2026-01-03

日本共産党の百年 1922~2022 - ブックライブ

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日本共産党の百年 1922~2022

    日本共産党の百年 1922~2022

    1,760円 (税込)

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    この党が日本の政党で最も長い歴史をもっていること、知っていますか?
    戦前、戦後の歴史、世界史の流れのなかで果たした役割、開拓と苦闘の歩みを、日本の今と未来を見つめながらまとめました。
    様々な勢力から非難や攻撃を受け、それを打ち破りながら、鍛えられ、自己改革の努力を貫いてきた真の姿を語ります。

    〈目次〉
    第一章 日本共産党の創立と戦前の不屈の活動(一九二二~四五年)
    (1)党創立と初期の活動(一九二二~二七年)
    (2)“ここに日本共産党あり”の旗を掲げて(一九二七~三五年)
    (3)次の時代を準備する不屈のたたかい(一九三五~四五年)
    (4)国民的な苦難の経験と党の不屈のたたかいの意義

    第二章 戦後の十数年と日本共産党(一九四五~六一年)
    (1)敗戦後の政治体制の変化と党の発展(一九四五~四九年)
    (2)スターリンの干渉と「五〇年問題」(一九五〇~五五年)
    (3)六一年綱領の決定と自主独立の立場の確立――「五〇年問題」の教訓(一九五五~六一年)

    第三章 綱領路線の確立以後(一)――一九六〇~七〇年代
    (1)綱領路線にもとづく各分野での開拓的な努力
    (2)ソ連、中国・毛沢東派の干渉とのたたかい
    (3)日本共産党の「第一の躍進」――一九六〇年代末~七〇年代

    第四章 綱領路線の確立以後(二)――一九八〇~九〇年代
    (1)「オール与党」体制とのたたかい――一九八〇年代
    (2)覇権主義とのたたかいとソ連・東欧の支配体制の解体
    (3)一九九〇年代の政治状況と日本共産党の「第二の躍進」
    (4)世界の平和秩序をきずく課題と野党外交のはじまり

    第五章 綱領路線の確立以後(三)――二〇〇〇年代~今日
    (1)「二大政党づくり」とのたたかい――二〇〇〇年代
    (2)「第三の躍進」とかつてない統一戦線の発展――二〇一〇年代
    (3)世界と日本の激動のなかで――二〇二〇年代
    (4)むすび――党創立百周年を迎えて

    日本共産党の百年 1922~2022 のユーザーレビュー

    5.0
    Rated 5 stars out of 5
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    感情タグBEST3

      Posted by ブクログ

      日本の反体制政治闘争を知る上で、ヘタな先入観を持たないで読めば、本書は益すること大であると見込まれる。
      お節介かもしれないが、世の中、何事も「中庸の精神」「バランス感覚」「自己対象化」等が大切である。「自己対象化」とは、簡単に言えば、「オレは間違っているかもしれない」という視点のこと。従って、本書だけでなく、並行して下記の書籍なども読むとよいと思う。どれを読むかは、各人の好みである。あえて「耳に痛いこと」を書いてある本も加えたのは、「自己対象化」を涵養する一助たらんとしたためである。
      ●中北浩爾『日本共産党 「革命」を夢見た100年』(中公新書 2695)
      ●立花隆『日本共産党の研究』(全3冊、講談社文庫)
      ●佐藤優『日本共産党の100年』(朝日新聞出版)
      ●有田芳生、森田成也、木下ちがや、梶原渉『日本共産党100年 理論と体験からの分析』(かもがわ出版)
      ●有田芳生、池田香代子、内田樹、木戸衛一、佐々木寛、津田大介、中北浩爾、中沢けい、浜矩子、古谷経衡 『希望の共産党 期待こめた提案』(あけび書房)
      ●産経新聞政治部『日本共産党研究――絶対に誤りを認めない政党』(産経新聞出版)
      ●松竹 伸幸『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書 1396)
      ●筆坂 秀世『日本共産党』(新潮新書 164)
      ●松崎いたる『日本共産党 暗黒の百年史』(飛鳥新社)

      すでに化石のようになった世代だが、猪木正道や勝田吉太郎の本も、ワールドワイドでの共産主義の栄枯盛衰を知る上で参考になると思う。

      以下、取り留めのない話。
      インテリジェンスの大家で、何故か創価学会を高く評価している佐藤優氏によると、「しかし共産党は大きく舵を切った。『正しい戦争』があるという論に踏み込んだのだ」とのこと。それがほんとうならば、日本共産党を「戦争絶対反対」の党と思っている純真な私はショックである。
      日本共産党は旧ソ連の覇権主義を厳しく批判してきたが、2022年以降ウクライナに侵攻しているプーチン・ロシアも厳しく批判している。奇しくも日本の親米保守右翼と同様に旧ソ連とロシアを毛嫌いし、その結果、プーチン・ロシアが暴発することを承知の上でNATO東方拡大工作を執拗に続けているアメリカ/NATOと足並みを揃えているように見える。ウクライナを支持することは立派な見識だが、それはプーチン・ロシアから見れば敵対行為になるから、日本共産党にはロシアと戦争する意思があると見なすわけだ。これが佐藤優氏が指摘する「『正しい戦争』があるという論に踏み込んだ」に関連があると思われる。違うかもしれないが。
      さらに話は逸脱する。長年日本共産党を支持している友人に、NATO東方拡大を推進するアメリカ/NATOを批判しているエマニュエル・トッド氏の説を紹介したら、「お前はプーチンを擁護している」と厳しく叱られてしまった。私はただ「ケンカ両成敗」と言いたかったのだが、うまく伝わらなかった。このトラブルを聞いたかつて全共闘シンパだったという団塊世代の知人は、「そういう唯我独尊、無謬信仰、非寛容はスターリニズムにつながるのです」と宣った。「スターリニズム」という死語を耳にして私は驚いた。
      とにかく、日本共産党におかれては、「戦争絶対反対」を堅持し、プーチン・ロシアだけでなく、アメリカ、EUなどの覇権主義国諸国にも徹底的に反対してほしいと思う。釈迦に説法であるが、現在、中国、ロシアをはじめとする専制主義の国々は、貪欲な欧米資本による独占的な支配を恐れている、という内情も十分考慮してあげたらよいと思う。

      0
      2025年03月17日

    日本共産党の百年 1922~2022 の詳細情報




    ===

    日本から

    • 自画自賛、○○万歳の話ばかり並ぶのかとの先入観はハズレ。しかし完璧とは言い難い点もないわけではない。つい最近二人のベテラン党員を除名した件で注目されているがそれまでにも追放された人々に注目して読んでみたい。

      本書で100年の歴史は5つの章に分けられて(1)戦前1922―45、(2)戦後初期1945―61、(3)60年安保以後1960-70s、(4)20世紀末 1980-90s、(5)21世紀 2000-今日。

      歴史的事実に忠実に党の組織と活動が描かれているという印象が濃いのは第3章の中途まで。党創立時の執行部は荒畑寒村、堺利彦、佐野学、山川均など。20年代の活動もあるが1929年には後にフジ・サンケイグループの要職についた佐野は転向し除名に。続いて転向した者には三田村四郎、田中清玄、風間丈吉ら。その上スパイが潜入したのも除名。1935年には党中央は消え去る。P60 に1940年に「日本共産党以外のすべての政党の参加で・・」と記載されているが<党>として存在していたのか疑問、個々の<共産主義者>は活動はあったにせよ。まあ、全体としては「戦前の不屈のたたかい」という歴史的評価には合格点であろう。

      第二章では戦後初期の複雑な歴史がさらっと叙述される。45年10月のリーダーは徳田球一、宮本縣治、黒木重徳、金天海、袴田里見、志賀義雄、神山茂夫。世界とアジアの激動のなかでの「50年問題」やら六全協やらあるが、この間に椎名悦朗や志田重男は除名に。1957年に武装闘争方針は完全に放棄したと書かれているが“敵の出方”により対応するという方針は続いたのでは?安保・三井三池闘争の高揚の一方で春日庄次郎、内藤知周を除名。

      第三章では64年の中国の核実験を高く評価していたのも事実(今は?)。ベトナム反戦闘争の盛り上がりの一方、中国の文革、チェコスロバキア事件、沖縄返還など激動の世界は続いた。1979年10月の総選挙では議席41、党員40万人、赤旗読者309万人の隆盛。しかしこの時代にはソ連との「内通者」も、志賀、神山、鈴木市蔵、袴田そして野坂も(野坂除名は1992年末)。

      第四章の世紀末の20年間は国会の議席は減少するが政界に影響を与える力量は維持していた模様。歴史的には1991年8月に「もろ手をあげて歓迎すべき」ソ連崩壊。そして宮顕から不破・志位に党中央は変化(“譲位”?)。

      最後の第五章は評価が難しい時代へ。本書の叙述では党綱領の急激な変更が印象的(前衛、中央集権制、レーニン主義等など)。2017年に志位・小池が指導部になるが、他方政界では後退の一途、半減どころか四分の一の極小勢力に。40万を誇った党員数も26万人に、赤旗読者も309万から90万人に激減。次の「躍進」を期待しているようだが・・・

      と、ここまで読んできて党から追放(除名、除籍、そして処分される前に自ら離党もありうる)された人々が本書には登場していないが多数存在したことも記録しておきたい。1972年「新日和見主義」として除名された辣腕のジャーナリストYA,今日なお活躍のTH,ほかにも査問対象600名、処分100名余。後にYAとの接触が問題視され勤務先を追放、さらに出版物の内容を口実に除籍されたAY(のちに別の党の参院議員になる)。政治学者TFや著名な哲学者KYも1978年84年に追放。(いまも現役の政治学者KTはいつ離れたのだろうか)。ほかにも北朝鮮専門のジャーナリストHR,軍事評論のNY(自ら命を絶ったらしい)、国会議員秘書だったSJ(いまや右旋回したが)も挙げておくか。

      本書の最後では「未来をひらく強く大きな党をつくる」と目標を掲げているが果たしてその夢はかなうであろうか。☆五つは100年祝いかな。
    • 2024年4月9日に日本でレビュー済み
      分かりやすく、読みやすい。
      5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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    • 2025年12月26日に日本でレビュー済み
      この「日本共産党」と言う「モンスター政党」の結党100年の総括らしいです。
      読んでみて「とりあえず言わんとしていること」は分りましたが、とにかく「この政党の体質を良く表しているな」と言う感想です。私が「支持している訳では無い政党」ですが。「彼ら日本共産党」の「表向きの政策や党史」などが解ります。
      1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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    • 2023年11月23日に日本でレビュー済み
      日本共産党史をまとめた本であるが、その時々の情勢や与党が何をしてきたのかがわかる。
      9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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    • 2025年2月20日に日本でレビュー済み
      「2012年8月に菅内閣が退陣し……」の部分に「すが」とルビがふってあります(284ページ)。当然「かん」です。政党政治の歴史を語るのに、菅義偉内閣と菅直人内閣を間違えるようでは、それだけで本全体の信憑性が疑わてしまいます。共産党の悪口ばかり言う人もいますが、試練の中で百年の歴史を重ねてきた共産党に、心ある人々は敬意を持っています。ですから、校正はしっかりとやってくださいね。
      2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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