 15, 2025
by 茂木 弘道 (Author)
5.0 5.0 out of 5 stars 3 ratings
Japan’s Holocaustの大嘘を放っておいてはならない!
広島・長崎への原爆投下と日本列島爆撃を正当化する、
日本の敵にして人類の敵と闘う
政府は「個別の案件は差し控えたい」と答弁。
日本を貶める論文形式トンデモ本、ワシが論破する!
『ホロコースト』はナチスドイツによるユダヤ人の大量虐殺を示す言葉であって、他の事象に使うべきものではない。著者のリッグはそれを日本に冠して『Japan’s Holocaust』なる本を書いた。
第二次大戦後にプロパガンダによる日本軍の虐殺数などを載せた論文ばかりを選んで書き連ねる。
それらは今では一次資料から嘘と分かっているものばかり。
そして、だからアメリカの原爆投下を含む国際法違反の戦争行為が正当化されると極論するのである。
その背景には、日本人に対する極端なレイシズム(人種差別)的な認識が見て取れる。
目次
第1章 著者の驚くべき「日本人観」
3000万の恐ろしい虐殺
第2章 歴史事実が示す「日本軍が勇敢で強かった理由」
北清事変(義和団事件)
連合軍北京入城
入城後の日本軍
第3章 3000万人虐殺という荒唐無稽な虚説
インドネシア:400万人
敵兵を救助せよ
ベトナム:200万人
ベンガル飢饉:150万人
朝鮮:50万人
沖縄:15万人
インド:18万人
第4章 いわゆる南京虐殺の虚構
上海戦の真実
南京事件の真相
『南京安全地帯の記録』
南京で20万人の命が救われたという珍説
国際委員会は中国軍の支援をしていた
第5章 写真の虚実
世界を騙した『LIFE』誌の赤ん坊の写真
南京虐殺を証明しない「ニセ写真」
日本人が写した写真は敗残兵のもの
南京の真実を写した写真はある
第6章 中国人2000万人虐殺という大ウソ
全面戦争を仕掛けたのは日本ではなく中国である!
日本の和平案は一片の領土要求もしていない
439万がいつのまにか2000万になる不思議
黄河を決壊させ100万の中国人民を死亡させた国民党軍
長沙焚城
50倍の誇大宣伝をする中国共産党
第7章 “慰安婦”日本の性奴隷文化という日本侮辱
アメリカ軍尋問調書が明かす慰安婦の実態
アメリカ軍は第二次大戦中に軍事売春所を設置していた
慰安婦問題はこうして生まれた
売春をどう考えるか
第8章 ユダヤ難民救済問題
世界で評価された教育勅語
杉原千畝がユダヤ難民6000人を救出
樋口季一郎少将と極東ユダヤ人大会
オトポール事件
第9章 原爆投下が驚異的な死者数を防いだ?
原爆投下を正当化する日本が大虐殺のウソ
民間人を標的にした焼夷弾爆撃
原爆投下を神に感謝する!?
===
ジャパンズ・ホロコーストの正体を暴く『反日レイシズムの狂気』を紹介します。②
46

akiyochan2025年5月24日 13:35
それでは、『反日レイシズムの狂気』の内容の
一部を紹介しましょう。
==========
第一章 著者の驚くべき「日本人観」
3000万の恐ろしい虐殺
「広範な調査によると、日本は1927年から1945年まで、18年間にわたって『劣等民族』を絶滅させようと少なくとも3000万の恐ろしい大量虐殺を行った』(『Japan's Holocaust』第16章 p.190)
・・というおどろおどろしい虚説を学者 Bryan Msrk Rigg(リッグ)が本気で主張しているのが、この『Japan's Holocaust』なる本です。
著者は数々の流布されている日本人が犯したといわれる残虐行為なるものを、そのまま信じ込むというところから、論を進めていきます。
序章(p、19)に、著者が南京大虐殺記念館の前に建てられた記念碑の前に立っている写真が載っています。そして記念館に展示されているニセ写真をはじめとする数々の虐殺展示を見て怒りに震えると書いているのですが、まず、その入り口で騙されていることに全く無自覚です。
この像が立つ前、ここが1949年に共産党政権によって、「雨花台烈士陵園」が建てられ、記念碑には「嘗(かつ)て国民党政権は中国共産党の烈士30万人をとらえて南京に送り、この雨花台刑場において悉く屠殺した」と書かれていたのです。
毛沢東が「死難烈士萬歳」と揮毫もしていました。
それが、同じところに1985年に「侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館」が建てられると、「国民党によって30万共産党員が屠殺されていた」はずの記述が、日本軍による中国人殺害「遭難者300000」と書かれるようになったのです。
中国、特に共産党政権は、こんな書き換えを平然と行う国である、という初歩的な事実に全く無自覚というか、無知なのがこのリッグという著者であるという事です。
南京虐殺については、第4章で詳しく説明しますが、これは実は捏造されたプロバガンダであり、事実では全くありません。
毛沢東は、南京虐殺など主張していませんでした。
南京戦については書いています。
1938年5月26日から9日間にわたって延安の抗日戦争研究会で「持久戦について」という演題で講演を行いました。
この中で、毛沢東は日本軍の作戦を批判して、「包囲は多いが殲滅が少ない」といい、南京の日本軍は支那兵を殲滅しなかった、そのため支那軍は助かった。支那軍に反撃の機会を与えたのは、そもそも日本軍が支那兵を殲滅しなかったことに起因する、と総括しているのです。
これは、後に『持久戦論』という毛沢東の代表的な著作の中に掲載されていることです。
南京虐殺などプロパガンダであったという分かりやすい証拠を一つ上げましょう。
日本軍が南京に迫って来た1937年11月29日に、南京在住の外国人(その中心はアメリカ宣教師)によって、南京安全地帯国際委員会が発足し、住民のための避難地区として「安全地帯」が決定されました。
当時、王固磐警察長官が「現在南京には20万人の一般市民がいる」と記者発表しました。一般市民はこの安全区に集合することが唐生智司令官によって命令されました。従って、市民の数は20万でした。
国際委員会の文書を集めた「南京安全地帯の記録」が後に、国民党の監修で上海のKelly & Walsh社から刊行されますが、そこには12月中は4か所で人口20万とされ、そして1月14日には25万に増えているのです。
20万の人口で30万虐殺などお笑いにもなりませんが、しかも1月には増えているのです。
虐殺の有無を判断する基本情報は、人口情報です。この人口情報で明確になっていることは30万どころか、ごく小規模虐殺も完全に否定されているのです。
また、日本軍は中国で2000万人を虐殺したと書いています。しかし、戦後すぐの1946年に国民党政権は、中国軍の使者132万人と発表しています。その翌年の1947年には市民死者439万人と発表しています。この市民の数字も過大です。
そのことは、第6章で詳しく説明いたします。
ところがです、それから40年も経った1985年に、江沢民政権は軍民死者2000万人と10倍近い数字を発表し、更にその10年後には、これが3500万人になります。
いくらでも簡単に増やせるわけです。
全くの報道の自由が無く、共産党政権はいくらでも勝手な数字を発表でき、それを実際に行っているのです。
こんな全く当てにならない数字をもとに、著者は、日本軍は2000万を虐殺したというのですから、酷いものです。
中国共産党の宣伝のお先棒を担いでいるようなものです。
要するに、事実の検証を全く行わず、戦時宣伝文書を含む、何らかの文献に出ていたものをそのまま「絶対的な事実という前提」の上で、日本軍は残虐で大量の虐殺を無慈悲に行ったと結論します。
ではどうして、日本軍の残虐さは生まれたのか、という推論をハワイ大学のブライアン・ヴィクトリアという仏教学者の怪しげな仏教論などをもとに行っています。
その結果、とんでもない日本人像を描き出します・
「天皇崇拝と禅仏教の信条を確実に根付かせるために、1870年から1884年にかけて1万人の伝道者が大規模なキャンペーンに雇用された」と無知丸出しの歴史を述べたうえで、
「(日本人は)自分たちが神々の直系の子孫であり、神々の一人に支配されているという独裁論は、極端なエゴイズムを助長し、まさに自分たちは神の許しがあると信じていたからこそ、近代の如何なる権力が行ったことがないような最もグロテスクな残虐行為を喜んで行う国民を生み出した」
(『Japan’s Holocaust』)第1章 p、26)というのです。
驚き桃の木、我々日本人にとって、考えたこともないような人間にされてしまうのです。まるで日本人は、何でも権力者のいうことには無批判に従う馬鹿な民族であるという脈絡で、このようなに日本人像をためらいもなく書くのです。
まさにレイシストです。大体「劣等民族」を絶滅させようと日本人が戦ったことなどあるというのですか。とんでもないことです。
無知の学者は知らないにかもしれませんが、
1919年2月13日、パリ講和会議で日本代表は世界で初めての「人種差別撤廃提案」を行いました。
賛成11、反対5、と賛成多数を獲得したのですが、議長のウイルソン・アメリカ大統領によって「満場一致でない」という理由にならない理由により却下されてしまいました。
その後も日本は、人種差別撤廃には尽力しております。
1943年11月6日、アジアの独立国6か国(日本・中国・満州・フィリピン・タイ・ビルマ)とインド仮政府が参加した大東亜会議で、共同宣言が採択されました。
次の通りです。
① 大東亜各国は、共同して大東亜の安定を確保し、道義に基づく共存共栄 の秩序を建設します。
② 大東亜各国は、相互に自主独立を尊重し、お互いに仲良く助け合って、大東亜の親睦を確立します。
③ 大東亜各国は、相互にその伝統を尊重し、各民族の創造性を伸ばし、大東亜の文化を高めます。
④ 大東亜各国は、互恵のもとに緊密に提携し、その経済発展を図り、大東亜の繫栄を増進します。
⑤ 大東亜各国は、すべての国との交流を深め、人種差別を撤廃し、広く文化を交流し、進んで資源を解放し、これによって世界の発展に貢献します。
(『大東亜会議演説集』)
第5項をご覧ください。
人種差別撤廃を高らかに謳っているのです。
世界初の国際的な人種差別撤廃宣言です。インド仮政府代表のチャンドラ・ポーズは大変格調高く、説得力のある演説をこの会議で行っておりますが、その中で、大東亜共同宣言について、次のように述べています。
「本日午後、この歴史的会議において満場一致を以って採択されたる大東亜共同宣言が東亜各国民の「憲章」であり、さらには全世界の被抑圧国民の「憲章」たらんことを祈る次第であります。本大東亜宣言が、本年以後「自由の新憲章」として世界史に遺らんことを祈念してやまない次第であります」(『大東亜会議演説集』)
世界の憲章にすべきと言っているわけです。
ちなみに戦後、国際連合総会で、人種差別撤廃条約が採択されたのは、1965年のことであり、発効したのは1969年、日本が最初に提案してから、50年後のことでした。
こういう日本にたいして、「劣等民族を絶滅させよう」と考えていた、などと言うのですから、あまりにもひどいウソまみれのレイシズムには辟易します。
日本に対する無知、偏見、蔑視、差別意識でこり固まった著者の頭は、
正真正銘のレイシズム思考であると言わざるを得ません。
こんな偏った「レイシズム・メガネ」で日本人を見ていくのですから、いくら文献資料を引用しようと、公正、公平なものであるはずがありません。
繰り返しになりますが、事実の検証が全くなされていないという根本的な欠陥がある本です。
こんなレイシスト的な日本人観そのものに全く根拠がないということを以下明らかにし、いかに虚偽に満ちた本であるかを実証していきましょう。
(『反日レイシストの狂気』茂木弘道著 第1章)より

==========
※ 引用を短くしようと思ったけれど、
きちんと分かる区切りまでと思うと長くなってしまいました。
お読みいただき、ありがとうございました。
+===

ルーズベルトの戦争犯罪 普及版ルーズベルトは米国民を裏切り日本を戦争に引きずり込んだ
¥1,320
40 pt (3%)
+

日中戦争 真逆の真相─ 誰が仕掛け、なぜ拡大し、どこが協力したのか?
¥1,650
50 pt (3%)
Products related to this item
Sponsored
Page 1 of 80
Previous page of related Sponsored Products

THE NEW KOREA 日韓併合115年目の真実
アレン・アイルランド
8
Tankobon Softcover
¥1,980
60 pt (3%)

ニッポンの国益を問う 海洋資源大国へ
髙橋洋一
21
#1 Best Seller
Tankobon Softcover
¥1,430
14 pt (1%)

財務省と日本銀行(仮)
植草一秀
8
Tankobon Softcover
¥1,870
57 pt (3%)

地図でスッと頭に入る平安時代
21
Tankobon Softcover
¥1,320
40 pt (3%)

地図でスッと頭に入る47都道府県
16
Tankobon Softcover
¥1,760
53 pt (3%)
Next page of related Sponsored Products
Customers who viewed this item also viewed
Page 1 of 15
Previous set of slides

日中戦争 真逆の真相─ 誰が仕掛け、なぜ拡大し、どこが協力したのか?
茂木 弘道
4.0 out of 5 stars 29
Tankobon Hardcover
¥1,650
50pt (3%)¥1,837 shipping
Only 3 left in stock (more on the way).

『ジャパンズ・ホロコースト』解体新書
大高 未貴
4.4 out of 5 stars 80
Tankobon Softcover
¥1,980
60pt (3%)¥1,902 shipping

オール沖縄 崩壊の真実 反日・反米・親中権力
仲新城 誠
4.7 out of 5 stars 5
Tankobon Hardcover
¥1,870
57pt (3%)¥1,937 shipping

THE NEW KOREA 日韓併合115年目の真実
アレン・アイルランド
4.3 out of 5 stars 8
Tankobon Softcover
¥1,980
60pt (3%)¥1,902 shipping
Next set of slides

Product description
About the Author
昭和16年、東京都生まれ。
東京大学経済学部卒業後、富士電機、国際羊毛事務局を経て、平成2年に世界出版を設立。
「史実を世界に発信する会」会長、「新しい歴史教科書をつくる会」副会長、「南京事件の真実を検証する会」監事。
著書に『小学校に英語は必要ない。』(講談社)、『文科省が英語を壊す』(中央公論新社)、『大東亜戦争 日本は「勝利の方程式」を持っていた!』『日中戦争 真逆の真相』『親が知らない 小学校歴史教科書の穴』松木國俊・松浦明博 共著(ハート出版)、『「太平洋戦争」は無謀な戦争だったのか』(ジェームズ・ウッド原作、茂木翻訳、WAC)、『日米戦争を起こしたのは誰か』(共著・勉誠出版)などがある。
Product Details
Publisher : ハート出版 (April 15, 2025)
Publication date : April 15, 2025
Language : Japanese
Tankobon Hardcover : 200 pages
ISBN-10 : 4802402368
ISBN-13 : 978-4802402361
Dimensions : 7.36 x 5.12 x 0.79 inchesAmazon Bestseller: #351,820 in Japanese Books (See Top 100 in Japanese Books)#20 in Nazism
#26 in Military Atrocities & Massacres
#2,900 in Other HistoryCustomer Reviews:
5.0 5.0 out of 5 stars 3 ratings
About the author
Follow authors to get new release updates, plus improved recommendations.

Follow
茂木 弘道
Discover more of the author’s books, see similar authors, read book recommendations and more.
Products related to this item
Sponsored
Page 1 of 80
Previous page of related Sponsored Products
Pre-order now

東大教授には書けない!第二次大戦・開戦への謀略(仮)
渡辺惣樹
Tankobon Softcover
¥2,310
70 pt (3%)

食品添加物よりはるかにこわいゲノム編集食品 みんな知らずに食べている
天笠啓祐
8
Tankobon Softcover
¥1,760
18 pt (1%)

保守の本懐
上念 司
69
Tankobon Softcover
¥1,650
50 pt (3%)
Just released

日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い
垂 秀夫
35
#1 Best Seller
Tankobon Hardcover
¥2,750
28 pt (1%)
THE NEW KOREA 日韓併合115年目の真実
アレン・アイルランド
8
Tankobon Softcover
¥1,980
60 pt (3%)
Next page of related Sponsored Products
How would you rate your experience shopping for books on Amazon today?
Very poor
Poor
Neutral
Good
Great
Submit
Customer reviews
5 out of 5 stars
5 out of 5
3 global ratings
5 star
100%
4 star
0%
3 star
0%
2 star
0%
1 star
0%
How are ratings calculated?
Review this product
Share your thoughts with other customers
Write a customer review
Sponsored
Top reviews from Japan
Translate all reviews to English
伊勢雅臣「国際派日本人養成講座」
5.0 out of 5 stars 日本のホロコースト? 中国こそホロコースト大陸Reviewed in Japan on June 3, 2025
Format: Paperback
■1.「日本が先の大戦中に3000万人も虐殺}?
伊勢: "Japan's Holocaust"、「日本のホロコースト」というタイトルで、日本が先の大戦中に3000万人もの虐殺を行ったという「トンデモ本」がアメリカで出版された。[Rigg]
花子: 3000万人?! それってどんな本なのですか?
伊勢: 内容は後で話すけど、第一章のタイトルを見るだけで雰囲気が分かるよ。
__________
Chapter 1: Japan's Emperor Cult, Intolerant Religions, Hirohito, Fascistic Ideology, and Racist Beliefs [Rigg,97]
(JOG訳: )
第1章:日本の天皇狂信、偏狭な宗教、ヒロヒト、ファシズム・イデオロギー、そして人種差別的信念
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花子: 章のタイトルからして、左翼の宣伝文書みたいですね。
伊勢: Amazonの読者評価を見ても90件の平均点2.6と低く、50%の読者が★1つの最低評価をつけている。英語のレビューには、こんな酷評が並んでいるよ。
__________
★1つ「著者に南京戦の常識を教えてやろう。この本自体が人種差別の犯罪だ」
★1つ「東京裁判は事実検証されてない根拠によって行われた」
★1つ「歴史家によって書かれたのかもしれないが、歴史書と言えるのか?」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■2.アイリス・チャン『ザ・レイプ・オブ・南京』の二番煎じ?
花子: 一般読者にも「トンデモ本」だとバレバレなのですね。いったい、誰が書いた本ですか?
伊勢: 著者はブライアン・マーク・リッグという人で、エール大学卒、ケンブリッジ大学で博士号を取得、ユダヤ人のホロコースト関連の本で軍事史分野の賞を受賞している。また、アメリカ陸軍士官学校などで教鞭をとったこともある。
花子: 経歴だけ聞くと、まともな歴史学者のようですね。
伊勢: そこがこの本の唯一の特徴だ。かつては、アイリス・チャンという中国系米人が書いた『ザ・レイプ・オブ・南京』が50万部以上売れたけど、今度の本はその二番煎じではないかと思う。アイリス・チャンは歴史の専門家でもなく、日本語もできないので数人の素人の日本人ボランティアに助けて貰っただけで、学問的には惨憺たる本だった。
たとえば、松井司令官の制止を無視して、捕虜処分命令を出したとされる長勇(ちょう・いさむ)中佐のことを、"Taisa Isamo"と表記している。南京攻略戦の時はまだ中佐だったのに大佐と誤記し、さらに「いさむ」を「Isamo」と読み間違え、極めつけは「Taisa」を姓だと思い込んでいる。こんなレベルの本が、とても歴史書とは言えないよね。
__________
JOG(60) 南京事件の影に潜む中国の外交戦術
中国系米人の書いたベストセラー "The Rape of Nanking"は日米同盟への楔。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花子: 今回の本の内容はどうなんでしょう?
■3.市民死者が終戦2年後の439万人から36年後に2千万人
伊勢: 国際ジャーナリストの山田敏弘氏は著者にインタビューしてこう書いている。
__________
「あまりに偏りがある書き方なので〈中国政府から資金援助や何らかの協力を受けているのではないか、との疑義が呈されると思う〉と指摘すると、リッグ氏は資料の整理を友人の中国人女性に手伝ってもらったこと、彼女の学友に南京市で公文書を扱う主任記録官がいたことを明かしました」
もっとも、それ以外の援助や支援は強い口調で明確に否定したという。[新潮]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
書きぶりが歴史家の学術書というより、第一章のタイトルを見ても分かるように、中国風のプロパガンダ本そのままなので、私は「友人の中国人女性」やその「学友」が書いた原稿に、リッグは名前を貸しただけなのでは、と邪推している。たとえば、3千万という数字については、こんな書きぶりだ。
__________
広範な調査によると、日本は1927年から1945年まで、18年間にわたって『劣等民族』を絶滅させようと少なくとも3000万の恐ろしい大量虐殺を行った」[Rigg、p190]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この3千万のうち、中国が2千万人で、その他、インドネシア、ベトナム、ベンガル、フィリピン、朝鮮、沖縄からサイパン、グアムまでを合わせて、「合計2989万7751人」だと言うんだ。51人という細かな端数を出しながら、中国が2千万という膨大かつ極端な丸め数字で、いかにも中国風の「白髪三千丈」的表現だね。
早速、日本では反論本が出ているけど、その一つ、茂木弘道氏の『反日レイシズムの狂気』では、この2千万については、こう指摘されている。
__________
中国の国民党政権(蒋介石政権)は、終戦から2年後の1947年に、日中戦争による市民の死者は439万人と発表しています。それがどうして、その5倍近い2000万になるのか、摩訶不思議というしかありません。
たぶん、1949年に成立した共産党政権がその36年後の1985年になって発表した「軍民死者」2000万、そしてその10年後の1995年に発表した3500万という数字がそのもとになつているのでしょう。[茂木、p109]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花子: 中国政府の数字は「豪快」そのものですね。
■4.蒋介石による黄河の堤防破壊で水死者100万人
伊勢: 蒋介石政権の「市民死者439万人」には、中国軍主力50~60万人が、日本軍約20万人の追撃をのがれるために、黄河の堤防を決壊するという非道な作戦を展開して、その犠牲となった水死者100万人が含まれているのだろうと、茂木氏は推測している。
花子: ちょっと待ってください。「中国軍主力50~60万人が、日本軍約20万人の追撃をのがれるために」というのは、数字が逆じゃないですか?
伊勢: 中国では町のチンピラや山賊の類いも飯さえ食わせれば兵隊としていくらでも集められるから、国や国民を守ろうなどと意思はなく、人数ばかり多くても、まったく弱いんだ。
この黄河決壊は当初、蒋介石政権の御用通信社が「日本の空爆で黄河決壊」という偽情報を発信し、世界各国の世論も日本を非難したんだ。
しかし、数日後には、フランスのベテラン記者に真相を見破られ、「中国軍による自作自演」だと報道された。なにしろ、現地では日本軍が堤防の修復作業とともに、住民の救助と伝染病予防の活動を行っていたんだからね。日本軍が救助した避難民は10万人近くに及ぶ。また、国民党政府の戦史や当事者の記録でも、真相が記録されている。
この蒋介石軍による「黄河決壊」作戦を、リッグはこう論じている。
__________
1938年6月20日の運命の夜、蒋介石は承詔の近くで黄河をせき止める堤防の戦略的決壊を命じた。……少なくとも100万人が溺死またはそれに続く病気と飢餓によって命を落としたと推定されている。
莫大な人的損害にもかかわらず、この絶望的な措置は、日本軍が中国を更に征服するのを防ぐことに成功した。さらに、土肥原将軍指揮下の日本軍第14師団の大部分が激流の波におぼれ、兵士のほとんどが溺死するなど、日本軍部隊に深刻な打撃を与えた」[Rigg、p185。茂木、p114より再引]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■5.「たった2発の原爆で済んだ」日本国民の幸運
伊勢: 日本軍の仕業とせず、蒋介石の「戦略的決壊」と事実を書いているのは、共産党の敵である蒋介石軍も悪者として記述したいからだろうね。
花子: でも、自国民を100万人も殺しておいて、「日本軍が中国を更に征服するのを防ぐことに成功した」というような言い方は、ひどいですよね。日本人の感覚では信じられません。
伊勢: そのあたりの記述ぶりは、いかにも中国風プロパガンダそのものだね。良識あるアメリカ人なら、しかも歴史家だったら、とてもこんな風に豪快には書けないよ。こういう中国風の書きっぷりは、広島長崎への原爆攻撃にも現れている。
__________
日本国民にとって幸運だったのは、たった2発の原爆で済んだことだ。[リッグ、p279、茂木、p175より再引]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花子: もっと原爆を落とされても仕方がなかった、と言うんですか!
伊勢: こういう書きぶり自体が、日本を心底憎んでいる中国人が書いたとしか思えないね。
ちなみに、日中戦争に詳しい茂木氏は、上記の「日本軍第14師団の大部分が激流の波におぼれ、兵士のほとんどが溺死するなど、日本軍部隊に深刻な打撃を与えた」という一節に、史実で反論している。
__________
14師団は中牟で筏船百数十艘を出して、住民救助に当たりましたが、兵士の死者はほとんどありませんでした。このように全く信用できないウソを平気で書いているのがリッグのこの本です。
さらに言いますと、日本軍はこの作戦のために、・・・結局は華東に迂回して中支派遣軍を編成し、数か月後には武漢攻略に成功しています。ですから、この決壊作戦は住民に大被害を与えただけのものとなったというのが真相です。[茂木、p115]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■6.人民の生命や生活をまったく無視した堤防決壊が何度も
伊勢: 黄河の堤防を決壊させて、同じ中国人同胞を100万人も水死させた、というのは、この作戦だけではない。台湾出身の歴史家・黄文雄氏は、こう述べている。
__________
中国の戦史では水攻めはしばしば見られることだ。黄河流域だけでも二十回以上あった。・・・日中戦争の八年間だけでも、失敗例も含め十二回の決壊作戦が記録されている(畢春富著『抗戦江河堀口秘史』明文書局など)。これらは人民の生命や生活をまったく無視した愚かな戦術であり、中国の軍隊の本質を物語るものだ。[黄、p217]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
花子: 「中国の軍隊の本質」ってどういう事ですか?
伊勢: それを説明する前に、近代中国の戦乱ぶりを見ておこう。黄氏の本では、中国の内戦がこれでもか、というほど、延々と述べられている。そのさわりだけ見ると:
__________
中国の十九世紀は討伐、裏切り、掠奪に満ち満ちた内乱と虐殺の世紀だったといえる。後述する太平天国の乱(一八五〇~六四年)もあれば、数省にわたる捻軍(白蓮教系の武装ゲリラ)の乱や、天地会(反清復明・滅満興漢を謳う秘密結社)の乱もある。宗教と少数民族が結合した回乱(イスラム教徒の反乱)や、ミャオ族、トン族の乱もある。
反乱軍が正規軍を駆逐して小王国が樹立され、一地方を支配したこともあれば、流れ流れて数省を荒らしまわった流賊の反乱もあつた。[黄、p48]
一八五〇年六月から六四年八月にかけての十四年間、南中国を動転させた太平天国の乱は、文句なしに世界史上最大規模の内戦である。・・・主要都市も、上海を除くほとんどが戦乱に見舞われた。
死亡者数は推定で五千万人にのぼるとも、全人口の五分の一ともいわれる。[黄、p50]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
■7.中国の軍隊は権力者の私兵
伊勢: その上で、黄氏は中国の軍隊の本質をこう述べる。
__________
そもそも清の軍隊は、国軍というより朝廷(皇帝一家)や実力者の私兵である。彼らの敵は外国から中国に侵入する勢力ではなかった。何よりも自国民衆の武装蜂起を恐れていたのである。この中国軍隊の性格は一九八九年の六・四天安門事件でもわかるように、基本的には今も変わらない。[黄、p64]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
伊勢: 中国の軍隊は、独裁者が自分を守る為の軍隊なので、反乱とは徹底的に戦うけど、住民を守ろうという意識などないんだ。
今の人民解放軍も国家の軍隊ではなく、中国共産党の「私兵」に過ぎない。だから、共産党政権に叛旗を翻(ひるがえ)したら、ただちに弾圧される。天安門事件が良い例だね。
__________
JOG(162) 天安門の地獄絵
天安門広場に集まって自由と民主化を要求する100万の群衆に人民解放軍が襲いかかった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
伊勢: こうして見ると、日本人は中国の実際の歴史については、ほとんど何も知らずに、日本軍が大陸に出て行って、残虐なことをしたと思い込まされている。しかし、実際にはそこはもともとホロコースト大陸だったんだ。
現在の共産党政権でも、大躍進政策での餓死者2千万人、文化大革命での虐待の死亡者40万人と推定されている。
__________
JOG(109) 中国の失われた20年(上) ~ 2千万人餓死への「大躍進」
1958年から1960年に、中国共産党が強要した政策のために約2千~3千万の人々が栄養失調と飢餓で命を失った。
JOG(110) 中国の失われた20年(下) ~ 憎悪と破壊の「文化大革命」
毛沢東が保身のために引き起こした「文化大革命」で、虐殺された者40万人、被害を受けた者は家族を含め1億人。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
伊勢: 私が恐れているのは、今後、中国共産党政権が分裂、または崩壊した際に、19世紀後半のような内乱が大陸を覆い、もとのホロコースト大陸が再び現れることだ。その際には、ホロコーストの一環として、通州事件のような邦人虐殺も起こる恐れがある。日本人は、我が国のすぐ隣の大陸のそういう恐ろしい実像をよく知っておく必要がある。
__________
JOG(1031) 日中戦争に引きずり込まれた日本
日本はどのように、日中戦争に引きずりこまれていったのか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(文責 伊勢雅臣)
■リンク■
・テーマ・マガジン「南京大虐殺」の真相
「南京大虐殺」は誰がどのように創作したのか、当時の日本軍はどのように行動したのか、真相が明らかになっています。
■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
→アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。
・Rigg, Bryan Mark"Japan's Holocaust: History of Imperial Japan's Mass Murder and Rape During World War II"★、Knox Press、2024
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B0D4JCPD8C/japanontheg01-22/
・黄文雄『「日中戦争」では侵略ではなかった』★★、ワック、H17
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4898315380/japanontheg01-22/
・デイリー新潮「元米軍人が出版した『昭和天皇ヘイト本』『旧日本軍が3000万人を虐殺』の記述に専門家は『根拠がなく、引用元もずさん』」
・茂木弘道『反日レイシズムの狂気 ジャパンズ・ホロコーストの正体を暴く』★★★、ハート出版、R07
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4802402368/japanontheg01-22/
Read less
One person found this helpful
HelpfulReport
====

이미지에 보이는 제품은 아렌 아일랜드(Alleyne Ireland)와 신시아리(Sincerely)가 쓰고 해설한 책인 "THE NEW KOREA: 일한병합 115년째의 진실 (THE NEW KOREA 日韓併合115年目の真実)"입니다.
이 책은 2025년 3월 4일에 후소샤(扶桑社)에서 출간된 전자책입니다.
가격은 1,980엔(세금 포함)이며, 396골드 포인트(396엔 상당)가 적립됩니다.
이 책은 전자책 리더 앱 "Doly"에서만 읽을 수 있습니다.
이 책은 약 100년 전 미국의 행정학자 아렌 아일랜드가 쓴 "일본의 한반도 통치"에 대한 내용으로, 객관적인 시각과 데이터를 바탕으로 한국이 주장하는 "인류 역사상 최악의 식민지 통치"와는 다른 진실을 밝히고 있다고 설명됩니다.
한국 출신 작가인 신시아리가 이 책을 번역하고 해설했습니다.
No comments:
Post a Comment