
中央銀行―セントラルバンカーの経験した39年
by 白川方明 (Author) Format: Kindle Edition
4.5 4.5 out of 5 stars (128)
1972年に日本銀行入行後、セントラルバンカーとして過ごした39年を振り返りつつ、日本銀行のみならず中央銀行という存在自体の意義や役割を論じる書。
著者が総裁の任にあった5年間(2008-2013年)は内外で大きな出来事が頻発した時期だった。
世界的には、就任直後に発生したリーマンショックに端を発したグローバル金融危機、その後の欧州債務危機があり、国内では、長期にわたって与党の座にあった自民党から民主党への政権交代、短期間での自民党の与党復帰、その間発生した東日本大震災、消費税率の引き上げ論議など、まさに「激動の5年間」と言えるだろう。
それらの局面で著者がどのように考え、何を重視してきたか、判断の根拠となった事柄が理論的な分析とともに語られる。
本書は3部構成となっており、第1部は日本銀行入行後から総裁就任前まで、著者のセントラルバンカーとしてのバックボーンを形成した時期を扱う。バブル経済とその崩壊、日本銀行法の改正など、政策決定の中核とは距離のある立場で当時どのように感じていたか、そして現在はどう分析するかを述べる。
第2部は総裁時代を扱う。経済・金融面で発生したことを各章に分けて、行った決定とその背後にあった判断を振り返り、何が真の論点であったか、著者自身の思いはどのようなものだったかを論じる。
第3部は、第2部までの分析を踏まえて、中央銀行のあり方を中心に望ましい通貨管理制度をいくつかの側面から考察する。第2部までが著者の日本銀行での39年を追う形で進行してきたのに対して、3部はよりグローバルな視点で中央銀行の使命を論じる。
【主な内容】
序 章 激動の5年間
第1部 日本銀行でのキャリア形成期
第1章 日本銀行でのキャリアのスタート
第2章 バブル経済
第3章 バブル崩壊と金融危機
第4章 日本銀行法の改正
第5章 ゼロ金利政策と量的緩和政策
第6章 「大いなる安定」の幻想
第2部 総裁時代
第7章 日本銀行総裁に就任
第8章 リーマン破綻
第9章 デフレ論議の高まり
第10章 日本経済の真の課題
第11章 欧州債務危機
第12章 「包括緩和政策」
第13章 東日本大震災
第14章 「六重苦」と「通貨戦争」
第15章 財政の持続可能性
第16章 金融システムの安定を目指して
第17章 政府・日本銀行の共同声明
第3部 中央銀行の使命
第18章 中央銀行の役割
第19章 非伝統的金融政策
第20章 国際通貨制度
第21章 「失われた20年」と「日本の教訓」
第22章 独立性とアカウンタビリティ
第23章 組織としての中央銀行
終 章 終わりなき挑戦
あとがき
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859 pages
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日本銀行のみならず中央銀行という存在自体の意義や役割を論じる
私は中央銀行や金融政策をめぐる既存の議論に不満を感じることが多かった。私にはそうした議論が現実の中央銀行の置かれた状況を踏まえているようには思えなかった。
私は、「これが自分たちの直面している状況です。これを踏まえて、民主主義社会の中で中央銀行はどのように行動するべきで しょうか」と問題提起をし、世の中の多くの知恵を集めて少しでも正しい答えに近づきたいという気持ちを持っていた。
中央銀行や金融政策の重要性を考えると、少しでも正解に近づこうと努力をすることは必要である。そのためには、まずは議論に必要な材料を提供することがすべての出発点であると思った。
そう考えると、激動の5年間にたまたま日本銀行総裁の任にあった人間が考えていたことを記録として残すことには、何がしかの意味があるかもしれないと思うようになった。(「序章」より抜粋)
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白川方明(シラカワ マサアキ)
青山学院大学国際政治経済学部特別招聘教授
1949年生まれ。1972年東京大学経済学部卒業、同年日本銀行入行。1975~77年日本銀行からシカゴ大学大学院経済学部に留学。経済学修士(シカゴ大学)。信用機構局信用機構課長、企画局企画課長、大分支店長、審議役などを経て、2002~06年日本銀行理事。理事を退任後、京都大学公共政策大学院教授。2008年3月日本銀行副総裁、同年4月~2013年3月第30代日本銀行総裁。2011~13年国際決済銀行(BIS)理事会副議長。2013年9月青山学院大学国際政治経済学部特任教授を経て、18年9月より現職。著書に『現代の金融政策――理論と実際』(日本経済新聞出版社、2008年)、『バブルと金融政策――日本の経験と教訓』(共編著、日本経済新聞社、2001年)がある。
Product Details
ASIN : B07HMQHBDK
Publisher : 東洋経済新報社
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Publication date : October 12, 2018
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From Japan
- Reviewed in Japan on May 21, 2024自分は何も知らずにアベノミクスが良い政策で、日銀は間違っていたのだと信じ込んでいたが、経済について知れば知るほど白川元総裁は間違っていなかったことに気付き、読んでみたいと思い購入した。後世に残したい一冊。
- Reviewed in Japan on August 11, 2023夏休みで時間ができたので、今頃読んでいるのだが、しみじみ面白い。すばらしい。60前後の金融人が読めばボロボロ泣けてくると思う。
- Reviewed in Japan on January 13, 2025丁寧な記述で日銀の使命、日銀総裁として何を考えて何をしていたか、が書かれています。少なくともその枠組みの中では白川さんは誠実に粘り強くその使命を果たしたように思います。
黒田さん時代は過去の日銀の政策を批判し、長期間の異次元緩和を続けました。その結果。マーケットは機能不全を起こしていました。これから植田さんのもと正常化の道を目指すわけですが、その道のりは簡単ではないはずです。
黒田さんもそのうち回顧録を書いてくれるのでしょうか? - Reviewed in Japan on February 14, 2024日本の金融問題に限らず日本経済の現況を考察する上で、これほど示唆に富む本はない。
感情を抑制し、淡々と、説く著者の思いが、よく伝わってくる。 - Reviewed in Japan on January 31, 2022経済理論にも実務にも通暁された中央銀行元総裁による論考。思考が非常に整理されており、日本銀行マンとしての活躍の場とその時々の経済問題を振り返りながら経済理論の欠点などにも言及されています。素人にも十分読める内容。すっかり忘れていたが、日本のバブル崩壊、ITバブルの崩壊(これは短期だったらしい)、欧州通貨危機、そして リーマンショック。(アジア通貨危機もあった)「伝統的な金融政策」は 金利操作による「安定的な物価上昇」を目的とする。加えて 「最後の貸し手」として、所謂日銀特融などにより、「信用システムの破綻」を防ぐ。加えて 「低金利政策」。「マネーサプライを増やす」だけの政策は、景気を浮揚させないと力説される。「失われた10年(20年)」は日銀の不作為を非難されたけれど、欧州通貨危機などの後、西欧の金融機関も似たようなものだった。
「各国の金利差が為替水準を決める」このように固く信じられている。そして市場もそう信じていると。(これには異論はありうる)。また「中央銀行の独立性」について詳しく論じておられる。(ただ、
伝統的な議論の範囲内であり、FRBが私的中央銀行であることなどには触れられていない)。「中央銀行」が経済に及ぼす影響にも思索を展開される。「消極的な日本銀行」を非難されたけれど、世界に先立って
可能な限りのことはしてきたと。 - Reviewed in Japan on September 20, 2021当時の実名の国会議員などの証言もあり、生々しい記録として、参考になった。
- Reviewed in Japan on January 3, 2019ミクロ経済やマクロ経済を学習したことがある等経済や金融のある程度の前提知識がいるとは思いますが、分かる人にはすばらしい内容の本です。自分は年に数冊程度経済や金融の本を読みますが、竹森俊平氏の一連の著作を読んでいたことは、理解の助けになりました。バブルの頃に社会に出ましたが、本誌の内容の時代を体験していますので、そうした意味でもおもしろかったです。著者の経済や金融の造詣は当然に深く、著者の考えを率直にあらわし、わからないところはいさぎよくわからないと言い、他者との見解の相違についても述べられているが決して批判になることなく、率直かつ謙虚という意味で、バランスがとれています。著者の立場は、principalに真摯に忠実であろうとし、かつ機能的です。視野が広く包括的な内容で、とても勉強になりました。英訳も予定されているとのことですが、欧米の専門家にも有益なレベルの本と思います。最後に、安倍政権に変わりご自身が日銀総裁を退任される前に、2パーセントのインフレターゲットの合意書を作成していくくだりは、涙腺が少しゆるんでしまいました。
- Reviewed in Japan on September 10, 202310年の大規模緩和で分かったことは、金融政策だけでは日本経済は元気にならないということかなと思います。そんななかで、日本の抱える根本原因の話は一読の価値があるように思います。
また、金融危機や政府・日銀の共同声明など歴史的出来事の背景にある世論や政治家の発言の引用などについての言及は読み応えがありました。 - Reviewed in Japan on October 31, 2024少し難しいが、バブル景気時代の話。
日本銀行が変わっていく過程がよくわかる。面白い。 - Reviewed in Japan on December 3, 2018現在の黒田 日銀については、数々の批判があり、当然著者の言及があるものとおもっつて購入したが、「本書は日本経済の時論の書ではないので、この期間の経済について述べることはしない」という。
いくら日本銀行の独立性を強調しても、総裁人事でいかようにも、任命者の意向で独立性は変えられると思います。
これ以外は、実に丁寧に中央銀行のことを述べられており、感服しました。
- Reviewed in Japan on July 4, 2020経済の歴史を語るのに下手な教科書は要らない。この本と簡単なマクロ経済学教科書があれば十分。白川さんは、時代の背景とはいえ知能の低いリフレ派に翻弄されたが、将来世代が必ず評価するだろう。良心を持った知能の高い人が書いた将来世代への申し送り事項として読んだ。
- Reviewed in Japan on May 26, 2019日本銀行生え抜きの総裁としての経験を基に書かれた著作であり、これを読むとセントラルバンカーの役割、責務、仕事の内容が非常によく理解できる。アベノミクスという殆ど効果のない施策を強いられている今の日本銀行を正常化するためにも、日本の政治家には、この本を読んでほしい。
- Reviewed in Japan on January 3, 2019時代の雰囲気を感じる。色々な感想があるけど、私には知的刺激のある面白い本だった。
いろいろな意味で問題意識が掻き立てられた - Reviewed in Japan on April 10, 2019ここ数年で最も面白いと思った本です。その辺の学者やエコノミストが書いた経済書とはレベルがまるで違います。元日銀総裁がどんなことを考えて金融政策を行ってきたのかわかりやすく書いてあります。難しい内容を数式を使わずに素人でもわかるように書いてあります。分厚い本ですが、一気に読んでしまいました。絶対おすすめです
- Reviewed in Japan on April 11, 2019セントラルバンカー白川方明氏の金融政策の集大成。読み応えがありKindle版でどこでも読んでいます。
- Reviewed in Japan on January 28, 2019白川総裁の手堅さ、語りすぎず的確に表現されていることがわかり、好ましかった。
- Reviewed in Japan on October 28, 2018第30代日銀総裁を務めた白川氏の回顧録。セントラルバンカーとしての職業人生を振り返りながら綴られた、浩瀚な中央銀行論となっている。
著者はシカゴ留学と京大で教鞭を執った数年間を除き、一貫して日銀内部でキャリアを重ねた中銀総裁である。プロパー職員として実務に通じ、総裁職まで務めた人物の回顧録という意味では、内外問わず類書は案外少ない。こうしたバックグラウンドの特徴から、ここもとの海外の中銀リーダーたちの著作と比べても、ひと味違ったフレーバーを纏った一冊となっている。
著者の後輩にあたる翁邦雄氏は著書で、各国の中央銀行の考え方はその国のトラウマ的な経験を反映していると指摘するが、著者にとってのそれはなんと言ってもバブルの経験であろう。
著者は90年代初頭の信用機構課長としての経験が、その後の思考に深く影響を与えたと語る。緩和的な金融政策が(それだけが要因ではないものの)過度な信用拡大を助長し、金融システムの不均衡をともなった持続不可能な経済環境をつくり出す。蓄積した不均衡の調整過程は痛みと低成長をともない、長きにわたる厚生損失をもたらす。したがって中央銀行の政策運営にあたっては、物価の安定だけでなく経済の持続可能性に充分に意を用いる必要がある。
こうした著者の考え方はいわゆるBISビューに近く、総裁就任後の政策運営の姿勢でも一貫している。中央銀行のバンキング業務を重視する姿勢とも併せて、本書を流れる通奏低音ともいえる。
翻ってみると、日銀法1条は日銀の目的として金融政策運営と同時に金融システムの安定を掲げ、2条では金融政策の目的を「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」と定めている。物価目標の達成を至上命題としてきた最近の日銀ではあるが、本来日銀では著者のような見方が主流なのかもしれない。
そんな著者のセントラルバンカーとしての矜持が最も強く現れるのは、第17章「政府・日本銀行の共同声明」で語られる総裁退任間際の政府とのやり取りであろう(P.547-)。独立性を持つ中央銀行としての責任と、民主的基礎を持たないテクノクラートという立場の狭間で、政府(あるいは社会)からの圧力に如何に向き合うか。中央銀行が抱える永遠の課題ともいえるのではないか。
本書は「キャリア形成期」「総裁時代」「中央銀行の使命」の三部構成で700頁を越す大著であるが、著者の問題意識の形成過程を踏まえて読み進めるという意味で、ぜひ時間をかけて前から順に読んでいくことをお薦めしたい。深井英五『回顧七十年』にも比肩する、長く読み継がれていくべき良書である。
補遺 : 著者にはいつの日か前著『現代の金融政策』の改訂・増補に取り組まれることを願ってやまない。中央銀行論としてはとかく狭義の金融政策にばかりスポットが当たりがちだが、LLRにスポットを当てた木下氏の近著など、バンキング業務に関する社会の注目も高まりつつあるのではないかと感ずる。市井の一金融機関に身を置く者として、中央銀行業務を幅広く解説した同書が、いつの日か改訂されるときを心待ちにしている。 - Reviewed in Japan on June 17, 2020始終過去の日銀の金融政策に対する言い訳を聞かされうざかったです
- Reviewed in Japan on November 12, 2018日本銀行総裁としての評価が著しく低い。
国内外でのそれらの評価は順当なものと思える。
国民を長く苦しめたことをこの人はどう思っているのだろう。
日銀の組織防衛を何よりも優先してきた白川氏が、この後に及んで出版した言い訳がましい本。
気の進まぬままにパラパラとつまんで読んでみた。
あくまでも私個人の感想は、もうこの人を重要なポストに就けてはいけないということだ。 - Reviewed in Japan on March 16, 2021中央銀行総裁の評価というのはかなり長いスパンが必要で、今の時点で誰かが評価を下せることとは思えない。
思うに日銀を含む中央銀行の総裁は何もなくて当たり前で、時には政府の政策ミスまで責任転嫁される。
平成バブル処理以降、リーマンショック、東日本大震災と歴史に残る激動の時期を、政権との押し引きをしながらも乗り切った白川さん、評価されて良いと僕は思う。
技術面では伝統的金融政策から、非伝統的金融政策への過渡期、新しい金融政策モデルに対応したのは金融史に残ることではないだろうか。
意外だったのは、貧困差拡大の防止について、僕が想像していた以上に意識し、GDPの対前年比伸び率という指標には白川さん、限界を感じているらしいこと。
そして世の中はそろそろ、経済成長だけでなく国民の幸福も反映させた「社会的厚生」指標を重視すべきではないか……日銀総裁が……と思うとびっくりだ。
各国の中央銀行のトップはおそらく、みんな孤独。
それがあの東日本大震災の時、ニューヨーク、フランクフルト、ロンドン……各地の中央銀行が連携し、円高阻止のために協調介入した。
白川さんがそこまでの意図を持って書いたかどうかわからないが、この時の各中央銀行のトップの表情をイメージすると、ちょっと目頭が熱くなった。
日銀入行後三年目に白川さんが留学したシカゴ大学にはフリードマンをはじめとしたノーベル賞受賞者が何人もいた。
白川さんの考えはシカゴ学派がベースと思われ、本書でも随所にゲーム理論などが展開されており、僕のような素人向けの経済書としても面白いのではないだろうか。
- Reviewed in Japan on June 30, 2024経済学部に入りたかったな。。
2年ほど前に読み、筆者が、政策が誤っているときはどうすれば良かっただろうと提起しているのが印象的だった。
2024年になり、過剰債務による破綻が間近に見える中、岸田政権はばらまきを続けている。債務は発散するほかないのだろう。結局、やはり社会の構造変革・技術革新が大事であって、日銀ができる・すべきことはそんなに無かったのだろう。
円高放置を批判する人がいるが、今のドル高・スイスフラン高で両国の経済が絶好調なのを見て何を思うのだろうか。 - Reviewed in Japan on October 27, 2019日銀に入行し総裁まで勤めた著者が自らの経験に沿って、日銀の任務とそれを遂行する方法、その理論的背景を説明する。750頁以上の大著ながら論述は平易で、興味を持って読み進められ、理解しやすい。強調すべき本書の特色である。
優れた書であると前提したうえで個人的に気になったところをあげたい。
著者は政府からの、金融政策に対する発言に非常に不快感、苛立ちを抱いている。日銀の専管事項である金融政策に、上は総理から下っ端役人に至るまで政府からの発言があれば、それは政府の見解となる。
大物学者でもあるいは民間のエコノミスト、評論家だろうと、どんな間違った発言や反日銀の批判があっても所詮外部の雑音である。それに対して政府からの発言は、協力して経済政策にあたるべき部門の言であるから、嫌がるのである。政策決定会合での政府の発言権や、経済財政諮問会議への出席義務に対しても嫌悪を露わにしている。
日銀総裁としての著者の不快感はよくわかる。しかし正当化できるのだろうか。
なお政治家は素人だし好き勝手なことを言うのが仕事だから、また政府はもちろん、日銀のような政府関係機関なら、国民の直接の代表者である政治家は批判できないのである。
日銀の独立性について章を設けて議論している第22章では役人的優等生的に説明している。他の所で日銀の独立性への政府からの侵犯をさんざん愚痴っているからである。
ただ総裁の任命権について、法的形式的な話でなく、具体的に候補の名を挙げるのは誰か。国会で承認するかしないかはその候補がいるからで、候補自体を挙げる主体はどれか。それは政府(内閣)である、という回答であろう。それなら日銀の政府からの独立性はどうやって確保できるのか。トップの指名権が政府に握られているなら、政府の支配下にあるのではないか。そんなことを議論してもしょうもないので本書では触れていない。
会社の社長の一番重要な仕事は次期社長の決定である、と以前読んだ。日銀総裁には次期総裁の決定はもちろん、指名する権限さえない。
最後に細かいところながら、著者は日銀職員の任務に対する献身、奮闘ぶりに感傷的ともいえる感謝の気持ちを表明している。組織の長として当然であろう。しかしながら客からの怒号に耐えたり、休日出勤して業務を遂行することは民間の会社でも中小を含めみんなやっている。政府の職員でもそうである。日本最高のエリートである日銀職員だけでない。
日本経済が回っていき、日本が住みよい社会と言えるなら、それはこういう国民全体の貢献によっているのである。
なお序章11ページに「総裁時代の記録執筆の勧めに心を動かされる面がまったくなかったわけではないが、当初はそのつもりはなかった。逡巡の理由はいくつかあったが、最も気になったのは、自己弁護とか他人への批判と誤解されることであった。」とある。これは本書と同時期に出版された(だから著者は読んでいるはずもない)岩田規久男『日銀日記』への批判に見えて思わず笑ってしまった。
ともかく中央銀行や金融政策に関心のある者にとって必読の書であると再度強調したい。 - Reviewed in Japan on November 24, 2018白川総裁については評価が真っ二つに分かれるようです。
国債や株式ETFの買い上げによる現状の資産インフレにより恩恵を受けた層には何もしなかったという評価であり、
現状は一時的な麻酔効果でありそれを手放せなくなった病人のような(USはもうリーマン後の停滞を抜けて金利を上げています)日本になってしまった、これから大変なことが起こる、という人には評価されているようです。
FRBのグリーンスパンが在職中神様のように言われながら、金融危機を作ったと後で糾弾されたように、金融政策は眼の前の利益と長期の利益をトレードオフすることがあるので、現在の黒田総裁しかり中央銀行総裁は長い歴史の中でしか評価されないのでしょう。
日本の現行の問題は、景気の単純なサイクルではなく構造問題であるから中央銀行の力では根本的解決は無理であるということを言うのはある意味で無責任と受け取られるため勇気がいることだと思いますが、あえて言い訳とも取られかねないことを承知で、踏み込んで本質を指摘している姿勢には好感が持てますし、神風でも吹かない限りどこかで行き詰まるだろう現行の緩和策の結果が出た頃に、評価を受ける名著になるのではないでしょうか。 - Reviewed in Japan on November 6, 2018経済については門外漢の私ですが、興味があり購入。読了して、それだけの価値があると思いました。
第一に、なかなか普段まとめて知ることのできない日銀の政策やその活動の有様を、特に自民党→民主党→自民党と政権が変わる中で述べているという貴重な資料だという点です。
第二に、日銀の政策については、マスコミや政治家は批判はするが日銀側からの反論の報道はないも同然。白川元総裁もその意味では叩かれっぱなしです。そこで、日銀から、どのような意図であのような政策を行い、批判に対してはどのような意見を持っているのかを知りたかったというのが購入の動機でした。その点については満足できます。発言や弁明自体が新たな経済波及効果を起こしかねないため、抑えざるを得ない。ところが、発言に責任を持たなくていいマスコミや(本来発言に責任を伴うはずの)政治家も無責任な追及をしてくる。それを正面から反論できない鬱憤らしきものもこの際吐き出した、というところが所々見られて興味深かったです。
大部で、その上淡々と抑えた記述が続き、その意味では岩田氏の「日銀日記」のような言いたい放題の対極。でも行政マンはそんなもので、学者である久保田氏とそこが異なる。十分読み応えのある本でした。 - Reviewed in Japan on November 16, 2018デフレもリーマンショックもほったらかし超円高を招いた贖罪の一冊と思ったが、そのような記載は皆無。金融政策は雇用のためにあるという基本のキの字もない。
一体その間に、何人の日本人の命が(自殺という形で)奪われたのか・・ - Reviewed in Japan on December 23, 2018800ページにも及ぶ大著だが、決して読みにくい本ではない。金融理論などの記述は少なく、白川前総裁の経験や感じたことが中心のため、バブル期以降の日本経済についてある程度の知識がある人なら意外にすらすらと読める。近年起きたさまざまな経済事象の裏側で日銀がどのように考え行動していたのかを知ることができて、知的刺激を受ける一冊と言える。必ずしも最初から順に読む必要はなく、関心のあるものを順に読んでもよい。筆者が強調したいことは何回も出てくるので、きちんと読めば意図を理解するのはそれほど難しくはないだろう。
本書の最大のテーマは、中央銀行の使命とは何か、ということだ。白川氏が重点を置いているのが「金融システムの安定」である。すなわち「最後の貸し手(lender of last resort)」として、金融システムが不安定化した時に十分な流動性(お金)を市場・金融機関に供給し、システムの崩壊を防ぎ、安定を維持することである。平時には、経済の過度な変動を抑え、バブルの生成とその崩壊といった経済・金融のショックを未然に防ぐことも重要な仕事であると説く。つまり、平時には決済などを安定的に機能させるとともに、過度な変動が起きないよう行きすぎた投融資は抑え、そしていざという時には安全網として出動する。まさに縁の下の力持ち的な存在。それが白川氏が考える「中央銀行」といっていいだろう。
もちろんこうした主張に不満を持つ人も多くいると思う。中銀の出番は過度の変動の時だけで、平時は何もしなくていい、と言っているように聞こえるからだ。「白川が何もしなかったから円高、デフレになって失業も増えた。責任取れ!」という議論だ。だが、中銀とて万能ではない。金利がゼロに近づいた時に、中銀が景気刺激のためにできることはほとんどないし、あっても効果が極めてわずかの割には弊害が伴う。もちろんリーマンショックのような金融危機的状況の際は、量的緩和は流動性供給の観点から効果はあるが(実際、それは日米欧中銀がみんなやった)、平常時の景気刺激効果はほとんどない。それは5年超続いた黒田緩和によって明らかではないだろうか(こう書くと、「黒田緩和で景気はよくなった」と主張する人がいると思うが、過去5年をみても日本の景気は海外景気のサイクルと合わせて上下しており、緩和の程度とは関係ない)。
結局の所、日銀に不満を感じている人は、中銀の能力を過度に期待しているように思える。金利がほぼゼロの状況では、量的緩和やわずか0コンマ数%程度の金利の上げ下げにマクロ刺激効果はほとんどないし、世界経済が下り坂でリスクオフで円高ドル安が起きている時に、日銀の対抗手段はほとんど無い。本気で政策出動で需要不足を補おうとすれば巨額の財政出動をするしかないが、それとて後世にツケを回す政策であり、打ち切る時には反動を引き起こす弊害も考えると、依存するのは非常に危険である。多くの人にとって残念な結論だが、中央銀行ができることはやはり限界がある。そして白川総裁は、そこまでひどい総裁ではなかった(むしろ真面目すぎて損をした総裁であった)、ということである。
ちなみに、レビューを見ていると、評価は2分している印象を受ける。もっとも、その評価は本そのものというより、白川方明・前総裁に対する評価に起因しているものが大きいのではないか。白川氏を「日本をデフレに陥らせた無能な総裁」と思って疑わない人にとっては、白川氏が何を言ったところで「自己弁護と言い訳だけの本」と思うのかもしれない。ただ、そうした人がこの本を最後まで読む忍耐心があるとは考えにくいので、このレビューで評価を★1などにしている人の評価は、あまり参考にしない方がいいのではないか。私自身も決して在任中の白川氏を評価していたわけではないが、素直に本を読めば、立場の違いを超えて得ることが大きい本であると思う。 - Reviewed in Japan on December 7, 2018・100年に一度と呼ばれる世界金融危機に直面した日銀総裁
・リーマンショックにおける各国の対応はどうだったか?
ドル円急落、短期金融市場では相互不信から通貨交換がほぼ停止。
金融機関は短期金融市場から資金調達が困難な状態になった。
異常な状況を打開すべく各国は一斉にバランスシートを膨張させて大胆な金融緩和を実施
イギリス4倍、米国3倍、欧州2.3倍を実施
これにより、各国はリーマンショック後のV字回復を実現
・日本はどんな対応だったか?
日本では、白川総裁による金融緩和は、1.4倍と米国の半分
通貨流通量は、世界TOP3に入る日本円が米国の半分しか金融緩和しなかったため
異常な金融危機が緩和されず、日本経済に深刻なダメージを残した。
どんなにアホな人間でも、海外の動向をチェックすれば
「とてつもなく大胆な金融緩和を即時実施」は誰でもわかったはず。
それがわからず日本経済を失墜させたことの言い訳を書籍化
700ページくらいある。。。 - Reviewed in Japan on February 4, 2022円安がいいと思っていた人はこれから真の恐怖を知ることになるだろう。
白川総裁の真意を理解するのはこれから。 - Reviewed in Japan on August 14, 2022勉強になった
- Reviewed in Japan on March 2, 2019名著である。著者の白川前総裁が、中央銀行職員・役員そして総裁として活躍していかれた中で、それぞれの時代時代に有していた考え、感覚、感情を多くの方との間で共有していただくためにも、とにかく幅広い層の読者にお読みいただくことをお勧めしたい。わが国のマクロ経済学者やエコノミスト、経済界の有識者に限らず、自分は経済政策や金融のことは専門外と考えている方々にもご一読をお願いしたい。できれば、英訳版も刊行していただき、海外、特にアメリカのマクロ経済学者やエコノミストにも、白川氏の思想や主張から学んでほしいことがたくさんある。
同著の優れている点は多岐にわたるが、その中でも4点だけに絞って紹介したい。
第1に、平易な文章がとても読みやすく、既に多くの読者が指摘するように「意外なくらいにスラスラ読める」実感がある。その時代時代の白川氏の思いや感情を、実に率直かつ冷静に書いておられるせいであろうか、各パラグラフやセンテンスを極力簡潔に短くまとめておられるせいであろうか、700ページを超える大著であっても、吸い込まれるように次から次へとページをめくることになり、アッという間に読了してしまう。
第2に、白川前総裁の謙虚さに驚き感動する。それぞれの時点で有している限られた情報やそれまでの経験に基づく見通しでは「その後に起きた何々は予想できなかった」とか、振り返ってみて明らかになるのだが「当時は間違った問題の捉え方をしていた」といった反省の弁や教訓を正直に隠すことなく述べておられる箇所が随所にある。経済を分析し情勢を判断し政策を決定・運営していく責任者は、このように謙虚にあらねばならないというお手本を見せられている気分になる。
第3に、グローバル経済の一体化論を説いておられる中で、アメリカの政策当局が「海外経済の外生的な影響」を言い訳にすることへの強い違和感を述べておられる箇所は、眼から鱗が落ち、また、溜飲を下げたような気持になる。先進国や大規模新興国の政策担当者は、自国の政策運営の影響が海外経済に及び、それがブーメランのように自国に反響し返されることを強く意識しなくてはいけない、という著者の主張は、至極当然の主張ではあろうが、これを実践できている国は少ない。
第4に、中央銀行という、民主主義的な選挙の洗礼を受けていない組織・制度は、国民の共感や納得を得ながら政策を運営する必要性やその難しさ、弊害を唱える著者の議論は、まさにそのとおりであり、強く共感する。政策判断は、どうしてもその時代時代の「空気」の中で、それが何らかの制約条件となって下さなくてはならない。ところが、現代から当時を振り返って、経済統計や政策判断の記録を読み直しても、その時々の空気、国民世論、政治・社会・文化情勢を正確に伝え再現できる資料や歴史的な文書は少ない。白川前総裁の著書は、日本経済の現代史研究に必要なこうした材料を補完する貴重・稀少なものである。
そのうえで、著者に質問をしてみたいことが3点ある。著書の欠点ではない。むしろ多くの方に「中央銀行」を読んでいただき、議論に参加していただきたいと思っている。
第1に、白川氏は、日本のバブル期や、米英欧経済の「大いなる安定」と呼ばれた時代の経験を根拠に、「中央銀行が金融政策の目的である物価安定を達成することに短期的にこだわる過ぎると、金融不均衡など長期的なマクロ経済安定を損なう危険がある」と論じておられる。評者も、いわゆるBIS Viewのシンパであり、中央銀行が金融不均衡に目配りする必要性を強く支持する立場を取るのだが、そうした立場の人間からみても、白川氏の日本のバブル期や「大いなる安定」の時代を根拠に、こうした議論を展開するのは、飛躍があるように思われる。日本のバブル期や「大いなる安定」の時代は、中央銀行や政府が物価などの経済指標の表面的な安定に安住してしまったことが、同時期に金融不均衡が拡大したことを容認した背景にある。物価安定やマクロ経済の安定の達成に「こだわった」のではなく、既にこれらの安定が実現できているように見えたので、それに「安住」してしまって、より重大・深刻な危険が密かに迫っていることに気づかなかった、というのが正しい理解ではないだろうか。評者の読み間違えであれば、著者や他の読者に詫びねばならない。
ここの部分は、単なる論理や理屈だけの問題ではない。評者のように著者の論理の飛躍を指摘する立場の人間からすると、仮に現在の状況のように、表面的にも物価安定目標を達成できていない場合に、中銀がその目標の達成は後回しにしてでも、金融不均衡の是正や、中長期的な金融システムの安定を重視する政策には、なかなか賛成できない、という実践的な課題なのである。
第2に、白川氏は、中央銀行の(金融)政策や業務が経済の構造問題の是正、克服に対して貢献できると考えている部分と、できないと考えている部分とがある。80年代後半の貿易不均衡問題について白川氏は、人口動態や経済構造によって規定される貯蓄投資バランスを金融政策によっては回復できない、と主張する。それでいながら、少子高齢化等を背景とする潜在成長率の低下を脱するための成長戦略について白川氏は、日銀が成長支援貸出制度などを設け運営することで何がしかの貢献はできると考えている。この両者を合わせ読むと、矛盾にも思われる。これは、25年間で白川氏の考えが発展・変化したものなのか、それとも、金融政策は国際収支の均衡回復の効果は期待できないが、国内の潜在成長率の引上げには貢献できると、かなりミリヤ理にでも整合的に解釈すべきなのか、どちらであろうか。
第3に、著者の白川氏自身が、金融政策の手段、政策効果波及経路をどう考えているのか、体系的に説明する章が、本書の中に欲しかった。量的金融緩和の通貨「量」自体の意味やそれを増やす効果を否定し、いわゆるリフレ派や期待派のエコノミストやそれに踊らされる政治家や世論に強い「違和感」を表明する箇所は、本書で繰り返し登場する。不毛な「デフレ論争」に巻き込まれたフラストレーションも、大いに共感できるところである。しかしながら、「量には意味がない」とか「こうした主張には違和感や寂しさを感じた」という「否定形」の主張だけではなく、例えば「資産買入れ基金によって買い入れた資産の利回りを低下させることで、企業や家計の投資行動がこれだけ活発化するほか、円高を防止できるので、総需要の増加や物価の押し上げに効く」といったポジティブな説明を丁寧に書き込んで欲しかったところである。
中央銀行の金融政策手段は、通貨の量なのか、金利なのか、という不毛な論争は、遠い将来、世の人々が、経済危機のことを、忘れたころに、必ず繰り返されるであろう。その際に、中央銀行や政策当局が、改めて通貨量を拡大する実験の失敗を繰り返してからでないと、やっぱり「量では駄目だった」ということに気づかない、ということにならなくて済むように、白川前総裁の手によって定式化された政策理論の成果への正しい理解が、内外の多くの人々の間で共有されることを強く願うものである。
- Reviewed in Japan on January 15, 2024日本の停滞をつくった人間の言い訳本。
この国は誹謗中傷の取り方も気分次第なので、ここでは特に何も言いません。本当に酷い本なのでできれば買わずに読みましょう。
私は友人に借りて読みました。ちなみに友人はとにかく著者のことが嫌いで、批判教材として購入し、うまくマネタイズしております。
私は絶対に白川のことを許しません。 - Reviewed in Japan on May 7, 2019白川前総裁の苦闘の軌跡に感謝する。
現在の異次元緩和のもたらずであろう長期的な日本経済の低迷(恐らく今後30年、つまり「令和」は、この異次元緩和の後始末で消費されるのではないかと危惧する)の行く末を見て、初めて、白川氏の業績を測る礎が据えられることになるだろう。
しかし、その前に、我々が理解しておかねばならないことがある。それは、「白川は何もしなかった。何も良いことが起こらなかったからだ」という短絡的な見方についてである。「何も悪いことが起こっていない」ということに、我々はもう少し注意を向けねばならないのではないだろうか。
財政規律を無視し、赤字国債を増発し、金融の不必要な緩和をするという手法は、社会の上下格差を生むのである。インフレ政策は、常に、社会の上下格差を生み、それも始末に悪いのは、中流以下の人びとの生活を損なうという形での格差を生むのである。黒田総裁になってからの日本の社会には明らかにこの弊害が見て取れる。第二次安倍政権でやるべきことは、少子高齢化に対応する社会保障改革と、加工貿易を主流とする産業構造を転換することであった。この2つの改革は表裏一体のものであるから、これを同時並行でやらねばならない。
現在、日本経済が直面している問題は、米ソの冷戦構造期に形成された社会システムが、その後のソ連の崩壊の下で従来の有効性を失っているにも関わらず、地政学的な状況変化に対応した変化をデザインし損ねたことから生じている。この問題に対しては、中央銀行が行えることは多くない。全く見当違いの、まさに中央銀行の使命である「通貨価値の安定」以外の理由によって、白川氏が批判されるのは、お門違いも甚だしく、多くの素人経済学者の批判は見るに堪えない。
残念ながら、多くの私立大学の経済学部の教授というような人々は、極めて単純化された経済モデルしか知らない様子で、白川氏のようなレベルには到底達していない。白川=翁理論が正しいことは、これからの歴史が証明するのであろう。それは大変に不幸な証明になることになる。全く残念なことである。 - Reviewed in Japan on September 6, 2023バブルを崩壊させて失われた20年を引き起こした日銀の金融政策は仕方ないと言い訳し
リーマンショックを1年で乗り切ったFRBの金融政策に対しては疑問を持っている。
他人の意見を聞く姿勢に乏しく
筆者のいう「中央銀行の独立性」とは「中央銀行の独善性」のことだ。 - Reviewed in Japan on November 30, 2018日銀や財務省の役割って失業率を改善させる国民所得を増やす名目でも実質でもGDPが順調に成長できるように後押しするのが日銀の役割じゃないでしょうか?物価の安定だけが目的化してるのはおかしいし、しかも1990年比で考えれば日本はずっとデフレで下がり続けてる安定というよりは右肩下がりをずっと続けてる事を止めるべきじゃないか?
勿論経済の全てを日銀のせいにするのはおかしいし日銀が万能的な役割があるとは思ってません政府や財務省の責任もあります。しかし日銀も財務省も国民経済を豊かにするより省益や保身で動いてるとしか思えないんです。 - Reviewed in Japan on January 11, 2019不景気には金融緩和で景気刺激、景気の過熱を抑制するには金融引締め。三流私大の学部の1年生でも習う経済学の基本となる金融政策。失われた20年、優れたエリートたちの集まりであるはず日銀は、経済学の基本と真逆の政策を取り続けた。デフレ不況で沢山の人が自殺した。自殺はしないまでも、多くの人が、まともな人生を歩めなくなった。取り返しはつかない。そして、今も、わずか2%のインフレ目標すら達成していないのに、インフレを制御できなくなると騒ぎ立て、出口戦略を叫び、愚かな行為を継続したがる人がいる。
どうして、当たり前のことが、当たり前に行われないのか?勉強が得意な優秀なエリートは、なぜ勉強したことを実行しないのか?凡人には理解できない日銀のロジックは、経済戦犯の白川氏の言い訳集である本書を読むと良く分かる。要するに、「通常であれば、そのような単純な金融政策が有効だが、賢い僕が分析した結果、日本ではそうではないと思ったんだもん」というものである。その結果、先進国の多くが経済成長を続ける中、日本だけが取り残された。賢いつもりのバカが、シンプルな定石を捨てて、奇想天外な独自の一手を繰り出し続けて敗北を続けたのである。「趣味が金融政策」と言われて鳴り物入りで就任した白川氏の日銀総裁としての仕事ぶりは、本当に趣味レベルであったと言えるだろう。この悲劇を二度と繰り返さないよう、この戦犯の言い訳を良く分析し、二度と騙されないように熟読する必要がある。 - Reviewed in Japan on January 29, 2019グローバル化・高度情報化が飛躍的に進展した結果肥大化したマネーが暴走、実体経済を振り回す未知の世界での金融政策が直面する悩みを、自身の実体験とその理論的分析に基づき、諸外国中央銀行当局者や学者のコメントも交えて多角的に描き出す極めて良心的な名著。今後とも金融政策を学ぶ者にとっての生きた教科書として内外に長く語り継がれていく不滅の金字塔となるであろう。金融政策に関して基礎的な知見、理解すら欠如した、外国エコノミストなどの学説の皮相的な受け売りに基づく無責任な言動が幅を利かせる中で、敢えて不人気な正論を冷徹に展開した勇気も高く評価されよう。
こう総括評価した上で内容に立ち入って考察する。一部の批判的レビュアーは(感情的コメントは論外として)、「ではどうすれば良かったのか」という大方の疑問に対して本書は詰まるところ、「この20年の日本経済の現実は、人口減少とそれを埋め合わせるだけの生産性向上が無かったことによるので、金融政策のせいではない」としか言っていないではないかとの不満を持っているのであろう。しかし本書が一つ一つ丁寧に反論している通り、「今日の日本経済の最大の課題はデフレ脱却であり、デフレは貨幣的現象であるから、量的拡大で対応すべきだ」というドグマは誤りであり、良心的に書くなら本書のような記述にならざるを得まい。
それでは何が悪かったのか。先ず最大の失敗は、グローバル化、高度情報化が飛躍的に進展した80年代後半以降にこれを認識せず、その波に乗り遅れるだけでなく、真逆に高度成長神話に捉われて相も変わらず量的拡大によるシェア維持に走ってバブルを引き起こした民間企業(特に金融界)とこれを放置乃至助長したマクロ(特に金融)政策にある。その結果最も大事な時期にバブル崩壊を招き、長期にわたる経済基盤の損壊を余儀なくされることなって世界から大幅に立ち遅れた。
次なる失敗はバブル崩壊後の政策対応である。とはいってもかつて米国当局や学者が言い、日本でも一部の論者が指摘しているような金融緩和の遅れではなく、根源である金融システム再生に手を付けず、旧態依然たる財政金融両面でのマクロ需要拡大政策に頼り続けたことである。その結果財政は今日の惨状を招き、政策金利は既に95年の時点で0.5%と殆ど有意な引き下げ余地のないところまで低下してしまった。当時舘龍一郎東大名誉教授は「金利を下げるときはどうやって上げられるかを考えてやらなければ駄目ですよ」と述べておられたが、まさにその警告が当たってまともな金融政策が効かない領域に早々と突入してしまった。
この二つの決定的大失敗がその後も取り戻せないでいる中での著者在任中の中央銀行としての対応は(政治や世論、マーケットに引きずられた結果必ずしも本意ではなかったと思われるが)、本書を読んでも涙ぐましいばかりであるが、著者自身触れている通り、出口の問題を含め大きな副作用、将来への禍根が心配される。
最後に退任後のアベノミクスについては意識して論評を控えているが、行間を読むと(評者の主観であるが)、金融政策のグルーバル化のもとで、各国間(特に日米間)での緩和姿勢競争、美人コンテストとでもいうべきものの結果として行き過ぎた円高の急速な巻き戻しという効果があったことは確かだが、実は円高の反転は既に12年11月頃から始まっていたので必ずしもアベノミクスのお蔭ではない、むしろ今後の副作用のマグマが心配と示唆している様にも受け取られる。 - Reviewed in Japan on January 15, 2019表題が取っ付きにくく、しかも700ページを超える大部の本だが、読みだすと止まらなくなるほど、臨場感のある、知的興奮を誘う内容で、たちまち引き込まれて一気に読ませてもらった。2013年3月総裁を辞任した翌日、小石川植物園を散歩した際、売店の方から「5年間本当にご苦労様でした。今日は、コーヒー代は結構です」と労われたと序章に紹介されているが、読後、売店の方と同じように「本当にお疲れさまでした。よくぞ日銀を、日本経済を守ってくれました」との感想を評者も持った。
・難しいテーマを、分かりやすく丁寧に解説しており、大変読みやすい。
・バブル期以降の日本経済、金融政策を理解する上で、本書は必須の本になるのではないだろうか。経済学徒には是非読んで欲しい。望むらくは、何らかの形で、文系教養課程の必読書にして欲しいと思うほどだ。
・忙しい経営者やビジネスマンは、普段は大部の本書を読むことは難しいであろうが、休暇の際には是非、読むことをお勧めする。きっと、知的興奮のある良い休暇だった、充実した休暇だった思えるのではないか。
・著者のような知性と人格を備えた日銀総裁を持った日本は、幸運であった。評者は日銀総裁であった著者、白川方明氏にNoblesse Oblige(高貴なものには責任がある)を感じる。
・日銀の機能をさらによく理解するためには、翁邦雄の「日本銀行」を併せ読むことをお勧めしたい。 - Reviewed in Japan on December 15, 2018分厚いですが金融素人でもすらすら読める平易に書かれてるのであの当時なぜああいう政策を白川氏がとったのかよく理解できます。
白川氏の政策や現行の黒田総裁の政策云々は価値判断が伴うのでここではなにも言えませんが、金融政策で出来るのはせいぜい時間を稼ぐこと(借金させてその金で未来の需要を今もってくる)だけ。結局ツケは将来払うことになる。
金融政策は万能の打ち出の小槌ではないということでしょうか。
ある種諦観みたいなところが感じてとれます。景気のサイクルを出来るだけ平準化させると言う点に白川氏は重点を置いたことがわかります。ただあの状況で不景気が冷え込んだ場合は大量の失業者が発生する可能性もあり、現状の黒田総裁の政策がすべて否定されるべきものでは無いと思いますが、いずれ金融緩和も終焉・限界が来ます。そのときに生じる、株安、円高、金利高(債券安)はまだ始まってませんが、これらが生じた時にどっちが良かったのかわかる気がします。どっちが良かったのかはその人の属する社会階級や価値観によって変わってくるでしょうね。 - Reviewed in Japan on January 13, 2019白川前日銀総裁がセントラルバンカーとして携わってきた経験を書かれており、非常に有意義な著書である。
バブル崩壊前後の出来事、日銀総裁に就任してからの苦悩などが丁寧に書かれている。特に、リフレ派、期待派からの猛烈な圧力に対し、独立した中央銀行の役割や経済理論、過去の経験等を常に念頭に置き対応している点が印象に残った。
貨幣数量説に基づき、異次元緩和を行えば物価が上昇し、デフレから脱却できるという単純なリフレ派の圧力、さらにリフレ派の単純思考に染まった政治家やネット上の喧噪に対し、疑念をいだきつつ金融緩和を行わざるを得なかった筆者の苦悩は察するに余り有るものである。著者が教訓として記述しているように、長期の成長軌道を決定するものは「物価や貨幣といった名目変数ではなく、生産性やイノベーション、労働人口といった実物変数であるという認識」や「急速な高齢化や少子化のインパクトは大きいという認識」を持って経済・財政・金融政策を立案・実行することが今の日本に求められているのではないか。
黒田氏が日銀総裁に就任し、異次元緩和を6年もの長きにわたり行ってきたが、物価上昇率は2%に達することもなく、リフレ派の主張が間違っていたことが明らかになっている現状で、白川前日銀総裁の経験や彼が得た教訓などを知ることは非常に意義の有ることだと思われる。なお、本書のレビューは大きく評価が分かれているが、それがリフレ派信奉者とそれ以外の人達の分断を示しているように感じられる。 - Reviewed in Japan on December 24, 2018本来の日銀のあるべき姿を明確に示し、中央銀行の目的は物価と金融システムの安定であることを著者の39年の経験を踏まえグローバルな視点で叙述している。
現下のの金融政策は、インフレ率2%を公示し政権の売りとしている。2012年11月に安倍首相は「輪転機をぐるぐる回して、無制限にお札を刷る」と講演しているが、禁じ手を封ずるためにも多くの人たちに一読をお薦めしたい。
- Reviewed in Japan on January 24, 2019末尾のほうで筆者は恵まれた職業人生を歩むことができて幸せだったといったニュアンスのことを書いていますが、全編通して読むとただひたすら苦しんで苦しんで苦しみ抜いた職業人生であったのではないかという印象を受けました。
金融政策や財政政策によってできることは何か、ただ時間を稼ぐことだけではないのかという諦念のなかで、2%の物価上昇実現、雇用の最大化、円高対策、景気の回復等々といった神様にだってできそうもないあれやこれやを要求され続ける圧力の中で何かができる振りだけを続けざるをえなかったのかという感想です。
日銀総裁としての総合的な評価は歴史によってしかなされえないものとは思います(しかも時期によって変化するでしょう)。しかし、もっとも危機が迫った瞬間においても金融・決済システムを守りとおしたという事実により現在においても評価はなされる人物であると考えます。
ページ数多いですが全体を通して同じテーマ(中央銀行はどうあるべきか、なにをなすべきか)が通底を流れています。一貫した視点からここ30年間位の経済現象についての緊密な記述がなされますので、飽きずにゆっくり読み進めることができます。世界の歴史や経済に興味のある人にとっては得るものの多い本であると考えます。 - Reviewed in Japan on January 4, 2019著者は間違いなくこのアマゾンのレビュー欄に横溢する読むに値しない讒言が浴びせられる事を十二分に予想していたに違いない。それでも敢えてこの著作を世に問う事が自分に課せられた使命だと思い定めて刊行に踏み切ったのだろう。勇気ある行動であり尊敬に値する。私が驚いたのは日銀に対し理不尽な感情的攻撃を絶やさないあの「山本幸三」議員についてすら是々非々で記述されて居た事だ。バーナンキ氏についても著者は色々と言いたい事はあるに違いないが個人的な友情を率直に披瀝して居た事も印象的だった。是々非々、客観性追求スタンスは恩師小宮教授にも通じるのかも知れない。著者のような人物を中央銀行のトップに据えた日本も案外捨てたものではないと感じさせられた。ところで、この書物は日本人もさることながら世界中の心ある人々に是非読んで欲しいと思う。この著作が英訳され海外の読者を得たならば日本の知的レベルに対する見直しが期待できると思っている。英訳版刊行には非常に期待して居る。気合と根性で期待に働き掛ければなんとかなると言う反知性の大本営発表精神だけが日本の姿ではない事をアピールしたいものだ。
- Reviewed in Japan on November 26, 2018700P以上にも及ぶ内容を充分理解できたとも思えないが、一素人の感想として、日銀総裁にはやはり日本の経済を引っ張って行く力強い指導性が望まれると思う。それは経済の実践的専門家としての見識と独立主体としての責任ある発言が望まれる。そうした意味で、経済の現実の問題について、政治家の見識の無さや大衆の意識の問題に転嫁することは許されないと思う。多少、色眼鏡的に読んでしまった反省もあるが、内容について多分に著者の自己弁護に終始している印象を拭えなかった。素人の見解として非難を浴びる事を覚悟で敢えて書きます。
- Reviewed in Japan on December 22, 2018政府の子会社であるはずの日銀が政府が決めた物価目標には従わないと言い切った時点でこの人は確信犯だと思った。
昔は学会でまともな(普通の)経済学を講義していたのに、その全てを忘れて逆方向のことができるのでしょうか?
意図的にストックとフローの区別や名目と実質の区別の言及しないことから、明らかに日本経済を破滅させるように行動してきたと考える。
リーマンショックでは震源地ではない日本が1番の被害を受けた、多くの会社が倒産し、異常な円高とデフレで10万以上の人が自殺してしまった。私の知人にも自殺者や破産者が多くいる。
日本国民が絶対許してはならない、あらゆる罪状で裁かれるべき大犯罪者です。 - Reviewed in Japan on August 5, 2019白川氏がその時々で政策を決めていく中で何を考え何に悩んだかが詳しく書かれており、中央銀行総裁の視点を通して金融政策や日本経済の問題点が学べる良書。白川氏が総裁であった当時は金融政策に多くの批判が寄せられたが、後任の黒田総裁がこれだけ長期間金融緩和をおこなっても物価上昇率が目標に達していない点を考えると、白川氏の考え方は概ね間違っていなかったと考えられる。
- Reviewed in Japan on December 20, 2018読む前に名前聞いただけで嫌悪感です。
セントラルバンカーとして我々の為になる事を全然してくれなかった。
どうか買うのをご検討してる方ご再考ください。
買って後悔するはずです。研究目的以外は。 - Reviewed in Japan on January 28, 2019日銀総裁まで上り詰めた人生に興味があります。
しかし、高橋洋一教授が提示されている対談条件
(何時でも、いつでも、複数でも)
に応じられない理由が理解できません。
このような状況では、ご自身に何かやましいことがあるのか?
と考えてしまうことに繋がるのかともかんぐられてしまいます。
がんばって下さい。 - Reviewed in Japan on December 22, 2018社会を知らない学者の言い訳の書。国民が必要なのは謝罪と贖罪で、長々とした分かりにくい言い訳ではない。
- Reviewed in Japan on April 12, 2019この本に対して好評価してる方は、『円の支配者』 リチャードA ヴェルナー (著)と是非、読み比べてほしい。ヴェルナー 氏によれば、日本のバブル経済を意図的に引き起こし、その後の景気後退を長引かせた主犯は、『日銀(総裁)』であるという衝撃的な内容です。また日銀が独立することが、本当に日本経済にとって良いことなのだろうか。。!?中央銀行が独立する恐ろしさについても、是非、考えてほしい。。
- Reviewed in Japan on March 31, 2020つまらない空想の本です。経済に対する犯罪者の本
- Reviewed in Japan on October 23, 2019デフレを放置した言い訳を長々と書いているが、
この人は明らかに中国の手先としか思えない。確信犯。この人のせいで自殺者毎年3万人。円高デフレを日本が続けたせいで中国は元安を保ち、ぼろ儲け。こんな自己を正当化するための本。買う必要はない。 - Reviewed in Japan on February 12, 2019『中央銀行――セントラルバンカーの経験した39年』(白川方明著、東洋経済新報社)は、日本銀行総裁としての5年を含め、日銀における39年間の経験を綴った、800ページに届こうかという大部の著作である。本書から感じられるのは、著者・白川方明の誠実な人間性であり、日銀マンとしての強い使命感・責任感である。本書のおかげで、日銀の役割と課題、日銀総裁の役割、政府の経済政策の重要性について理解を深めることができた。
「中央銀行の総裁として政策を決定するということは、非常に大きな責任を伴う難しい仕事であるが、やりがいのある仕事である」。
「2008年3月21日以降、私は難しい判断を行う立場に身を置くことになった。・・・総裁は信念にもとづいて必要なリーダーシップを発揮しなければならない。不確実な状況において決定する際に、最終的な拠り所となるのは、広い意味での経験から生まれる判断である。経験には、自分が直接経験したさまざまな経済・金融上の出来事はもとより、間接的な経験も含まれる」。
「(元日銀総裁・三重野康元は)私が総裁に就任してからは、折に触れて、手書きで一言感想を記した紙を届けて励ましてくれた。特に印象深いのは、日本銀行や私自身に対する攻撃が異常に高まっている時に送られてきた自筆の色紙であった。そこには、『窮不困憂意不衰』という、荀子の有名な言葉が書かれていた。『窮して困(くるし)まず、憂いて意(こころ)衰えず』。元総裁は著書で、『困難な局面に立ち向かう時は、いつもこの文句を口ずさむ。どんな局面にも逃げるな、逃げるなと自分に言い聞かせながら、この文句を唱える。そして中央銀行の物指しを堅持しながら、物指しのギャップに挑戦するのである』と記している。三重野は1991年に亡くなった父とほぼ同じ年齢であったこともあり、私にとっては慈父のような存在でもあった」。
「現在、多くの国で採用されている方法は、独立した中央銀行に『アカウンタビリティ』を求めるという方法である。『アカウンタビリティ』を辞書で引くと、次のように書かれている。『企業・行政などが自らの諸活動について公衆や利害関係者に説明する社会的責務。説明責任』。中央銀行がアカウンタビリティを果たすということは、自ら下した判断や決定の理由を国民に丹念に説明するということである。そのために、日本銀行には国会での説明義務が課せられている。・・・アカウンタビリティを果たすうえで重視されているのは透明性であり、決定のプロセスそのものを情報公開することが求められている」。
「我々はいつの日か最適な通貨管理の枠組みにたどり着くのだろうか。残念ながら、私はそうした日は到来しないと思う。その最大の理由は、我々の知識が進歩しないからでは決してなく、経済や社会は複雑な『システム』であり、ひとつの変化が次々と新たな変化を引き起こし、その結果、最適な通貨管理の枠組み自体が徐々に変化するという、複雑なダイナミズムが作用し続けるからである。・・・結局、最適な通貨管理の枠組みへの模索は終わることはないというのが私の予想である。・・・通貨管理の面でこの先どのような変化が待ち受けているのか私には想像がつかないが、テクノロジーの発達を起爆剤として経済や社会が変化していく動きは今後も止まらないことだけは確かだろう。このことは、中央銀行は今後も大きな課題を突きつけられることを意味する。第1の課題は、テクノロジーの発達によってもたらされる経済や金融の変化をいかに正しく認識するかという、分析的な意味での課題である。・・・もうひとつの課題は、独立した中央銀行という組織の制度設計にかかわるものである」。
「中央銀行の行う政策に対する過大な期待もニヒリズムも、ともに危険である。言えることは、中央銀行の政策は重要であり、望ましい通貨管理の枠組みを模索する挑戦に終わりはないということである。誰も正解を知っているわけではなく、それを目指して努力を続けざるをえない。通貨の安定、すなわち、物価の安定と金融システムの安定を実現するうえで何よりも重要であるのは、通貨の安定維持に対する幅広い国民の理解と支持である。その意味では、通貨管理の問題は最終的には技術論ではなく、政治や社会の意思の問題である。しかし、それと同時に政治家や国民が望ましい通貨管理の枠組みを選択するためには、それが具体的なかたちで提示されなければならず、その意味では専門家の果たす役割は大きい」。
私にとって一番興味深いのは、政府の「デフレ宣言」に対する白川の率直な見解表明である。「デフレは単に物価が下落する状態ではなく、物価が下落するとともに景気も悪化する状態を指す言葉として理解されていた。物価下落は景気悪化の結果として起こるものであり、物価下落が原因となって景気悪化が生じるものではないという理解が背後にあったのではないかと想像している。そうした理解を一挙に変えたのが、2001年3月の政府の『デフレ宣言』である。内閣府は月例経済報告に関する関係閣僚会議に資料を提出し、景気の実態に関する判断とはかかわりなく、物価が継続的に下落する状態をデフレと定義したうえで、『日本経済は緩やかなデフレにある』と宣言した。この時点では、日本銀行は金融緩和政策に踏み切っていたことから、デフレ宣言が金融政策運営にただちに影響を与えるものではなかったが、物価下落が日本経済の抱える問題の原因であるという診断にたつと、上述のデフレの定義は先行きの日本銀行の金融政策の自由度を大きく縛ることになった。政府が宣言を出して国民に問題意識を喚起するという観点から言えば、高齢化・少子化、財政危機の方がはるかに重要であっただろう。しかし、そうした危機について宣言が出されることはその後もなかった。私は物価下落の解消、デフレ脱却こそが日本経済の最大の課題であるという認識は正しくないと思っている。そうした認識を漠然と作り出したという点で、2001年3月の政府のデフレ宣言ほど、後々の経済運営に大きな影響を残した判断はなかったと思う」。
当時の学界は、どのような動きを見せたのだろうか。「この間、デフレの危険を強く主張する経済学者も増えていった。日本を代表するマクロ経済学者であり、当時東京大学教授であった伊藤隆敏は同年(=2001年)11月に上梓した著書において、『日本はもうデフレ・スパイラルに突入している』という診断を下したうえで、インフレーション・ターゲティングの導入を強く促していた。本提案では、目標物価上昇率としては『1~3%』、期間としては『2年』が掲げられている。そこで強調されていることは同書の小見出しに示されているように、『日本銀行は決意を示せ』、『期待インフレ率を変えよ!』ということであった。そして、『インフレは必ず起こせる』という小見出しで始まる節では次のように述べられている。・・・伊藤が述べているようなこれらの主張は、海外の主流派経済学者の間では標準的な議論であった。したがって、そうした主張に同調しない日本銀行は、ベン・バーナンキをはじめ欧米の有力なマクロ経済学者には保守的な中央銀行と映り、絶えず批判を浴びることになった」。伊藤と白川の主張のいずれに軍配が上がるかは、その後の状況を見れば、歴然としている。
時の政権に尾を振り続ける現日銀総裁と白川とのあまりの違いに、暗然とさせられるのは私だけだろうか。
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- Reviewed in Japan on August 11, 2023여름방학으로 시간이 생겼기 때문에, 지금쯤 읽고 있는데, 시미지미 재미있다. 훌륭합니다. 60전후의 금융인이 읽으면 엉망이 울 것이라고 생각한다.
- Reviewed in Japan on January 13, 2025정중한 기술로 일은의 사명, 일은 총재로서 무엇을 생각하고 무엇을 하고 있었는지가 쓰여져 있습니다. 적어도 그 틀 안에서 시라카와씨는 성실하게 끈질기게 그 사명을 완수한 것 같아요.
쿠로다씨 시대는 과거의 일은의 정책을 비판해, 장기간의 이차원 완화를 계속했습니다. 그 결과. 시장은 오작동을 일으켰습니다. 앞으로 우에다씨 아래 정상화의 길을 목표로 하는 것입니다만, 그 길은 간단하지 않을 것입니다.
쿠로다 씨도 그 중 회고록을 써 줄까요? - Reviewed in Japan on February 14, 2024일본의 금융문제에 한하지 않고 일본경제의 현황을 고찰하는데 있어서 이처럼 시사가 풍부한 책은 없다.
감정을 억제하고 담담하게 설득하는 저자의 생각이 잘 전해진다. - Reviewed in Japan on January 31, 2022경제이론에도 실무에도 통효된 중앙은행 전 총재에 의한 논고. 사고가 매우 정리되고 있어 일본은행맨으로서의 활약의 장과 그 때의 경제 문제를 되돌아 보면서 경제 이론의 단점등에도 언급되고 있습니다. 아마추어에게도 충분히 읽을 수 있는 내용. 완전히 잊었지만, 일본의 버블 붕괴, IT 버블의 붕괴(이것은 단기였던 것 같다), 유럽 통화 위기, 그리고 리만 쇼크. (아시아 통화 위기도 있었다) 「전통적인 금융 정책」은 금리 조작에 의한 「안정적인 물가 상승」을 목적으로 한다. 또한 '마지막 대출'로서 소위 일은 특융 등으로 '신용 시스템의 파탄'을 막는다. 게다가 「저금리 정책」. '머니 공급을 늘린다'만의 정책은 경기를 부양시키지 않는다고 역설된다. '잃어버린 10년(20년)'은 일은의 부작위를 비난받았지만 유럽 통화 위기 등 뒤 서유럽 금융기관도 비슷한 것이었다.
“각국의 금리차이가 환수 수준을 결정한다” 이처럼 굳게 믿어지고 있다. 그리고 시장도 그렇게 믿고 있다고. (이것에는 이론은 있을 수 있다). 또한 '중앙은행의 독립성'에 대해 자세히 논의하고 있다. (단,
전통적인 논의의 범위 내이며, FRB가 사적 중앙 은행인 것 등은 언급되지 않았다). '중앙은행'이 경제에 미치는 영향에도 사색을 전개한다. 「소극적인 일본 은행」을 비난당했지만, 세계에 앞서
가능한 한은 해왔다고. - Reviewed in Japan on September 20, 2021당시 실명의 국회의원 등의 증언도 있어 생생한 기록으로서 참고가 되었다.
- Reviewed in Japan on January 3, 2019마이크로 경제나 매크로 경제를 학습한 적이 있는 등 경제나 금융의 어느 정도의 전제 지식이 있다고는 생각합니다만, 아는 사람에게는 훌륭한 내용의 책입니다. 자신은 일년에 몇권 정도 경제나 금융의 책을 읽습니다만, 다케모리 슌헤이씨의 일련의 저작을 읽고 있던 것은, 이해의 도움이 되었습니다. 버블의 무렵에 사회에 나왔습니다만, 본지의 내용의 시대를 체험하고 있기 때문에, 그러한 의미에서도 재미있었습니다. 저자의 경제나 금융의 조예는 당연히 깊고, 저자의 생각을 솔직하게 나타내고, 모르는 곳은 몰래 잘 모른다고 말해, 타인과의 견해의 차이에 대해서도 언급되고 있지만 결코 비판이 되지 않고, 솔직하고 겸허라는 의미로, 균형이 잡혀 있습니다. 저자의 입장은 principal에 진지하게 충실하고 기능적입니다. 시야가 넓고 포괄적인 내용으로, 매우 공부가 되었습니다. 영역도 예정되어 있다고 합니다만, 구미의 전문가에게도 유익한 레벨의 책이라고 생각합니다. 마지막으로, 아베 정권으로 바뀌어 자신이 일은 총재를 퇴임하기 전에, 2퍼센트의 인플레이션 타겟의 합의서를 작성해 가는 것은, 눈물샘이 조금 느슨해져 버렸습니다.
- Reviewed in Japan on September 10, 202310년의 대규모 완화로 알게 된 것은, 금융 정책만으로는 일본 경제는 건강하게 되지 않는다고 생각합니다. 그런 가운데, 일본이 안고 있는 근본 원인의 이야기는 일독의 가치가 있다고 생각합니다.
또, 금융위기나 정부·일은의 공동 성명 등 역사적 사건의 배경에 있는 여론이나 정치가의 발언의 인용 등에 대한 언급은 읽을 수 있었습니다. - Reviewed in Japan on October 31, 2024조금 어렵지만 버블 경기 시대의 이야기.
일본은행이 바뀌어가는 과정을 잘 알 수 있다. 재미 있습니다. - Reviewed in Japan on December 3, 2018현재의 쿠로다 히가시에 대해서는 수많은 비판이 있어 당연히 저자의 언급이 있는 것과 함께 구입했지만, “본서는 일본 경제의 시론의 책이 아니므로 이 기간의 경제에 대해서는 말하지 않는다”고 한다.
아무리 일본은행의 독립성을 강조해도 총재인사로 어떻게든 임명자의 의향으로 독립성은 바뀔 수 있다고 생각합니다.
이것 이외는, 실로 정중하게 중앙 은행을 말해지고 있어 감복했습니다.
- Reviewed in Japan on July 4, 2020경제의 역사를 말하는데 서투른 교과서는 필요 없다. 이 책과 간단한 매크로 경제학 교과서가 있으면 충분합니다. 시라카와씨는, 시대의 배경이라고는 해도 지능이 낮은 리후레파에 농락되었지만, 장래 세대가 반드시 평가할 것이다. 양심을 가진 지능이 높은 사람이 쓴 장래 세대에 대한 신고 사항으로 읽었다.
- Reviewed in Japan on May 26, 2019일본은행 훼손의 총재로서의 경험을 바탕으로 쓰여진 저작이며, 이것을 읽으면 센트럴벙커의 역할, 책무, 일의 내용을 매우 잘 이해할 수 있다. 아베노믹스라고 하는 거의 효과가 없는 시책을 강요받고 있는 지금의 일본은행을 정상화하기 위해서도, 일본의 정치가에게는, 이 책을 읽으면 좋겠다.
- Reviewed in Japan on January 3, 2019시대의 분위기를 느낀다. 다양한 감상이 있지만, 나에게는 지적 자극이 있는 재미있는 책이었다.
다양한 의미에서 문제 의식이 긁힌 - Reviewed in Japan on April 10, 2019최근 몇 년 동안 가장 재미 있다고 생각한 책입니다. 그 근처의 학자나 이코노미스트가 쓴 경제서와는 레벨이 마치 다릅니다. 원일은 총재가 어떤 것을 생각해 금융 정책을 실시해 왔는지 알기 쉽게 쓰고 있습니다. 어려운 내용을 수식을 사용하지 않고 아마추어도 알 수 있도록 쓰고 있습니다. 두꺼운 책이지만 단번에 읽어 버렸습니다. 절대 추천입니다
- Reviewed in Japan on April 11, 2019센트럴 벙커 시라카와 방명씨의 금융 정책의 집대성. 읽을 수 있고 Kindle 버전에서 어디서나 읽고 있습니다.
- Reviewed in Japan on January 28, 2019시라카와 총재의 간결함, 너무 말하지 않고 정확하게 표현되고 있는 것을 알고, 좋아했다.
- Reviewed in Japan on October 28, 2018제30대일은 총재를 맡은 시라카와씨의 회고록. 센트럴 벙커로서의 직업 인생을 되돌아 보면서 철자된, 고소한 중앙은행론이 되고 있다.
저자는 시카고 유학과 교대에서 교편을 쓴 몇 년을 제외하고 일관되게 일은 내부에서 경력을 거듭한 중은 총재이다. 프로퍼 직원으로서 실무를 통해 총재직까지 맡은 인물의 회고록이라는 의미에서는 내외 불문하고 유서는 의외로 적다. 이러한 배경의 특징으로부터, 여기 원래의 해외의 중은 리더들의 저작과 비교해도, 조금 다른 맛을 감은 한권이 되고 있다.
저자의 후배인 쇼쿠니오 씨는 저서로 각국의 중앙은행의 사고방식은 그 나라의 트라우마적인 경험을 반영하고 있다고 지적하지만, 저자에게 있어서는 뭐니뭐니해도 거품의 경험일 것이다.
저자는 90년대 초의 신용기구 과장으로서의 경험이 그 후의 사고에 깊이 영향을 미쳤다고 말한다. 완화적인 금융정책이 (그것만이 요인은 아니지만) 과도한 신용확대를 조장하고 금융시스템의 불균형을 초래한 지속불가능한 경제환경을 만들어낸다. 축적 된 불균형의 조정 과정은 통증과 저성장으로 오랫동안 후생 손실을 초래합니다. 따라서 중앙은행의 정책운영에 있어서는 물가의 안정뿐만 아니라 경제의 지속가능성에 충분히 의를 사용할 필요가 있다.
이런 저자의 사고방식은 이른바 BIS뷰에 가까워 총재 취임 후 정책 운영 자세에서도 일관되고 있다. 중앙은행의 뱅킹 업무를 중시하는 자세와도 함께 본서를 흐르는 통주저음이라고도 할 수 있다.
엮어 보면, 일은법 1조는 일은의 목적으로서 금융 정책 운영과 동시에 금융 시스템의 안정을 내걸고, 2조에서는 금융 정책의 목적을 「물가의 안정을 도모하는 것을 통해 국민경제의 건전한 발전에 기여하는 것」이라고 정하고 있다. 물가 목표의 달성을 지상 명제로 해 온 최근의 일은이지만, 본래 일은에서는 저자와 같은 견해가 주류일지도 모른다.
그런 저자의 중앙 벙커로서의 교지가 가장 강하게 나타나는 것은, 제17장 「정부·일본은행의 공동 성명」에서 말하는 총재 퇴임 직전의 정부와의 교환일 것이다(P.547-). 독립성을 가진 중앙은행으로서의 책임과, 민주적 기초를 가지지 않는 테크노크라트라는 입장의 틈 사이에서, 정부(혹은 사회)로부터의 압력에 어떻게에 마주할 것인가. 중앙은행이 안고 있는 영원한 과제라고도 할 수 있는 것은 아닐까.
본서는 「캐리어 형성기」 「총재 시대」 「중앙은행의 사명」의 3부 구성으로 700페이지를 넘는 대저이지만, 저자의 문제 의식의 형성 과정을 근거로 읽어 진행한다는 의미로, 꼭 시간을 들여 전부터 순서대로 읽어 가는 것을 추천하고 싶다. 후카이 히데오 『회고 70년』에도 비견하는 오랫동안 읽어야 할 양서이다.
부록 : 저자는 언젠가 전저 '현대의 금융정책'의 개정·증보에 임되길 바란다. 중앙은행론으로서는 어쨌든 협의의 금융정책에 얼마 되지 않아 스팟이 맞기 쉽지만, LLR에 스팟을 맞춘 키노시타씨의 근저 등, 뱅킹 업무에 관한 사회의 주목도 높아지고 있는 것은 아닐까 느낀다. 이치이의 일 금융기관에 몸을 두는 사람으로서 중앙은행 업무를 폭넓게 해설한 이 책이 어느 날 개정될 때를 기다리고 있다. - Reviewed in Japan on June 17, 2020시종 과거의 일은의 금융 정책에 대한 변명을 듣고 싶었습니다.
- Reviewed in Japan on November 12, 2018일본은행 총재로서의 평가가 현저히 낮다.
국내외에서의 그 평가는 순당한 것으로 보인다.
국민을 오랫동안 괴롭힌 것을 이 사람은 어떻게 생각하고 있을까.
일은의 조직 방위를 무엇보다 우선해 온 시라카와씨가, 이 뒤에 걸쳐 출판한 변명이 좋은 책.
기분이 좋지 않은 채 파라파라와 함께 읽어 보았다.
어디까지나 나 개인의 감상은, 이제 이 사람을 중요한 포스트에 취하지 말아야 한다는 것이다. - Reviewed in Japan on March 16, 2021중앙은행 총재의 평가라고 하는 것은 꽤 긴 스팬이 필요하고, 지금의 시점에서 누군가가 평가를 내릴 수 있다고는 생각되지 않는다.
생각에 일은을 포함한 중앙은행의 총재는 아무것도 없고 당연하고, 때로는 정부의 정책 미스까지 책임 전가된다.
헤이세이 버블 처리 이후, 리먼 쇼크, 동일본 대지진과 역사에 남는 격동의 시기를, 정권과의 압도를 하면서도 극복한 시라카와씨, 평가되어 좋다고 나는 생각한다.
기술면에서는 전통적 금융정책에서 비전통적 금융정책으로의 과도기, 새로운 금융정책 모델에 대응한 것은 금융사에 남는 것은 아닐까.
의외였던 것은, 빈곤차 확대의 방지에 대해, 내가 상상하고 있던 이상에 의식해, GDP의 대전년대비 성장률이라고 하는 지표에는 시라카와씨, 한계를 느끼고 있는 것.
그리고 세상은 슬슬 경제성장뿐만 아니라 국민의 행복도 반영시킨 '사회적 후생' 지표를 중시해서는 안 되는가......일은 총재가......라고 생각하면 놀랍다.
각국의 중앙 은행의 상단은 아마 모두 고독.
그것이 저 동일본 대지진 때, 뉴욕, 프랑크푸르트, 런던…… 각지의 중앙은행이 연계해, 엔고 저지를 위해 협조 개입했다.
시라카와씨가 거기까지의 의도를 가지고 썼는지 몰라도, 이 때의 각 중앙은행의 톱의 표정을 이미지 하면, 조금 눈이 뜨거워졌다.
일은 입행 후 3년째에 시라카와씨가 유학한 시카고 대학에는 프리드먼을 비롯한 노벨상 수상자가 몇 명이나 있었다.
시라카와씨의 생각은 시카고 학파가 베이스라고 생각되어, 본서에서도 곳곳에 게임 이론등이 전개되고 있어 나와 같은 아마추어용의 경제서로서도 재미있는 것은 아닐까.
- Reviewed in Japan on June 30, 2024경제학부에 들어가고 싶었구나. .
2년 정도 전에 읽고 필자가 정책이 잘못되었을 때는 어떻게 하면 좋았을 것이라고 제기하고 있는 것이 인상적이었다.
2024년이 되어, 과잉채무에 의한 파탄이 가까이 보이는 가운데, 키시다 정권은 장난을 계속하고 있다. 채무는 발산할 수밖에 없을 것이다. 결국 역시 사회의 구조변혁·기술혁신이 소중하고 일은이 할 수 있는 일은 그렇게 없었을 것이다.
엔고 방치를 비판하는 사람이 있지만, 지금의 달러고·스위스 프랑고로 양국의 경제가 절호조인 것을 보고 무엇을 생각하는 것일까. - Reviewed in Japan on October 27, 2019일은에 입행하여 총재까지 근무한 저자가 자신의 경험에 따라 일은의 임무와 그것을 수행하는 방법, 그 이론적 배경을 설명한다. 750페이지 이상의 대저면서 논술은 평이하고, 흥미를 가지고 읽고 진행되고 이해하기 쉽다. 강조할 것이다 이 책의 특색이다.
뛰어난 책이라고 전제한 뒤 개인적으로 신경이 쓰인 곳을 주고 싶다.
저자는 정부로부터의, 금융 정책에 대한 발언에 매우 불쾌감, 자극을 안고 있다. 일은의 전관사항인 금융정책에 위는 총리에서 하단 장교에 이르기까지 정부의 발언이 있다면 그것은 정부의 견해가 된다.
대물학자라도 혹은 민간의 이코노미스트, 평론가일까, 어떤 잘못된 발언이나 반일은의 비판이 있어도 어쩌면 외부의 잡음이다. 그에 대해 정부로부터의 발언은 협력하여 경제정책에 해당할 부문의 말이기 때문에 싫어하는 것이다. 정책결정회의에서의 정부의 발언권이나 경제재정자문회의 참석의무에 대해서도 혐오를 드러내고 있다.
일은 총재로서 저자의 불쾌감은 잘 알 수 있다. 그러나 정당화할 수 있을까.
덧붙여 정치가는 아마추어이고 좋아하는 것을 말하는 것이 일이기 때문에, 또 정부는 물론, 일은과 같은 정부 관계 기관이라면, 국민의 직접적인 대표자인 정치가는 비판할 수 없는 것이다.
일은의 독립성에 대해 장을 마련해 논의하고 있는 제22장에서는 장교적 우등생적으로 설명하고 있다. 다른 곳에서 일은의 독립성에 대한 정부로부터의 침범을 잔잔히 암시하고 있기 때문이다.
다만 총재의 임명권에 대해 법적 형식적인 이야기가 아니라 구체적으로 후보의 이름을 꼽는 것은 누군가. 국회에서 승인할지 하지 않을까는 그 후보가 있기 때문에, 후보 자체를 꼽는 주체는 어느 것인가. 그것은 정부(내각)라는 응답일 것이다. 그렇다면 일은 정부로부터의 독립성은 어떻게 확보할 수 있는가. 최고 지명권이 정부에 붙잡혀 있다면 정부의 지배하에 있는 것이 아닐까. 그런 것을 논의해도 어쩔 수 없기 때문에 본서에서는 언급하지 않았다.
회사 사장의 가장 중요한 일은 차기 사장의 결정이라고 이전 읽었다. 일은 총재에는 차기 총재의 결정은 물론 지명할 권한조차 없다.
마지막으로 세세한 곳이면서, 저자는 일은 직원의 임무에 대한 헌신, 분투 만에 감상적이라고도 할 수 있는 감사의 기분을 표명하고 있다. 조직의 장으로서 당연할 것이다. 그러나 손님으로부터의 노호를 견디거나 휴일 출근해 업무를 수행하는 것은 민간 회사에서도 중소를 포함해 모두 하고 있다. 정부 직원도 그렇다. 일본 최고의 엘리트인 일은 직원 뿐만이 아니다.
일본 경제가 돌아가서 일본이 살기 좋은 사회라고 할 수 있다면 그것은 이런 국민 전체의 공헌에 의한 것이다.
덧붙여 서장 11페이지에 “총재 시대의 기록 집필의 권유에 마음을 움직이는 면이 전혀 없었던 것은 아니지만, 당초는 그 생각은 없었다. 이것은 본서와 같은 시기에 출판되었다(그러니까 저자는 읽고 있을 리도 없다) 이와타 규히사 '일은일기'에 대한 비판으로 보이지 않고 무심코 웃어 버렸다.
어쨌든 중앙은행이나 금융정책에 관심이 있는 자에게 필독의 책이라고 다시 강조하고 싶다. - Reviewed in Japan on November 24, 2018시라카와 총재에 대해서는 평가가 두 개로 나뉘어지는 것 같습니다.
국채나 주식 ETF의 매입에 의한 현상의 자산 인플레이션에 의해 혜택을 받은 층에는 아무것도 하지 않았다고 하는 평가이며,
현상은 일시적인 마취 효과이며 그것을 놓을 수 없게 된 병인과 같은(US는 이미 리만 후의 정체를 빠져 금리를 올리고 있습니다) 일본이 되어 버렸다, 앞으로 힘든 일이 일어난다.
FRB의 그린스팬이 재직 중신처럼 말하면서 금융위기를 만들었다고 나중에 규탄된 것처럼 금융정책은 눈앞의 이익과 장기의 이익을 트레이드오프할 수 있기 때문에 현재의 쿠로다 총재 뿐 아니라 중앙은행 총재는 오랜 역사 속에서만 평가될 것입니다.
일본의 현행 문제는 경기의 단순한 사이클이 아니라 구조문제이기 때문에 중앙은행의 힘으로는 근본적 해결은 무리라는 것을 말하는 것은 어떤 의미에서 무책임으로 받아들여지기 때문에 용기가 있다고 생각합니다만, 굳이 변명과 도 취할 수 있는 것을 인지하고, 밟아 본질을 지적하고 있는 자세에는 호감이 갖고 있고, 카미카제에서도 불지 않는 한 어딘가에서 막힐 것이다 현행의 완화책의 결과가 나왔을 무렵에, 평가를 받는 명저가 되는 것은 아닐까요. - Reviewed in Japan on November 6, 2018경제에 대해서는 문외한의 나입니다만, 흥미가 있어 구입. 읽고 그만한 가치가 있다고 생각했습니다.
첫째, 좀처럼 평소 정리해 알 수 없는 일은의 정책이나 그 활동의 유양을, 특히 자민당→민주당→자민당과 정권이 바뀌는 가운데서 말하고 있다는 귀중한 자료라는 점입니다.
둘째, 일은의 정책에 대해서는, 언론이나 정치가는 비판은 하지만 일은측으로부터의 반론의 보도는 없는 것도 동연. 시라카와 전 총재도 그 의미에서는 두드리지 않습니다. 거기서, 은은으로부터, 어떤 의도로 그와 같은 정책을 실시해, 비판에 대해서는 어떤 의견을 가지고 있는지를 알고 싶었다는 것이 구입의 동기였습니다. 그 점에 대해서는 만족할 수 있습니다. 발언이나 변명 자체가 새로운 경제파급효과를 일으킬 수 있기 때문에 억제할 수밖에 없다. 그런데 발언에 책임을 가지지 않아도 좋은 언론이나 (본래 발언에 책임을 수반할 것) 정치인도 무책임한 추궁을 해온다. 그것을 정면에서 반론할 수 없는 울분같은 것도 이때 내뿜었다는 곳이 곳곳에서 볼 수 있어 흥미로웠습니다.
대부분에서, 그 위에 담담하게 억제한 기술이 계속되어, 그 의미에서는 이와타씨의 「일은 일기」와 같은 말하고 싶은 무제한의 대극. 그렇지만 행정맨은 그런 것으로, 학자인 쿠보타씨와 거기가 다르다. 충분히 읽을 수 있는 책이었습니다. - Reviewed in Japan on November 16, 2018디플레이션도 리먼 쇼크도 쏘는 초원고를 초래한 속죄의 1권이라고 생각했지만, 그러한 기재는 전무. 금융정책은 고용을 위하여 있다는 기본 키의 글자도 없다.
도대체 그 사이에, 몇명의 일본인의 생명이(자살이라고 하는 형태로) 빼앗겼는지·· - Reviewed in Japan on December 23, 2018800페이지에 달하는 대저지만 결코 읽기 어려운 책은 아니다. 금융 이론 등의 기술은 적고, 시라카와 전 총재의 경험이나 느낀 것이 중심이기 때문에, 버블기 이후의 일본 경제에 대해 어느 정도의 지식이 있는 사람이라면 의외로조차도 읽을 수 있다. 최근 일어난 다양한 경제 사건의 뒷면에서 일은이 어떻게 생각 행동하고 있었는지를 알 수 있어 지적 자극을 받는 한 권이라고 할 수 있다. 반드시 처음부터 순서대로 읽을 필요는 없고, 관심있는 것을 순차적으로 읽어도 된다. 필자가 강조하고 싶은 것은 여러 번 나오므로 제대로 읽으면 의도를 이해하는 것은 그리 어렵지 않을 것이다.
이 책의 가장 큰 주제는 중앙은행의 사명이란 무엇인가라는 것이다. 시라카와씨가 중점을 두고 있는 것이 「금융 시스템의 안정」이다. 즉 '마지막 대출자(lender of last resort)'로서 금융시스템이 불안정화했을 때 충분한 유동성(돈)을 시장·금융기관에 공급하여 시스템의 붕괴를 막고 안정을 유지하는 것이다. 평시에는 경제의 과도한 변동을 억제하고 버블의 생성과 그 붕괴와 같은 경제·금융의 충격을 미연에 방지하는 것도 중요한 일이라고 한다. 즉, 평시에는 결제 등을 안정적으로 기능시키는 것과 동시에, 과도한 변동이 일어나지 않도록 지나친 투융자는 억제하고, 만일의 경우에는 안전망으로서 출동한다. 바로 인연 아래의 힘있는 존재. 그것이 시라카와씨가 생각하는 「중앙은행」이라고 해도 좋을 것이다.
물론 이런 주장에 불만을 가진 사람도 많다고 생각한다. 중은의 차례는 과도한 변동의 때만으로, 평시는 아무것도 하지 않아도 된다, 라고 하는 것처럼 들리기 때문이다. "시라카와가 아무것도 하지 않았기 때문에 엔고, 디플레이션이 되어 실업도 늘었다. 책임을 져라!"는 논란이다. 하지만 중은은 만능이 아니다. 금리가 제로에 가까워졌을 때, 중은이 경기 자극을 위해 할 수 있는 것은 거의 없고, 있어도 효과가 지극히 약간의 비교에는 폐해가 수반한다. 물론 리먼 쇼크와 같은 금융위기적 상황 때는 양적완화는 유동성 공급의 관점에서 효과는 있지만(실제로는 일미 유럽 중은이 모두 했다) 평상시 경기자극 효과는 거의 없다. 그것은 5년 초 계속된 구로다 완화에 의해 분명하지 않을까(이렇게 쓰면, 「쿠로다 완화로 경기는 좋아졌다」라고 주장하는 사람이 있다고 생각하지만, 과거 5년을 봐도 일본의 경기는 해외 경기의 사이클과 함께 상하하고 있어, 완화의 정도와는 관계 없다).
결국 일일에 불만을 느끼고 있는 사람은 중은의 능력을 지나치게 기대하고 있는 것 같다. 금리가 거의 제로인 상황에서는 양적완화나 불과 0콤마수% 정도의 금리 인상과 하강에 거시자극효과는 거의 없으며, 세계경제가 내리막에서 리스크오프로 엔고 달러화가 일어나고 있을 때 일은의 대항수단은 거의 없다. 진심으로 정책 출동으로 수요 부족을 보충하려고 하면 거액의 재정 출동을 할 수 밖에 없지만, 그렇다면 후세에 투케를 돌리는 정책이며, 중단할 때에는 반동을 일으키는 폐해도 생각하면 의존하는 것은 매우 위험하다. 많은 사람들에게 유감스러운 결론이지만 중앙은행이 할 수 있는 것은 역시 한계가 있다. 그리고 시라카와 총재는 거기까지 심한 총재가 아니었다(오히려 너무 심각해서 손해를 입은 총재였다)는 것이다.
덧붙여서, 리뷰를 보고 있으면, 평가는 2분하고 있는 인상을 받는다. 무엇보다, 그 평가는 본 그 자체라고 하기보다, 시라카와 방명·전 총재에 대한 평가에 기인하고 있는 것이 큰 것은 아닐까. 시라카와씨를 「일본을 디플레이션에 빠뜨린 무능한 총재」라고 생각해 의심하지 않는 사람에게 있어서는, 시라카와씨가 무엇을 말한 곳에서 「자기 변호라고 변명만의 책」이라고 생각할지도 모른다. 다만, 그러한 사람이 이 책을 끝까지 읽는 인내심이 있다고는 생각하기 어렵기 때문에, 이 리뷰로 평가를★1등으로 하고 있는 사람의 평가는, 별로 참고로 하지 않는 편이 좋은 것은 아닐까. 나 자신도 결코 재임중인 시라카와씨를 평가하고 있던 것은 아니지만, 솔직하게 책을 읽으면, 입장의 차이를 넘어 얻는 것이 큰 책이라고 생각한다. - Reviewed in Japan on December 7, 2018・100년에 한번이라고 불리는 세계 금융 위기에 직면한 일은 총재
·리먼 쇼크에 있어서의 각국의 대응은 어땠습니까?
달러 엔 급락, 단기 금융 시장에서는 상호 불신으로부터 통화 교환이 거의 정지.
금융기관은 단기 금융시장에서 자금조달이 어려운 상태가 됐다.
비정상적인 상황을 타개하기 위해 각국은 일제히 밸런스 시트를 팽창시켜 대담한 금융 완화를 실시
영국 4배, 미국 3배, 유럽 2.3배를 실시
이로써 각국은 리먼 쇼크 후의 V자 회복을 실현
일본은 어떤 대응이었는가?
일본에서는 시라카와 총재에 의한 금융 완화는 1.4배로 미국의 절반
통화 유통량은 세계 TOP3에 들어가는 일본 엔이 미국의 절반밖에 금융 완화하지 않았기 때문에
비정상적인 금융 위기가 완화되지 않아 일본 경제에 심각한 데미지를 남겼다.
아무리 바쁜 인간이라도 해외 동향을 체크하면
'엄청나게 대담한 금융완화를 즉시 실시'는 누구나 알 수 있었을 것이다.
그것이 모르고 일본 경제를 실추시킨 것의 변명을 서적화
700페이지 정도 있다. . . - Reviewed in Japan on February 4, 2022엔화가 좋다고 생각했던 사람은 앞으로 진정한 공포를 알게 될 것이다.
시라카와 총재의 진의를 이해하는 것은 앞으로. - Reviewed in Japan on August 14, 2022공부가 되었다
- Reviewed in Japan on March 2, 2019명저하다. 저자의 시라카와 전 총재가 중앙은행 직원·임원 그리고 총재로서 활약해 나간 가운데, 각각의 시대 시대에 가지고 있던 생각, 감각, 감정을 많은 분들과 공유해 주시기 위해서도, 어쨌든 폭넓은 층의 독자에게 읽어 주시는 것을 추천하고 싶다. 우리나라의 거시경제학자나 이코노미스트, 경제계의 유식자에 한하지 않고, 자신은 경제정책이나 금융의 것은 전문외라고 생각하고 있는 분들에게도 독독을 부탁하고 싶다. 가능하다면, 영역판도 간행해 주셔, 해외, 특히 미국의 거시경제학자나 이코노미스트에도, 시라카와씨의 사상이나 주장으로부터 배워 주었으면 하는 것이 많이 있다.
동저의 뛰어난 점은 다방면에 걸쳐 있지만, 그 중에서도 4점만으로 짜서 소개하고 싶다.
첫째, 평이한 문장이 매우 읽기 쉽고, 이미 많은 독자가 지적하는 것처럼 '의외로 슬러슬러 읽을 수 있는' 실감이 있다. 그 시대 시대의 시라카와씨의 생각이나 감정을, 실로 솔직하고 냉정하게 써 계시는 탓일까, 각 단락이나 문장을 최대한 간결하게 짧게 정리하고 계시는 탓일까, 700페이지를 넘는 대저라도, 흡입되도록(듯이) 다음부터 다음으로 페이지를 넘기게 되어, 아까 사이에.
둘째, 시라카와 전 총재의 겸손에 놀라 감동한다. 각각의 시점에서 가지고 있는 한정된 정보나 그때까지의 경험에 근거한 전망에서는 「그 후에 일어난 무엇인가는 예상할 수 없었다」라든가, 되돌아 보면서 밝혀지지만 「당시는 잘못된 문제를 파악하는 방법을 하고 있었다」라고 하는 반성의 밸브나 교훈을 정직하게 숨기지 않고 말하고 있는 개소가 곳곳에 있다. 경제를 분석하고 정세를 판단하고 정책을 결정·운영해 나가는 책임자는 이렇게 겸허하게 나타나야 한다는 표본을 보이고 있는 기분이 된다.
셋째, 글로벌 경제의 일체화론을 설득하고 있는 가운데, 미국의 정책 당국이 '해외 경제의 외생적인 영향'을 변명하는 것에 대한 강한 위화감을 말하고 있는 개소는, 눈으로부터 비늘이 떨어지고, 또, 음주를 내린 것 같은 기분이 된다. 선진국이나 대규모 신흥국의 정책 담당자는, 자국의 정책 운영의 영향이 해외 경제에 그리고, 그것이 부메랑과 같이 자국에 반향되어 되돌아오는 것을 강하게 의식하지 않으면 안 된다고 하는 저자의 주장은, 지극히 당연한 주장이겠지만, 이것을 실천할 수 있는 나라는 적다.
넷째, 중앙은행이라는 민주주의적인 선거의 세례를 받지 않은 조직·제도는 국민의 공감이나 납득을 얻으면서 정책을 운영할 필요성과 그 어려움, 폐해를 주장하는 저자의 논의는 바로 그대로이며 강하게 공감한다. 정책 판단은 아무래도 그 시대 시대의 '공기' 속에서 그것이 어떠한 제약조건이 되어 주어야 한다. 그런데 현대부터 당시를 되돌아보고 경제통계나 정책 판단 기록을 다시 읽어도 그 때때로 공기, 국민 여론, 정치·사회·문화 정세를 정확하게 전하고 재현할 수 있는 자료나 역사적인 문서는 적다. 시라카와 전 총재의 저서는, 일본 경제의 현대사 연구에 필요한 이러한 재료를 보완하는 귀중·희소한 것이다.
게다가 저자에게 질문을 하고 싶은 것이 3점 있다. 저서의 단점은 아니다. 오히려 많은 분들에게 「중앙은행」을 읽어 주셔서, 논의에 참가해 주셨으면 한다.
첫째, 시라카와 씨는 일본의 버블기나 미영유럽 경제의 ‘대규모 안정’으로 불린 시대의 경험을 근거로 “중앙은행이 금융정책의 목적인 물가안정을 달성하는 데 단기적으로 집착하면 지나치게 금융불균형 등 장기적인 거시경제 안정을 해칠 위험이 있다”고 논하고 평가자도, 이른바 BIS View의 심파이며, 중앙은행이 금융 불균형에 눈을 돌릴 필요성을 강하게 지지하는 입장을 취하지만, 그러한 입장의 인간으로부터 봐도, 시라카와씨의 일본의 버블기나 「큰 안정」의 시대를 근거로, 이러한 논의를 전개하는 것은 비약이 있는 것처럼 일본의 버블기와 ‘큰 안정’의 시대는 중앙은행과 정부가 물가 등 경제지표의 표면적인 안정에 안주해 버린 것이 동시기에 금융 불균형이 확대된 것을 용인한 배경에 있다. 물가안정이나 거시경제 안정의 달성에 "집착했다"가 아니라, 이미 이러한 안정이 실현되고 있는 것처럼 보였기 때문에, 거기에 "안주"해 버려, 보다 중대·심각한 위험이 은밀하게 다가오고 있는 것을 깨닫지 못했다는 것이 올바른 이해가 아닐까. 평가자의 실수가 잘못되면 저자와 다른 독자에게 사과해야합니다.
여기의 부분은 단순한 논리나 이굴만의 문제는 아니다. 평자처럼 저자의 논리의 비약을 지적하는 입장의 인간으로부터 하면, 만일 현재의 상황과 같이, 표면적으로도 물가 안정 목표를 달성할 수 없는 경우에, 중은이 그 목표의 달성은 후회해도, 금융 불균형의 시정이나, 중장기적인 금융 시스템의 안정을 중시하는 정책에는, 좀처럼 찬양
둘째, 시라카와씨는, 중앙은행의 (금융) 정책이나 업무가 경제의 구조문제의 시정, 극복에 대해 공헌할 수 있다고 생각하고 있는 부분과, 할 수 없다고 생각하고 있는 부분이 있다. 80년대 후반의 무역 불균형 문제에 대해 시라카와씨는, 인구 동태나 경제 구조에 의해 규정되는 저축 투자 밸런스를 금융 정책에 따라서는 회복할 수 없다고 주장한다. 그러면서, 저출산 고령화 등을 배경으로 하는 잠재성장률의 저하를 벗어나기 위한 성장 전략에 대해 시라카와씨는, 일본은은이 성장 지원 대출 제도 등을 마련 운영하는 것으로 무엇인가의 공헌은 할 수 있다고 생각하고 있다. 이 두 가지를 함께 읽으면 모순으로 보인다. 이는 25년간 시라카와씨의 생각이 발전·변화한 것인지, 아니면 금융정책은 국제수지의 균형회복의 효과는 기대할 수 없지만, 국내 잠재성장률의 인상에는 공헌할 수 있다고 상당히 밀리야리에서도 정합적으로 해석해야 하는지 어느 쪽일까.
셋째, 저자 시라카와 씨 자신이 금융정책의 수단, 정책효과파급경로를 어떻게 생각하고 있는지 체계적으로 설명하는 장이 본서 안에 원했다. 양적 금융완화의 통화 '양' 자체의 의미와 그것을 늘리는 효과를 부정하고, 소위 리플레파나 기대파의 이코노미스트나 거기에 춤추는 정치가나 여론에 강한 '위화감'을 표명하는 개소는 본서에서 반복 등장한다. 불모인 '디플레이션 논쟁'에 휘말린 좌절도 매우 공감할 수 있는 곳이다. 그러나 "양에는 의미가 없다"라든지 "이런 주장에는 위화감이나 외로움을 느꼈다"는 "부정형"의 주장뿐만 아니라 예를 들어 "자산 매입 기금에 의해 매입 한 자산의 수익률을 저하시켜 그러면 기업과 가계의 투자 행동이 이만큼 활발해질 뿐 아니라 엔고를 방지할 수 있어 총 수요 증가나 물가 밀어 올리는 데 효과가 있다”는 긍정적인 설명을 정중하게 써주었으면 한다.
중앙은행의 금융정책수단은 통화량인지 금리인지라는 불모한 논쟁은 먼 장래에 세상의 사람들이 경제위기를 잊었을 무렵 반드시 반복될 것이다. 그 때 중앙은행이나 정책당국이 다시 통화량을 확대하는 실험 실패를 반복하고 나서야 역시 '양으로는 안 됐다'는 것을 깨닫지 못한다는 뜻이 아니어야 하는 것처럼 시라카와 전 총재의 손에 의해 정식화된 정책 이론의 성과에 대한 올바른 이해가 내외의 많은 사람들 사이.
- Reviewed in Japan on January 15, 2024일본의 정체를 만든 인간의 변명책.
이 나라는 비방 중상을 취하는 방법도 기분 나름이므로, 여기서는 특별히 아무것도 말하지 않습니다. 정말 끔찍한 책이므로 가능하면 사지 않고 읽어 봅시다.
나는 친구에게 빌려 읽었다. 덧붙여서 친구는 어쨌든 저자의 것을 싫어하고, 비판 교재로서 구입해, 잘 머니타이즈 하고 있습니다.
나는 절대로 시라카와를 용서하지 않는다. - Reviewed in Japan on May 7, 2019시라카와 전 총재의 투쟁의 궤적에 감사한다.
현재의 이차원 완화의 일으키지 않을 장기적인 일본 경제의 침체(아마 향후 30년, 즉 「영화」는, 이 이차원 완화의 후시말에서 소비되는 것이 아닐까 우려한다)의 가는 말을 보고, 처음으로, 시라카와씨의 실적을 측정하는 기초가 정해질 것이다.
그러나 그 전에 우리가 이해해야 하는 일이 있다. 그것은 "시라카와는 아무것도 하지 않았다. 아무것도 좋은 일이 일어나지 않았기 때문이다"라는 단락적인 견해에 대해이다. "아무것도 나쁜 일이 일어나지 않았다"는 것에 우리는 좀 더 주의를 돌려야 하는 것이 아닐까.
재정규율을 무시하고, 적자국채를 증발하고, 금융의 불필요한 완화를 한다는 수법은, 사회의 상하격차를 낳는 것이다. 인플레이션 정책은 항상 사회의 상하 격차를 낳고 그것도 시말에 나쁜 것은 중류 이하의 사람들의 생활을 해치는 형태로 격차를 낳는 것이다. 쿠로다 총재가 되고 나서 일본의 사회에는 분명히 이 폐해를 볼 수 있다. 제2차 아베 정권에서 해야 할 일은 저출산 고령화에 대응하는 사회 보장 개혁과 가공 무역을 주류로 하는 산업 구조를 전환하는 것이었다. 이 2개의 개혁은 표리 일체의 것이기 때문에, 이것을 동시 병행으로 해야 한다.
현재 일본 경제가 직면하고 있는 문제는 미소의 냉전구조기에 형성된 사회시스템이 그 후의 소련의 붕괴 하에서 기존의 유효성을 잃고 있음에도 불구하고 지정학적 상황 변화에 대응한 변화를 디자인하지 못했기 때문이다. 이 문제에 대해서는 중앙은행을 할 수 있는 일은 많지 않다. 전혀 차이가 없는 바로 중앙은행의 사명인 ‘통화가치 안정’ 이외의 이유로 시라카와씨가 비판되는 것은 문문도 심각하고 많은 아마추어경제학자들의 비판은 보기에 참을 수 없다.
불행히도 많은 사립대학의 경제학부 교수라는 사람들은 지극히 단순화된 경제모델밖에 모르는 모습으로 시라카와씨와 같은 수준에는 도저히 도달하지 않았다. 시라카와 = 쿤 이론이 올바른 것은, 앞으로의 역사가 증명할 것이다. 그것은 매우 불행한 증거가 될 것입니다. 전혀 유감스러운 일이다. - Reviewed in Japan on September 6, 2023버블을 붕괴시켜 잃어버린 20년을 일으킨 일은의 금융정책은 어쩔 수 없다고 변명
리먼 쇼크를 1년 만에 극복한 FRB의 금융정책에 대해서는 의문을 가지고 있다.
타인의 의견을 듣는 자세가 부족하고
필자가 말하는 ‘중앙은행의 독립성’이란 ‘중앙은행의 독선성’을 말한다. - Reviewed in Japan on November 30, 2018일은이나 재무성의 역할로 실업률을 개선시키는 국민소득을 늘리는 명목이라도 실질이라도 GDP가 순조롭게 성장할 수 있도록 추진하는 것이 일은의 역할이 아닐까요? 물가의 안정만이 목적화하고 있는 것은 이상하고, 게다가 1990년 대비로 생각하면 일본은 계속 디플레이션으로 계속 떨어지고 있는 안정이라기보다는 오른쪽 어깨 내림을 계속 계속하고 있는 일을 멈추어야 할까?
물론 경제의 전부를 일은의 탓으로 하는 것은 이상하고 일은이 만능적인 역할이 있다고는 생각하지 않습니다 정부나 재무성의 책임도 있습니다. 그러나 일은도 재무성도 국민경제를 풍요롭게 하는 것보다 성익이나 보신으로 움직이고 있다고 밖에 생각되지 않습니다. - Reviewed in Japan on January 11, 2019불경기에 금융 완화로 경기 자극, 경기의 과열을 억제하려면 금융 계약. 삼류 사대의 학부의 1학년에서도 배운 경제학의 기본이 되는 금융 정책. 잃어버린 20년, 뛰어난 엘리트들의 모임일 것일은은, 경제학의 기본과 정반대의 정책을 계속 유지했다. 디플레이션 불황으로 많은 사람들이 자살했다. 자살은 하지 않을 때까지도 많은 사람들이 괜찮은 삶을 걷지 못했다. 되돌릴 수 없다. 그리고 지금도 불과 2%의 인플레이션 목표조차 달성하지 못했는데 인플레이션을 통제할 수 없게 되면 시끄러워 출구 전략을 외치며 어리석은 행위를 계속하고 싶어하는 사람이 있다.
왜 당연한 일이 당연히 이루어지지 않는가? 공부에 능숙한 우수한 엘리트는 왜 공부한 것을 수행하지 않는가? 범인에게는 이해할 수 없는 일은의 로직은, 경제 전범의 시라카와씨의 변명집인 본서를 읽으면 잘 알 수 있다. 요컨대, 「통상이라면, 그러한 단순한 금융 정책이 유효하지만, 현명한 내가 분석한 결과, 일본에서는 그렇지 않다고 생각했구나」라고 하는 것이다. 그 결과 선진국 대부분이 경제성장을 이어가는 가운데 일본만이 남아 있었다. 영리할 생각의 바보가 심플한 정석을 버리고, 기상천외한 독자적인 한 손을 계속 내밀어 패배를 계속한 것이다. ‘취미가 금융정책’이라 불리며 울음소리로 취임한 시라카와씨의 은은 총재로서의 일만은 정말 취미 수준이었다고 할 수 있을 것이다. 이 비극을 두 번 반복하지 않도록, 이 전범의 변명을 잘 분석하고, 다시 속지 않도록 숙독할 필요가 있다. - Reviewed in Japan on January 29, 2019글로벌화·고도정보화가 비약적으로 진전된 결과 비대화한 돈이 폭주, 실체경제를 휘두르는 미지의 세계에서의 금융정책이 직면하는 고민을, 자신의 실체험과 그 이론적 분석에 근거해, 외국중앙은행 당국자나 학자의 코멘트도 섞어 다각적으로 그려내는 매우 양심적인. 앞으로도 금융정책을 배우는 자에게 있어서 살아있는 교과서로서 내외로 오랫동안 전해져 가는 불멸의 금자탑이 될 것이다. 금융정책에 관해서 기초적인 지견, 이해조차 부족한 외국 이코노미스트 등의 학설의 피상적인 판매에 근거한 무책임한 언동이 폭을 이루는 가운데, 굳이 불인한 정론을 냉철하게 전개한 용기도 높게 평가될 것이다.
이렇게 총괄 평가한 다음 내용에 들어가 고찰한다. 일부 비판적 검토자는 (감정적 코멘트는 논외로), "그럼 어떻게 하면 좋았는가"라는 대다수의 의문에 대해 본서는 막히는데, "이 20년의 일본 경제의 현실은 인구 감소와 그것을 매치할 뿐의 생산성 향상이 없었기 때문이므로 금융 정책 때문이 아니다"라고 말했다. 그러나 본서가 하나하나 정성스럽게 반론하고 있는 대로, “오늘의 일본 경제의 최대의 과제는 디플레이션 탈각이며, 디플레이션은 화폐적 현상이기 때문에, 양적 확대로 대응해야 한다”라고 하는 도그마는 잘못되어, 양심적으로 쓴다면 본서와 같은 기술이 될 수밖에 없다.
그러면 무엇이 나빴던가. 우선 최대의 실패는 글로벌화, 고도정보화가 비약적으로 진전한 1980년대 후반 이후 이를 인식하지 못하고, 그 파도를 극복할 뿐만 아니라, 진지하게 고도성장 신화에 잡혀 상도 변함없이 양적 확대에 따른 점유율 유지에 달려 버블을 일으킨 민간기업(특히 금융계)과 이를 방치~조장. 그 결과 가장 소중한 시기에 버블 붕괴를 초래해 장기간에 걸친 경제기반의 손해를 강요당하게 되어 세계에서 크게 늦어졌다.
다음 실패는 버블 붕괴 후 정책 대응이다. 하지만 한때 미국 당국이나 학자가 말해 일본에서도 일부 논자가 지적하고 있는 것과 같은 금융완화의 지연이 아니라 근원인 금융시스템 재생에 손을 대지 않고, 구태 의연한 재정 금융 양면에서의 매크로 수요 확대 정책에 계속 의존한 것이다. 그 결과 재정은 오늘의 참상을 초래해, 정책금리는 이미 95년의 시점에서 0.5%로 거의 유의한 인하 여지가 없는 곳까지 저하해 버렸다. 당시 쇼류이치로 동대명예 교수는 “금리를 낮출 때는 어떻게 올릴 수 있을지 생각하지 않으면 안 돼요”라고 말했지만, 바로 그 경고가 맞아 괜찮은 금융 정책이 효과가 없는 영역에 일찍 돌입해 버렸다.
이 두 가지 결정적 대실패가 그 후에도 되찾을 수 없는 가운데 저자 재임중 중앙은행으로서의 대응은(정치나 여론, 마켓에 끌린 결과 반드시 본의는 아니었던 것 같지만), 본서를 읽어도 눈물 뿐일 뿐이지만, 저자 자신 만지고 있는 대로, 출구의 문제를 포함한 큰 부작용.
마지막으로 퇴임 후의 아베노믹스에 대해서는 의식하고 논평을 앞두고 있지만, 행간을 읽으면(평자의 주관이지만), 금융정책의 글루벌화 하에서, 각국간(특히 일미간)에서의 완화 자세 경쟁, 미인 콘테스트라고도 말해야 할 것의 결과로서 행 지나친 엔고의 급속한 되감기라는 효과가 있었던 것은 확실하지만, 실은 엔고의 반전은 이미 12년 11월경부터 시작되어 있었기 때문에 반드시 아베노믹스의 딥은 아니고, 오히려 향후의 부작용의 마그마가 걱정이라고 시사하고 있는 것처럼도 받아들여진다. - Reviewed in Japan on January 15, 2019표제가 설치하기 어렵고, 게다가 700페이지를 넘는 대부분의 책이지만, 읽으면 멈추지 않게 될 정도로, 현장감 있는, 지적 흥분을 초대하는 내용으로, 곧바로 끌어당겨 단번에 읽게 했다. 2013년 3월 총재를 사임한 다음 날, 고이시카와 식물원을 산책했을 때, 매점 분으로부터 「5년간 정말로 고생님이었습니다.오늘은, 커피대는 상당합니다」라고 힘들었다고 서장에 소개되고 있지만, 독후, 매점 분과 같이 「정말로 수고하셨습니다」 잘 지은 일을, 일본 경제를
・어려운 테마를, 알기 쉽게 정중하게 해설하고 있어 매우 읽기 쉽다.
・버블기 이후의 일본 경제, 금융 정책을 이해하는데 있어서, 본서는 필수의 책이 되는 것은 아닐까. 경제학도에게는 꼭 읽어 주었으면 한다. 바랄 정도는, 어떤 형태로, 문계 교양 과정의 필독서로 해 주었으면 한다고 생각할 정도다.
・바쁜 경영자나 사업가는, 평상시는 대부분의 본서를 읽는 것은 어려울 것입니다만, 휴가 때에는 부디, 읽는 것을 추천한다. 분명, 지적 흥분이 있는 좋은 휴가였고, 충실한 휴가였던 것 같지 않은가.
・저자와 같은 지성과 인격을 갖춘 일은 총재를 가진 일본은 행운이었다. 평자는 일은 총재였던 저자, 시라카와 방명씨에게 Noblesse Oblige(고귀한 것에는 책임이 있다)를 느낀다.
・일은의 기능을 보다 잘 이해하기 위해서는, 시오쿠니오의 「일본은행」을 아울러 읽는 것을 추천하고 싶다. - Reviewed in Japan on December 15, 2018두껍지만 금융 아마추어도조차 읽을 수 있는 평이하게 쓰여져 있기 때문에 그 당시 왜 그런 정책을 시라카와씨가 취했는지 잘 이해할 수 있습니다.
시라카와씨의 정책이나 현행의 쿠로다 총재의 정책 가운데는 가치 판단이 수반되기 때문에 여기에서는 아무것도 말할 수 없습니다만, 금융 정책으로 할 수 있는 것은 기껏해야 시간을 버는 것(빚 시켜 그 돈으로 미래의 수요를 지금 오는)뿐. 결국 츠케는 장래 지불하게 된다.
금융정책은 만능의 출시의 망치가 아니라는 것일까요?
어떤 종 포기 같은 곳이 느껴집니다. 경기의 사이클을 가능한 한 평준화시킨다는 점에 시라카와씨는 중점을 둔 것을 알 수 있습니다. 다만 그 상황에서 불경기가 식어들었을 경우는 대량의 실업자가 발생할 가능성도 있어, 현재의 쿠로다 총재의 정책이 모두 부정되어야 하는 것은 아니라고 생각합니다만, 어느 금융 완화도 종언·한계가 옵니다. 그 때 생기는 주가, 엔고, 금리고(채권안)는 아직 시작되지 않았지만, 이들이 생겼을 때 어느 것이 좋았는지 알 수 있습니다. 어느 것이 좋았는지는 그 사람이 속하는 사회계급이나 가치관에 따라 달라질 것입니다. - Reviewed in Japan on January 13, 2019시라카와 전일은 총재가 센트럴 벙커로 종사해 온 경험을 쓰고 있으며, 매우 의미있는 저서이다.
버블 붕괴 전후의 사건, 일은 총재에 취임한 후의 고뇌 등이 정중하게 쓰여져 있다. 특히 리플레파, 기대파로부터의 맹렬한 압력에 대해 독립한 중앙은행의 역할과 경제이론, 과거의 경험 등을 항상 염두에 두고 대응하고 있는 점이 인상에 남았다.
화폐수량설에 근거해, 이차원 완화를 실시하면 물가가 상승해, 디플레이션으로부터 탈각할 수 있다고 하는 단순한 리후레파의 압력, 한층 더 리플레파의 단순 사고에 물든 정치가나 넷상의 喧噪에 대해, 의심을 주면서 금융 완화를 실시할 수밖에 없었던 필자의 고뇌는 저자가 교훈으로 기술하고 있듯이 장기 성장 궤도를 결정하는 것은 "물가나 화폐 같은 명목변수가 아니라 생산성이나 혁신, 노동인구 등 실물변수라는 인식"이나 "급속한 고령화와 저출산의 영향은 크다는 인식"을 가지고 경제·재정·금융정책을 입안·실행하는 것.
쿠로다씨가 일은 총재에 취임해, 이차원 완화를 6년의 길이에 걸쳐 실시해 왔지만, 물가 상승률은 2%에 이르는 일도 없고, 리후레파의 주장이 잘못되어 있는 것이 밝혀지고 있는 현상으로, 시라카와 전일은 총재의 경험이나 그가 얻은 교훈 등을 아는 것은 매우 의의가 있는 것. 덧붙여 본서의 리뷰는 크게 평가가 나뉘어져 있지만, 그것이 리후레파신봉자와 그 이외의 사람들의 분단을 나타내고 있는 것처럼 느껴진다. - Reviewed in Japan on December 24, 2018본래의 은은이 있어야 할 모습을 명확히 보여주며 중앙은행의 목적은 물가와 금융시스템의 안정임을 저자의 39년의 경험을 바탕으로 글로벌한 관점에서 서술하고 있다.
현재의 금융정책은 인플레이션율 2%를 공시하고 정권의 매도로 삼고 있다. 2012년 11월에 아베 총리는 “윤전기를 빙빙 돌려 무제한 지폐를 찍는다”고 강연하고 있지만, 금수를 봉하기 위해서도 많은 사람들에게 일독을 추천하고 싶다.
- Reviewed in Japan on January 24, 2019말미 쪽에서 필자는 축복받은 직업 인생을 걸을 수 있어 행복했다고 하는 뉘앙스를 쓰고 있습니다만, 전편통해 읽으면(자) 단지 오로지 고생하고 고통받고 고통받은 직업 인생이었던 것이 아닌가 하는 인상을 받았습니다.
금융 정책이나 재정 정책에 의해서 할 수 있는 것은 무엇인가, 단지 시간을 버는 것만이 아닌가 하는 포념 속에서, 2%의 물가 상승 실현, 고용의 극대화, 엔고 대책, 경기의 회복 등등이라고 하는 하나님께도 할 수 없는 것도 이것을 요구받는 압력 속에서 무언가가 할 수 있는 생각만을 계속하겠다.
일은 총재로서의 종합적인 평가는 역사에 의해서만 이루어질 수 있다고 생각합니다(게다가 시기에 따라 변화할 것입니다). 그러나, 가장 위기가 다가온 순간에 있어서도 금융·결제 시스템을 지키라고 했다는 사실에 의해 현재에 있어서도 평가는 이루어지는 인물이라고 생각합니다.
페이지 수가 많지만 전체적으로 같은 테마(중앙은행은 어떻게 있어야 하는지, 무엇을 해야 하는가)가 통저를 흐르고 있습니다. 일관된 관점에서 최근 30년간의 경제 현상에 대한 긴밀한 설명이 이루어지므로 질리지 않고 천천히 읽을 수 있습니다. 세계의 역사와 경제에 관심이 있는 사람에게는 얻는 것이 많은 책이라고 생각합니다. - Reviewed in Japan on January 4, 2019저자는 확실히 이 아마존의 리뷰란에 가득한 읽을 만한 칭찬이 받게 될 것을 십이분에 예상하고 있었음에 틀림없다. 그래도 굳이 이 저작을 세상에 묻는 것이 자신에게 부과된 사명이라고 생각해 간행에 밟은 것일 것이다. 용기 있는 행동이며 존경할 만하다. 내가 놀란 것은 일은에 대해 불합리한 감정적 공격을 끊지 않는 그 '야마모토 유키조' 의원에 대해서조차 꼭 들뜬 기술되어 있었던 것이다. 버난키 씨에 대해서도 저자는 여러가지 말하고 싶은 일은 틀림없지만 개인적인 우정을 솔직하게 피역해 온 것도 인상적이었다. 꼭 들뜬 객관성 추구 스탠스는 은사 코미야 교수에게도 통할지도 모른다. 저자와 같은 인물을 중앙은행의 톱에 둔 일본도 의외로 버린 것이 아니라고 느껴졌다. 그런데 이 책은 일본인도 물론 전세계의 마음 있는 사람들에게 꼭 읽어 주었으면 한다. 이 저작이 영역되어 해외 독자를 얻었다면 일본의 지적 수준에 대한 재검토를 기대할 수 있다고 생각한다. 영어 번역판 간행에는 매우 기대하고 있다. 기합과 근성으로 기대에 힘쓰면 어떻게든 된다는 반지성의 대본영 발표 정신만이 일본의 모습이 아닌 것을 어필하고 싶은 것이다.
- Reviewed in Japan on November 26, 2018700P 이상에 이르는 내용을 충분히 이해할 수 있었다고도 생각되지 않지만, 일소인의 감상으로서, 닛은 총재에는 역시 일본의 경제를 이끌어 가는 강력한 지도성이 바람직하다고 생각한다. 그것은 경제의 실천적 전문가로서의 인식과 독립 주체로서의 책임있는 발언이 바람직하다. 그런 의미에서 경제의 현실의 문제에 대해 정치인의 견식이 없거나 대중의 의식의 문제에 전가하는 것은 허용되지 않는다고 생각한다. 다소 색안경적으로 읽어 버린 반성도 있지만 내용에 대해 아마 저자의 자기 변호에 시종하고 있는 인상을 닦지 못했다. 아마추어의 견해로서 비난을 받는 것을 각오로 감히 씁니다.
- Reviewed in Japan on December 22, 2018정부의 자회사가 될 은행이 정부가 결정한 물가 목표를 따르지 않는다고 단언한 시점에서 이 사람은 확신범이라고 생각했다.
옛날에는 학회에서 괜찮은(보통의) 경제학을 강의하고 있었는데, 그 모든 것을 잊어 역방향의 수가 있는 것일까요?
의도적으로 주식과 흐름의 구별이나 명목과 실질의 구별을 언급하지 않기 때문에 분명히 일본 경제를 파멸시키도록 행동해 왔다고 생각한다.
리먼 쇼크에서는 진원지가 아닌 일본이 1번 피해를 입은 많은 회사가 도산해, 이상한 엔고와 디플레이션으로 10만 이상의 사람이 자살해 버렸다. 나의 지인에게도 자살자나 파산자가 많다.
일본 국민이 절대 용서해서는 안 되는 모든 죄장으로 심판되어야 할 대범죄자입니다. - Reviewed in Japan on August 5, 2019시라카와씨가 그 때때로 정책을 결정해 나가는 가운데 무엇을 생각해 무엇에 고민했는지가 자세하게 쓰여져 있어 중앙은행 총재의 시점을 통해 금융 정책이나 일본 경제의 문제점을 배울 수 있는 양서. 시라카와씨가 총재였던 당시는 금융 정책에 많은 비판이 전해졌지만, 후임의 쿠로다 총재가 이만큼 장기간 금융 완화를 해도 물가 상승률이 목표에 이르지 않은 점을 생각하면, 시라카와씨의 생각은 대체로 틀리지 않았다고 생각된다.
- Reviewed in Japan on December 20, 2018읽기 전에 이름을 듣고 혐오감입니다.
센트럴 벙커로서 우리를 위해 되는 일을 전혀 해주지 않았다.
사는 것을 고려하고있는 분을 다시 생각하십시오.
사고 후회해야합니다. 연구 목적 이외는. - Reviewed in Japan on January 28, 2019일은 총재까지 올라간 삶에 관심이 있습니다.
그러나 타카하시 요이치 교수가 제시하고 있는 대담 조건
(언제든지, 언제든지, 복수라도)
에 응할 수 없는 이유를 이해할 수 없습니다.
이런 상황에서 자신에게 무언가가 좋지 않은가?
라고 생각해 버리는 것에 연결되는지와도 얽혀 버립니다.
최선을 다하십시오. - Reviewed in Japan on December 22, 2018사회를 모르는 학자의 변명서. 국민이 필요한 것은 사과와 속죄로, 길고 알기 어려운 변명이 아니다.
- Reviewed in Japan on April 12, 2019이 책에 대해 호평하고 있는 분은, 「엔의 지배자」 리처드 A 베르나(저)와 부디, 읽어 비교해 주었으면 한다. 베르나 씨에 의하면, 일본의 버블 경제를 의도적으로 일으켜, 그 후의 경기 후퇴를 장기간 시킨 주범은, 「일은(총재)」이라고 하는 충격적인 내용입니다. 또 일은이 독립하는 것이, 정말로 일본 경제에 있어서 좋은 것일까. . ! ? 중앙 은행이 독립하는 무서움에 대해서도 꼭 생각해 주었으면 한다. .
- Reviewed in Japan on March 31, 2020지루한 공상의 책입니다. 경제에 대한 범죄자의 책
- Reviewed in Japan on October 23, 2019디플레이션을 방치한 변명을 오랫동안 쓰고 있지만,
이 사람은 분명 중국의 손끝이라고 밖에 생각되지 않는다. 확신범. 이 사람 때문에 자살자 매년 3만명. 엔고 디플레이션을 일본이 계속한 탓에 중국은 원안을 유지하고 넉넉하다. 이런 자기를 정당화하기 위한 책. 살 필요는 없다. - Reviewed in Japan on February 12, 2019『중앙은행――센트럴벙커가 경험한 39년』(시라카와 방명저, 동양경제신보사)은 일본은행 총재로서의 5년을 포함해 일은에 있어서의 39년간의 경험을 쓴, 800페이지에 도착할까라는 대부분의 저작이다. 이 책에서 느껴지는 것은 저자 시라카와 방명의 성실한 인간성이며 일은 맨으로서의 강한 사명감 책임감이다. 이 책 덕분에 일은의 역할과 과제, 일은 총재의 역할, 정부의 경제 정책의 중요성에 대해 이해를 깊게 할 수 있었다.
“중앙은행의 총재로서 정책을 결정한다는 것은 매우 큰 책임을 수반하는 어려운 일이지만, 보람 있는 일이다”.
“2008년 3월 21일 이후, 나는 어려운 판단을 하는 입장에 몸을 두게 되었다.··· 총재는 신념에 근거해 필요한 리더십을 발휘해야 한다. 결정할 때, 최종적인 거점이 되는 것은 넓은 의미에서의 경험으로부터 태어난 판단이다. 경험에는 자신이 직접 경험한 다양한 경제·금융상의 사건은 물론 간접적인 경험도 포함된다.
“(원일은 총재·미에노 야스모토는) 내가 총재에 취임하고 나서는, 때때로 만져, 필기로 한마디 감상을 적은 종이를 전해 격려해 주었다.특히 인상 깊은 것은, 일본 은행이나 나 자신에 대한 공격이 이상 에 높아지고 있을 때 보내져 온 자필의 색종이였다. 전 총재는 저서로 『곤란한 국면에 맞서는 때는, 언제나 이 불평을 드러내지 말아라. 견지하면서, 가리키는 격차에 도전하는 것이다”라고 적고 있다.
“현재 많은 나라에서 채용되고 있는 방법은 독립된 중앙은행에 '어카운터빌리티'를 요구한다는 방법이다. '어카운터빌리티'를 사전으로 당기면 다음과 같이 적혀 있다. 티를 완수한다는 것은 스스로 내린 판단이나 결정의 이유를 국민에게 정성껏 설명한다는 것이다.
“우리는 언젠가 최적의 통화관리 틀에 도착할까. 불행히도 나는 그런 날은 도래하지 않을 것이라고 생각한다. 라고 새로운 변화를 일으켜, 그 결과, 최적의 통화 관리의 틀 자체가 서서히 변화한다고 하는, 복잡한 다이나미즘이 계속해서 작용하기 때문이다. 리의 면에서 앞으로 어떤 변화가 기다리고 있는가 나에게는 상상이 되지 않지만, 기술의 발달을 기폭제로서 경제나 사회가 변화해 나가는 움직임은 향후도 멈추지 않는 것만은 확실할 것이다. 제1의 과제는, 기술의 발달에 의해 초래되는 경제나 금융의 변화를 어떻게 올바르게 인식하는가 하는, 분석적인 의미로의 과제이다.
“중앙은행이 하는 정책에 대한 과대한 기대도 니히리즘도 모두 위험하다. 아무도 정답을 알고 있는 것이 아니라 그것을 목표로 노력을 계속할 수밖에 없다. 보다 중요한 것은 통화의 안정 유지에 대한 폭넓은 국민의 이해와 지지이다.
나에게 가장 흥미로운 것은 정부의 '디플레이션 선언'에 대한 시라카와의 솔직한 견해 표명이다. “디플레이션은 단순히 물가가 하락하는 상태가 아니라 물가가 하락함과 동시에 경기도 악화되는 상태를 가리키는 말로 이해됐다. 3월 정부의 '디플레이션 선언'이다 내각부는 월례경제보고에 관한 관계 각료회의에 자료를 제출하고 경기 실태에 관한 판단과는 무관하게 물가가 지속적으로 하락하는 상황 태도를 디플레이션으로 정의한 뒤 '일본 경제는 완만한 디플레이션에 있다'고 선언했다. 책 운영에 즉시 영향을 미치지는 않았지만 물가 하락이 일본 경제가 겪는 문제의 원인이라는 진단에 따라 위의 디플레이션 정의는 이전 일본 은행의 금융 정책의 자유도를 크게 묶게 되었다. 정부가 선언을 내고 국민에게 문제의식을 환기한다는 관점에서 말하면, 고령화·저출산, 재정위기가 더 중요했다. 하지만, 그런 위기에 대해 선언이 나오지 않았다. 나는 물가 하락의 해소, 디플레이션 탈각이야말로 일본 경제의 가장 큰 과제라는 인식은 올바르지 않다고 생각하고 있다.
당시 학계는 어떤 움직임을 보였을까. 「이동안 디플레이션의 위험을 강하게 주장하는 경제학자도 늘어나갔다. 일본을 대표하는 거시경제학자이며, 당시 도쿄대학 교수였던 이토 타카토시는 같은 해(=2001년) 11월에 상급한 저서에서 『일본은 이미 디플레이션·스파이럴에 돌입해 라고 하는 진단을 내린 뒤, 인플레이션·타게팅의 도입을 강하게 촉구하고 있었다. 제시된 바와 같이 『일본은행은 결의를 보여라』, 『기대 인플레이션율을 바꾸어라!』라는 것이었다. 주장은 해외 주류파 경제학자들 사이에서는 표준적인 논의였다. 그러므로 그러한 주장에 동조하지 않는 일본은행은 벤 버난키를 비롯해 구미의 유력한 거시경제학자에게는 보수적인 중앙은행과 비쳐 끊임없이 비판을 받게 되었다. 이토와 시라카와의 주장 중 어느 쪽에 군배가 오르는지는 그 이후의 상황을 보면 역연하고 있다.
때의 정권에 꼬리를 흔들며 계속하는 현일 은 총재와 시라카와의 별다른 차이에 암연하게 하는 것은 나뿐일까.
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