



4+増補 遥かなる故郷 ライと朝鮮の文学 Tankobon Hardcover – January 7, 2019
by 村松 武司 (Author), 斎藤 真理子 (Editor)
5.0 5.0 out of 5 stars (3)
戦後詩の出発点である『現代詩』『造形文学』などを編集した「京城」生まれの植民者三代目は、自らの存在をかけてハンセン病と朝鮮の関わりを問い続けた。
「アジアの解放、植民地解放と同時代を生きて、アジアのもつ古く重たい、象徴的なライがそこに巨大な姿を見せていた。」
「日本人が近代化のなかで切りおとしてきた、ライと朝鮮という二つのものの中心が私のなかで一つの中心となる。」
皓星社出版第1冊の幻の評論集に、その後の論考を増補した完全版。
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「京城」生まれの植民者三代目である村松武司は、自らの存在をかけてハンセン病と朝鮮の関わりを問い続けた。
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About the Author
著・村松武司(むらまつ・たけし)
1924年、朝鮮「京城」(現ソウル)に三代目の植民者として生まれる。
戦後、井出則雄と出会い『現代詩』『造形文学』を編集。自らも作品を発表する。
大江満雄や秋山清、鶴見俊輔、岡本潤、植村諦等と交流を持ち、1964年に井出の後を継いでハンセン病療養所「栗生詩話会」『高原』の選者となる。
生涯、ハンセン病文学・朝鮮問題に寄り添い続けた。
1993年永眠。
著書に『朝鮮植民者─―ある明治人の生涯』『遥かなる故郷─―ライと朝鮮の文学』遺稿集『海のタリョン』ほか詩集多数。
編・斎藤真理子(さいとう・まりこ)
翻訳者。
訳書に、パク・ミンギュ『カステラ』(共訳クレイン)、『ピンポン』(白水社)、チョ・セヒ『こびとが打ち上げた小さなボール』(河出書房新社)、ファン・ジョンウン『誰でもない』(晶文社)、ハン・ガン『ギリシャ語の時間』(晶文社)、チョン・ミョングァン『鯨』(晶文社)、チョン・スチャン『羞恥』(みすず書房)、チョン・セラン『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)など。
『カステラ』で第1回日本翻訳大賞を受賞。
Product Details
Publisher : 皓星社
Publication date : January 7, 2019
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ウォーリーをさがさないで
5 out of 5 starsKindleもある、解説が素晴らしい
Reviewed in Japan on May 24, 2019
Format: Paperback
この内容の本でちゃんと電子書籍を用意しているところに出版社の良心を見る。村松武司は決して、よく知られている詩人とは言い難いだろうが、自らの朝鮮植民地出身という出自を徹底的に省みた詩人でそこにハンセン病の人たちの出会いが重なってくるのが非常の独自の特長である、独特の思想の持ち主なので若い人にもぜひ読んでもらいたい。
翻訳家の斎藤真理子の解説が熱のこもった名文でこの人には、翻訳だけでなくこういう文章をたくさん書いて欲しいと思われる。
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